純ジャンプで中村初V! 複合へ弾みをつける/全日本学生選手権(ジャンプ部門)

スキー 2018.03.03
 インカレ2日目に行われたスペシャルジャンプ。明大からは中村優斗(営2=長野県公立飯山)が優勝を果たすと昨年の王者・永峯寿樹(政経2=元・飯山北)も3位と2人が表彰台に登った。この他にも3人が入賞を果たし今年もジャンプ部門で盤石の強さを見せつけた。

 昨年の8位から大きな飛躍を遂げた。「結果で感謝の気持ちを伝えられた」と優勝が決まった瞬間、仲間やOBと喜びを分かち合った中村。当初は午前に予定されていた開始時刻も風による影響で午後まで延期された当競技。それでも「自分のジャンプができた」と集中力を切らさなかった。助走路から勢いよく飛び出たジャンプはK点の90メートルを記録。ジャンプは1人2本の予定だったが開始時刻の遅延により2本目が中止となり1本目の記録で中村の優勝が決まった。

 悔しさが残る結果となった。昨年は同競技で優勝を果たした永峯。「ベストのジャンプができなかった」と助走路での姿勢のずれが響き、87メートルで3位に終わった。それでも今日は連覇のかかるコンバインド。「2連覇します」と本職の複合で実力を発揮する。

 大会3日目はコンバインドが行われる。昨年は永峯が優勝、中村が2位という結果を残しているだけに今年も期待は大きい。スペシャルジャンプの悔しさを糧に永峯が連覇を果たすか、中村がそのまま流れに乗り2冠を成し遂げるか。優勝候補の2人が熾烈(しれつ)な争いを繰り広げる。

[坂田和徳]

試合後のコメント
永峯

「(今日のジャンプについて)すんごい悔しいです。風もあんな状況で競技長引いちゃって、そこはみんな同じなんでその悪い条件の中で自分のベストのジャンプができれば1位は取れたと思うんですけど自分のジャンプができなかったのが1番悔しいですね。(飛ぶ前の意識)いいイメージだけは持って実際のジャンプの時は何も考えてないです。(ベストが出せなかった要因)助走路の形がいい時よりずれててそれが要因です。(最近の調子)インカレに向けてジャンプの状態も上がってきて失敗しなければ優勝できると思ったんですど。(中村くんは優勝の見え方)同じチームで正直悔しいんですけど終わってみてチームの人がトップなのは嬉しかったし、尊敬できますね。(中村くんの存在)高校の時からなんですけど早稲田の子も含めて刺激し合っているのでいい存在だと思います。(昨年から力を入れたこと)クロスカントリーのフォームを意識してやってきてジャンプの方は飛べる自信があったので意識はクロスカントリーにシフトしておいてやってきました。(活躍するための体作り)クロスカントリーでは上半身の強化は当たり前なんですけど体の使い方が大事で体を器用に動かせれるようにしています。(どちらかというと感覚)そうですね。(明日のコンバインドへの意気込み)1位は狙っていきたいんですけどまずは数字より今はいいジャンプをしたら距離も離せると思うので最後まで去年みたいに逃げ切って1位取れればと思います。2連覇を狙って頑張ります」

中村
「率直にうれしいです。本職は明日のコンバインドですが、大学にポイントをたくさん入れられたのは、非常に嬉しく思います。(今シーズンはジャンプをどう変えた)大きくは変えてないですけど、ジャンプの動画を見て、自分のジャンプの形を固めてきました。安定性を出せるようにしました。昨年もいいジャンプは度々出ていたんですけど、失敗したりということが何回もあって、安定しなかったです。ジャンプを安定してできるようになったというのが一番大きいと思いました。(動画について)自分のジャンプの振り返りです。繰り返し見てます。基本的にトップ選手の真似はしないので。今までやってきたことを考えつつ、自分のジャンプにとって何がベストかということを模索しています。(ジャンプのスタイル)体が硬くて、クローチングの時に背中が真っ直ぐにならないんです。背中が真っ直ぐの方が良くて、海外のトップ選手もみんな真っ直ぐなんですけど、それができないです。ストレッチができない分、補うために飛び出しでいかに力を伝えて、抵抗なく飛び出せるかということを意識してます。脚力はある方なので、いかに力を伝えるということを意識してます。パワーを使えると空中の形も良くなるので。流れを力で変えるじゃないですけど。(脚力を鍛えるためにしていること)中心的にはウエイトトレーニングです。瞬発系の練習はやりました。基本的に継続はしてきたんですけど、力を出しても伝わらなくては意味がないので、脚力をいかに正確に伝えるかというのを重点的にやってきました。あと、ナショナルトレーニングセンターでCOP(センター・オブ・ポジション)という足の裏の踏んでるポジションが分かる装置なんですけど、それを使って、飛び出し時に同じところを踏んで正確に力を伝えるという練習をしました。今年の初めから続けてきて、実際のジャンプでも同じような感覚でできるように、照らし合わせながらやってました。(今年からやるようになったのは、なぜ)全日本のチームの方針です。実際それをやってきて、結果的に力が伝わって、空中の姿勢も良くなってきたと思います。それが変わったところです。(誰がビデオ撮影)今日だと奈良拓実主将(商4=余市紅志)ですね。普段だとOBの先輩の方々です。W杯は全日本の合宿の期間なので、全日本のコーチが撮影してくれてます。(W杯では順位かなり上がった)ジャンプがかなり良くなったからです。クロカンはまだまだです。今シーズンは去年よりも走ったつもりだったんですけど、結果として、出ていないので足りなかったなと反省してます。走る量やランニングは間違いなく、多くやってきたと思うのですけど、足りなかったなと思います。(クロカン伸びない原因)よくわからないです。わかっていれば、やってるんですけど。まあ、練習が足りないということですね。(永峯の存在は)やはり、良きライバルであり、負けたくないという気持ちは持っています。それと同時に一緒に高め合ってどんどん上がっていければうれしいと思います。(優勝が決まった瞬間)もう最高でした。あの条件の中で、良い風悪い風があったにせよ、自分のジャンプができて、結果に結びついたということは自信にもつながりますし、よかったと思います。あれだけOBの方々も来て頂いて、アルペンの方も来てくれて、その中で結果を出せたというのは、一番感謝を伝えられたかなと思います。(本番は明日のコンバインド。クロスカントリーはあまり調子は良くないと言っていたが)大きい声では言えないですけど、あまり調子は良くないです。頑張って走ります。いかにジャンプで良いところにつけて、ついていくか。もちろん、狙うのはトップで、プラス後ろと何秒つけれるか。抜かれないように頑張って走りたいと思います。(今回の会場は)国体の長野県予選を1月後半にやりまして、ここでやるというのを考えながら、プレーしてました。(その際にきっかけをつかんだとかは)特にないと思います。(平昌と状況が似てる)似てますね。平昌は、風が強くて、何回も出たり入ったり出たり入ったりして待たされるということがすごいあったので、今日、あの経験が生きたというわけではないですけど、気にもなりませんでしたし、メンタル的にもあのテストジャンプに比べたら全然大丈夫でした。余裕はありました。(明日への意気込み)ジャンプでリードして、逃げ切って優勝します」

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