宿敵・中大を破り7年ぶりの準優勝! 全日本でリベンジ誓う/関東学生優勝大会

剣道 2017.09.11
 全日本インカレ出場権を懸けて行われた今大会。全日本インカレ出場資格が与えられる20校の枠を巡り、各チームが威信を懸けて臨んだ。2回戦から出場した明大は順調に勝ち進み、難なく全日本インカレ出場を決めた。その後、準々決勝では昨年の関東インカレ優勝校・中大を破り、勢いそのままに決勝に進出。惜しくも筑波大に敗れるも、7年ぶりに準優勝を果たした。

 3大会ぶりの悲願を達成した。昨年の関東インカレ、全日本インカレと2大会連続で中大の前に敗れている明大。「苦手意識が勝手にある」(漆島伊織主将・政経4=九州学院)。因縁の相手と今大会も準々決勝での対戦となった。試合は先鋒(せんぽう)戦から両者互角の戦いを見せる。しかし次鋒(じほう)・山本雅人(政経2=麗澤瑞浪)が一歩下がったところでメンを決められ1本負け。その後も中大相手に1本が決まらず、勝敗は大将戦に持ち越された。昨年の関東インカレと全く同じ状況に「今度こそ負けるわけにはいかない」(山田凌平・政経3=九州学院)。リベンジを誓い臨んだ梅ヶ谷(中大)との大将戦では一瞬のスキをついた逆ドウで逆転2本勝ち決めた。そしてその後の代表者戦でも27分にわたる熱戦を制し勝利。遂に中大を下した。
 優勝まであと1勝だった。全日本インカレ上位入賞常連の強豪・筑波大との決勝戦。先鋒・山田将也(商3=育英)が2本勝ちで攻撃の口火を切ると、次鋒以降も接戦を繰り広げ再び勝負は代表者戦に。しかし、山田凌のコテに対して筒井(筑波大)のメンが決まり勝負あり。あと1歩のところで優勝を逃した。

 次の目標は明確だ。「今年のメンバーならいける」(千田海・商3=仙台育英)と目指すは10月の全日本インカレ優勝だ。1年生から4年生までで成る明大チームだが結束力は十分。今大会でも各選手が活躍を見せ「仲間に助けられた」(山田凌)。宿敵を破り、波に乗る明大が一気に日本一まで上り詰める。

[高野夕] 

試合後のコメント
漆島主将

「準優勝という結果はすごくよかったなと思います。チームの雰囲気はすごくよかったと思います。学年が1年生から4年生までがいる中で、練習にご飯に行ったりしてチームワークを高めたりもできました。また、夏の練習試合も例年より多く組んで自分たちの役割を一人一人果たすということを学べました。そこで誰が出るとか、誰がどういう役割を果たすとか確認できました。(主将として)自分もチームが勝つために自分ができることを精一杯やろうと思い、後輩もしっかり指導してきました。チームは9人なんですが、9人だけじゃなくて他の部員たちと心が通い合っていないと応援もしてくれないし、という思いで日頃から部全体を見るつもりでやってきました。今回は準優勝なんですが、それが奇跡と言われないように、安定して結果が残せるようにやっていきたいと思います。中大にいつも負けていて、あそこを突破しないとという思いでやってきたので、そこを突破できたというのが大きいと思います。勝手に苦手意識があったので。これから中大の見方が変わってくると思います。上位の成績をつかむ感覚を段々つかんでいけると思います。(全日本インカレに向けて)強いところばかりなんですが、明治も強豪と言われるように、今度こそ全日本優勝目指して頑張ります」

千田
「優勝できなかったのでちょっと悔しいですが、素直にうれしいです。今日は勝てるんじゃないかと思っていました。『今年はいける』という雰囲気で、自分も頑張ろうと思えました。ただ自分があまり活躍できなかったのでそこは悔しいんですが、次こそは自分が活躍して優勝したいと思います。団体戦は打たないと決まらないので。どんどん打って攻めていこうという気持ちで臨みました。それが今までとの違いだと思います。何本も相手が下がったところを狙うとか、練習で意識していました。(全日本インカレに向けて)もちろん優勝したいんですが、自分が勝ってチームに貢献して優勝したいと思います」

槌田祐勢(政経2=九州学院)
「副将という大役を任せていただいて、負けもあったんですが、いい形で大将につなぐこともできたのでよかったと思います。緊張はあったんですが、大将が強いので。後ろに勝ってくれる人がいるという安心感で思い切りやれました。自分は個人で勝てていないので、団体では勝たないと思っていました。(全日本インカレに向けて)関東で2位という悔しい結果に終わってしまったんですけど、全日本では優勝できるように頑張りたいと思います」

山田凌
「悔しいです。みんながつないでくれて、という中だったので。今日はいい流れだったので、このまま勝てると思っていたので悔しいです。自分の体力不足というのもありますね。(中大とのリベンジ)やはり気にする部分もあったんですが、去年の関東と同様1-0で負けている状態で回ってきて、去年は自分が負けてしまったので、今度こそ負けるわけにはいかないという気持ちはありました。(去年との違い)気持ちだと思います。気持ちを入れて常に練習をやってきて、今回もみんなが優勝を目指してできたので、チームが一つになれたと思います。(大将として)ほんとに仲間に助けられた感じです。中央戦の時にちょっと活躍したくらいで、あとは前で決まっていたので。むしろあと1カ月でもっと頼れる大将になりたいと思います。(個人戦での負けを受けて)勝ちたいという気持ちが足りないと思ったので、一つ一つの練習にほんとに気合を入れて。それがほんとに試合に出ると思ったので。個人で優勝した後、練習をなんか気が入らなくて流してやってしまっているところがあって。関東で負けて目が覚めたというか、ほんとにやばいと自分で思ってやってきました。(試合展開)団体戦は4分で勝負を決めなきゃいけないので、その4分でどれだけ技を出してやっていけるかだと思うので、そこを意識してやりました。(チームの雰囲気は)4年生を中心にやらせてもらって、そのおかげでみんながいい環境で、自由にやらせてもらいました。(全日本インカレに向けて)2位で悔しい思いをしているので、最後優勝したいと思います」

梶谷彪雅(政経1=九州学院)
「(大学初の団体戦)後ろのポジションを任されたんですけど、副将、大将がいてくれるのでやりやすかったです。ただ、自分の実力がまだまだだったので、全日本に向けてもっと強くならないといけないなと思います。(チームの雰囲気)自分は1年生で周りは応援してくれる一方だったので、プレッシャーも無くのびのびとできました。高校生の時とは違って、自分が下級生で、今まではプレッシャーが大きかったんですけど、今回は自分から先輩に回そうという気持ちが出てきたので、今までとは違う感じでした。(先輩の“頼もしさ”)やっぱり先輩たちの背中はすごくて、大きくて。学ばなきゃいけないことがたくさんありました。今後、自分があの立場になった時あんな風にできるのかとも考えて、自分が小さく見えましたし、もっと努力しないといけないなと思いました。(決勝では同門・星子との対決)元チームメイトとやれることは、ほんとにうれしいことなんですけど、チームで考えた時に勝って回せなかったという悔しい気持ちもあります。以前から『大学でも決勝でやれたらいいね』っていう話しはしていたんですが、それがほんとに実現するというのはびっくりすることなんですが、これからも上位で当たって、切磋琢磨(せっさたくま)していける関係でありたいなと思います。(全日本インカレに向けて)今回駄目だったところを全日本までにしっかり修正して、先輩たち信じてしっかりやっていきたいなと思います」


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