(3)藤原竜平、東龍輝
相撲
2017.11.02
第3回は2年生二人を紹介する。藤原は2年生ながら、貫禄のある佇まいで対戦相手を圧倒させる。東日本インカレでの悔しさを糧にインカレに臨む。
――インカレ前ですが今の心境を教えてください
体重別もリーグ戦もいい感じに勝てましたので、調子はいいです。2年生から全ての試合でレギュラーに入れていますが、東日本は自分自身が振るわない結果になってしまったので、インカレでは活躍したいです。後ろを信じて、みんなで団結して勝ちたいです。
――4年生にはどのような恩を感じていますか
田原(勇也主将・政経4=報徳学園)先輩とはトレーニングも一緒にやっていて、2人でレギュラーとしてやっていけたので、最後はいい思いをさせてあげられるようにしたいです。みんなで頑張ってやってきているので、最後はいい思いで終わりたいです。
――今年のチームの特徴は何でしょうか
田原先輩を筆頭に、みんなまとまりがあって、最近は下の代も声が出るようになって、このままいったら結構いけると思います。
――今、特に力を入れている練習は何でしょうか
筋力トレーニングです。あとは、人に当たって前に押すことを意識しています。2年生になってから宇佐宇和島で勝てるようになったのは、前いく圧力や力が付いて、後から自分の崩し技が通用するようになったからだと思います。これをもっと自分のものにできたら良くなると思います。上級生になったら技だけでなく、力や前に出て勝てるようになりたいです。
――先日行われたリーグ戦は自信につながりましたか
自信になりました。東日本の時には、駒沢の相手に2回負けていました。次は絶対勝ってやるという気持ちで臨んで、リーグでは勝てたのでよかったです。
――今年のインカレの会場は大阪です
大阪は今のところ、全国体重別でいい思いがあります。寒さで固くならないよう、ジャージを着てしっかりアップして、最後もみんなで力を合わせていきたいです。そのあたりは田原先輩に任せています。声出してやってくれると思います。
――日々のモチベーションはインカレに照準を合わせたものなのでしょうか
インカレ優勝もそうですが、個人的には4年間の中で、一度は天皇杯に出たいという思いがあります。インカレ優勝が第一です。ですがその先もあるので、高校の時から意識しています。東日本が終わってから対戦相手のことを意識しすぎることはやめました。どんな相手でも自分の相撲を取り切りたいです。勝手も負けても、自分の後ろの人が取ってくれると信じています。
――インカレで藤原選手にできる役目とは何だとお考えでしょうか
チームを勢い付けることです。また、思い切りのいい相撲を取ります。ケガをしないように頑張るだけです。高校の時は相撲を取る番数も少なかったのですが、高校で基礎を積んでいたから力が出せます。
――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
自分一人で勝つのではなく、チームみんなでインカレ優勝できるように頑張ります。
――ありがとうございました
◆藤原竜平(ふじわら・たっぺい) 政経2 埼玉栄高 171cm・115kg
全国学生個人体重別選手権115kg未満級で2位入賞に輝き、多くの大会で成績を残している実力者。団体でもチームに貴重な勝ち星をもたらす。
2年生ながら大将を任された東龍輝(政経2=文徳)。自分の相撲が確立し、この一年間は飛躍の年となった。プレッシャーの掛かるポジションだが、前に出る相撲を心掛ける。自信を持って大一番に挑む。
――東日本インカレよりも力が付いたように感じられました。ご自身ではどのように感じられていますか
試合で勝てるようになったので自信になったのだと思います。そのために、基礎トレーニングを毎日欠かさずやってきた結果だと思います。転機となった試合は金沢大会です。日体大戦の大将戦で勝てたことが自信になりました。
――普段はどのような稽古をしていますか
まわしを取って相手を崩したりしながら前に出る相撲を磨いています。前に出てくる相手は、自分をかわすのでしっかり大事に出ないと勝てないということを稽古で教わりました。それでも、練習で前に出る相撲を取れる選手は試合でも勝てるので、攻める練習をしています。最近は下半身のトレーニングが多いです。
――上級生からの期待も大きいですが、プレッシャーはありますか
前田(将吾・政経3=宿毛)先輩をはじめとした3年生は結構強いので、抜けるように頑張っていきたいです。特に最近、北川(貴之・商3=明徳義塾)先輩には全然勝てなかったのですが、だんだんと勝てるようになってきたので、実感はあります。
――藤原竜平(政経2=埼玉栄)の存在は大きいですか
トレーニングのことを話し合ったりして切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っています。藤原が試合で勝つと、自分の士気が上がるので勝ってやろうという気持ちが一層湧いてきます。
――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
自分の形にすぐに持ち込んで倒すような相撲を取って、団体優勝して、個人でも上位に食い込めるよう頑張っていきたいです。
――ありがとうございました
◆東龍輝(ひがし・たつき) 政経2 文徳高 171cm・108kg
低い立ち合いから、まわしを引くと力を発揮する。7月に行われた全日本選抜金沢大会では、日体大を相手に大金星を挙げた。安定した相撲でチームを勝利に導く。
[臼井美理亜・髙橋昇吾]
――インカレ前ですが今の心境を教えてください
体重別もリーグ戦もいい感じに勝てましたので、調子はいいです。2年生から全ての試合でレギュラーに入れていますが、東日本は自分自身が振るわない結果になってしまったので、インカレでは活躍したいです。後ろを信じて、みんなで団結して勝ちたいです。
――4年生にはどのような恩を感じていますか
田原(勇也主将・政経4=報徳学園)先輩とはトレーニングも一緒にやっていて、2人でレギュラーとしてやっていけたので、最後はいい思いをさせてあげられるようにしたいです。みんなで頑張ってやってきているので、最後はいい思いで終わりたいです。
――今年のチームの特徴は何でしょうか
田原先輩を筆頭に、みんなまとまりがあって、最近は下の代も声が出るようになって、このままいったら結構いけると思います。
――昨年のチームとの違いは何でしょうか
闘志(名和闘志主将=平29政経卒)先輩は、何も言わないけど自分が行動して見せる先輩でした。田原先輩はやってみせて、更に積極的に声を掛けてくれる先輩です。面倒見がよくて、とても心配性です。一緒にトレーニングができなかった日は、今日何をやったのか細かく聞かれます。すごくしっかりしていて頼れる先輩です。――今、特に力を入れている練習は何でしょうか
筋力トレーニングです。あとは、人に当たって前に押すことを意識しています。2年生になってから宇佐宇和島で勝てるようになったのは、前いく圧力や力が付いて、後から自分の崩し技が通用するようになったからだと思います。これをもっと自分のものにできたら良くなると思います。上級生になったら技だけでなく、力や前に出て勝てるようになりたいです。
――先日行われたリーグ戦は自信につながりましたか
自信になりました。東日本の時には、駒沢の相手に2回負けていました。次は絶対勝ってやるという気持ちで臨んで、リーグでは勝てたのでよかったです。
――今年のインカレの会場は大阪です
大阪は今のところ、全国体重別でいい思いがあります。寒さで固くならないよう、ジャージを着てしっかりアップして、最後もみんなで力を合わせていきたいです。そのあたりは田原先輩に任せています。声出してやってくれると思います。
――日々のモチベーションはインカレに照準を合わせたものなのでしょうか
インカレ優勝もそうですが、個人的には4年間の中で、一度は天皇杯に出たいという思いがあります。インカレ優勝が第一です。ですがその先もあるので、高校の時から意識しています。東日本が終わってから対戦相手のことを意識しすぎることはやめました。どんな相手でも自分の相撲を取り切りたいです。勝手も負けても、自分の後ろの人が取ってくれると信じています。
――インカレで藤原選手にできる役目とは何だとお考えでしょうか
チームを勢い付けることです。また、思い切りのいい相撲を取ります。ケガをしないように頑張るだけです。高校の時は相撲を取る番数も少なかったのですが、高校で基礎を積んでいたから力が出せます。
――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
自分一人で勝つのではなく、チームみんなでインカレ優勝できるように頑張ります。
――ありがとうございました
◆藤原竜平(ふじわら・たっぺい) 政経2 埼玉栄高 171cm・115kg
全国学生個人体重別選手権115kg未満級で2位入賞に輝き、多くの大会で成績を残している実力者。団体でもチームに貴重な勝ち星をもたらす。
2年生ながら大将を任された東龍輝(政経2=文徳)。自分の相撲が確立し、この一年間は飛躍の年となった。プレッシャーの掛かるポジションだが、前に出る相撲を心掛ける。自信を持って大一番に挑む。
――インカレ前ですが今の心境を教えてください
これまでの大会も大事な大会でしたが、インカレで優勝することが最終目標です。いつもよりも練習に対する気持ちが入っています。練習量は増えていませんが、丁寧に積み重ねているので結果は出ると思います。――東日本インカレよりも力が付いたように感じられました。ご自身ではどのように感じられていますか
試合で勝てるようになったので自信になったのだと思います。そのために、基礎トレーニングを毎日欠かさずやってきた結果だと思います。転機となった試合は金沢大会です。日体大戦の大将戦で勝てたことが自信になりました。
――普段はどのような稽古をしていますか
まわしを取って相手を崩したりしながら前に出る相撲を磨いています。前に出てくる相手は、自分をかわすのでしっかり大事に出ないと勝てないということを稽古で教わりました。それでも、練習で前に出る相撲を取れる選手は試合でも勝てるので、攻める練習をしています。最近は下半身のトレーニングが多いです。
――上級生からの期待も大きいですが、プレッシャーはありますか
前田(将吾・政経3=宿毛)先輩をはじめとした3年生は結構強いので、抜けるように頑張っていきたいです。特に最近、北川(貴之・商3=明徳義塾)先輩には全然勝てなかったのですが、だんだんと勝てるようになってきたので、実感はあります。
――藤原竜平(政経2=埼玉栄)の存在は大きいですか
トレーニングのことを話し合ったりして切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っています。藤原が試合で勝つと、自分の士気が上がるので勝ってやろうという気持ちが一層湧いてきます。
――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
自分の形にすぐに持ち込んで倒すような相撲を取って、団体優勝して、個人でも上位に食い込めるよう頑張っていきたいです。
――ありがとうございました
◆東龍輝(ひがし・たつき) 政経2 文徳高 171cm・108kg
低い立ち合いから、まわしを引くと力を発揮する。7月に行われた全日本選抜金沢大会では、日体大を相手に大金星を挙げた。安定した相撲でチームを勝利に導く。
[臼井美理亜・髙橋昇吾]
先鋒 | 藤原竜平(政経2=埼玉栄) |
二陣 | 田原勇也(政経4=報徳学園) |
中堅 | 前田将吾(政経3=宿毛) |
副将 | 北川貴之(商3=明徳義塾) |
大将 | 東龍輝(政経2=文徳) |
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