溝畑100メートル自由形2位 リレー代表入りなるか/ジャパンオープン

水泳(競泳)
2018.05.25
 4月に行われた日本選手権に続き、日本代表の追加選考会を兼ねたジャパンオープンが開幕。初日は男子100メートル自由形で、4×100メートルフリーリレーの代表枠を狙う溝畑樹蘭(政経2=報徳学園)、チームJAPANとして出場する松元克央(政経4=千葉商科大付)の2人が表彰台に上がった。

 望みをつないだ。100メートル自由形予選に出場した溝畑は、余力を残した状態で2位通過。代表権を確実に勝ち取るには、目安となる派遣標準記録の48秒93を割った上で、既に内定している塩浦慎理(JAPAN)と松元以外の選手に負けてはならなかった。迎えた決勝レースでは、前半リードを許した両サイドの選手をラスト10メートルで差し切る粘り強さを見せたが「勝ちにこだわり過ぎた面もあった」(溝畑)。周囲を意識したことで思い切ったレースを展開できず、タイムは49秒21とわずか0秒28届かなかった。それでも、日本選手権の4位入賞を上回る2位と好位置に付け、選考対象となるのは確実だ。追加選考の結果は後日発表されるが、松元に続くパンパシフィック選手権への出場に期待が高まる。

[横手ゆめ]

試合後のコメント
溝畑

――決勝レースを振り返っていかがですか。
 「代表選考会ということもあって、少し緊張してしまった部分もあったと思います。欲を言えば代表入りを決めたかったですが、今は何とか勝てて良かったという気持ちです」
――派遣標準記録には惜しくも届きませんでした。
 「両隣がスタートのうまい選手で、絶対前に出てくるというのは分かっていました。『この位置にいれば後半差せるだろう』という甘え考え方になってしまっていたのかなと思います」
――レース前、松元選手との会話はありましたか。
 「特に会話はしていないのですが、入場する前に握手だけはさせていただきました」
――現状の夏への思いを聞かせてください。
 「代表に選ばれたらしっかりとチームに貢献できるように頑張りたいです。また来年、再来年を見据えて、夏までに48秒台を出せるところまでは仕上げていきたいと思っています」