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紫紺クラブ20周年記念特別企画 丹羽政彦前監督による特別講演が行われる

明大スポーツ新聞 2018.06.01

 紫紺クラブ20周年を記念して、丹羽政彦前監督(平3文卒)の講演会が5月26日に開催された。その主な内容は「勝つためのチームづくり」。監督就任当時のチーム環境は想像以上に悪かった。練習器具を片付けない選手。門限を平気で破る選手。12月の明早戦に出場して満足してしまう選手。「これが本当に日本一になれるチームなのか」とグラウンド外での私生活を問題視した。そこで、札幌から単身赴任したタイミングで選手たちと共に寮生活を始め、きちんとした組織づくりと選手たちの〝人間的成長〟を追い求め続けた。その集大成が、昨年度の大学選手権準優勝だった。

 低迷していたチームを常勝軍団へと復活させた丹羽前監督。時には思うような結果が出ず、ファンから心無いやじも受けた。しかし昨年度の大学選手権決勝戦について振り返ると「古川満選手(平30商卒・現トヨタ自動車ヴェルリッツ)は『整列の時、ファンからの温かい拍手を聞いて泣いてしまった』と言っていた」と涙ぐんだ。その涙は、5年間全力で明治ラグビー部を変えようとした証しだ。最後は「明治ファンは最高です。スポーツなので勝敗はありますが、選手は学生なのでエールを送ってほしいと思います」と締めくくった。

 

[木村優美]


以下、インタビューが続きます。

丹羽前監督

――現在は北海道ラグビー協会W杯準備委員会の委員長の活動をしていると伺いました。

 「地元紙でラグビーの魅力を伝えて、ラグビーを見る人を増やしていけるような活動をしています。W杯まであと1年なので、いろいろなところで講演会をしてW杯の意義を伝えていきたいです。たとえば札幌は環境収入源としていろいろなものがある中で、来られる方々の富裕層が多いので、リピートしてもらえるような策を練っていかないともったいないと思っています。集客に向けて、ラグビー自体が盛り上がれるようにしていきたいです」

 

――4月30日には札幌ドームで帝京大戦が行われました。ご覧になっていかがでしたか。

 「正直勝つという自信はありました。勝負所で取り切れていなかったですが、残り3分間のところで必死にアタックして、帝京大の一番の強みであるFWの近場のところでスコアしたところがすごく大きかったと思います」


――チームアドバイザーとしては今後どのようなことを行っていきたいですか。

  「体育会全体において八幡山は重要な場所だと思っているので、他の部も含めて地域の方々と一体となってやっていけるようなことをしていきたいです。また、明治大学に来たら成長できるということを高校生に分かってもらえるようになれば志願者数も増えていくと思うので、そういった環境づくりをしていきたいです」

 

――ご自身にとって大学スポーツとは何でしょうか。

  「4年間をかけて社会に出ていく人材を発掘するためには、人間成長が大事だと思います。指導する側としては選手たちもしっかりとした考えを持ってラグビーをやってほしいです」

 

――ありがとうございました。

 

丹羽 政彦(にわ・まさひこ)平3文卒
 監督を5年間務め、昨年度は大学選手権準優勝まで導く。現役時代のポジションはウイング。大学時代は吉田義人元監督と左右ウイングコンビとして活躍し、1990年度の大学選手権優勝に貢献した。

 










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