意地でつかんだ勝利! 立大との大接戦を制し1部残留/関東大学秋季1部2部入替戦
ハンドボール
2017.10.02
底力で勝利を手繰り寄せた。秋季リーグを最下位で終え迎えた立大との入替戦。前半はリードするも緊迫した内容で進む。しかし後半は一転、立大がペースを握り3点差をつけられ厳しい展開に。万事休すかと思われた残り5分、相手の退場者から数的有利になると中川翔太(営2=法政二)が逆転ゴール。手に汗握る大接戦は28-26で明大が勝利し、1部残留を決めた。
苦しみ抜いた勝利
終始我慢の試合だった。序盤こそGK服部晃大(政経1=愛知県私立愛知)の好セーブが冴えリードを奪うも、徐々に流れは2部1位と勢いのある立大に。さらに「勝負といっていたサイドシュートも入れられた」(服部晃)と対策も後手に回り、チームで耐える時間が続く。それでも「一試合リードする形で試合を運ぶ」(加藤良典監督)という試合前の目標を遂行し、前半は16―14と2点差で終えた。
頼れる男が最後に帰ってきた。流れをつかみきれないまま迎えた後半は、立大が猛攻に出る。山田信也(政経2=愛知県私立愛知)の2分間退場もあり、6分17秒に同点弾を決められると、立大応援席からは大歓声。さらに逆転を許し、その差は3点にまで広がる。「点差が離れた時は焦った」(宮崎大樹・営3=法政二)と2部降格という暗いシナリオが見え始めた後半15分、コートに投入されたのはチームの主将である工藤龍毅(政経4=桃山学院)。「ここで諦めたら絶対に負ける」(工藤)と不屈の闘志で挑んだ。秋季リーグ序盤はスタメンだったものの、自身の不調や1年生の台頭で出番が減少。ここ数試合は出場することもできず苦しい時間を過ごした。さらに工藤の低迷と同調するかのように、チームも開幕から7連敗と絶不調。だがこの日は違った。服部晃が弾いたボールに自ら飛び込みそのまま中央突破を見せると、スピードを生かしたシュートを決めチームを鼓舞。「キャプテンが入ってそこでしっかり声掛けて止められた」(加藤監督)と離されることなく食らい付くことができた。そして2点ビハインドで迎えた残り5分。「思い切り前を狙った」という中川の攻撃に相手が反則を犯し、2分間退場に。数的有利となった明大は果敢に攻め込む。27分56秒に宮崎が同点となるシュートを決め、さらに中川が逆転シュートを突き刺す。立大の裏を取った門間優次郎(法3=法政二)が残り2秒でダメ押しゴールを決めると、選手たちはガッツポーズで喜びを表現した。28―26。苦しんで苦しみ抜いた主将とチームの意地が表れた試合となった。
雪辱のインカレへ
1部残留でリーグ戦を終え、次なる舞台は11月3日からのインカレだ。「今日勝ったことでまたインカレに向けて気持ちの部分でも変わってくる」(加藤監督)とこの勝利が大きな糧になる。その一方で「今のチームでこんな試合をしたら絶対負ける」(宮崎)と試合内容には多くの課題が残った。インカレまでは一カ月と期間は短いが、この勝利を胸に飛躍を誓う。
[最上隼也]
今日のコメント
加藤監督
「試合は始まる前から、一試合リードする形で試合を運ぼうという話をしていました。前半はそれに関してはできていて良かったのですが、やはり後半で向こうも底力出してきて、逆転されてしまいました。ですが、結果的には最後の最後でひっくり返して逆転できてよく頑張ってくれたと思います。試合前は負けると2部に落ちるというプレッシャーが大きい中で自分たちがやらなきゃいけないことはディフェンスだと思うので、そこを精度を高めないといけないということを話しました。立教が速攻で走ってくるチームだということが分かっていたので、走りあってしまうと勝つのは厳しいかなと思っていたので、あえて速攻は抑えていける時だけいく。最後終盤に速攻出して点が取れていてそこはできていたので良かったと思います。少しディフェンスのラインがあがってきたので、そこに関してはボールもらってからプレーをしないことを話しました。最後のタイムアウトは、負けはないのでしっかり強い気持ちで縦を狙う。全員で動いて狙うということを話しました。逆転につぐ逆転は、キャプテンが入ってそこでしっかり声掛けて止められたというのが大きいと思います。学生スポーツは4年生あっての学生スポーツだと思うので、そこは4年生がしっかりインカレまでチームをまとめてもらえればと思います。インカレは今日勝ったことでまたインカレに向けての気持ちの部分でも変わってくると思います。しっかりインカレの準備をして、秋できなかったことを基礎的な部分をしっかりやって良いインカレを戦いたいです。残留を決めて、やはりもっと自分がチームをまとめれば良かったなというのはあります。1年目ということでなかなかチーム作りも難しくて。そこで選手とコミュニケーションしっかり取りながらできていた部分もあったと思います。ですがそこで勝たせてあげられなかったということは自分にも責任があると思います。力ある選手たちが集まっていると思うので、いかにチーム一つになってできるかだと思います。とりあえず、春秋戦って基礎的な部分が足りなかったなというのがあって、来年チーム作りする時はインカレ終わったあとから基礎的な部分。フットワーク、そこしっかりやっていきたいなと思います」
工藤
「残れて来年の後輩のためにも良かったです。(自身のプレー)本当に出ると思ってなかったんですけど、出てからはしっかり仕事できたので良かったなと思います。(意識したこと)選手同士がボールをもらってから個人個人で動いてて、ボール回りが遅くなって相手が守りやすくなってるなと思っていて。入った時にはボールが早く回るように、ボールもらう前の動きをしっかりやろうと意識してやりました。(後半の相手ディフェンス)僕らもプレッシャーかなりかけてやってたんですけど、後半はそこまでかけてこないだろうと思ってたらワーッとプレスきてやられたので、もっと練習からやっておけば良かったなと思いますね。(後半10分のタイムアウト)まだ焦る時じゃなかったので、『落ち着いて1本ずつやろう』という話をしました。(勝ち切れた要因)やっていてもヤバいとは思ってたんですけど、ここで諦めたら絶対に負けるなと思って切り替えて、マイボールになったらひたすら走って速攻で1点取っていこうっていうのは意識してたかなと思います。それを最初にできて流れを変えられたので、それは良かったです。(最後勝てた瞬間)僕自身は勝てた試合にも出てなかったので、今シーズン初勝利で、本当にうれしかったですね。チームとしても本当に勝ちたかったので、本当に本当に良かったです。あとはインカレで勝って大きな顔したいですね(笑)今日の勝ちはインカレにもつながると思います。インカレは相手も決まって、1回戦しっかり勝って勢いに乗って、昨年みたいに上がっていきたいなと思います」
松本崇雅(政経3=岩国)
「本当に勝てて良かったです。(対策)やっぱりディフェンスが高いのがあって、でも攻めが小さいので。9以外なら打たせていいみたいな話はしてましたけど、思ったより苦戦しましたね。(入替戦に向けて意識の変化)やっぱり負けたら本当にだめなので、そういう意味で練習中からピリピリとまではいかないですけど雰囲気は変わったと思います。試合前も結構みんな緊張してましたね。(試合振り返って)今日はもう結果がすべてですね。本当に良かったです。(自身のプレー振り返って)前半は良かったんですけど、後半相手の高いディフェンスに攻めあぐねちゃったとこがあって、そこでもっとしっかり攻めれるようにしたいですね。(勝ち切れた要因)主将の工藤さんの活躍が大きかったです。宮崎と2人でちょっときつかった時に出てきて流れを変えてくれたので、本当に助かりました。(インカレに向けて)まず1勝。流れに乗ればいけると思うので」
宮崎
「ギリギリで勝てたので、とりあえず勝って良かっただけですね。それしか言えないです。とりあえず1部残留が決まったことだけを喜びたいです。点差が離れた時はやばいなと思い、焦ったりもしました。最終的に勝ったから良かったですけど、安定した試合したいですね。(同点打を決めたが)僕と松本にオフェンスがワンツー付かれてイライラしていたのでとりあえず点取りに行こうと。相手キーパーは法政ニ高からのタメなので、クセも知ってました。ここを打てば入ると思いました。誰かにパスするより、自分が外して2部行くのもそれでいいというか、深く考えずにとりあえず1点でという気持ちでした。(後半について)僕と松本がマンツー付かれてボール回せない時に誰かがフォローしないと。でも僕のプレーも前半はひどかったです。ミスばっかりで。(粘り勝ちだったが)リーグ戦は負けても次につながったりしますが今回は負けたら終わりです。僕らの代で2部から始まるなんて最悪です。死ぬ気で勝たないといけないと思いました。チーム一丸となって最後の最後いけたと思います。(インカレに向けて)国士大と筑波大とは違うので良い山に入れたとは思います。ただ1試合目は大経大で分かりませんが強いとは思います。今のチームでこんな試合をしたら絶対負けると思います。インカレも負けたら終わりなので、今日の試合を糧にして逆転されても逆転仕返して粘り勝ちできるチームになりたいと思います」
山崎大輔(政経3=熊本マリスト学園)
「最初の2分間退場は、カットインなしでやろうっていう話はしていたんですけど。相手も退場を狙ってきてたとは思うんですけど、もう少し注意してできればよかったかなと思います。(試合前に話したことは)カットインさせないということと、苦し紛れのロングシュートを打たせようと話してました。戻りとか、前半ほとんど逆速攻でやれててできてない方が多かったので、やっぱりリーグ戦からの課題ですね。(インカレに向けて)今日は全然活躍できなかったんですけど、3年生なのでインカレでは今日の分もディフェンスからしっかりやってチームをまとめていきたいです
中川
「やはり、この入替戦というのは来年にもつながると思うので、絶対チームとして勝たなきゃいけないというのがありました。だから、気持ち入れて臨んでいましたが、内容はあんま良いとは言えなかったんですけど、最後みんなで勝ち切れたのはこれからの経験値になったかなと思います。向こうに追い付かれた時にベンチやコートの雰囲気がどんどん悪くなっていました。そういうところから、試合に出てない人も出てる人も全員で声を掛け合って立ち直れたのが良かったです。(逆転打を決めたが)前半の最初は自分のプレーができていたのですが、後半から消極的になってしまいました。最後の残り10分ぐらいで自分でどんどん行かないといけないと思い、思いっきり前を狙ったのがああいう結果につながったのかなと思います。(インカレに向けて)今年の目標がインカレで上位入賞というのを持っているので、最終目標はやっぱそこなので、残りの1ヶ月でどれだけ自分たちで突き詰められるかだと思います。自分はロングシュートや流れを持ってくるシュートを武器にしているので、チームが落ち込んでいる時に体張って点を取ってこられるような選手になりたいので、そういうプレーを心掛けたいです」
青山稜(農1=藤代紫水)
「2部に落ちるとやはりレベルが違うので、1部残留だけは絶対と思っていました。(勝利後は)本当に、本当に良かったと思いました。前半はまあまあ動けてたんですけど、後半になると全然動けず人任せになっていたというか、ミスを恐れ消極的になってしまいました。(後半逆転されたが)キーパーの服部くんが大事な所で止めてくれていました。あそこで止めてくれたのは本当に大きいですし、あそこで止めてなかったら結果ももしかしたら変わってたかもしれないと思います。(春と秋を通して)できる時とできない時の差が激しかったです。前半良くても後半動きが悪くなることが多かったです。1試合通して平均的にできるようになりたいです。インカレまでもそんなに時間がないので、チームとしてもっと技術や組織力を高められたらと思います」
服部晃
「試合内容は、最初に数本止めてそれで0-4までいってすごい流れいいなと。チームとして(山崎)大輔さんが退場している間も点取られなくて流れよくスタートに入れました。個人としては最初と最後しか止められていないと思います。中盤はあまり止められていなくて、勝負といっていたサイドシュートも入れられて、チームとして勝負と言っていたプレーが止められなくてダメだったので、そこが反省点です。試合前は、本当に一点差でも勝つというチーム全体として一点差でも勝つ。そこで自分、リーグ戦で結構流れ良くきていたのですが、試合前は自分が調子悪くなっても、チーム全体として流れが良ければ勝てると思っていました。なので、本当に勝つことだけに意識して流れよくいけたらなというのは試合前に意識していました。立大対策は個人として、2部リーグの試合を3試合全部見て相手のシュートの一人一人の癖をつかむというのはしっかりやっていきました。リードを許して自分が中盤で止められていなく、後半の一番最初からずっと止められずに10分くらい経っていたと思います。なので、そこで本当、自分が止めれば流れは変わるなというのはずっと思っていました。しかし、止めるということができなくて相手に流れがいってしまったなというのがあります。逆転勝利は本当、気持ちだと思います。もう負けられないという、入替戦というので、負けられない気持ちが強く出た試合だったのかなと。その結果、逆転されてもまた再逆転できたのかなと思います。この勝利で今まで、接戦を制したのが順大戦だけというので、ここでまた接戦をものにできてこれで、インカレに向けて良い流れができました。インカレではこの後1ヶ月で気を抜かずにもっと厳しくチーム全体として皆で練習していけば本当にリーグ戦前からリーグ戦期間中よりもっと厳しくいけば、おのずと結果に結びついてくるかなと思います。率直な感想はほっとしたというのと、本当際ですね。相手に流れが持ってかれそうになった時や、相手の流れになっている時に個人としてもチームとしても流れをこっちに戻すようなプレーが全体としてできるようになれば良いかなと。後は本当良かったって、1部残れて良かったって試合終わった直後に思いました」
苦しみ抜いた勝利
終始我慢の試合だった。序盤こそGK服部晃大(政経1=愛知県私立愛知)の好セーブが冴えリードを奪うも、徐々に流れは2部1位と勢いのある立大に。さらに「勝負といっていたサイドシュートも入れられた」(服部晃)と対策も後手に回り、チームで耐える時間が続く。それでも「一試合リードする形で試合を運ぶ」(加藤良典監督)という試合前の目標を遂行し、前半は16―14と2点差で終えた。
頼れる男が最後に帰ってきた。流れをつかみきれないまま迎えた後半は、立大が猛攻に出る。山田信也(政経2=愛知県私立愛知)の2分間退場もあり、6分17秒に同点弾を決められると、立大応援席からは大歓声。さらに逆転を許し、その差は3点にまで広がる。「点差が離れた時は焦った」(宮崎大樹・営3=法政二)と2部降格という暗いシナリオが見え始めた後半15分、コートに投入されたのはチームの主将である工藤龍毅(政経4=桃山学院)。「ここで諦めたら絶対に負ける」(工藤)と不屈の闘志で挑んだ。秋季リーグ序盤はスタメンだったものの、自身の不調や1年生の台頭で出番が減少。ここ数試合は出場することもできず苦しい時間を過ごした。さらに工藤の低迷と同調するかのように、チームも開幕から7連敗と絶不調。だがこの日は違った。服部晃が弾いたボールに自ら飛び込みそのまま中央突破を見せると、スピードを生かしたシュートを決めチームを鼓舞。「キャプテンが入ってそこでしっかり声掛けて止められた」(加藤監督)と離されることなく食らい付くことができた。そして2点ビハインドで迎えた残り5分。「思い切り前を狙った」という中川の攻撃に相手が反則を犯し、2分間退場に。数的有利となった明大は果敢に攻め込む。27分56秒に宮崎が同点となるシュートを決め、さらに中川が逆転シュートを突き刺す。立大の裏を取った門間優次郎(法3=法政二)が残り2秒でダメ押しゴールを決めると、選手たちはガッツポーズで喜びを表現した。28―26。苦しんで苦しみ抜いた主将とチームの意地が表れた試合となった。
雪辱のインカレへ
1部残留でリーグ戦を終え、次なる舞台は11月3日からのインカレだ。「今日勝ったことでまたインカレに向けて気持ちの部分でも変わってくる」(加藤監督)とこの勝利が大きな糧になる。その一方で「今のチームでこんな試合をしたら絶対負ける」(宮崎)と試合内容には多くの課題が残った。インカレまでは一カ月と期間は短いが、この勝利を胸に飛躍を誓う。
[最上隼也]
今日のコメント
加藤監督
「試合は始まる前から、一試合リードする形で試合を運ぼうという話をしていました。前半はそれに関してはできていて良かったのですが、やはり後半で向こうも底力出してきて、逆転されてしまいました。ですが、結果的には最後の最後でひっくり返して逆転できてよく頑張ってくれたと思います。試合前は負けると2部に落ちるというプレッシャーが大きい中で自分たちがやらなきゃいけないことはディフェンスだと思うので、そこを精度を高めないといけないということを話しました。立教が速攻で走ってくるチームだということが分かっていたので、走りあってしまうと勝つのは厳しいかなと思っていたので、あえて速攻は抑えていける時だけいく。最後終盤に速攻出して点が取れていてそこはできていたので良かったと思います。少しディフェンスのラインがあがってきたので、そこに関してはボールもらってからプレーをしないことを話しました。最後のタイムアウトは、負けはないのでしっかり強い気持ちで縦を狙う。全員で動いて狙うということを話しました。逆転につぐ逆転は、キャプテンが入ってそこでしっかり声掛けて止められたというのが大きいと思います。学生スポーツは4年生あっての学生スポーツだと思うので、そこは4年生がしっかりインカレまでチームをまとめてもらえればと思います。インカレは今日勝ったことでまたインカレに向けての気持ちの部分でも変わってくると思います。しっかりインカレの準備をして、秋できなかったことを基礎的な部分をしっかりやって良いインカレを戦いたいです。残留を決めて、やはりもっと自分がチームをまとめれば良かったなというのはあります。1年目ということでなかなかチーム作りも難しくて。そこで選手とコミュニケーションしっかり取りながらできていた部分もあったと思います。ですがそこで勝たせてあげられなかったということは自分にも責任があると思います。力ある選手たちが集まっていると思うので、いかにチーム一つになってできるかだと思います。とりあえず、春秋戦って基礎的な部分が足りなかったなというのがあって、来年チーム作りする時はインカレ終わったあとから基礎的な部分。フットワーク、そこしっかりやっていきたいなと思います」
工藤
「残れて来年の後輩のためにも良かったです。(自身のプレー)本当に出ると思ってなかったんですけど、出てからはしっかり仕事できたので良かったなと思います。(意識したこと)選手同士がボールをもらってから個人個人で動いてて、ボール回りが遅くなって相手が守りやすくなってるなと思っていて。入った時にはボールが早く回るように、ボールもらう前の動きをしっかりやろうと意識してやりました。(後半の相手ディフェンス)僕らもプレッシャーかなりかけてやってたんですけど、後半はそこまでかけてこないだろうと思ってたらワーッとプレスきてやられたので、もっと練習からやっておけば良かったなと思いますね。(後半10分のタイムアウト)まだ焦る時じゃなかったので、『落ち着いて1本ずつやろう』という話をしました。(勝ち切れた要因)やっていてもヤバいとは思ってたんですけど、ここで諦めたら絶対に負けるなと思って切り替えて、マイボールになったらひたすら走って速攻で1点取っていこうっていうのは意識してたかなと思います。それを最初にできて流れを変えられたので、それは良かったです。(最後勝てた瞬間)僕自身は勝てた試合にも出てなかったので、今シーズン初勝利で、本当にうれしかったですね。チームとしても本当に勝ちたかったので、本当に本当に良かったです。あとはインカレで勝って大きな顔したいですね(笑)今日の勝ちはインカレにもつながると思います。インカレは相手も決まって、1回戦しっかり勝って勢いに乗って、昨年みたいに上がっていきたいなと思います」
松本崇雅(政経3=岩国)
「本当に勝てて良かったです。(対策)やっぱりディフェンスが高いのがあって、でも攻めが小さいので。9以外なら打たせていいみたいな話はしてましたけど、思ったより苦戦しましたね。(入替戦に向けて意識の変化)やっぱり負けたら本当にだめなので、そういう意味で練習中からピリピリとまではいかないですけど雰囲気は変わったと思います。試合前も結構みんな緊張してましたね。(試合振り返って)今日はもう結果がすべてですね。本当に良かったです。(自身のプレー振り返って)前半は良かったんですけど、後半相手の高いディフェンスに攻めあぐねちゃったとこがあって、そこでもっとしっかり攻めれるようにしたいですね。(勝ち切れた要因)主将の工藤さんの活躍が大きかったです。宮崎と2人でちょっときつかった時に出てきて流れを変えてくれたので、本当に助かりました。(インカレに向けて)まず1勝。流れに乗ればいけると思うので」
宮崎
「ギリギリで勝てたので、とりあえず勝って良かっただけですね。それしか言えないです。とりあえず1部残留が決まったことだけを喜びたいです。点差が離れた時はやばいなと思い、焦ったりもしました。最終的に勝ったから良かったですけど、安定した試合したいですね。(同点打を決めたが)僕と松本にオフェンスがワンツー付かれてイライラしていたのでとりあえず点取りに行こうと。相手キーパーは法政ニ高からのタメなので、クセも知ってました。ここを打てば入ると思いました。誰かにパスするより、自分が外して2部行くのもそれでいいというか、深く考えずにとりあえず1点でという気持ちでした。(後半について)僕と松本がマンツー付かれてボール回せない時に誰かがフォローしないと。でも僕のプレーも前半はひどかったです。ミスばっかりで。(粘り勝ちだったが)リーグ戦は負けても次につながったりしますが今回は負けたら終わりです。僕らの代で2部から始まるなんて最悪です。死ぬ気で勝たないといけないと思いました。チーム一丸となって最後の最後いけたと思います。(インカレに向けて)国士大と筑波大とは違うので良い山に入れたとは思います。ただ1試合目は大経大で分かりませんが強いとは思います。今のチームでこんな試合をしたら絶対負けると思います。インカレも負けたら終わりなので、今日の試合を糧にして逆転されても逆転仕返して粘り勝ちできるチームになりたいと思います」
山崎大輔(政経3=熊本マリスト学園)
「最初の2分間退場は、カットインなしでやろうっていう話はしていたんですけど。相手も退場を狙ってきてたとは思うんですけど、もう少し注意してできればよかったかなと思います。(試合前に話したことは)カットインさせないということと、苦し紛れのロングシュートを打たせようと話してました。戻りとか、前半ほとんど逆速攻でやれててできてない方が多かったので、やっぱりリーグ戦からの課題ですね。(インカレに向けて)今日は全然活躍できなかったんですけど、3年生なのでインカレでは今日の分もディフェンスからしっかりやってチームをまとめていきたいです
中川
「やはり、この入替戦というのは来年にもつながると思うので、絶対チームとして勝たなきゃいけないというのがありました。だから、気持ち入れて臨んでいましたが、内容はあんま良いとは言えなかったんですけど、最後みんなで勝ち切れたのはこれからの経験値になったかなと思います。向こうに追い付かれた時にベンチやコートの雰囲気がどんどん悪くなっていました。そういうところから、試合に出てない人も出てる人も全員で声を掛け合って立ち直れたのが良かったです。(逆転打を決めたが)前半の最初は自分のプレーができていたのですが、後半から消極的になってしまいました。最後の残り10分ぐらいで自分でどんどん行かないといけないと思い、思いっきり前を狙ったのがああいう結果につながったのかなと思います。(インカレに向けて)今年の目標がインカレで上位入賞というのを持っているので、最終目標はやっぱそこなので、残りの1ヶ月でどれだけ自分たちで突き詰められるかだと思います。自分はロングシュートや流れを持ってくるシュートを武器にしているので、チームが落ち込んでいる時に体張って点を取ってこられるような選手になりたいので、そういうプレーを心掛けたいです」
青山稜(農1=藤代紫水)
「2部に落ちるとやはりレベルが違うので、1部残留だけは絶対と思っていました。(勝利後は)本当に、本当に良かったと思いました。前半はまあまあ動けてたんですけど、後半になると全然動けず人任せになっていたというか、ミスを恐れ消極的になってしまいました。(後半逆転されたが)キーパーの服部くんが大事な所で止めてくれていました。あそこで止めてくれたのは本当に大きいですし、あそこで止めてなかったら結果ももしかしたら変わってたかもしれないと思います。(春と秋を通して)できる時とできない時の差が激しかったです。前半良くても後半動きが悪くなることが多かったです。1試合通して平均的にできるようになりたいです。インカレまでもそんなに時間がないので、チームとしてもっと技術や組織力を高められたらと思います」
服部晃
「試合内容は、最初に数本止めてそれで0-4までいってすごい流れいいなと。チームとして(山崎)大輔さんが退場している間も点取られなくて流れよくスタートに入れました。個人としては最初と最後しか止められていないと思います。中盤はあまり止められていなくて、勝負といっていたサイドシュートも入れられて、チームとして勝負と言っていたプレーが止められなくてダメだったので、そこが反省点です。試合前は、本当に一点差でも勝つというチーム全体として一点差でも勝つ。そこで自分、リーグ戦で結構流れ良くきていたのですが、試合前は自分が調子悪くなっても、チーム全体として流れが良ければ勝てると思っていました。なので、本当に勝つことだけに意識して流れよくいけたらなというのは試合前に意識していました。立大対策は個人として、2部リーグの試合を3試合全部見て相手のシュートの一人一人の癖をつかむというのはしっかりやっていきました。リードを許して自分が中盤で止められていなく、後半の一番最初からずっと止められずに10分くらい経っていたと思います。なので、そこで本当、自分が止めれば流れは変わるなというのはずっと思っていました。しかし、止めるということができなくて相手に流れがいってしまったなというのがあります。逆転勝利は本当、気持ちだと思います。もう負けられないという、入替戦というので、負けられない気持ちが強く出た試合だったのかなと。その結果、逆転されてもまた再逆転できたのかなと思います。この勝利で今まで、接戦を制したのが順大戦だけというので、ここでまた接戦をものにできてこれで、インカレに向けて良い流れができました。インカレではこの後1ヶ月で気を抜かずにもっと厳しくチーム全体として皆で練習していけば本当にリーグ戦前からリーグ戦期間中よりもっと厳しくいけば、おのずと結果に結びついてくるかなと思います。率直な感想はほっとしたというのと、本当際ですね。相手に流れが持ってかれそうになった時や、相手の流れになっている時に個人としてもチームとしても流れをこっちに戻すようなプレーが全体としてできるようになれば良いかなと。後は本当良かったって、1部残れて良かったって試合終わった直後に思いました」
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ハンドボール 2023.10.01秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)の最終戦。春季リーグ戦でも早慶明定期戦でも勝てなかった早大相手にリベンジを果たしたい明大は前半からペースをつかみ、流れを渡すことなく攻め続ける。守備では荒田隼弥(法4=洛北)が安定したゴールキーピングを見せた。後半でも思い通りの試合展開に持ち込んだ明大は、11点差で早大を下し、連勝で秋の戦いを終えた。 ◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)▼10・1 対早大戦(国士大多摩体育館) 〇明大37{19―14、18―12}26早大 序盤は互角の展開に。開始30秒に谷口尊主将(商4=北陸)のゴールで先制すると、2分と3分過ぎには太田隼斗(営3=藤代紫水)が華麗に技あり弾を放ちリードを奪う。秋リーグを通じて出場機会が少なかった太田だが、この日は前半だけで5得点の活躍を見せた。「なんとかチャンスをモノにできて良かった」(太田)。相手にも得点を次々と決められ、なかなか差を広げられなかったが、7分過ぎにはゴールキーパーの荒田が奮起。「苦しい場面でも動揺せず、自分が止めてやるという気持ちで」(荒田)。先週の東海大戦に続き、この日も好セーブを連発しチームに流れを呼び込んだ。前半終了間際には谷口の3連続ゴールで差をつけ、19―14で試合を折り返す。 迎えた後半。優位に立つ明大は果敢に攻め続ける。「受け身になってしまうと相手の思うようなハンドボールをやられてしまう」(加藤良典監督)。好調を維持する谷口と太田の他にも、松中大輝(農4=西南学院)と根本幸太郎(理工4=市川)がそれぞれ2得点を挙げ、点差を二桁まで広げる。守備面では林原空翔(商3=藤代紫水)の好守が光った。後半28分過ぎに細野聖太(政経2=春日丘)が7メートルスローを決めると、ベンチは大盛り上がりに。攻守にわたって相手を圧倒した明大は、37―26で勝利を収めた。 開幕3連敗と苦しい展開から始まった秋リーグだが、それからの6試合は4勝2敗で底力を見せた明大。1カ月後に開催される全日本学生選手権(以下、インカレ)でも、持ち味の粘り強さを発揮してほしい。[李翔恩]試合後のコメント加藤監督――試合を振り返っていかがですか。 「最終戦ということで、順位を一つでも上げようという話をしました。自分たちでディフェンスから流れをつくることができたと思います」――秋リーグ序盤は苦しい戦いが続きましたが、そこで感じた課題を最終戦では修正できたと思いますか。 「試合を重ねるごとに自分たちが修正しないといけないところがディフェンスとオフェンスを含めて良くなっていったので、インカレにつながるゲームができたと思います」谷口――後半は得点差が開きましたが、接戦に比べて余裕を持ってプレーできましたか。 「余裕を持って楽にプレーしてましたが、早大は粘りがあるチームなのでそこからでも追い付いてくるチームだというのは分かっていたので、最後まで手を抜くことなくやりました」荒田――試合前に残留が決まりました。 「もちろん安心はしましたが、自分たちが勝てばいいと最初から決めていたので、あまり気にせずに試合に臨みました」太田――インカレへの意気込みをお願いします。 「今日の試合でチームも自分もすごく自信がついたと思うので、この気持ちを忘れずに優勝を目指して取り組みたいと思います」READ MORE -
秋リーグ3勝目 東海大との重要な一戦制す/関東学生秋季1部リーグ戦
ハンドボール 2023.09.24秋季リーグ戦(以下、秋リーグ)は残り2戦となった。この日の相手は、9位の明大の一つ下につける東海大。結果次第では入替戦も見えてくる絶対に負けられない一戦は、GK・荒田隼弥(法4=洛北)の活躍もあり終始リードし試合を展開。7点差で東海大を下して、秋リーグ3勝目を手にした。 ◆8・26~10・1 関東学生秋季1部リーグ戦(明大和泉体育館他)▼9・24 対東海大戦(国士大多摩体育館) 〇明大32{16―10、16―15}25東海大 絶対に負けられない一戦で活躍が光ったのはGKの荒田だ。窮地の場面でも好セーブを連発し、チームに勢いをもたらす。「流れを持っていかれそうな場面があっても、自分が止めることで流れを変えられると思っていた」(荒田)。開始5分に尾谷浩希(法3=愛知県私立愛知)が、9分過ぎには谷口尊主将(商4=北陸)がそれぞれ2連続で得点するなど、明大ペースで試合は進み、6点差をつけて折り返した。 迎えた後半。先週の法大戦では前半で5点リードしながら逆転負けを喫しており、今試合も状況は同じだった。しかし「点差はあるけど、気にせずやろう」(谷口)「後半からは0―0という気持ちでやっていた」(川久保拓郎・農4=高知中央)と反省を生かし、後半に臨んだ。7分40秒過ぎに速攻からファールをもらい、7メートルスローを獲得。任された川久保がしっかりと決め、点差を8点に広げる。林原空翔(商3=藤代紫水)は素早いボール回しから反転してシュートを決め、明大は得点を量産。20分40秒過ぎにはまたも7メートルスローを獲得する。ここでも任され、位置についた川久保は何とゴールに指をさし〝予告〟。「自信があった。俺が決めてやるぞっていう気持ちが強かったのでプレッシャーもなかった」(川久保)。放ったボールは弾丸のようなスピードで、ゴールネットの左隅に突き刺さった。その後も明大はリードを一度も許すことなく、試合は終了。32―25で勝利を収め、3勝目を飾った。(写真:7メートルスローで〝予告〟する川久保) 来週には最終戦・早大戦が控える。「最後しっかり自分たちのプレーをして勝ち切りたい」(谷口)。11月の全日本学生選手権に向けて、いい形で秋リーグを締めくくってほしい。 [末吉祐貴] 試合後のコメント谷口――ご自身のプレーを振り返ってみていかがですか。 「ディフェンスで相手に抜かれてしまったり、オフェンスでも簡単なミスをしてしまったので、来週に向けて修正していこうと思います」 ――試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか。 「チームの雰囲気もいい状態で試合に臨めていたと思いますが、練習でできたことがあまり発揮できませんでした」 荒田――今日は負けられない試合でしたが、いかがでしたか。 「入替戦の可能性もあって、チーム全体緊張の中でやったのですが、気持ちでカバーできるように声出しだったりプレー以外のメンタル部分を意識しました」 川久保――チームとしての課題はどこですか。 「まだまだ速攻のバランスだとか、流れのつくり方を変えないといけないと思います」READ MORE