2年ぶり全勝優勝へ 天王山に挑む/春季関東学生1部リーグ戦展望

卓球
2018.05.24
 新人の活躍が目覚ましい。出雲卓斗(政経1=遊学館)はここまで4試合に出場し3勝1敗。沼村斉弥(ら商1=野田学園)は3試合で3勝と、核になっている。特に沼村は日大戦、チームカウント3―3の場面で出場し、3―0で完勝。全てを背負った場面にも「緊張はなかった」と、強心臓ぶりを見せた。接戦を勝ち切るカギになる1年生の活躍。残り2試合、向かっていく姿勢で敵をなぎ倒す。

 懸念材料は渡辺裕介主将(商4=明徳義塾)・龍崎東寅(商2=帝京)組の不調。3月の東京選手権では3位に入賞したが、今大会は2勝3敗といまひとつだ。対して、ライバル・専大の郡山北斗・及川瑞基組は5戦全勝。失ったゲームはわずか2。ダブルスの強さがチームの全勝につながっている。団体戦の流れを大きく左右するダブルス。渡辺裕・龍崎組の復調なくして頂はない。

 チーム一丸となって挑む。今年度は、大黒柱だった森薗政崇選手(平30政経卒・現岡山リベッツ)が抜け、絶対的エースは不在。それでも「全員が役割を考えてやれている」(渡辺裕)。一人一人が誰かに頼ることなく、試合に臨んでいる。後半戦も全員卓球で、春優勝をつかみ取る。

[佐々木渉]