延長戦の末、東洋大に6年ぶりの敗戦/関東大学選手権

アイスホッケー 2018.04.22
 4―4で突入した5分間の延長ピリオド。両チーム得点が入らず4分53秒、ネットが揺れたのは無情にも、GK香田凌辰(政経2=白樺学園)が守ってきたゴールだった。延長戦までもつれた一戦は4―5で東洋大に軍配。2012年の日本学生氷上競技大会3位決定戦以来、約6年ぶりの勝利に沸く東洋大の選手を横目にうなだれる選手たちがいた。
 ただでは負けなかった。第3ピリオド残り10分で2点リードを許していたが「みんな諦めていなかったし大丈夫」(FW高橋瞬主将・政経4=白樺学園)。その言葉通りに12分19秒、FW田名部共弘(文1=八戸工大一)の大学初ゴールで追い上げると、17分15秒にはFW松本昂大(商4=北海道清水)が自身3得点目となる同点ゴール。「明治の得点力が示せたことは収穫」(松本)と振り返ったが、勝ち越すことはできず。強力FW陣も勝利を決める一点が遠かった。
 この日の粘りの価値は、次戦で決まる。敗れはしたものの、延長ピリオドに持ち込んだことで勝ち点を獲得。最大のライバル・中大戦で勝てば、2年連続26度目の春制覇となる。大一番に向け「自信しかない」と高橋主将。これまで明大を引っ張ってきた最強世代が3冠に向け、春で負けるわけにはいかない。

[福永智隆]

試合後のコメント
高橋

――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。
 「3ピリで決めないからこういう結果になったと思います。明治のいい流れではなかったし、そこから勝たなきゃいけないのはそうなんですけど結果的に僕たちが弱かったかなと思います。言い訳はないです」

――中大戦に向けて意気込みをお願いします。
 「全員に聞いたらわかると思うんですけど、自信しかないです。今日の負けをしっかり反省して、来週に向けて一からやっていきたいと思います。勝ったチームが強いので、それが明治になると思います」

松本
――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。
 「監督、コーチが明治の悪いところが出た負け試合だったとおっしゃっていました。昨年、一昨年と同じでチームに変化が見られないところなんですけど、守りの面であたふたしてしまって失点するということが負けにつながったかなと思います」

――中大戦に向けて意気込みをお願いします。
 「今日の負けはそれほど気にしないで反省するところはしっかり反省して、切り替えることの方が大事だと思います。しっかり、中大に勝って優勝したいと思います」

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