初陣は苦しい結果となった。新体制で迎える初の試合となった春季リーグが開幕し、１部リーグ６位の筑波大との対戦。「いい流れを明治に持っていこうと思った」（十河茉由主将・商４＝高松商）と第１シングルスに十河が出場。しかし、序盤から８連続得点を許すなど主導権を握ることができない。第２ゲームでは力強いスマッシュを決め、相手をリードする展開も見られたが、ラリー戦での粘りが及ばず、そのままストレートで敗北を喫する。第２シングルス・西口涼子（農３＝埼玉栄）はゲームカウント１―１からファイナルゲームで22―20のジュースを勝ち切り、勝負を振り出しに戻した。しかし、その流れをつなぐことができず第１、第２ダブルスが連敗。チームの命運を占う大事な初戦は白星とはいかなかった。
　まだ始まったばかりだ。１部リーグに属する５大学との総当たり戦となるリーグ戦。これからさらに強者との熱戦が繰り広げられることは間違いない。「勝ちにこだわって試合に取り組んでいかないといけない」（十河）と気を引き締め直し、次戦に挑む。

［花岡桃］

試合後のコメント
十河
――筑波大戦を振り返っていかがですか。
　「新チームで初めての試合で自分が第１シングルスに出て、勝って、いい流れを明治に持っていこうと思ったのですが、できなかったです。特に自分のプレーを出し切れなかったところが４年生としてもキャプテンとしても情けないという思いがあります。でも、第２シングルスの西口が流れを変えてくれて、最後の第３シングルスでも鈴木いがいい試合をしてくれました。最後をそのような試合で終わり、流れは悪くないと思うので、明日の試合に向けて気持ちを切り替えてチーム全員で勝ちにいけたらいいなと思います」
――チームの雰囲気はいかがでしたか。
　「一人一人がちゃんと考えてできていて、伸び伸びと練習ができていたので良かったと思います。でも逆に伸び伸びしすぎて、緊張感があまりなかったと思います」
――チームとしての課題はありますか。
　「もっと一人一人が勝ちにこだわって試合に取り組んでいかないといけないと思います」