サッカー日本代表・長友選手トークイベント開催

明大スポーツ新聞 2018.01.11
サッカー日本代表・長友選手トークイベント開催


 サッカー日本代表DFの長友佑都選手(平21政経卒=現インテル・ミラノ)によるトークイベントが11日、明大駿河台キャンパスリバティホールで行われた。講演は19時30分から約40分間。内容は、長友選手によるワールドカップに向けた決意表明、夢を実現するために大切なことや学生時代の思い出など。最後は学生による質疑応答の時間が設けられた。

 大歓声に迎えられて登場した長友選手は、開口一番「(学生は)エネルギーがありますよね」と笑顔で会場を見渡した。明大OGで今回進行役を務めたフリーアナウンサーの竹山まゆみ氏との絶妙な掛け合いでトークを披露。2018年W杯での対戦グループの印象を聞かれると「まだ僕は(代表に)選ばれるかどうか分からないので…」と答え、笑いを誘った。
 それでもW杯への意気込みは「全てのチームが格上なので、どこと当たっても厳しい戦いになる。前回大会は惨敗した。4年間W杯のために全てのエネルギーを注いできた中であの惨敗は自分の中で大きな傷になっている。その傷は、W杯で結果を残すことでしか癒す方法はない。自分がピッチに立ったらチームの勝利に貢献できると思うので、みなさん応援よろしくお願いします」と力強く語った。
 終盤には長友選手から明大生へのメッセージ。「大学4年間でいい仲間と出会えたり、人脈ができたりして、それが財産になる。夢や目標が自分を成長させてくれる。少々劣っていても日々の積み重ねで上回れる。大学の残りの日々を無駄にしてほしくない」。大きな拍手が起こった。

 多くの学生が詰めかけ、約600人がホールに入場し満席となり、会場いっぱいに立ち見が出た。また、収容し切れなかった約320人の学生が別教室での映像中継による参加となった。“第2回”の開催を望む学生の声も多い。
 開場前一番早くに駆け付けたのは大西俊さん(商4)で、16時頃には会場に到着していたという。「長友選手は新しい世界に自ら飛び込んで活躍される。私ももうすぐ社会に出るので活躍する秘訣を知りたい」と興奮気味に話した。
 イベントの最後には来場した学生と長友選手の記念撮影が行われ、中にはサインや握手を求める学生も。長友選手は終始和やかなムードで学生と触れ合った。

[星川裕也]

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