男子は帝京大に快勝 女子は早大との激戦を制す/関東大学秋季リーグ戦
バドミントン
2017.09.18
男女ともに接戦を勝ち抜いた。男子は東インカレ3位の帝京大との対戦。第1シングルスの澁谷勇希(政経3=埼玉栄)が1勝目を挙げて流れをつくり、その後の第2シングルス、第1、2ダブルスはストレート勝ち。第3シングルスの丸山優斗(商2=聖ウルスラ学院英智)が敗れたもののチームは4連勝と入替戦進出圏内だ。女子は早大との対戦。2―2で迎えた第3シングルスは後藤にこ(文4=聖ウルスラ学院英智)が出場。フルセットにもつれ込み接戦となるも、持ち前の粘り強さで見事勝ち切った。残りの1戦もこの流れで勝利をつかむ。
[男子]
冷静なプレーで試合を制した。シングルスが2勝を挙げ、勝利目前となった第1ダブルス。武石優斗(商3=札幌一)・西谷春樹(政経3=青森山田)組がしっかりと2―0で勝ち切った。ここまで全試合ストレート勝ちを収めているが「内容にこだわっていきたい」(西谷)。この日の試合では緊張から足が思うように動かず、1ゲーム目では16―16まで詰められてしまう展開に。しかし焦ることなく練習通りのプレーをすることで修正。「やっぱり自分たちの持ち味は攻め」(武石)。得意とする低い球で攻めるプレー展開で前へと詰めていき、容赦なくスマッシュを浴びせた。積極的な攻撃で相手を翻弄(ほんろう)し、17―16からの4連取で差をつけたまま見事勝ち切った。第2ゲームでも主導権を握り、優位に試合を進め21―14と快勝。力の差を見せつけた。
チームは4連勝中だが課題は残っている。4―1で試合を終え、3日目まで完全勝利だったがここで崩れてしまった。「どこか必死さが足りない」(小笠裕貴・政経4=名経大市邨)。点数差が開くと悪い方向で余裕ができてしまい、勝利目前でも点を決めきれず相手に詰められしまう場面が目立った。貪欲な勝利への気持ちが足りず、「力の差でなんとか勝っている」(小笠)状況だ。1部復帰を最大の目標としてきた選手たちにとって入替戦出場は通過点。「まだ気持ちの緩さがある」(小笠)と精神面の克服がカギとなる。入替戦で倒さなくてはいけない相手は1部の厳しい環境で戦ってきたチームのため、激戦が予想される。最終決戦に備え、無駄な点は一切落とさずしっかり勝ち切りたい。
入替戦まであと1戦となった。最終戦の相手は青学大。明大と同じくここまで4連勝を決めてきている。しかし明大が5―0で下した東経大とは3―2で辛勝しており、勝てない相手ではない。「3―0で勝つことだけを意識してやる」(小笠)。最終戦も気を引き締め、入替戦への出場を決める。
[女子]
この日も明治が死闘を制した。4戦目の相手は明大と同率2位の早大。第1シングルスの西口涼子(農2=埼玉栄)が中西(早大)ストレート負けを喫するも、十河茉由(商3=高松商)が吾妻(早大)を2―1で下した。さらにダブルスが1勝1敗となり、チームカウント2―2で迎えた第3シングルス。前日の専大戦に引き続き、後藤にこ(文4=聖ウルスラ学院英知)が最後を任された。「空回りしてしまった」(後藤)と第1ゲーム、正確なショットでコースを突いてくる相手にペースを乱され11―21で落としてしまう。“敗北”の2文字が頭をよぎるが、後がない状況で粘れることが今季の強みだ。クリアーとヘアピンを効果的に使ってくる相手に対し、後藤もヘアピンで応戦。シャトルが浮いたところを強打するパターンで点を積み重ね21―17で勝利し、決着は最終ゲームへ。先に20点の大台に乗せたのは後藤だったが、終盤立て続けに得点を許し20―20と追い付かれる。絶体絶命の場面に「意地を見せてくれた」(瀬川桃子主将・商4=埼玉栄)。連続してスマッシュを繰り出す相手に、鍛え抜かれた守備力と高い集中力でシャトルをつなぎ続けた。最後の我慢比べに勝利し、相手の打ったシャトルがネットにかかった瞬間コートに歓喜の輪が広がった。
これまでの勝利は4年生なしでは語れない。エースダブルスとして安定した強さを見せている瀬川・村上晃(商4=青森山田)組は現在3勝1敗。法大戦では、昨年のインカレ決勝で敗れた宮浦・勝俣(法大)組を破るなど、強さにさらなる磨きがかかった。後藤は実力者がそろうシングルスで4勝を挙げている。この日の逆転勝利に「運だと思う」(後藤)と謙遜するが、4年間培ってきたこの実力は本物だ。「4年生を主体にまとまっているのが強さの理由」(村上コーチ)。最上級生の背中が頼もしく見える。
創部初の栄冠は目前だ。最終戦の相手は、3勝1敗で明大と同率首位の日体大。勝った方が単独で4勝となるので、この試合が事実上の優勝決定戦となる。1年前は2部にいたチームが、新たな歴史の扉を開こうとしている。これまでチームを引っ張ってきた最上級生の瀬川、村上、後藤にとって今季が最後のリーグ戦。「明治の良さである団結力を生かして、絶対優勝します」(瀬川)。70年の歴史にその名を刻む。
[上代梨加・桐山雄希]
試合後のコメント
[3日目]
[男子]
小笠裕貴主将(政経4=名経大市邨)
「(今日の試合について)結果は5ー0で良い試合もあったんですけど、上手く自分たちのプレーができない。点数持っていかれたりとか失点を挙げてしまう試合とかあったので、結果的には良かったですけど内容的にはまだ甘いところがあるかなって感じました。(見ていて気になった点)やっぱりどこか、勝てるからいいやって応援もまとまってなかったりとか。チーム力で戦ってるのに出てる人が頑張って、応援がちょっと。気が緩んでる訳じゃないですけど、もっと引き締めるところは引き締めてしっかり応援した方がいいんじゃないかなと思いますね。(今日まで5ー0で来ている)入替戦まであと2戦あるんですけど、あと2戦が2部でも強いチームなので、そこで5ー0やれて初めて力を見せられるかなというのがあるのでそこが勝負じゃないかなと思うんですよね。(残りの試合への意気込み)もちろん5ー0、5ー0で勝って、入替戦に臨むというのが最低限であり最高の形、やるべきことじゃないのかなと思うので、もちろん勝ちます」
酒井健登(政経2=埼玉栄)
「(今日の試合を振り返って)まだ全然納得できるゲームができてないので、反省しなきゃいけないところばっかりだと思います。(主な反省点)簡単なミスが多かったり、脚も全然動いてなかったりするので、脚も動いてくれば簡単なミスも減ってくると思うのでそういうところだと思います。(2戦目からの修正)できてない訳じゃないですけど、まだできると思うので。そこはまだちょっと変えないといけないところかなと思います。(点差が開いてからの立て直し)そこは自分たちのミスを無くせば大丈夫かなという感じだったので良くはないですけど、(点差を)離されないことの方が大事なので。そこは今日の課題かなと思います。(残りの試合への意気込み)しっかり内容にこだわって、納得いくゲームができればなと思います」
[女子]
瀬川
「(試合の振り返り)3ー2で勝ち切れたことはよかったんですけど、自分たちが目標にしているのは優勝なので、ここでポイント数が4ー1か5ー0で勝ちたかったなというのが感想です。(上杉・小原組の起用)やっぱり次の年のことを考えて、私たちが抜けた後に戦えるダブルスを2つ作らなきゃいけないというのを考えていたのでこのリーグで絶対に出すつもりではいました。(後藤を第3シングルスに据えた理由)昨日オーダーを話し合ったときに、相手のオーダーうまく戦えるようにしました。(後藤の粘り強い戦いぶり)今日の試合は4年の意地が目立ったんじゃないかなというふうに思います。(明日に向けて)明日も、それ以降も5ー0で勝てるように頑張ります」
後藤
「(2ー2の中の出場)ここで勝たないと入替戦がよぎります。それを最初に意識しすぎてしまって出だしがうまくいきませんでした。ただ、そこからうまく持ち直したのは自分でも一番評価できる点だなと思います。(どう持ち直したか)一昨日までは違う体育館でやって、今回も横風か吹いているというクセのある体育館でした。それがちょっと把握できなくて最初は決め急いでしまいました。それで少し崩れました。そこをインターバルの時にリセットというか修正しました。(インターバルの後)インターバルでせめて言った方がいいと言われました。クリアーが風の影響で全然狙ったときに行かなかったので打っていきました。(いつ3シンで出ると言われたか)昨日言われました。本当は5ー0を狙っていたのですが結果、2ー2と2ポイント取られる形になりました。そこは一つの課題だなとの思います。ただ、法政戦の時も取られていて流れはいいと言えませんでした。今回、それを勝ちきっての勝利は良かったと思います。(今回の勝利について)最低限の勝ちです。3ー2は絶対勝たないといけないものです。5ー0を目標としていたので3ー2はできていませんね。ただ、他の勝った二つはとてもいい試合だったと思います。(3シンという要の場面での起用)今までかなり迷惑かけて方なのでたまたま運がよく3勝ができているのかなと思います。明日明後日もあるのであまり傲慢にならないようにしていきたいです」
[4日目]
[男子]
小笠
「(オーダーについて)勝負決まったらメンバーチェンジというものも考えていました。3シンを丸山にしたのは下級生を出したいというものです。リーグ戦というのは独特の雰囲気があるので経験させて上げたいと思ったからです。(自身の出場はあるか)何がわからないので準備はしています。ただ正直、自分はインカレも出ないので需要はないかなと思っています。メンバーチェンジでしたら下を使うので。もし万が一誰かが崩れて変わらなければいけないという状況でしたら出るということも考えています。(5ー0が崩れたが)勝ったことは勝ったことでいいのですが、やはりそこら辺がまだ気持ちの緩さがあるのかなと思います。しっかり5ー0で勝てる相手だったので。(接戦が多かったですが)接っている場面で勝つのは強いほうだと思います。気持ちとかも当然あるのですが、気持ちというよりは力の差があったので勝ったのかなと感じました。これが入替戦だったら1部の最下位と当たるわけで、1部で戦ってきたような相手です。そんな簡単には取れないかなというのは思います。(ミーティングで話したこと)出るやつは出るやつでプレッシャーを感じると思うのですが、同じ大学生です。同じプレッシャーを感じているのでそこら辺でプレッシャーを感じて負けているようでは進歩がないというか、勝てないと思います。出るやつは最低限しっかりプレッシャーを打ち負かして勝ち、出ないやつは出ないやつで現状を把握して受け止めて来年以降出るだけでなく勝つことを意識して応援することが大事なのかなと思います。(入替戦への危機感とかあるか)そうですね。リーグもそうなのですが、それ以上に独特の雰囲気があると思うので。こちらは向かう立場になると思いますがチャレンジャー精神でいけるのかが不安ですね。今回も気持ちではなく実力差で勝ちました。当然気持ちも入っていますが、どこか必死さが足りないです。簡単に点数が入れられてしまうので。そこら辺で必死に貪欲に1点を取りにいくというのがまだできていませんね。(今日の課題など)応援などそうですが、もう少しチーム一丸とならないといけないです。出るやつも出ないやつも。勝負が決まったところで油断したというか、決まったところで緩んでいます。勝負が決まる前は緊迫感などあるのですけど、点数差が離れた時に追いつかれたりという場面か見られました。そこで勝ち切るのが大事で、課題です。(ここまで4連勝)明日は青学であっちも今のところ全勝しています。油断はもちろんしていませんが、入替戦を見据えて一人一人がしっかりとプレーして欲しいです。(明日への意気込み)もちろん3ー0で勝つことだけを意識してやります」
武石
「相手が強いっていうのはわかってたので、気を引き締めて最初から入ったし、戦い方として相手は低い球が得意だったんですけど、序盤1セット目とかでちょっとムキになったというかわざわざ低いの出してしまったら競ってしまったんですけど、2セット目からは逆にそこを狙って試合作っていけたので結構よかったんじゃないかなと思いますね。自分たちは低い展開の方が得意で、しっかり低い球出して前に詰めていってっていうのがプレースタイルなので。そこで僕らの方が前に入っていけたのがよかったかなと思います。(ここまでストレート勝ちで来ているが)初日の試合で相手に無駄に点数取らせちゃったりして、その次、昨日今日と点数挙げないようにしたいと自分は思ってるので、次の日も試合あるし疲れとかはしっかり取りたいです。そういうのは大事だ思うので。チームの士気にも関わることなので気を引き締めていきたいです。(チームの雰囲気)1部に戻ることっていうことが今の最大の目標なので、みんなそこは共有できていると思います。全員士気は高まっているのでいい感じだと思いますね。(試合で心掛けていること)基本的なことですかね。脚を止めないで受け身にならない。やっぱり自分たちの持ち味は攻めだし、それができなくなっちゃうと、どんなに実力差あっても点を取られちゃうし、もしかしたら負けてしまうこともあるかもしれないのでずっと攻め続けられるように意識してきました。(リーグでのコンディション)東日本終わってから間もなかったのでコンディションというよりモチベーションを保つのが難しかったんですけど、ケガとかも特になくリーグに臨めたのでよかったと思います。(青学戦に向けて)相手も普通に強いので、気を抜かないで上3つで勝ちを取れるようにチームでも士気を高めていきたいです」
西谷
「(今日の試合)自分たちは攻めるって形を大事にしているので、積極的に前に入っていけたっていうのはすごく良かったかなと思います。(競った状況が続いたが)出だしからお互い緊張してたっていうのもあって、しっかり脚が動いてなくてガシャガシャしたりとか細かいところのミスが多かったです。でも16点以降から離せたのはしっかり修正ができたんだと思います。(ここまでストレート勝ちで来ている)僕らは2部で勝つことが目標じゃないんで、しっかりストレートで勝つっていうのは最低限だと思うので内容にこだわっていかないといけないなと思いますね。(4ー1という結果)チームが勝って良かった、じゃいけないと思うので、後輩を育てるっていう意味で今日出したと思うんですけど、4年生が抜けて次の代になった時にシングルスで出る可能性があるので。そこで力を出し切れないっていうのはいけないというか、もうちょっと成長してもらわなきゃなというイメージです。(試合で心掛けていること)攻めた方が勢いとかも強いと思うので、団体戦なので点を取った方が盛り上がるし積極的に前へ前へっていう意識は人一倍持ってやってるつもりです。練習ではとりあえずいろんなことやってみようっていう意識があって、練習で勝っても試合で勝たなきゃ意味が無いと思うので、試合で勝つために自分がこれできないなって場面では引き出しがないとパニックになっちゃうと思うので、引き出しを多くするって意味でもやってみようって。自分の得意なことでもそうだし、苦手なことでもしっかりチャレンジしてきました。(練習は試合に生かされているか)今日も2ゲーム目点差があったので、いろんなことをしてみろとコーチにも言われて、普段やらないこととかもいい感じに自分たちの攻めに繋がっていったので練習の成果が出ていたと思います。試合前はそんなにいい感じじゃなかったんですけど、試合になればなんとかなるだろうっていうのが正直なところで、勝っていいリズムになって上がってきたのかなと思います。(青学大について)練習試合とかで何回も戦ってきた相手なので変に緊張しても仕方ないので、自分たちの攻めの形を作るっていうのを第1に、脚を動かすだとか基本的なことをしっかりできれば自然と結果は着いてくると思うので自分のやるべきことをしっかりやりたいなと思ってます」
[女子]
村上コーチ
「4年生をはじめ、日頃の練習の成果がきちんと出ていました。練習内容も自分たちが自主的に作っていて、内容としてもダブルスもシングルスもしっかりカバーできるものです。何カ月か前からは練習を見ていましたが、正式にはこの9月から就任しました。でも、この内容なら文句はなかったし、もし負けたらもう一回やり直そうって話になってます。僕の考えたことと彼女らの練習が同じ方向に向けているのかなって思います。(ポジティブな声掛けを積極的にしていた)もう選手でもないので、それくらいしか僕にはできません。(チームの現状)4年生を主体にみんながよくまとまっているのが強さの理由です。今日の試合でも後藤が頑張っていたけど、1~3年生もしっかりリーグ戦で使えているので、来年以降も活躍してくれると思います。そういった意味で今後にも不安はありません。とりあえず、明日勝てば優勝なので狙っていきたいです」
瀬川
「最後のギリギリの場面で後藤が意地を見せてくれた印象です。気持ちの強さは一番持っていると試合もですし、日頃の練習でも一番気持ちを持って取り組んでいました。そこはチーム全員が分かっていたところなので、みんな信頼していますし『にこちゃんならやってくれる』って信じてました。ファイナルの最後にリードしていた中で追い付かれてしまったのは反省点ではあると思いますが、勝ち切れたのは気持ちの強さだと思います。(何か試合中に声は掛けたか)自分からのミスが多くなっていたので、とりあえずコート内に入れていくことと、強気でいくように伝えました。(個人ではストレート勝ち)自分たちが絶対に勝たなきゃいけない立場であることは変わりません。2ゲーム目にちょっと競ってしまったんですけど、ストレートで勝ち切れたことはよかったです。相手が左利きと右利きがいて、左利きの予想しない球が来たりしたんですが、そこに対してしっかり集中していこうと話していきました。後半サーブ周りだったり、左右に対応できなかった部分はあったんですが、最後は気持ちで勝ち切った印象です。(4試合を通して4年生がほとんど勝っている)4年が引っ張っているところはあるんですが、その下には支えてくれる後輩たちがいます。後輩たちがいるから戦えているってことは忘れてはいけないと思います。早稲田の1年生の東は引っ張っていこうとする気持ちがとても感じられたのですが、明治の下級生には気持ちの部分で足りない部分が客観的に見ていて思うので、私たちがいなくなった後のことを考えるともう少し下級生にも欲を出してもらいたいです。(オーダーは4年生が決めるのか)基本的にそうです。コーチが決めるのではなく学生主体なので自分たちで決めています。村上コーチは技術面の指導というよりは、すごく応援してくれてチームの雰囲気はとても良くなってあるのでとても感謝しています。週に1回見に来てくださるのですが、見に来てくれるだけでもありがたいです。(優勝も目前に迫ったが)去年のインカレが終わってから目標を立ててきて、ずっと優勝に向かってやってきたので他のチームよりも1年間を掛けて取り組んできたのでチーム全員に優勝するって気持ちがある部分は他のチームに負けていません。明治の良さである団結力を生かして、絶対優勝します」
後藤
「(率直な気持ち)勝ってうれしいです。貢献できた気がします。(勝因は)最後は相手のミスでこっちも引いてたので、運だと思いました。(そのくらい実力に差はなかったか)そうですね。1回だけ高校の時にインターハイで対戦したことはあるんですけど、2ゲームとも一桁とかで負けたので、それよりは進歩かなと思いますし、ここで勝てたのが大きいですね。2ー2の場で。(昨日までの相手とは違ったか)初日と2戦目はすごい強い相手で、一転して今日の相手は強い球ではなくてゆっくりな球でコースを突いてくるというかつないでくるタイプだったので、1ゲーム目はそこですね。今までは攻撃で決まってたんですけどやっぱり守りが今日の相手は堅かったので粘られて粘られて外に出したりクロスに走らされたりという感じでした。(そのようなタイプに苦手意識は)あんまりなかったですけど、今回のリーグは攻撃タイプとやってなかなか決まらないというギャップに最初はやられてしまいました。(2ー2のチーム状況)自分は結局取らなきゃいけない立場だったので、覚悟は一応して臨んでいたので、1ゲーム目はうまくいかず空回りしてしまったんですけど気持ちの持っていき方としては悪くはなかったです。(昨シーズンまでと違う結果)去年も今年の春もシングルスですごい調子がいいと感じて出ていたんですけど、勝負どころで点数が取れなくて、結果につながらなくて、今回は全然練習とかも調子がいいとは感じないし今回も打っても調子いいとは感じないんですけど、ここは取らなきゃいけないというところで点が取れてるのでそこが大きいと思います。点数の取り方が4年間で一番いいと思います。相手のペースに飲み込まれずに取れてると思います。(なぜ点が取れるようになったか)それは分からないです。自他ともに驚いているので、4勝というのは2部でしかやったことがないので勝因と言われてもよく分からないです。(今日の勝利がチームにもたらす意味)とても大きいと思います。これで優勝争いに食い込むことができるので明日勝てば優勝でわかりやすくなったので、良かったと思います。(ジュースの時気持ちは揺らいだか)揺らぎました。追い付かれたと思って、19ー14で勝ってたはずなのにブレークをいい感じに取られてそ」で持っていかれました。20ー20までいかれてやばいと思いました。決められるんじゃなくて相手のミスで終わったので、ラッキーです。(明日への意気込み)明日も(出どころは)どこか分からないですけど、(自身が)4勝まで来たので最後も自分の仕事を果たして全勝で終われるように頑張りたいと思います」
十河
「(この日も3―2)今季も混戦してるんですけど、取るところは確実にとって勝てているのでいいと思います。(第1シングルスは)取られてしまったんですけど、自分が1ポイント絶対取るっていう気持ちがあったので、何が何でも取ろうという気持ちで試合に臨みました。(4年生の活躍)すごい4年生が引っ張ってくれているチームだし、頼れる存在でもあるんですけど、4年生ばかりに頼ってしまっている部分があるので、あと1戦しかないですけど、下級生も一丸となって戦いたいと思います。(後藤の試合)1セット目は点差を離されてしまったんですけど、今までずっと勝ってきてくれたし、今回も絶対に勝ってくれると信じていました。(4年生は)練習の時もしっかりと引っ張っていってくれますし、4年生がいることでチームが締まるので、とても頼りになります。(相手は東日本インカレ準V)そこはあまり意識してなかったですね。目の前の試合に集中しました。(第2セット)序盤にミスを連発してしまってちょっと気持ちが付いていけなくなってしまった部分もあるんですけど、第3セット目はしっかり気持ちを切り替えて臨めたのでよかったです。(優勝は目前)ここまで来たら優勝するしかないので、チーム一人一人が役割を果たしたら絶対に優勝できると思うので、強い気持ちで向かって行きたいです」
[男子]
冷静なプレーで試合を制した。シングルスが2勝を挙げ、勝利目前となった第1ダブルス。武石優斗(商3=札幌一)・西谷春樹(政経3=青森山田)組がしっかりと2―0で勝ち切った。ここまで全試合ストレート勝ちを収めているが「内容にこだわっていきたい」(西谷)。この日の試合では緊張から足が思うように動かず、1ゲーム目では16―16まで詰められてしまう展開に。しかし焦ることなく練習通りのプレーをすることで修正。「やっぱり自分たちの持ち味は攻め」(武石)。得意とする低い球で攻めるプレー展開で前へと詰めていき、容赦なくスマッシュを浴びせた。積極的な攻撃で相手を翻弄(ほんろう)し、17―16からの4連取で差をつけたまま見事勝ち切った。第2ゲームでも主導権を握り、優位に試合を進め21―14と快勝。力の差を見せつけた。
チームは4連勝中だが課題は残っている。4―1で試合を終え、3日目まで完全勝利だったがここで崩れてしまった。「どこか必死さが足りない」(小笠裕貴・政経4=名経大市邨)。点数差が開くと悪い方向で余裕ができてしまい、勝利目前でも点を決めきれず相手に詰められしまう場面が目立った。貪欲な勝利への気持ちが足りず、「力の差でなんとか勝っている」(小笠)状況だ。1部復帰を最大の目標としてきた選手たちにとって入替戦出場は通過点。「まだ気持ちの緩さがある」(小笠)と精神面の克服がカギとなる。入替戦で倒さなくてはいけない相手は1部の厳しい環境で戦ってきたチームのため、激戦が予想される。最終決戦に備え、無駄な点は一切落とさずしっかり勝ち切りたい。
入替戦まであと1戦となった。最終戦の相手は青学大。明大と同じくここまで4連勝を決めてきている。しかし明大が5―0で下した東経大とは3―2で辛勝しており、勝てない相手ではない。「3―0で勝つことだけを意識してやる」(小笠)。最終戦も気を引き締め、入替戦への出場を決める。
[女子]
この日も明治が死闘を制した。4戦目の相手は明大と同率2位の早大。第1シングルスの西口涼子(農2=埼玉栄)が中西(早大)ストレート負けを喫するも、十河茉由(商3=高松商)が吾妻(早大)を2―1で下した。さらにダブルスが1勝1敗となり、チームカウント2―2で迎えた第3シングルス。前日の専大戦に引き続き、後藤にこ(文4=聖ウルスラ学院英知)が最後を任された。「空回りしてしまった」(後藤)と第1ゲーム、正確なショットでコースを突いてくる相手にペースを乱され11―21で落としてしまう。“敗北”の2文字が頭をよぎるが、後がない状況で粘れることが今季の強みだ。クリアーとヘアピンを効果的に使ってくる相手に対し、後藤もヘアピンで応戦。シャトルが浮いたところを強打するパターンで点を積み重ね21―17で勝利し、決着は最終ゲームへ。先に20点の大台に乗せたのは後藤だったが、終盤立て続けに得点を許し20―20と追い付かれる。絶体絶命の場面に「意地を見せてくれた」(瀬川桃子主将・商4=埼玉栄)。連続してスマッシュを繰り出す相手に、鍛え抜かれた守備力と高い集中力でシャトルをつなぎ続けた。最後の我慢比べに勝利し、相手の打ったシャトルがネットにかかった瞬間コートに歓喜の輪が広がった。
これまでの勝利は4年生なしでは語れない。エースダブルスとして安定した強さを見せている瀬川・村上晃(商4=青森山田)組は現在3勝1敗。法大戦では、昨年のインカレ決勝で敗れた宮浦・勝俣(法大)組を破るなど、強さにさらなる磨きがかかった。後藤は実力者がそろうシングルスで4勝を挙げている。この日の逆転勝利に「運だと思う」(後藤)と謙遜するが、4年間培ってきたこの実力は本物だ。「4年生を主体にまとまっているのが強さの理由」(村上コーチ)。最上級生の背中が頼もしく見える。
創部初の栄冠は目前だ。最終戦の相手は、3勝1敗で明大と同率首位の日体大。勝った方が単独で4勝となるので、この試合が事実上の優勝決定戦となる。1年前は2部にいたチームが、新たな歴史の扉を開こうとしている。これまでチームを引っ張ってきた最上級生の瀬川、村上、後藤にとって今季が最後のリーグ戦。「明治の良さである団結力を生かして、絶対優勝します」(瀬川)。70年の歴史にその名を刻む。
[上代梨加・桐山雄希]
試合後のコメント
[3日目]
[男子]
小笠裕貴主将(政経4=名経大市邨)
「(今日の試合について)結果は5ー0で良い試合もあったんですけど、上手く自分たちのプレーができない。点数持っていかれたりとか失点を挙げてしまう試合とかあったので、結果的には良かったですけど内容的にはまだ甘いところがあるかなって感じました。(見ていて気になった点)やっぱりどこか、勝てるからいいやって応援もまとまってなかったりとか。チーム力で戦ってるのに出てる人が頑張って、応援がちょっと。気が緩んでる訳じゃないですけど、もっと引き締めるところは引き締めてしっかり応援した方がいいんじゃないかなと思いますね。(今日まで5ー0で来ている)入替戦まであと2戦あるんですけど、あと2戦が2部でも強いチームなので、そこで5ー0やれて初めて力を見せられるかなというのがあるのでそこが勝負じゃないかなと思うんですよね。(残りの試合への意気込み)もちろん5ー0、5ー0で勝って、入替戦に臨むというのが最低限であり最高の形、やるべきことじゃないのかなと思うので、もちろん勝ちます」
酒井健登(政経2=埼玉栄)
「(今日の試合を振り返って)まだ全然納得できるゲームができてないので、反省しなきゃいけないところばっかりだと思います。(主な反省点)簡単なミスが多かったり、脚も全然動いてなかったりするので、脚も動いてくれば簡単なミスも減ってくると思うのでそういうところだと思います。(2戦目からの修正)できてない訳じゃないですけど、まだできると思うので。そこはまだちょっと変えないといけないところかなと思います。(点差が開いてからの立て直し)そこは自分たちのミスを無くせば大丈夫かなという感じだったので良くはないですけど、(点差を)離されないことの方が大事なので。そこは今日の課題かなと思います。(残りの試合への意気込み)しっかり内容にこだわって、納得いくゲームができればなと思います」
[女子]
瀬川
「(試合の振り返り)3ー2で勝ち切れたことはよかったんですけど、自分たちが目標にしているのは優勝なので、ここでポイント数が4ー1か5ー0で勝ちたかったなというのが感想です。(上杉・小原組の起用)やっぱり次の年のことを考えて、私たちが抜けた後に戦えるダブルスを2つ作らなきゃいけないというのを考えていたのでこのリーグで絶対に出すつもりではいました。(後藤を第3シングルスに据えた理由)昨日オーダーを話し合ったときに、相手のオーダーうまく戦えるようにしました。(後藤の粘り強い戦いぶり)今日の試合は4年の意地が目立ったんじゃないかなというふうに思います。(明日に向けて)明日も、それ以降も5ー0で勝てるように頑張ります」
後藤
「(2ー2の中の出場)ここで勝たないと入替戦がよぎります。それを最初に意識しすぎてしまって出だしがうまくいきませんでした。ただ、そこからうまく持ち直したのは自分でも一番評価できる点だなと思います。(どう持ち直したか)一昨日までは違う体育館でやって、今回も横風か吹いているというクセのある体育館でした。それがちょっと把握できなくて最初は決め急いでしまいました。それで少し崩れました。そこをインターバルの時にリセットというか修正しました。(インターバルの後)インターバルでせめて言った方がいいと言われました。クリアーが風の影響で全然狙ったときに行かなかったので打っていきました。(いつ3シンで出ると言われたか)昨日言われました。本当は5ー0を狙っていたのですが結果、2ー2と2ポイント取られる形になりました。そこは一つの課題だなとの思います。ただ、法政戦の時も取られていて流れはいいと言えませんでした。今回、それを勝ちきっての勝利は良かったと思います。(今回の勝利について)最低限の勝ちです。3ー2は絶対勝たないといけないものです。5ー0を目標としていたので3ー2はできていませんね。ただ、他の勝った二つはとてもいい試合だったと思います。(3シンという要の場面での起用)今までかなり迷惑かけて方なのでたまたま運がよく3勝ができているのかなと思います。明日明後日もあるのであまり傲慢にならないようにしていきたいです」
[4日目]
[男子]
小笠
「(オーダーについて)勝負決まったらメンバーチェンジというものも考えていました。3シンを丸山にしたのは下級生を出したいというものです。リーグ戦というのは独特の雰囲気があるので経験させて上げたいと思ったからです。(自身の出場はあるか)何がわからないので準備はしています。ただ正直、自分はインカレも出ないので需要はないかなと思っています。メンバーチェンジでしたら下を使うので。もし万が一誰かが崩れて変わらなければいけないという状況でしたら出るということも考えています。(5ー0が崩れたが)勝ったことは勝ったことでいいのですが、やはりそこら辺がまだ気持ちの緩さがあるのかなと思います。しっかり5ー0で勝てる相手だったので。(接戦が多かったですが)接っている場面で勝つのは強いほうだと思います。気持ちとかも当然あるのですが、気持ちというよりは力の差があったので勝ったのかなと感じました。これが入替戦だったら1部の最下位と当たるわけで、1部で戦ってきたような相手です。そんな簡単には取れないかなというのは思います。(ミーティングで話したこと)出るやつは出るやつでプレッシャーを感じると思うのですが、同じ大学生です。同じプレッシャーを感じているのでそこら辺でプレッシャーを感じて負けているようでは進歩がないというか、勝てないと思います。出るやつは最低限しっかりプレッシャーを打ち負かして勝ち、出ないやつは出ないやつで現状を把握して受け止めて来年以降出るだけでなく勝つことを意識して応援することが大事なのかなと思います。(入替戦への危機感とかあるか)そうですね。リーグもそうなのですが、それ以上に独特の雰囲気があると思うので。こちらは向かう立場になると思いますがチャレンジャー精神でいけるのかが不安ですね。今回も気持ちではなく実力差で勝ちました。当然気持ちも入っていますが、どこか必死さが足りないです。簡単に点数が入れられてしまうので。そこら辺で必死に貪欲に1点を取りにいくというのがまだできていませんね。(今日の課題など)応援などそうですが、もう少しチーム一丸とならないといけないです。出るやつも出ないやつも。勝負が決まったところで油断したというか、決まったところで緩んでいます。勝負が決まる前は緊迫感などあるのですけど、点数差が離れた時に追いつかれたりという場面か見られました。そこで勝ち切るのが大事で、課題です。(ここまで4連勝)明日は青学であっちも今のところ全勝しています。油断はもちろんしていませんが、入替戦を見据えて一人一人がしっかりとプレーして欲しいです。(明日への意気込み)もちろん3ー0で勝つことだけを意識してやります」
武石
「相手が強いっていうのはわかってたので、気を引き締めて最初から入ったし、戦い方として相手は低い球が得意だったんですけど、序盤1セット目とかでちょっとムキになったというかわざわざ低いの出してしまったら競ってしまったんですけど、2セット目からは逆にそこを狙って試合作っていけたので結構よかったんじゃないかなと思いますね。自分たちは低い展開の方が得意で、しっかり低い球出して前に詰めていってっていうのがプレースタイルなので。そこで僕らの方が前に入っていけたのがよかったかなと思います。(ここまでストレート勝ちで来ているが)初日の試合で相手に無駄に点数取らせちゃったりして、その次、昨日今日と点数挙げないようにしたいと自分は思ってるので、次の日も試合あるし疲れとかはしっかり取りたいです。そういうのは大事だ思うので。チームの士気にも関わることなので気を引き締めていきたいです。(チームの雰囲気)1部に戻ることっていうことが今の最大の目標なので、みんなそこは共有できていると思います。全員士気は高まっているのでいい感じだと思いますね。(試合で心掛けていること)基本的なことですかね。脚を止めないで受け身にならない。やっぱり自分たちの持ち味は攻めだし、それができなくなっちゃうと、どんなに実力差あっても点を取られちゃうし、もしかしたら負けてしまうこともあるかもしれないのでずっと攻め続けられるように意識してきました。(リーグでのコンディション)東日本終わってから間もなかったのでコンディションというよりモチベーションを保つのが難しかったんですけど、ケガとかも特になくリーグに臨めたのでよかったと思います。(青学戦に向けて)相手も普通に強いので、気を抜かないで上3つで勝ちを取れるようにチームでも士気を高めていきたいです」
西谷
「(今日の試合)自分たちは攻めるって形を大事にしているので、積極的に前に入っていけたっていうのはすごく良かったかなと思います。(競った状況が続いたが)出だしからお互い緊張してたっていうのもあって、しっかり脚が動いてなくてガシャガシャしたりとか細かいところのミスが多かったです。でも16点以降から離せたのはしっかり修正ができたんだと思います。(ここまでストレート勝ちで来ている)僕らは2部で勝つことが目標じゃないんで、しっかりストレートで勝つっていうのは最低限だと思うので内容にこだわっていかないといけないなと思いますね。(4ー1という結果)チームが勝って良かった、じゃいけないと思うので、後輩を育てるっていう意味で今日出したと思うんですけど、4年生が抜けて次の代になった時にシングルスで出る可能性があるので。そこで力を出し切れないっていうのはいけないというか、もうちょっと成長してもらわなきゃなというイメージです。(試合で心掛けていること)攻めた方が勢いとかも強いと思うので、団体戦なので点を取った方が盛り上がるし積極的に前へ前へっていう意識は人一倍持ってやってるつもりです。練習ではとりあえずいろんなことやってみようっていう意識があって、練習で勝っても試合で勝たなきゃ意味が無いと思うので、試合で勝つために自分がこれできないなって場面では引き出しがないとパニックになっちゃうと思うので、引き出しを多くするって意味でもやってみようって。自分の得意なことでもそうだし、苦手なことでもしっかりチャレンジしてきました。(練習は試合に生かされているか)今日も2ゲーム目点差があったので、いろんなことをしてみろとコーチにも言われて、普段やらないこととかもいい感じに自分たちの攻めに繋がっていったので練習の成果が出ていたと思います。試合前はそんなにいい感じじゃなかったんですけど、試合になればなんとかなるだろうっていうのが正直なところで、勝っていいリズムになって上がってきたのかなと思います。(青学大について)練習試合とかで何回も戦ってきた相手なので変に緊張しても仕方ないので、自分たちの攻めの形を作るっていうのを第1に、脚を動かすだとか基本的なことをしっかりできれば自然と結果は着いてくると思うので自分のやるべきことをしっかりやりたいなと思ってます」
[女子]
村上コーチ
「4年生をはじめ、日頃の練習の成果がきちんと出ていました。練習内容も自分たちが自主的に作っていて、内容としてもダブルスもシングルスもしっかりカバーできるものです。何カ月か前からは練習を見ていましたが、正式にはこの9月から就任しました。でも、この内容なら文句はなかったし、もし負けたらもう一回やり直そうって話になってます。僕の考えたことと彼女らの練習が同じ方向に向けているのかなって思います。(ポジティブな声掛けを積極的にしていた)もう選手でもないので、それくらいしか僕にはできません。(チームの現状)4年生を主体にみんながよくまとまっているのが強さの理由です。今日の試合でも後藤が頑張っていたけど、1~3年生もしっかりリーグ戦で使えているので、来年以降も活躍してくれると思います。そういった意味で今後にも不安はありません。とりあえず、明日勝てば優勝なので狙っていきたいです」
瀬川
「最後のギリギリの場面で後藤が意地を見せてくれた印象です。気持ちの強さは一番持っていると試合もですし、日頃の練習でも一番気持ちを持って取り組んでいました。そこはチーム全員が分かっていたところなので、みんな信頼していますし『にこちゃんならやってくれる』って信じてました。ファイナルの最後にリードしていた中で追い付かれてしまったのは反省点ではあると思いますが、勝ち切れたのは気持ちの強さだと思います。(何か試合中に声は掛けたか)自分からのミスが多くなっていたので、とりあえずコート内に入れていくことと、強気でいくように伝えました。(個人ではストレート勝ち)自分たちが絶対に勝たなきゃいけない立場であることは変わりません。2ゲーム目にちょっと競ってしまったんですけど、ストレートで勝ち切れたことはよかったです。相手が左利きと右利きがいて、左利きの予想しない球が来たりしたんですが、そこに対してしっかり集中していこうと話していきました。後半サーブ周りだったり、左右に対応できなかった部分はあったんですが、最後は気持ちで勝ち切った印象です。(4試合を通して4年生がほとんど勝っている)4年が引っ張っているところはあるんですが、その下には支えてくれる後輩たちがいます。後輩たちがいるから戦えているってことは忘れてはいけないと思います。早稲田の1年生の東は引っ張っていこうとする気持ちがとても感じられたのですが、明治の下級生には気持ちの部分で足りない部分が客観的に見ていて思うので、私たちがいなくなった後のことを考えるともう少し下級生にも欲を出してもらいたいです。(オーダーは4年生が決めるのか)基本的にそうです。コーチが決めるのではなく学生主体なので自分たちで決めています。村上コーチは技術面の指導というよりは、すごく応援してくれてチームの雰囲気はとても良くなってあるのでとても感謝しています。週に1回見に来てくださるのですが、見に来てくれるだけでもありがたいです。(優勝も目前に迫ったが)去年のインカレが終わってから目標を立ててきて、ずっと優勝に向かってやってきたので他のチームよりも1年間を掛けて取り組んできたのでチーム全員に優勝するって気持ちがある部分は他のチームに負けていません。明治の良さである団結力を生かして、絶対優勝します」
後藤
「(率直な気持ち)勝ってうれしいです。貢献できた気がします。(勝因は)最後は相手のミスでこっちも引いてたので、運だと思いました。(そのくらい実力に差はなかったか)そうですね。1回だけ高校の時にインターハイで対戦したことはあるんですけど、2ゲームとも一桁とかで負けたので、それよりは進歩かなと思いますし、ここで勝てたのが大きいですね。2ー2の場で。(昨日までの相手とは違ったか)初日と2戦目はすごい強い相手で、一転して今日の相手は強い球ではなくてゆっくりな球でコースを突いてくるというかつないでくるタイプだったので、1ゲーム目はそこですね。今までは攻撃で決まってたんですけどやっぱり守りが今日の相手は堅かったので粘られて粘られて外に出したりクロスに走らされたりという感じでした。(そのようなタイプに苦手意識は)あんまりなかったですけど、今回のリーグは攻撃タイプとやってなかなか決まらないというギャップに最初はやられてしまいました。(2ー2のチーム状況)自分は結局取らなきゃいけない立場だったので、覚悟は一応して臨んでいたので、1ゲーム目はうまくいかず空回りしてしまったんですけど気持ちの持っていき方としては悪くはなかったです。(昨シーズンまでと違う結果)去年も今年の春もシングルスですごい調子がいいと感じて出ていたんですけど、勝負どころで点数が取れなくて、結果につながらなくて、今回は全然練習とかも調子がいいとは感じないし今回も打っても調子いいとは感じないんですけど、ここは取らなきゃいけないというところで点が取れてるのでそこが大きいと思います。点数の取り方が4年間で一番いいと思います。相手のペースに飲み込まれずに取れてると思います。(なぜ点が取れるようになったか)それは分からないです。自他ともに驚いているので、4勝というのは2部でしかやったことがないので勝因と言われてもよく分からないです。(今日の勝利がチームにもたらす意味)とても大きいと思います。これで優勝争いに食い込むことができるので明日勝てば優勝でわかりやすくなったので、良かったと思います。(ジュースの時気持ちは揺らいだか)揺らぎました。追い付かれたと思って、19ー14で勝ってたはずなのにブレークをいい感じに取られてそ」で持っていかれました。20ー20までいかれてやばいと思いました。決められるんじゃなくて相手のミスで終わったので、ラッキーです。(明日への意気込み)明日も(出どころは)どこか分からないですけど、(自身が)4勝まで来たので最後も自分の仕事を果たして全勝で終われるように頑張りたいと思います」
十河
「(この日も3―2)今季も混戦してるんですけど、取るところは確実にとって勝てているのでいいと思います。(第1シングルスは)取られてしまったんですけど、自分が1ポイント絶対取るっていう気持ちがあったので、何が何でも取ろうという気持ちで試合に臨みました。(4年生の活躍)すごい4年生が引っ張ってくれているチームだし、頼れる存在でもあるんですけど、4年生ばかりに頼ってしまっている部分があるので、あと1戦しかないですけど、下級生も一丸となって戦いたいと思います。(後藤の試合)1セット目は点差を離されてしまったんですけど、今までずっと勝ってきてくれたし、今回も絶対に勝ってくれると信じていました。(4年生は)練習の時もしっかりと引っ張っていってくれますし、4年生がいることでチームが締まるので、とても頼りになります。(相手は東日本インカレ準V)そこはあまり意識してなかったですね。目の前の試合に集中しました。(第2セット)序盤にミスを連発してしまってちょっと気持ちが付いていけなくなってしまった部分もあるんですけど、第3セット目はしっかり気持ちを切り替えて臨めたのでよかったです。(優勝は目前)ここまで来たら優勝するしかないので、チーム一人一人が役割を果たしたら絶対に優勝できると思うので、強い気持ちで向かって行きたいです」
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宮下怜がベスト8 連戦ながら格上相手に健闘/全日本総合選手権
バドミントン 2023.12.29全日本総合選手権(以下、全日本総合)が武蔵野の森総合スポーツプラザで開催された。世界で戦うトップ選手たちが一堂に会する国内最高峰の大会に明大から6人が出場。宮下怜(政経2=埼玉栄)は社会人選手を次々破り、ベスト8まで勝ち進んだ。 ◆12・25~28 全日本総合選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ)▼混合ダブルス 菊川・高橋組――2回戦敗退▼男子ダブルス 宮下・栁川組――1回戦敗退▼男子シングルス 宮下――ベスト8 藤原――2回戦敗退 武田――1回戦敗退 混合ダブルスには4年生ペアの菊川旭飛(商4=聖ウルスラ学院英智)と高橋千夏(商4=甲斐清和)組が出場。ともに初出場となったこの大会が、2人にとっての引退試合となった。1回戦の第1ゲーム序盤、慣れない会場の雰囲気にのまれ、なかなか自分たちのプレーが出せず6-13と大幅なリードを許してしまう展開に。しかしそこから立て直し、5点連取をするなどして挽回。21-19と接戦を制し第1ゲーム先取に成功した。緊張が解けてきた第2ゲームは、普段通りの力を出し切り相手に一度もリードを許すことなく21-15で獲得。「普段と雰囲気が違い緊張していたけど、最後だし楽しんでやろうと考えていた」(菊川)。最終スコア2-0で初戦を勝利で飾った。2回戦では、実業団の選手相手に力の差を見せつけられ0-2で敗れてしまったものの「いい思い出と経験になった。出られて良かった」(高橋)と締めくくった。(写真:菊川・高橋ペア) 男子ダブルスには宮下怜・栁川蓮(商2=瓊浦)組が出場。日本ランキング3位の相手ペアのスピードのある返球になかなか対応できず、普段通りのプレーが通じない相手に翻弄(ほんろう)されてしまう。試合序盤は何とか食らいつき点を重ねていたものの、次第に攻撃のスキも与えられない厳しい展開に。力の差を痛感させられ、悔しい1回戦敗退となった。 (写真:宮下・栁川ペア) 男子シングルスには武田航太(政経3=埼玉栄)、藤原睦月(商1=埼玉栄)、予選を突破した宮下怜の3人が出場した。武田の初戦の相手は日本ランキング3位の奈良岡功大(FWDグループ)。序盤から奈良岡のレベルの高い返球に、1点を獲得するのも大苦戦。長いラリーが続くも、なかなか決めきれないプレーが続いた。第2ゲームは第1ゲームに比べて相手を動かすことができたものの、終始世界レベルの奈良岡に圧倒され0-2で敗れた。(写真:手ごわい相手に食らいつく武田) 藤原の相手も初戦から実業団の強敵となった。第1ゲームはリードを守り切り獲得した藤原だったが、第2ゲームは相手の粘り強さが光り19-21で落としてしまう。最終ゲームは藤原の技術が光った。プッシュやサイドラインギリギリのクロスヘアピンを連続で決め、客席からは歓声が沸く場面も。21-8で最終ゲームを取り2-1で2回戦へ駒を進めた。2回戦で戦ったのは世界で活躍する常山幹太(トナミ運輸)。相手の巧みな球運びによってコート全体を動き回り体力を奪われていく。第1ゲームは攻撃の機会を与えられず8-21で奪われた。第2ゲーム終盤、相手にマッチポイントを握られてからもがむしゃらに技を繰り出し4連続で得点を決める場面もあったが、力およばず悔しさをにじませた。 (写真:プレー中の藤原) 宮下怜は予選からの出場。本戦前に3戦を勝ち抜きダブルスの試合もこなした連戦の中でも、実業団相手に落ち着きを見せストレートで2回戦進出を決めた。2回戦の対戦相手は五十嵐優(BIPROGY)。終始リードを守り21-15で第1ゲームを先取。第2ゲームでは一転相手のペースで高速ラリーが続き、ミスも重なり8-21と圧倒的な差で奪われてしまう。冷静に切り替え第3ゲームは11-8とリードしインターバルに。「自分のリーチの長さを生かして前で取りにいった」(宮下)。何度も緩急をつけた攻撃を仕掛け相手のミスを誘い、2-1で見事2回戦を突破した。続く準々決勝、小川翔悟(ジェイテクトStings)の前に宮下は苦戦を強いられる。第1ゲーム序盤から1―11と突き放される展開に。第2ゲームは中盤までシーソーゲームに持ち込み流れをつかみかけたものの、返球がネットにかかるなど悔しい失点が続き、最終的に15-21で第2ゲームを落とした。「ミスばかりで、内容としては今大会で一番悪かった」(宮下)。36分とあまりに短い幕切れに、宮下は口を結んだ。 明大を背負って出場する最後の試合となった4年生。「最後の最後にこの試合に出られて良かった」(菊川)と晴れやかな表情で試合を振り返る姿があった。躍進の年を引っ張った彼らの姿が、明大の歴史に紡がれていく。 [増田杏、橘里多、成田美彩子] 試合後のコメント菊川――試合の振り返りをお願いします。 「実業団と大学生の差というか、実際に受けてみて経験値にもなったんですけど、やはりまだまだ通用しないなっていうのが率直な感想です」 ――明大バドミントン部での4年間はいかがでしたか。 「卒業したらもうバドミントンはやらないつもりなので、最後の最後にこの試合に出られて良かったです。先輩も後輩も強い人が多い環境で練習できてすごくいい経験になったし、自分たちもそれに乗って結果を残すことができたので、楽しかったなと思います」 高橋――大学最後の試合はいかがでしたか。 「初出場で、最後はこの大会で終われたことはすごく自分自身にとって今後のいい思い出と経験になって、出られて良かったなと思います」 ――明大バドミントン部での4年間はいかがでしたか。 「明治大学に入って良かったなって思うし、入ってなかったらここまで来られてなかったと思うので、明大でバドミントンをやれて本当に良かったなと思います。リーグ戦とか東日本学生選手権とかも思い出には残っているんですけど、この全日本総合に出たのは一番の思い出です」 宮下怜――試合の振り返りをお願いします。「1、2回戦の試合と比べて自分のプレーや動きが全然できなくて、ミスばかりで今大会の中で内容的には一番悪かったかなと思います」 ――レベルの高い選手と対戦し、得たものはありますか。「自分のスマッシュや後ろからのショットは、大学生だけではなく上のレベルの選手にも通用するということが分かったので、それを生かせるようなプレーをしていきたいです」 READ MORE -
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