日大に完敗 猛攻を防げず大量失点/関東学生1部秋季リーグ戦

アメリカンフットボール
2017.10.01
 秋季リーグ戦の第3戦は難敵・日大と対戦し、7―45と大敗した。連敗は何としても避けたいところだったが、試合開始2分後にロングパスも絡めた攻めでTD(タッチダウン)を許すとその後も日大の猛攻を止められず。終わってみれば六つのTDを奪われ45失点。第4QにTE#85三輪颯太(文3=日大三)が意地のTDを奪うも全体を通して好機を作ることができなかった。攻守に精彩を欠く敗戦で、重い2連敗となった。

 防戦一方の試合となった。試合開始2分で先制TDを許し早々から追いかける展開に。流れを取り戻したかったが自陣13ヤードでQB#15阿江保智(情コミ3=六甲)がパスインターセプトを奪われる痛恨のミス。攻守交代するとそのまま日大の手堅いランプレーで残りの13ヤードも攻め込まれ追加点を与える結果に。続く第2Qには敵陣11ヤードでFG(フィールドゴール)の機会を迎えるもゴールポストを外し得点できない。第3Qには42ヤード地点からロングパスTDを決められるなど終始、日大の勢いをとめることができなかった。
 ランを前に押し出すことができなかった。第3Qまで盤石な日大DLに対しファーストダウンを重ねることができない展開が続く。これによりディフェンス陣への負担が増え失点につながった。第4Qの残り45秒で三輪がタックルを交わしTDを決め完封は免れたものの「そこまでに点数を取れなかった悔しさの方が大きい」(QB#3中村聡・政経4=海陽学園)。試合を通しランで攻めるプレーを崩され主導権を握れなかった悔しさをにじませた。

 ここまで1勝2敗の明大。次戦も力のある法大との一戦だ。ここで負けるようなことがあれば入替戦も見えてくる。「2敗したので後はない。絶対に勝利をつかむ」(LB♯8氏家倫太郎・政経4=埼玉栄)とチームの雰囲気を作り直し、リーグ戦の中盤戦へと挑む。

[坂田和徳]

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
日大 1Q2:08 9yds RUN #5ウィリアムス K #4篠原 G 0―7
日大 1Q10:29 2yds RUN #30川上 K #4篠原 0―14
日大 2Q12:00 41yds FG #4篠原  ――― 0―17
日大 3Q6:00 1yds RUN #19沼田 K #4篠原 G 0―24
日大 3Q10:28 42yds PASS #10林→#82小倉 K #4篠原 G 0―31
日大 4Q3:02 2yds RUN #19沼田 K #4篠原 G 0―38
日大 4Q8:17 2yds RUN #5ウィリアムス K #4篠原 G 0―45
明大 4Q11:15 7yds  PASS #3中村→#85三輪 K #37佐藤太 G 7―45
早大 慶大 法大 日大 中大 立大 明大 日体大 勝敗
◆関東学生秋季1部リーグTOP8 星取表◆
早大 11/26 11/12 10/29 10/14 ○31―7 ○23―7 ○31―13 3勝0敗
慶大 11/26 10/28 11/12 ○10―6 10/15 ●20―20 ●10―20 1勝2敗
法大 11/12 10/28 11/26 ●21―21 ○28―18 10/15 ○66―31 2勝1敗
日大 10/29 11/12 11/26 ○20―17 ○42―7 ○45―7 10/14 3勝0敗
中大 10/14 ●6―10 ○21―21 ●17―20 11/26 11/12 10/29 1勝2敗
立大 ●7―31 10/15 ●18―28 ●7―42 11/26 10/29 11/11 0勝3敗
明大 ●7―23 ◯20―20 10/15 ●7―45 11/12 10/29 11/25 1勝2敗
日体大 ●13―31 ○20―10 ●31―66 10/14 10/29 11/11 11/25 1勝2敗