(3)小川智大、三輪大将インタビュー/東日本大学選手権事前取材
6月21日から第37回東日本大学選手権が開幕する。悔しくも6位で終わったものの、ルーキーの活躍など収穫が多かった春季リーグ戦。得意の守備からリズムをつくり、勝利をつかむ。
(この取材は6月14日に行われたものです)
[Li 主将:小川智大(政経4=川崎橘)]
――リーグ戦を振り返っていかがですか。
「前半戦は下位チームとだったので全勝が目標だったのですが、うまくチームが回らなくて勝てなかった感じですね。でも後半戦は上位チームと良い試合ができて、チーム的には上がってきて良くなっているところです」
――チームで伸びてきている選手はいますか。
「小松(一哉・政経3=雄物川)が良いですかね。あとは松田(海飛・文2=愛工大名電)。松田に関しては2年生ですが、リーダーシップを取って練習も真面目に一生懸命やっているので、それが練習試合とかで結果につながってきていて、あとは試合でどのくらいできるのか僕も楽しみですし、多分松田も楽しみにしていると思うので、頑張って力を発揮してほしいですね」
――練習試合ではどんなことを取り組んでいますか。
「練習試合は基本的に試合と同じ形です。試合と違って相手にプレッシャーとかはかけないですけど。サーブミスを三つ以下にしようとしていて、相手がちょっとずれて、セッターが1歩、2歩動いたボールに対してのブロックをなんとか点数につなげようというのを意識してやっています」
――サーブの強さや狙いはいかがですか。
「基本的に個人に任せています。僕が指示してやったとしても、それでは個々の力は伸びていかないと思うので」
――東日本インカレはどういった位置づけで臨まれますか。
「もちろん東日本優勝というのを目標にしていますし、毎年優勝と言っていますが、今年は僕が主将だからか分からないですけど、負けず嫌いだから負けたくないと思っているので、東日本優勝というのは常日頃からみんなに言っています。これでは勝てない、何をすれば勝てるのか、可能性をどんどん上げていくだけだと思っていたので、その可能性が大きくなっていて良い感じです」
――対戦相手として意識しているチームはありますか。
「筑波大と中大はすごく意識していますし、何より決勝は早大が上がってくると思うので、今年早大をしっかり倒したいと思っているので、筑波大と中大もそうですけど決勝で早大を倒すことを目標にやってきました」
――優勝を狙うチームの雰囲気はどうですか。
「特に1年生がすごく雰囲気づくりを頑張ってくれて、よくやってくれてるのではないかなと思います」
――ありがとうございました。
◆小川 智大(おがわ・ともひろ)政経4、川崎橘、175センチ・65キロ
春リーグで2季連続となるリベロ賞を獲得した明治の守護神。今年は主将としてチームを優勝へと導く。
[MB:三輪大将(政経1=高川学園)]
――春リーグを終えて見つかった課題はありますか。
「明治は出だしがいつも良くないので、もっと出だしの入りを良くしなくてはいけないかなと。あとは連続失点が多いので、一本を集中して連続失点をなくしていけたら良くなると思います」
――リードブロックに取り組んでから心掛けていることはありますか。
「自分勝手に跳んでしまったときもあって、そのときに次どうやって対応したら良いのか考えてプレーすることが大事だと思います」
――現在のブロックの完成度はいかがでしょうか。
「ワンタッチは取れているんですけど、相手が奥にスパイクを打ってきたときのタッチが取れていないので、そこを取り切れたらさらに良いと思います」
――自らの持ち味はどういったところでしょうか。
「春リーグの後半では相手にブロックでマークされるようになって、その中で高さを生かしてブロックの上から打ったり、速いクイックや遅いクイックでテンポをずらして攻撃できるところかなと思います」
――チーム内での役割はどういったところだと思いますか。
「まだ1年生なのでミスを怖がらずプレーして、チームの雰囲気を盛り上げることかなと思います」
――東日本インカレへの抱負をお願いします。
「勝負となるところが筑波大戦だと思っているので、そこに勝って優勝まで持っていきたいと思います」
――ありがとうございました。
◆三輪 大将(みわ・ひろまさ)政経1、高川学園、191センチ・77キロ
最高到達点はチームトップの343センチ。高さを生かしたクイックとブロックで魅了するスーパールーキー。
[藤山由理]
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