シュートオフで関大に惜敗 初戦敗退で王座閉幕/全日本学生女子王座決定戦

アーチェリー 2018.06.17

 夢の舞台は初戦敗退で幕を下ろした。リーグ戦を4位で終え、4年連続で勝ち取った王座への挑戦権。しかし初戦、関大相手に4―5で惜敗を喫した。4年生は今大会で引退を迎え、チームは3年生主体へと移行する。


◆6・16~17 全日本学生女子王座決定戦(つま恋リゾート彩の郷第一多目的広場)

▼明大――1回戦敗退


 シュートオフに涙を飲んだ。昨日行われたランキングラウンドを10位で通過し、1回戦はランキングラウンド6位の強豪・関大と対戦。各セット3選手がそれぞれ2射、合計6射の合計点を競い、1セット2ポイントを奪い合う今大会。4セットを終え、4―4と互角の戦いを見せ、シュートオフに持ち込んだ。しかし、26―28で惜しくも敗退。あと一歩のところまで追い込んだだけに悔しい敗戦となった


 今後の明大を強くする一戦となった。王座に挑んだ4選手は3年連続で王座メンバー入りの濱田真未(政経4=県立星稜)、インドアインカレ優勝経験のある太田葉月(政経3=明大明治)、そして今年度リーグ戦から頭角を現した荒井公佳(政経2=共立女子)と松原安莉(商2=湘南白百合学園)の2年生2人。幅広い学年層で全国の舞台に挑んだ。試合後、後輩に向けて「上手くいかなくても努力し続けてほしい」と濱田。4年生としての責務を果たし、チームを後輩に託した。


 王座を終え、チームは世代交代を迎える。「全員で上を目指していきたい」(太田)。掲げたチーム目標はアベックでの王座出場だ。さらなる高みを目指して、チームは再び始動する。


[藤田幸大]


試合後のコメント

吉原彩夏女子リーダー(文4=蕨)

――王座を終えてのお気持ちをお願いします。

 「チーム始動時の目標が王座出場だったので1年通して達成できたことはほっとしています。王座に向けて着実に力を伸ばしてこれた1年だったと思います。後輩は全国がどんなレベルなのか知ることができたと思うので今後、意識して頑張ってもらいたいです」


濱田

――今後、後輩に頑張ってほしいことはありますか。

 「後輩は男女共に努力する力があると思います。そんな中でも、全国の強豪大学にはなかなか敵わないということも多いです。それでもあきらめないで、うまくいかなくても努力し続けてほしいなと思います」


太田

――4年生に伝えたいことはありますか。

 「王座を終えて、改めて4年生が大きい存在であったことを実感しました。来年、自分たちもそんな先輩であれるように頑張りたいなと思います」


荒井

――初めての王座を経験していかがでしたか。

 「楽しかったなという気持ちです。それでも2日目は『1年間この日のために』という気持ちもあり、普段ないような緊張もありました」


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