平成国際大に一歩及ばず 次につながる敗戦/関東大学2部リーグ戦

ボクシング 2018.06.09

 反撃の兆しが見えてきた。相手は昨年1―6と完敗の平成国際大。ライトフライ級の久保田辰寛(文1=伊勢崎工)とフライ級の工藤洸弥主将(文4=弘前工)が勝利し意地を見せるも、後に続くことができなかった。


◆5・12~7・14 第71回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)

▼6・9 対平成国際大戦(後楽園ホール)

 明大2─5平成国際大○


▽ライトフライ級

〇久保田(1回・TKO)宗形

▽フライ級

〇工藤(3回・判定)籠谷

▽バンタム級

 笹谷(3回・判定)矢代〇

▽ライト級

 小島(3回・判定)住吉〇

▽ライトウェルター級

 犬島(1回・RSC)千田〇

▽ウェルター級

 入澤(1回・RSC)落合〇

▽ミドル級

 松田(3回・判定)西邑〇


 右フックがさく裂した。前回の法大戦でも右フックの一撃を食らわせた久保田。「体にたたき込むよう練習していた」(久保田)と、1R1分で右フックを決めダウンを奪いTKO(ノックアウト)勝利を収めた。続く2番手の工藤も、3R途中で酸欠のアクシデントもあったが試合を優位に進め今季リーグ戦初勝利。しかし、その後は2連勝の良い流れに乗れず初勝利を飾れなかった。

 

 試合内容は著しく良くなっている。今回、工藤とバンタム級の笹谷建公(文3=弘前工)は相手に負けじと普段は行わないクリンチワークを試み、泥臭く勝ちにいく気持ちを前面に押し出した。また、ミドル級の松田拳栄(商2=日大山形)が体格の大きな相手にも判定まで持ち込むなど、全選手が闘志あふれる姿勢で白熱した戦いを展開。「試合を重ねるごとに選手たちは良い形に伸びている」(星野隆監督)。初戦の敗戦からスイッチが入り、格上の相手にも申し分のない試合を繰り広げた。


 次戦は立大戦。リーグ戦終盤に差し掛かり、2部リーグ残留へ向けての大事な一戦となる。「3部リーグとの入れ替え戦を避けるためにも自分が勝って流れをつくりたい」(久保田)。2部リーグ残留、そして一つでも順位を上げるため、全身全霊で挑む。


[高井正明]


試合後のコメント

星野監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「内容としては良かったので、結果は負けてますけどまた次の立大戦に良いステップになったと思います。選手たちも試合を重ねるにつれてピッチが上がってきているから、いい形になってるかなというのが現状です」


――次戦に向けて意気込みをお願いします。

 「1試合1試合重ねるごとに選手たちは良い形で伸びてきている。全精力を注いで勝つという気持ちです」


松田

――試合を振り返っていかがですか。

 「1戦目、2戦目と負け続けて勝ちたかったんですけど、明治はマネジャーが1人しかいないので、サポートしてくれるマネジャーのためにも勝ちたかったんですけど、勝てなくて。ミドル級で強い相手だったんですけど、良い経験になりました。次は勝ちます」


久保田

――試合を振り返っていかがですか。

 「前回倒したということもあって、あまり大ぶりにならないようにやっていたのですが、大ぶりになってしまったところがあったので改善しないといけないと思います」


――次戦に向けて意気込みをお願いします。

 「勝たないと入替戦になるかもしれないので、絶対取りたいと思います」


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