(女子部)早大に敗れリーグ前半を終える 勝負の後半戦へ/関東大学春季リーグ戦

バドミントン
2018.05.01
 リーグ戦第3戦は1部リーグ2位の早大と対戦。折り返しともいえる今試合で、専大戦に続く連勝といきたいところだったが、ペースをつかみ切れず敗北を喫した。

 勝ち切れない弱さが響いた。第2シングルスとしてコートに立った西口涼子(農3=埼玉栄)。1ゲーム目終盤、怒涛(どとう)の7連続得点で相手に付け入るスキを与えずゲームを先取する。しかし、第2ゲームを取られファイナルゲームにもつれ込むと、リードされる展開。徐々に立て直し得点を奪い合うもあと一歩及ばず、第1シングルスの敗北を埋める勝利とはならなかった。「うまくいけば勝てたかもしれない試合」(村上和彦女子担当コーチ)。あと少しで白星に届きそうだっただけに悔しさが残った。
 僅差の戦いが続いている。「拮抗(きっこう)している世代」(村上コーチ)と技術面、体力面で他大との実力差が格段に開いているわけではない。しかし3試合を終え、第1シングルスの結果は全敗と不振が続いている。「勝って、チームの流れをつくるのが大事」(西口)。リーグ後半戦、試合の先陣を切る第1シングルスがどこまでいい波を持ってこられるかが一つのカギとなる。

[花岡桃]

試合後のコメント
村上コーチ
――今日振り返っていかがでしたか。

 「1―4で負けてしまいましたが、内容的には2―3、うまくいけば勝てたかもしれない試合でした。勝ち切れなかったというところがあり、技術面も体力面も全く劣っていない。技術的には何でもできる子たちなので、あとはメンタルの部分という感じがします」
――第1シングルスは流れをつくる上でやはり大事ですか。
 「勝つと全体のモードが盛り上がって、負けると盛り下がっていくので、一つの要因なのかもしれません。でもそれを支えるのは、周りの人たちの持つ雰囲気というのもあると思っています」

西口
――今日の試合はいかがでしたか。

 「今まで新人戦で対決していて勝てる試合でしたが、勝ちを意識し過ぎて相手のプレーに合わせてしまい負けてしまいました」
――残り2戦に向けてはいかがですか。
 「あと日体大戦と法大戦でどちらも強敵ですが、決して勝てない相手ではないと思うので、みんなで気持ちを一つにして球に対する執着心を最後まで全面に出して頑張りたいと思います」