3人が全日本へ進出 山田凌は団体戦でリベンジへ/関東学生選手権

剣道
2018.05.14
 次戦へ望みをつなげた。明大勢の入賞はならなかったが、出場したうちの3人が全日本学生選手権への切符を獲得した。

 1回戦が明暗を分けた。優勝を狙っていた千田海(商4=仙台育英)。1回戦では、コテを先取されたが「心を改めた」とうまく切り替え3、4回戦は2本勝ちを決める。迎えた6回戦。対するは本日優勝を飾った星子啓太(筑波大)だった。「勝負を急いでしまった」と序盤から粘れずコテを取られ力負け。山田将也(商4=育英)も同じく6回戦に駒を進めたが、延長戦の末惜敗した。しかし、昨年の2回戦敗退から今年は自身初の全日本出場を決め、安堵(あんど)の表情を見せた。一方で、主力の山田凌平主将(政経4=九州学院)、槌田祐勢(政経3=九州学院)は1回戦敗退。2年前の全日本学生選手権王者の山田凌は、ラストイヤーの大舞台でまさかの結果に「悔しいの一言」と肩を落とした。

 総力アップが求められる。まずは全日本個人選手権に向け再スタートを切る。そして、今年の目標は「関東、全日本の団体で優勝」(山田将、山本雅人(政経3=麗澤瑞浪))。目指すは秋の団体戦での躍進だ。次戦で弾みをつけ昨年団体ベスト4のリベンジに期待したい。

[西山はる菜]

試合後のコメント
千田
――ベスト16という結果をどう捉えていますか。

 「力もあると言われていてみんなからの期待もあって、それに応えられなかったのが悔しいです」
――6回戦の内容に関してはいかがでしたか。
 「勝ったら優勝できると思っていました。もっと粘ってやれば星子選手のスキはできていたと思います。先にすぐに勝負をしてしまったところが敗因です」

山田将
――試合を振り返っていかがですか。

 「自分としては割と上出来だと思っています。調子が良かったのでもっと上を狙えました。昨年は2回戦で負けたので今回は全日本に出ることが一つの目標でした。全日本を決めるまでは何分でも戦ってやろうという気持ちがありました」
――印象に残っている試合はありますか。
 「松﨑賢士郎(筑波大)との試合です。そこが自分にとっても1番のヤマ場でした。自分としてもよく粘れたんじゃないかなと思います」
――全日本での目標を聞かせてください。
 「最後に打たれた時も、迷って打たれた感じがありました。(今日の)松﨑との試合の時みたいに粘って戦えていれば結果も変わったなと思います。あとは集中力であったり精神力であったりを付けたいと思っています」