大量リードを守れず日大に惜敗/関東大学女子2部リーグ戦
バスケットボール(女子)
2017.10.15
大量リードを守れず日大に惜敗/関東大学女子2部リーグ戦
リードを守り切れなかった。第12節は日大との対戦。前日に行われた試合で21点差をつけられ敗れた相手だ。立ち上がりから積極的な姿勢を見せ13点のリードを奪い第1クオーター(Q)を終える。その後も主導権を握り9点差をつけ前半を折り返した。しかし迎えた後半、意地を見せる日大の猛攻に耐え切れずパスミスを連発し、78―88で試合終了。惜しくも二つ目の勝ち星をつかみ取ることはできなかった。
スターターは、小野尾梨紗(文2=昭和学院)、松本真衣主将(理工4=鵬学園)、坂本真祐(情コミ2=山村学園)、清水智央(文1=東京成徳)、上澤果林(営3=大阪桐蔭)。
前後半で明暗が別れる結果となった。「相手にやられたい放題だった」(松本)と終始日大ペースで展開された前日の試合から一転、今試合は「攻めようという意識が違った」(生天目潤コーチ)。積極的にシュートを放ち、第1Qだけで大量30得点を挙げ流れは明大に。しかし、9点リードで迎えた第3Q。残り4分で坂本がファウルトラブルに陥ってしまう。「イクさん(坂本)がいないのは大きい」(清水)と得点源不在の中、残り2分55秒で53―53の同点に並ばれた。続く最終Qも日大の猛追に焦り、ターンオーバーを連発。一度相手に引き渡した流れを戻すことはできず最終スコアは78―88。前半までリードしていただけに悔しい敗戦となった。
2人のエースが躍動した。リーグ戦を通して得点源として活躍を続ける坂本と清水。試合開始1分で6点を先制され、悪い空気が漂う場面にも「思い切り攻めることができた」(清水)。タイムアウト明け直後に3Pシュートを沈めると、その後も自身の持ち味としているキレのあるドライブでファウルを誘発。第1Qだけで3度のバスケットカウントを獲得しチームを勢いづけた。第1Qに三つのファウルをためてしまった坂本も「自分のプレーが出せないままで終わるのは良くない」。試合を重ねるごとに精密さを増している3Pシュート。今試合は計6本を沈め、坂本にボールが渡れば相手のベンチから「シュート気を付けて」と声が上がるほどの脅威を与えた。この試合、清水が20得点、坂本は25得点と総得点の半分以上を挙げ、圧倒的な存在感を示した。
競り勝つ力が欲しい。1勝11敗と厳しい状況だが「大敗した試合は少ない」(生天目コーチ)と敗れた11戦中3戦は5点差以内での敗戦となっている。接戦を物にするために求められるのは「強気」(松本)。次の対戦相手である江戸川大は184cmの長身を誇る留学生センター・アミタナ擁する高さのあるチームだ。強敵相手に粘り強いバスケを貫き勝利を目指す。
[長沼遼太]
試合後のコメント
生天目コーチ
「チームとしてできている部分と弱い部分が前半と後半で如実に分かれたという試合でした。圧倒されるとみんなで慌てちゃう、パスも回らなくなるし、守れなくなる、チームとしての成熟度合いの差ですね。(1Qのタイムアウト)出だしにやられてしまうというのは試合に意識が向いてない証拠なので一度流れを切って、ギアを入れようという意図でした。1Qは上手くいったんですけど相手が攻めてくるとそこがうまく保てないです。でも、オフェンスはいい面が出てきたので、あとはノーマークのシュートの精度が上がってくればいい試合ができると思います。(前戦との違いは)オフェンスで攻めようとする意識ですね。なんとかは攻めようとする意識でプレッシャーをかけないとディフェンスがストレスを感じてくれないので。ただ、ディフェンスで足が止まってノーマークのシュートを打たれたところは昨日と同じ。(ファウルは)審判の癖がつかめなくてうちがイライラしてしまった。色んな審判のタイプがある中で、明大はファウルと思ったらプレーを止めてしまうんだけど、相手はファウルだと思ってもプレーを続ける、そこの差ですね。(4Qのタイムアウトは)早めにシュートを打つしかないのでそこです。リバウンドに入るしかないよということを言いました。(粘り強くと声をかけていた)ローテーションをきっちりしきれていない。自分のマークマンがボールもってカットしてきたときにスクリーンをかけられて、回りも眺めていてカバーにいかない。そういったコミュニケーションとか『打たれたらいいや』というのではなくて打たれるまで出る、きっちり戻ることができるチームは粘り強いです。今日もリバウンド取られてシュートを打たれたんですけどそこは明大の粘り弱さ。(次戦は)江戸川大もいいチームで大きいプレーヤーもいるのでいい勉強ができると思う。うちはチャレンジャーなので。今まで11敗したんだけどそこまで大敗した試合は少なかったと思う。プレッシャーをかけていければ勝機はあります」
松本
「前半出だしからみんな攻めれていて、勢いもついていていい感じだったんですけど、やっぱり後半に、青学の時もそうだったんですけど、相手もきっちり攻めてくるって分かってたのに、自分たちが焦っちゃって自分たちでミスして相手に点を取らせてしまって逆転負け、みたいな感じになっちゃった試合だと思います。(外からのシュートが多かった)昨日言ったのは『自分の得意なところをしっかり出していこう』ってことで、イク(坂本)とかはスリーがすごく得意だし、そういう得意なところが出たからスリーとかの点が多かったのかなと思います。(その点の昨日の反省が生かせた)そうですね。(惜しい試合が多い)自分たちが取られたら次早く取らなきゃって焦っちゃってる場面が結構多かったので、自分らからミスしちゃって離されないでいこうにも結局離されちゃったみたいな感じだったので。そこでしっかり自分が『ここ落ち着こう』って言ってあげないとダメだったなって感じます。(残り2試合どう戦いたいか)自分たちは挑戦者として、このリーグ戦をやってきているので、最後まで諦めないで全員強気でいければいいかなって思います」
坂本
「前半から自分のファウルがかさんじゃって、交代しないといけない場面が多くなってしまった。前半勝ってたのに、後半自分たちのミスから相手に速攻とかでやられる場面が多くて逆転されちゃったので、自分たちがもっと、勝ってるんだから落ち着いたプレーができれば勝てた試合だと思います。慌てず自分たち明治のプレーができてれば、競り勝てたんじゃないかと思います。(第1Q5点入れられた後、大量得点)最初だったし、まだ勝負ついたわけじゃないから自分たちがちゃんと締めれば点数取れると思ってたし、落ち着いて一本決められれば点数も離せると思っていたので、そういうところが最初は出せたかなと思います。(ファウルかさんでも積極的なプレー)チーム的にも自分的にも攻めないといけない状況にあるし、それを分かっていたので。もうリーグ戦も残り試合少ないのに自分のプレーが出せないで終わっちゃうのは自分としても良くないと思うし、今後につながっていかないと思ったので、強気で攻めることができました。(スリー6本)昨日は慌ててシュート打たなきゃとか、打てる場面で打て切れなかったので、そこは今日改善できたし、シュートもうまく決まったので、よかったかなと思います。(25得点)相手も高さあるから、中で攻めるのも辛くなってくると思うし、自分も今日はスリーの調子が良かったからどんどん打てていけたのでそういう得点につながったのかなと思います。(競り勝てない)自分たちの経験不足もあると思うし、こんだけ試合積んできて競った試合もあったけど、そこで競り勝てなかった試合がほとんどだったので、それがみんなのイメージについちゃって、そういう試合の流れになっちゃったのかなって思います。誰かが流れを変えるプレーとかができたりとかチームで一本取るときに確実にシュート決めれるっていうのがあれば、悪い流れをちゃんと断ち切れると思うし、それがこのチームはまだ全然できてないので、そういうのができてくるようになったら競り勝つことができると思います。そこは今後の練習でしっかり改善しないといけないと思います。(次戦は江戸川)江戸川は留学生のセンターの人がいて、大きいし、中寄れば外さばいてスリーも、外の確率も高いので、そこのローテーションがうまく機能していけばうまく守れたりすると思います。だから、しっかりローテーションすることと、相手が大きい分しっかり自分たちがリバウンドをスクリーンアウトしないといけないかなと思います」
清水
「前半はオフェンスもリズム良くシュート打てたしディフェンスも守れたんですけど後半はイクさん(坂本)がファウルトラブルになってしまってからオフェンスがバタバタしてしまってディフェンスも機能していなかったのでそこは反省しないといけないところです。(坂本のファウルトラブルの後は)自分自身苦しいシュートが多くてイクさんが抜けてしまったのはすごい大きいです。自分は前半は入ってたんですけど後半は入らなくて、イクさんに頼りすぎるのは良くないんですけどいないのは大きかったです。(リバウンドは)アウトするよりも一緒に跳んでボール触らせないようにしようって思ってたがうまくいきました。(敗因は)ちょっとしたミスです。リバウンド取った後のシュートとかパスミスとかが多かったのでなくしていけたらいいなと思います。(チームメートに対する指示は)ガードに対するプレッシャーがかかっていたのでパスの距離があってフォワードが攻撃ラインでパスを貰えないという場面が多かったので、センターがハイポストで繋いでからフォワードに繋ぐようにした方がいいと思ったのでトビさん(上澤)、アンちゃん(洲崎)に言いました。(改善されたところは)ディフェンスリバウンドは昨日よりは取られなかったのと、オフェンスも思い切り攻めれたと思います。(江戸川大は)ディフェンスも激しく当たってくるので相手よりも足を動かすことと、大きいセンターを抑えることがポイントになるのでチームで話し合って1週間勝つ気持ちで臨みたいです」
スターターは、小野尾梨紗(文2=昭和学院)、松本真衣主将(理工4=鵬学園)、坂本真祐(情コミ2=山村学園)、清水智央(文1=東京成徳)、上澤果林(営3=大阪桐蔭)。
前後半で明暗が別れる結果となった。「相手にやられたい放題だった」(松本)と終始日大ペースで展開された前日の試合から一転、今試合は「攻めようという意識が違った」(生天目潤コーチ)。積極的にシュートを放ち、第1Qだけで大量30得点を挙げ流れは明大に。しかし、9点リードで迎えた第3Q。残り4分で坂本がファウルトラブルに陥ってしまう。「イクさん(坂本)がいないのは大きい」(清水)と得点源不在の中、残り2分55秒で53―53の同点に並ばれた。続く最終Qも日大の猛追に焦り、ターンオーバーを連発。一度相手に引き渡した流れを戻すことはできず最終スコアは78―88。前半までリードしていただけに悔しい敗戦となった。
2人のエースが躍動した。リーグ戦を通して得点源として活躍を続ける坂本と清水。試合開始1分で6点を先制され、悪い空気が漂う場面にも「思い切り攻めることができた」(清水)。タイムアウト明け直後に3Pシュートを沈めると、その後も自身の持ち味としているキレのあるドライブでファウルを誘発。第1Qだけで3度のバスケットカウントを獲得しチームを勢いづけた。第1Qに三つのファウルをためてしまった坂本も「自分のプレーが出せないままで終わるのは良くない」。試合を重ねるごとに精密さを増している3Pシュート。今試合は計6本を沈め、坂本にボールが渡れば相手のベンチから「シュート気を付けて」と声が上がるほどの脅威を与えた。この試合、清水が20得点、坂本は25得点と総得点の半分以上を挙げ、圧倒的な存在感を示した。
競り勝つ力が欲しい。1勝11敗と厳しい状況だが「大敗した試合は少ない」(生天目コーチ)と敗れた11戦中3戦は5点差以内での敗戦となっている。接戦を物にするために求められるのは「強気」(松本)。次の対戦相手である江戸川大は184cmの長身を誇る留学生センター・アミタナ擁する高さのあるチームだ。強敵相手に粘り強いバスケを貫き勝利を目指す。
[長沼遼太]
試合後のコメント
生天目コーチ
「チームとしてできている部分と弱い部分が前半と後半で如実に分かれたという試合でした。圧倒されるとみんなで慌てちゃう、パスも回らなくなるし、守れなくなる、チームとしての成熟度合いの差ですね。(1Qのタイムアウト)出だしにやられてしまうというのは試合に意識が向いてない証拠なので一度流れを切って、ギアを入れようという意図でした。1Qは上手くいったんですけど相手が攻めてくるとそこがうまく保てないです。でも、オフェンスはいい面が出てきたので、あとはノーマークのシュートの精度が上がってくればいい試合ができると思います。(前戦との違いは)オフェンスで攻めようとする意識ですね。なんとかは攻めようとする意識でプレッシャーをかけないとディフェンスがストレスを感じてくれないので。ただ、ディフェンスで足が止まってノーマークのシュートを打たれたところは昨日と同じ。(ファウルは)審判の癖がつかめなくてうちがイライラしてしまった。色んな審判のタイプがある中で、明大はファウルと思ったらプレーを止めてしまうんだけど、相手はファウルだと思ってもプレーを続ける、そこの差ですね。(4Qのタイムアウトは)早めにシュートを打つしかないのでそこです。リバウンドに入るしかないよということを言いました。(粘り強くと声をかけていた)ローテーションをきっちりしきれていない。自分のマークマンがボールもってカットしてきたときにスクリーンをかけられて、回りも眺めていてカバーにいかない。そういったコミュニケーションとか『打たれたらいいや』というのではなくて打たれるまで出る、きっちり戻ることができるチームは粘り強いです。今日もリバウンド取られてシュートを打たれたんですけどそこは明大の粘り弱さ。(次戦は)江戸川大もいいチームで大きいプレーヤーもいるのでいい勉強ができると思う。うちはチャレンジャーなので。今まで11敗したんだけどそこまで大敗した試合は少なかったと思う。プレッシャーをかけていければ勝機はあります」
松本
「前半出だしからみんな攻めれていて、勢いもついていていい感じだったんですけど、やっぱり後半に、青学の時もそうだったんですけど、相手もきっちり攻めてくるって分かってたのに、自分たちが焦っちゃって自分たちでミスして相手に点を取らせてしまって逆転負け、みたいな感じになっちゃった試合だと思います。(外からのシュートが多かった)昨日言ったのは『自分の得意なところをしっかり出していこう』ってことで、イク(坂本)とかはスリーがすごく得意だし、そういう得意なところが出たからスリーとかの点が多かったのかなと思います。(その点の昨日の反省が生かせた)そうですね。(惜しい試合が多い)自分たちが取られたら次早く取らなきゃって焦っちゃってる場面が結構多かったので、自分らからミスしちゃって離されないでいこうにも結局離されちゃったみたいな感じだったので。そこでしっかり自分が『ここ落ち着こう』って言ってあげないとダメだったなって感じます。(残り2試合どう戦いたいか)自分たちは挑戦者として、このリーグ戦をやってきているので、最後まで諦めないで全員強気でいければいいかなって思います」
坂本
「前半から自分のファウルがかさんじゃって、交代しないといけない場面が多くなってしまった。前半勝ってたのに、後半自分たちのミスから相手に速攻とかでやられる場面が多くて逆転されちゃったので、自分たちがもっと、勝ってるんだから落ち着いたプレーができれば勝てた試合だと思います。慌てず自分たち明治のプレーができてれば、競り勝てたんじゃないかと思います。(第1Q5点入れられた後、大量得点)最初だったし、まだ勝負ついたわけじゃないから自分たちがちゃんと締めれば点数取れると思ってたし、落ち着いて一本決められれば点数も離せると思っていたので、そういうところが最初は出せたかなと思います。(ファウルかさんでも積極的なプレー)チーム的にも自分的にも攻めないといけない状況にあるし、それを分かっていたので。もうリーグ戦も残り試合少ないのに自分のプレーが出せないで終わっちゃうのは自分としても良くないと思うし、今後につながっていかないと思ったので、強気で攻めることができました。(スリー6本)昨日は慌ててシュート打たなきゃとか、打てる場面で打て切れなかったので、そこは今日改善できたし、シュートもうまく決まったので、よかったかなと思います。(25得点)相手も高さあるから、中で攻めるのも辛くなってくると思うし、自分も今日はスリーの調子が良かったからどんどん打てていけたのでそういう得点につながったのかなと思います。(競り勝てない)自分たちの経験不足もあると思うし、こんだけ試合積んできて競った試合もあったけど、そこで競り勝てなかった試合がほとんどだったので、それがみんなのイメージについちゃって、そういう試合の流れになっちゃったのかなって思います。誰かが流れを変えるプレーとかができたりとかチームで一本取るときに確実にシュート決めれるっていうのがあれば、悪い流れをちゃんと断ち切れると思うし、それがこのチームはまだ全然できてないので、そういうのができてくるようになったら競り勝つことができると思います。そこは今後の練習でしっかり改善しないといけないと思います。(次戦は江戸川)江戸川は留学生のセンターの人がいて、大きいし、中寄れば外さばいてスリーも、外の確率も高いので、そこのローテーションがうまく機能していけばうまく守れたりすると思います。だから、しっかりローテーションすることと、相手が大きい分しっかり自分たちがリバウンドをスクリーンアウトしないといけないかなと思います」
清水
「前半はオフェンスもリズム良くシュート打てたしディフェンスも守れたんですけど後半はイクさん(坂本)がファウルトラブルになってしまってからオフェンスがバタバタしてしまってディフェンスも機能していなかったのでそこは反省しないといけないところです。(坂本のファウルトラブルの後は)自分自身苦しいシュートが多くてイクさんが抜けてしまったのはすごい大きいです。自分は前半は入ってたんですけど後半は入らなくて、イクさんに頼りすぎるのは良くないんですけどいないのは大きかったです。(リバウンドは)アウトするよりも一緒に跳んでボール触らせないようにしようって思ってたがうまくいきました。(敗因は)ちょっとしたミスです。リバウンド取った後のシュートとかパスミスとかが多かったのでなくしていけたらいいなと思います。(チームメートに対する指示は)ガードに対するプレッシャーがかかっていたのでパスの距離があってフォワードが攻撃ラインでパスを貰えないという場面が多かったので、センターがハイポストで繋いでからフォワードに繋ぐようにした方がいいと思ったのでトビさん(上澤)、アンちゃん(洲崎)に言いました。(改善されたところは)ディフェンスリバウンドは昨日よりは取られなかったのと、オフェンスも思い切り攻めれたと思います。(江戸川大は)ディフェンスも激しく当たってくるので相手よりも足を動かすことと、大きいセンターを抑えることがポイントになるのでチームで話し合って1週間勝つ気持ちで臨みたいです」
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