夏関が開幕 女子ダブルスは全ペア初戦突破! /関東学生選手権1日目

硬式庭球 2017.08.21
 関東学生選手権、通称・夏関が開幕した。この日は立川ルーデンズテニスクラブで女子ダブルス初戦が行われ、明大からは3組が勝ち上がった。中でも井上鈴袈(国際4=城南学園)・福田志帆(国際3=幕張総合)組は1セット目を2-5から逆転で先取。2セット目も取り、ストレート勝ちで次戦へ駒を進めた。

 冷静な修正で、逆転勝利を呼び込んだ。井上・福田組の、迎えた1セット目。「かなり打ち込まれてしまった」(井上)との言葉の通り、相手のスピードのあるボールに押されてしまう。単純なミスも重なり、2-5とリードを奪われる。しかし、そこから「相手のスピードを利用して返した」(福田)と、戦術を切り替えた。テイクバックをコンパクトに振り、相手の速いボールに順回転をかけ、返球。これが相手のミスを誘い、7-5と逆転で1セット目を先取した。続く2セット目では「かみ合って、押せた」(福田)。井上の前でつなぐボールと、福田の後ろからのストロークがかみ合い、6-2で勝利。試合を決めた。試合後には「課題のスロースターターなところを直し、勝ちを重ねたい」と、井上。初戦突破も、次戦以降を見据えていた。

 初日は女子ダブルス全ペアが勝利。順調な滑り出しとなった。明日は女子シングルス、男子ダブルスの初戦が行われる。ここまで春関、インカレでいい成績を残せていない明大選手。今大会での躍進に期待がかかる。

[佐々木渉]

試合後のコメント
井上

「リドローで対戦相手が変わりました。その前は熊谷・斉藤組とやる予定だったので、まずいなと思いましたが、結局同校対決じゃなかったので、楽しんでやることができました。(1セット目苦戦したが?)このコートは球が速くて、やりづらいなと思ったので、コート慣れるために、前で打とうとシンプルに考えてやりました。どちらかと言ったら私たちはスロースターターです笑 ハードフィットができるとかは特になくて、流れを変えることができるショットは持ってないので、自分がやることを徹底してとにかくボールをつなげることだけを考えていました。(途中から相手のミスが増えた)最初のセットではかなりボールを打ち込まれて、こちらが追い詰められていたので、その一本を返せば相手は我慢できなくなってミスをすると思うので、とりあえず打ってきたボールを返そうという話をしたので、ミスが多くなったのかと思います。春関では初戦敗退で、今日勝つことができましたが、私はこの大会で、個人戦は引退です。来年、福田が一年まだあるのでそこにつなげてほしいです。少し後のリーグでは、一部最初の試合なので、全試合本気で行こうっていうのと、相手の方が私たちには絶対に勝たなければいけないという気持ちで来ると思うので、こっちは明るさや、明治らしさを全開にして、楽しんでやりたいと思います。(次戦以降の意気込み)次はもっとレベルが上がると思うので、スロースタートを克服しながら、楽しくやって勝てればなと思います」

福田
「インカレでは、緊張して最初からいい動きができなかったので、夏関は試合前に、井上さんと話してどんな相手でもぶつかっていこうと思って試合に入りました。出だしが悪くなってしまって、今日も(1セット目)ファーストゲームは取りましたが、1-4、2-5と離されてしまって、いい意味で開き直れて、挽回できました。2セット目は第3ゲームで長いデュースを取り切れなくて、2-1になってしまって。そこで3-0にすればもっと楽だったかなと思います。そこを取り切れなかったのは反省点です。(調子は良かった?)コートも合ってたと思うので。かみ合って、相手を押せました。打ち込むというよりはカウンターで、相手のスピードを利用して返しました。(次戦以降)どんな相手でも、私たちらしく、ぶつかっていって元気にやれればいいなと思います」

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