2年連続団体準優勝 悪天候に嫌われる/全日本学生選手権大学対抗戦

ボードセーリング 2018.03.06
3・2~5 全日本学生選手権大学対抗戦(和歌山セーリングセンター)
▼明大――2位

 有終の美を飾ることはかなわなかった。1年間の集大成として行われた団体戦。1チームにつき5人以下が代表としてエントリーされ、レースごとに3人が出場するというルールで行われた。明大からは冨澤喬穂主将(商4=明大明治)、平林亮太(農3=高輪)、庄野太郎(商3=桐蔭学園)の3人が出場。善戦するも優勝まであと一歩届かず2年連続の準優勝となった。

 慣れない環境に対応できず、栄冠を逃した。11月の個人インカレで日本一をつかみ2冠を目指すエースで主将の冨澤を擁し迎えた今大会。実力では優勝も十分狙えるチームの前に自然の脅威が立ちはだかった。「風があまり吹かない」(冨澤)と関東勢である明大にとってはやや不利なコンディション。それでも「まずは己との戦い」(冨澤)と不慣れな環境に奮闘し首位・京大相手に接戦を繰り広げ、2日目を終えて2位につける。しかし、最終日は暴風雨でレースは中止と不運にも見舞われ、逆転優勝を逃した。結局、和歌山開催となった今大会は上位10チーム中、明大を除く全てのチームが関西勢。地の利を生かした今年の関西勢一の強豪・京大にはあと一歩及ばず、無念の準優勝に終わった。

 新たなシーズンを迎える。最後の大会で優勝を逃し「かなり悔しい」(冨澤)。しかし「来年につながる結果を残した」(冨澤)とライバルでもあった来年度主将の平林に期待をかける。三度目の正直で来年こそは団体優勝を取りに行く。

[木田諒一朗]

試合後のコメント
冨澤
「自分としてはかなり悔しい結果になってしまって個人インカレ優勝してからチームの底上げを目標にしてきましたが最終的には京大には及びませんでした。ただチームメイトや後輩に、技術などをかなり教えられたかなと思うので来年に期待して団体優勝をしてほしいと思います。(レース展開)今回は毎回新しい風が吹いていて少し難しかったんですけど最後までチーム全体で前を向いていく姿勢は良かったと思います。(海の状況)逗子と比べてはいいコンディションではなくて風があまり吹かなかったので僕らが勝てる雰囲気ではなかったけどやっぱり後輩がすごくがんばってくれて来年につながるいい結果になったと思います。(レースの駆け引き)僕らはただ一つでも前へというのを意識していて相手も意識しましたけどまずは己との戦いでなるべくいい結果を残せるように尽くしたと思います。(京大はどんなチームか)京大はナショナルチームに3人選ばれていて優勝候補でした。明大ではナショナルチームが僕1人で後輩を育てて団体戦を戦う目標を立てていたので最後の舞台で善戦できたことは来年につながると思います。(ナショナルチームで得られたこと)ナショナルチームは日本を代表するチームで明大のキャプテンとしてもナショナルチームのキャプテンとしてもいかにいい結果を残せるかがとても大切でした。その経験のおかげで僕自身成長できましたし明大というチームをいい方向に還元できたかなと思います。(関西勢が強い理由)環境としては関西の地域はは風があんまり吹かないのでかなり今回も和歌山なので軽風域のコンディションのコースが多く必然的にそういう結果になったと思います。(関西勢に対抗した明大)今年1年をこの団体戦で日本一になることを目標にしてきました。チームとしてはこういう無風域でも前に走れるチームを作りたかったので練習面や普段の私生活であったりも厳しくチームメイトに接していたので結果としては良くなったんですけど来年につながる結果を残したと思います。(今大会に向けて練習したこと)無風域でのレースも含め全風域で関西の大学でも特に京大が引っ張っていくのは見えていたのでチーム全体として底上げを目的として合宿やセレクションを行いました。3年の庄野や平林、1年の池田健星(法1=逗子)はこの期間でまた一歩成長してくれたのかなと思うので来年は絶対に優勝してほしいと思います。(主将としての1年を振り返って)主将としてやっていけるかすごく不安なところはあったんですけど自分自身としてもチームとしても成長する機会であったのは間違いなかったです。僕が主将をやって教えたことが来年団体優勝する糧になっていただけると本当にありがたいと思います」

庄野
「悔しい気持ちしかないです。準優勝は側から見たら良いかも知れないですけど、優勝しか価値はないと思っていたので。(京大に及ばなかった一番の原因は)3番手として出ていた自分がもう少し走れていれば差は埋まっていたと思います。(風との相性は)良いはずだったんですけど、結果が出なかったのは実力不足かなと思います。(会場の対策)前入りしてから結構対策していたんですけど、思うように結果が出なかったのは準備不足かなと思います。(この1年間)個人として結果を出せていたんですけど一番の大きな大会で、来年こそは絶対団体優勝したいです。(冨澤の存在)目標であり、ライバルでもあるので、背中を見て自分たちも頑張ろうと思えるようになりました。来年は平林がキャプテンですが、自分も積極的に関わって、底上げを中心にやっていきたいと思います。(冨澤のチームづくり)結果を出していて、絶対追い抜こうという気持ちがみんなにあったと思うので、そこは底上げにつながったと思います」

平林
「悔しいの一言です。先輩たちに恩返ししたいと思って挑んだんですけど、少しポイントを離されてしまって、悔しい結末になってしまいました。(風との相性)無風のレースもあったんですけど、1年間鍛えてピンを取れたのはうれしかったですね。(京大)バリバリのライバルって感じでした。接戦になることは考えられたんですけど、大事なところでポイントを抑えられなかったと感じています。(順位は昨年と同じだが、意味合いの違いは)昨年は初めてということであっという間に終わってしまったんですけど、今年は一つ一つ自分の中で重く受け止めていて、チームの要と自覚していましたし、1位を狙うつもりでやっていました。(京大に一番及ばなかったのは)技術面だと思います。精神面では自信を持っています。実力が足りなかったと思います。(昨年と同じ会場)前入りは遅くしているので、セオリーとかなしで海面を見て作戦を決めていました。(最終日はレースがなかった)午前中はレースがあると信じて待っていました。(1年間での成長)チームを背負う自覚が芽生えました。(冨澤の存在は)すごくかっこいいです。全風域速いですし、インカレも優勝していますし、憧れです。基本的に優しくて、厳しいことは言わないですけど、チームを引っ張る器の大きさを感じます。勢い付けて団体も準優勝したので、最高のチームになったと思います。背中で語るキャプテンでした。喬穂(冨澤)さんが成績を残して、先輩たちの背中を追っていくような感じでした。(来年のチーム)同期が多くて、実力があるので、全体で意識を高く保っていけたらいいなと思います。みんなで一丸となってレベルを上げていきたいと思います。(来年の目標は)団体優勝です」

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