扇本が試合ベストで4位 2年生が活躍見せる/全日本学生個人選手権

ウエイトリフティング
2018.04.28
 各階級の規定記録を突破した選手のみが出場を許される全日本学生個人選手権。2日目は85キロ級と94キロ級の2階級に明大から計4人の選手が出場した。その内、85キロ級の佐藤匠(政経4=宮城農)と94キロ級の河村紀毅(営3=滑川)が記録なしに終わり、1日目と同様、成功率の低さが課題に挙がった。

◆4・27~29 第64回全日本学生個人選手権(はびきのコロセアム)
▼85キロ級
 4位 扇本 S128 J163 T291
 佐藤匠 記録なし
▼94キロ級
 10位 中村 S129 J145 T274
 河村 記録なし

※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル

 2人の2年生が復調の兆しを見せた。昨年9月以降、ケガの影響で公式戦から遠のいていた扇本崇聖(政経2=名城大付)は昨年同大会以来1年ぶりに自己試合ベストを更新。3キロ差で表彰台は逃したが、好調をアピールした。また、94キロ級に出場した中村響(政経2=愛工大名電)も体調不良から復帰し、今年3月の全日本ジュニア選手権からトータル23キロ記録を伸ばしてみせた。
 
 2日間で4人が棄権するなど、ケガに悩まされている明大。「ケガ人が復帰すればチームの雰囲気は良くなるはず」(佐藤匠)。今後につなげるためにも、29日の大会最終日で最善を尽くしたい。

[高野夕]

試合後のコメント
佐藤匠
――試技を振り返っていかがですか。

 「10年間ウエイトをやっていて、初めて失格になりました。悔しいですが、今後につながる経験だと思います」
――試合前の調子はいかがでしたか。
 「特に悪くなく、クリーンが重く感じることもありませんでした。何が足りなかったか考えたいと思います」
――今後の目標を教えてください。
 「インカレで一番点を取ってチームに貢献したいです。あとは、自分が悔いなく終わりたいです」

扇本
――試技を振り返っていかがですか

 「試合ベストを更新できたので悪くはなかったと思います。ただ、4本成功で、自分の甘さが出たかなと思います」
――現在の調子はいかがですか。
 「ケガもなく、完璧です!試合前から調子が良かったです」
――今後の目標を教えてください。
 「先のことは、インカレで20点以上稼ぐことで、近いところでは東インカレで、今回の山口選手が西なので、そこで優勝狙えたらなと思っています」