溝畑100メートル自由形2位 リレー代表入りなるか/ジャパンオープン
望みをつないだ。100メートル自由形予選に出場した溝畑は、余力を残した状態で2位通過。代表権を確実に勝ち取るには、目安となる派遣標準記録の48秒93を割った上で、既に内定している塩浦慎理(JAPAN)と松元以外の選手に負けてはならなかった。迎えた決勝レースでは、前半リードを許した両サイドの選手をラスト10メートルで差し切る粘り強さを見せたが「勝ちにこだわり過ぎた面もあった」(溝畑)。周囲を意識したことで思い切ったレースを展開できず、タイムは49秒21とわずか0秒28届かなかった。それでも、日本選手権の4位入賞を上回る2位と好位置に付け、選考対象となるのは確実だ。追加選考の結果は後日発表されるが、松元に続くパンパシフィック選手権への出場に期待が高まる。
[横手ゆめ]
試合後のコメント
溝畑
――決勝レースを振り返っていかがですか。
「代表選考会ということもあって、少し緊張してしまった部分もあったと思います。欲を言えば代表入りを決めたかったですが、今は何とか勝てて良かったという気持ちです」
――派遣標準記録には惜しくも届きませんでした。
「両隣がスタートのうまい選手で、絶対前に出てくるというのは分かっていました。『この位置にいれば後半差せるだろう』という甘え考え方になってしまっていたのかなと思います」
――レース前、松元選手との会話はありましたか。
「特に会話はしていないのですが、入場する前に握手だけはさせていただきました」
――現状の夏への思いを聞かせてください。
「代表に選ばれたらしっかりとチームに貢献できるように頑張りたいです。また来年、再来年を見据えて、夏までに48秒台を出せるところまでは仕上げていきたいと思っています」
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