後半巻き返すも高麗大に敗北/国際親善試合

バスケットボール(男子)
2018.06.17

 逆転まであと一歩だった。前半、高麗大のパワーのあるインサイドに苦しめられリードを奪われる。後半アウトサイドシュートを軸に流れを奪い3点差まで追い詰めるも、流れをキープできず6点差で敗れた。


6・1517 高麗大学定期戦(明大駿河台体育館)

▼6・17 対高麗大戦 (明大駿河台体育館)

 

明大72102012242921211378高麗大○

 

 スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG小林拓主将(営4=桐光学園)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

 

  波に乗り切れなかった。毎年行われる韓国・高麗大との定期戦。韓国のトップチームである高麗大の激しいディフェンスとインサイドの攻撃に苦しめられ前半を2244で折り返す。しかし「外から打開してくれた」(今川)と第3クオーター()開始早々エース・須藤の3Pシュートを皮切りに明大の反撃が始まった。森山の3Pシュートと渡辺のドライブで得点を重ね、流れを引き寄せる。すると、ディフェンス面でも調子を取り戻し、約5分間得点を許さず連続16得点。3点差まで詰め寄った。しかし「相手が修正してきた部分のもう一つ上に行かないと勝てない」(森山)とタイムアウトを使い切り替えてきた高麗大に再び流れを奪われ逆転とはいかなかった。その後も果敢に攻め続けるも追い付けず、7278で敗れた。

 

  最後まで攻め続けた。第4Q残り1分48秒、5点ビハインドで主将の小林がフリースローを獲得する。この日、チームのフリースロー成功率92%を体現するように2本のフリースローをリングに沈め3点差まで近づく。その後、3Pシュートを決められるも小林からのアシストで森山がレイアップを決め、食らいつく。残り20秒気迫のディフェンスで相手のバイオレーションを誘い、攻撃権を奪取。この日3本の3Pシュートを決めている森山が逆転を狙う3Pシュートを放つも決まらず試合終了。最後まで勝利への執念を見せ、得点を狙い続けた。

 

  真価を問われるリーグ戦が控える。「留学生に対してもチームディフェンスでカバーできれば勝てる策はある」(森山)。昨年度7位の明大。チームの力で留学生擁する強豪たちに立ち向かっていく。

 

 [田北俊介]

 

 試合後のコメント

 今川

 ――試合を振り返っていかがでしたか。

  「ゾーンを崩すのに時間がかかってしまって前半あんな形になってしまいました。悪い流れを後半で戻せたのは良かったです」

 

 ——リーグ戦に向けての意気込みをお願いします。

  「今日みたいなギリギリの試合が続いていくので気持ちでは負けないようにしたいです」

 

 森山

——試合を振り返っていかがでしたか。

  「ディフェンスから早い展開をつくれたら勝てたと思います」

 

 ——リーグ戦に向けて意気込みをお願いします。

 「自分たちのバスケットを2カ月で完成させて、やることやれば勝てると思います」