リーグ初戦 慶大相手にまさかのストレート負け/関東大学2部リーグ戦

ボクシング
2018.05.13
リーグ初戦 慶大相手にまさかのストレート負け/関東大学2部リーグ戦
 まさかの完敗だった。リーグ初戦の相手は昨年、一昨年と勝利していた慶大。1番手・ライトフライ級にルーキーの久保田辰寛(文1=伊勢崎工)が出場するも、あと一歩及ばず黒星スタート。その後も流れをつかめず0─7のストレート負け。開幕戦白星を飾ることはかなわなかった。

 悔しい敗北となった。2番手に登場したのは今年から主将としてチームを引っぱる工藤洸弥主将(文4=弘前工)。昨年から一つ階級を上げフライ級で出場したが「1R途中で劣勢になったことに気づいて、焦ってしまった」と持ち味の冷静さを欠き惜しくも敗戦。「不甲斐ない姿を見せてしまった」と肩を落とした。悪い流れは断ち切れず、後続も連敗。ライバル相手に一勝もできず「はっきり言って収穫は何にもない」(星野隆監督)。リーグ降格の危機に立たされているだけに、痛すぎる敗戦となった。

 敗戦を糧に、前へ。次戦の相手は、昨年ストレート負けを喫した法大。さらなる苦戦が予想されるが「格上とか関係なしに勝ちにいく」(工藤)。選手層の薄さに加えポイントゲッターだった昨年の4年生が抜け、これまでにない苦境に立たされている明大。勝利をつかみ取り、チーム一丸となってこの苦境をはねのけてみせる。

[垣内萌恵]

試合後のコメント
星野監督
――収穫はありましたか。

 「はっきり言って収穫は何にもないです。しいて言えば収穫はない代わりに悪い点が多く見つかったのでそれが収穫です」

――次節の目標を教えてください。
 「一つか二つ勝つことによって選手が次の試合のステップになるのが一番の目標です。去年は0─7で、ミドル級は棄権してますので頑張ります」

工藤
――今日の試合を振り返ってどうでしたか。

 「やっぱり悔しいの一言です。慶大との試合ということで勝ちを狙っていて、本当に4─3とか競った試合をしていて勝ったり、一番ライバル視していたので0─7に終わったっていうのは本当に悔しいです」

――次戦への目標を教えてください。
 「去年のリーグ戦2位、その次は1位というどんどん強い相手にはなっていきますが格上とか関係なしに勝ちにいこうとミーティングはしました。意識を変えて向かっていこうと思います。自分自身は本当にキャプテンとして勝とうと思っていて、チームにも応援してくれる人にも不甲斐ない姿を見せてしまったので、次は勝ち切って流れと勢いをもたらすような試合にしたいです」