ワンツーフィニッシュ! 11名がインカレへ/全日本学生選手権関東支部予選

ボードセーリング 2017.09.18
9・16~17 インカレ関東支部予選(神奈川県逗子市逗子海岸沖)

▼メンズクラス
平林――1位
冨澤――2位
庄野――4位
大江――9位
藤田――11位
竹内――12位
中村――13位
森平――15位
市島――20位
松本――39位
山田――44位
土方――49位

この結果、メンズクラス43位以内(1人辞退したため44位以内)の11人が個人インカレへの出場権を獲得。

 ホーム・逗子で躍進した。台風が近づく中行われた、11月の全日本学生選手権への出場を懸けたレース。平林亮太(農3=高輪)が1位、冨澤喬穂主将(商4=明大明治)が2位、庄野太郎(商3=桐蔭学園)が4位で入賞を果たした。さらに明大は出場12人中11人がインカレ出場権を獲得。目標の全員出場はかなわなかったものの、チーム力の底上げを見せた。

 上級生が背中で示した。「絶対明治の中から優勝者を出さないといけないなと思っていた」(平林)。1日目は軽風域。平林は得意の風を物にすると4レース中3レースを1位でフィニッシュした。2日目の「本当に苦手な風」(平林)という強風にも安定した走りで乗り切り、見事優勝を収めた。3月に行われた団体戦で、明大の代表3人の中に2年生ながら選ばれた平林。「自分がその時足を引っ張ってしまっていたので、次は自分が前を走るように」(平林)。3年生になり上級生としての自覚を高め、1位だけを狙った結果だった。一方2位に輝いた冨澤は、得意の強風の中で行われた2日目1レース目は堂々の1位フィニッシュ。それでも「レースの要所要所のところでしっかりと勝ち越せなかった」(冨澤)と自らの詰めの甘さを痛感。インカレでの巻き返しを図る。平林と同じ3年の庄野は、昨年の同大会では18位、インカレでは70位と奮わない順位だった。しかし「自分なりに突き詰めて考えて練習している」という今年、9月2日から3日にかけて行われた関東学生選手権では1位に輝いた庄野。今大会でも1日目は3位に食い込んだ。2日目は大嵐に対応できず一つ順位を落とし「満足はしていない」(庄野)。今年度は学連の委員長も務める庄野が見据えるのは表彰台だ。

 意識の向上が好成績を生んだ。今年は「みんなが良い雰囲気で練習できる環境づくり」(冨澤)を徹底。夏前、部員全員でのミーティングにより目標意識を統一させ、主将だけでなく全員が「良い雰囲気づくり」に取り組むように。練習では負荷の多いトレーニングを増やし、逗子で鍛えた。練習後には1年生から4年生でグループを作る親子制度を組むなど、ミーティングは毎回1時間にも及んだ。また、昨年のインカレの結果を受けて始めていた“ノート”も効力を発揮。練習の度にその日の出来事や反省を記し、先輩に見せることで「みんなが常に考えて練習に取り組めた」(庄野)。結束力を高めた結果、2年生4人全員を含む11人がインカレ出場を果たすことができた。

 あくまでも通過点だ。キャプテンの冨澤も「チームとして支部予選を目標にしているわけではない」ときっぱり。目標は11月のインカレで入賞者を多数出すことと、3月のインカレ団体戦で優勝することだ。今大会で見えた課題を克服し、部員全員で目標を達成してみせる。

[亀井笙子]

試合後のコメント
冨澤

「直属の後輩にも負けてしまって。支部選は予選なので本戦で優勝狙ってるんですけど、その中でこの支部予選で絶対に優勝したいというのが自分の中ではありました。今回の支部選の位置付けでそういった中で結果が残せなかったところで、夏までの取り組みであったりとか反省しつつ今後につなげられればいいと思います。1日目はわりと得意な風域ではなかったんですけど、キャプテンやってて今年ナショナルチームのメンバーとして活動している中でそういう言い訳はしてはいけないなと思っていて、そういった中で負けてしまったのはやっぱり実力不足があったのかなと思います。(得意)強風域が得意なんですけど、今日は吹いてたんですけど難しい海面で、得意風域で勝ち切れなかったっていうのはありますし、もう少し安定して風が入ってくれればなというのはあったんですけど。勝ち切れなかったのは自分の責任ですね。勝ち切れなかった一番の要因はレースの要所要所のところでしっかりと勝ち越せなかったっていうのがありました。例えばスタートで先行されてしまった段階でレース運んでしまったりとか、あとは1週目で勝ってたけど2週目のところで抑え切れない詰めの甘さが出てしまって。低速がある子が後ろにいてもその戦術次第でしっかり抑えることができるのでそういったところは自分のカバーミスというか戦力不足というか。まだまだ詰めが甘かったですね。(去年と変えたこと)チームとして変えたこと大きく変えたことはあまりないんですけど、練習内容は厳しいものを課して。主に軽風域の練習が多かったんですけど結構負荷の多いものを取り組む中で、大切にしたのはチームの結束力とか団結力とかで、みんながいい雰囲気で練習できる環境づくりは僕だけじゃなくて他の4年生だったり3年生2年生っていうチーム全体でそういった雰囲気をつくれたっていうのが今回の結果につながったと思います。(ミーティングとかも意識高めよう)ミーティングもそうですし、練習中の声の掛け合いというか『おい、こげ!』みたいな古臭いですけどそういう熱いやつが多いです(笑)。そこでいい雰囲気がつくれたかなと思います。(練習は部員全員で)今明治の部員が全員で約20人いないくらいなんですけど、学連全体を見たらすごく少ない方で、なのでみんなで練習してるんですけど。本当はもう少し規模の大きい練習をしたいなというのはあります。(逗子で)逗子でいつも。逆側の浜で。そこから練習して、今日レースやってたところでいつも練習しています。本拠地っていうのもあったかもしれません。毎日見ながら乗ってるところなので他のところよりは少し利があったかも。(やりやすさ)風の入り方とか。今日はオフショアっていう風だったのですが、地形の入り方で風がどういう場面で入ってくるかが違うんですよ。そういうのはちょっと分かりやすかったかなっていうのはあります。(明治の結果)チーム全体の目標として、全員でインカレに行きたいっていうのはあったんですけど、数は多くなったんですけど全員っていうのはかなわなくて、そこは残念でした。でもチームとして支部予選を目標にしているわけではなくて、インカレ個人戦での入賞者をたくさん出すことと、3月末の団体戦で優勝するっていうのを掲げているので、それに向けて、通過点なので頑張ります」

庄野
「上位3人がいつもの上位3人が占めていて、自分としてはその3人を倒したいっていう気持ちがあったんですけど、及ばすまた4位という結果になったので正直悔しいって気持ちがあって満足してないです。1日目は3位だったんですけど、今日コンディションが自分の苦手風域で、順位を落としてしまってそれが今後の自分の課題かなと思います。(1日目は得意風域)1日目は軽風域で、自分の得意な風域だったので。そこで上位3人に食いこめたっていうのは自分としても大きな収穫だったのかなと思います。(今日はやりにくかったか)風的にもうねりとか波とかも難しくて、それに対応できてない点が上位3人との差かと思いました。(B1カップで優勝)自分は3年になってから常に考えるっていうことを目標としていてナーナーで練習をするんじゃなくて常に考えて何が原因でダメなのかとかなんでここが良かったのかとかを自分なりに突き詰めて考えて練習してる結果が徐々に結びついたのかなと思います。(意識が変わったということか)上級生という立場になって、自分たちがしっかりしないといけないっていう自覚が出てきたので、そういう面では成長できたかなと思います。(練習変えたりとかは)方法というよりはこの夏チームでノートを。その今日の練習とかの出来事をノートに書いてその先輩に見てもらうっていう制度をとっていて、それをすることによってみんな常に考えるってことができますし、どういう意識でやってるかっていうのも毎日毎日確認できるのでそこでみんなの意識が高まるっていう。そこでノートはよかったかなと思います。毎練習ごとにノートを書いて、3日ごとくらいに提出してその先輩がノート見て思ったことをノートに書いて返却してみたいな。それで順繰り順繰りみたいな感じで。4年生の先輩に見てもらうときもありましたし、自分と平林が後輩のノートを見てチェックするってこともありました。(明治全体での結果)今年2年生がいけるかどうかっていうのが不安で、3年もなんですけど、下級生4人全員通ってくれたってことはチームにとっても底上げって面で大きくプラスになったなって思っています。3年生も1人行けなかったんですけどそれ以外全員行けたので、今後の底上げっていう点ではすごく大きな糧となったと思います。(インカレ個人)インカレは1位だった平林と一緒に入賞して表彰台に立ちたいと思います」

平林
「ホームゲレンデだったので絶対明治の中から優勝者を出さないといけないなと思っていて、僕もその中の一員でこの夏優勝できるように頑張ってきたのでとれてよかったと思います。(逗子で)そうです。この夏も逗子で練習してました。(1日目)得意風域だったので、そこで他の選手に点差を広げられるようにと思いながらやってました。自分は体重が軽いので微風、風が弱いときが速いので。今日は本当に苦手な風だったんですけど、2位の喬穂さんが得意な風だったので、できるだけポイントを縮められないようにそれだけを考えてやっていました。(B1カップでは2位)B1は同期に負けて詰めが甘いなって痛感しました。今回はその反省した結果かなと思います。(変えたこと)練習というよりは意識です。1位を取るためにどういう意気込みでやるかっていう。あとチームを引っ張っていくというところ。今までは自分のことだけを考えていたんですけど、チーム全体を考えて自分がチームを引っ張らなきゃと思ってやってました。(3月団体で選ばれて)そうですね。団体戦は自分的にはすごく大きかったですね。自分がその時足を引っ張ってしまっていたので次は自分が前走るように。(明大インカレ出場者多数)夏前に意識を確認し合えたっていうのが一番大きかったと思います。けど、インカレ出場が全員ではないので目標としていたものではないので悔しいです。(夏前)ミーティングして、何を目指してるのかとか目標をチーム全員で確認し合って、それに向けた練習をしました。(それに向けた練習)みんなで助け合えるというか底上げが重要だったと思うので、上級生も上だけを見てないで下級生を育てるということをやってきました。(インカレに向けて)インカレは二度目なんですけど、前回結果が良くなかったので、とりあえず入賞を目標に頑張りたいと思います」

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