接戦を制し早大相手に今季初勝利を飾る/関東学生1部リーグ戦
念願の勝利を手に入れた。昨年6―16と大敗を喫した早大との一戦。序盤から接戦が続く中、第3ピリオド残り2分、パス連携からのシュートが決まる。勢いをつけたチームは、7―5と今リーグ初金星を挙げた。
◆5・19〜6・24 関東学生1部リーグ戦
▼6・3 対早大戦(慶大日吉プール)
◯明大7{4―3、0―1、3―1、0―0}5早大
第2ピリオドが無得点に終わり、同点で迎えた第3ピリオド。残り2分半で、退水によるチャンスを生かし、神佑樹(農3=明大中野)がシュート。均衡を破る一撃をきっかけに、ボールカットや速いパス回しが機能し始める。攻撃がかみ合ったチームは、2点を追加すると一気に勝利を引き寄せた。
我慢の時間も守備が光った。試合中盤、ロースコアでの接戦という、苦しい展開を救ったのはGK今村大和(商1=明大中野)。「自分が止めれば、負けることはない」と体を張ったプレーで10本以上のシュートを止め、許した得点はわずか5得点。第4ピリオドは無失点に抑えるなど、チームの勝利に大きく貢献した。また、攻撃の要としてチームを引っ張る増田隆広(商2=明大中野)が、ブロックでも活躍。「点を取られないように、執念深くディフェンスをできた」と、新たな強みを見せつけた。
シュート決定率の低さ、消極的な試合展開などの課題は残る。功を奏したゾーンディフェンスも、成長過程だ。次戦の相手である慶大は「絶対に負けられないライバル」(三城光主将・情コミ4=修道)。この日の勝利を反撃の一歩とし、1部リーグでの躍進へ弾みをつけたい。
[仁科せい]
試合後のコメント
明石将裕監督
――リーグ戦初勝利ですがお気持ちはいかがですか。
「勝ったことはうれしいですが、長いリーグの中での1勝です。まだ来週試合もありますし、課題も見えたので、また調整して気を引き締めてやりたいなと思います」
三城
――勝因はどこでしょうか。
「もちろん個々の技量がアップしているというのはあると思うのですが、今日に関して言えば、最後も0点に抑えて試合も動かなかったですし、そういった意味では我慢とか気持ちの面で、全員が同じベクトルで挑めたことが勝因だと思っています」
増田
――途中、厳しい時間もありましたが、チームでの対応はありましたか。
「第3ピリオドが終わって、2点差で勝っていたんですけど、その点差を気にせず、できることをちゃんとやろうと話し合いました」
今村
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「カウンターとか、相手の決定的なチャンスも生まれてくると思うので、そこで自分が1本止めて、自分たちのチャンスに変えられるようにしたいなと思います」
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