矢島200バタで自身初優勝 代表選出濃厚/ジャパンオープン

水泳(競泳) 2018.05.27

◆5・2427 ジャパンオープン(東京辰巳国際水泳場)

[3日目]

▼男子400メートル自由形

5位 吉田 3分5111

▼男子200メートルバタフライ

1位 矢島 1分5472

▼女子800メートル自由形

5位 石井 8分3960

 

矢島優也(商4=春日部共栄)が200メートルバタフライで自身初優勝を飾った。4月の日本選手権では予選で好タイムを出したものの決勝まで体力が持たず、日本代表権をあと一歩のところで逃した。悔しさを味わって1カ月、すでに代表選出されている瀬戸大也(JAPAN)、幌村尚(JAPAN)に加えて、リオデジャネイロ五輪銀メダリストの坂井聖人(セイコー)と、強者ぞろいの決勝に2位通過で臨んだ。序盤から隣を泳ぐ坂井、瀬戸とトップ争いを繰り広げながらも「150メートルまでは冷静に周りを見れていた」(矢島)と落ち着いたレース運びでラスト50メートルへ。浮き上がり後すぐに頭一つ分抜け出すと、泳ぎを崩すことなく後続を振り切り1分5472で初優勝。自己ベストを更新し、熱戦を制した。

 

初の日本代表入りが濃厚だ。通常、国際大会における代表は1種目につき1国2名という制限があるが、パンパシフィック選手権に限りレベルの高い種目には〝3枠目〟が存在する。選考条件である派遣標準記録1分5555を4名が突破している200メートルバタフライでは、このルールが適応される可能性が高い。さらに今回優勝し、今年度のタイムランキング2位に入る矢島の追加選出はほぼ確実だ。近日中に追加選出も含めて正式な日本代表メンバーが発表される。

 

[横手ゆめ]



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