森田が85㎏未満級で自身初優勝! 藤原も出場権獲得/東日本学生個人体重別選手権
相撲
2017.07.31
森田が初優勝を飾った。予選トーナメントを勝ち抜き優秀8選手トーナメントに進出、または、予選の敗者の中からトーナメントで出場権を勝ち取ると、9月に行われる全国学生個人体重別選手権(体重別インカレ)へ出場することができる今大会。85㎏未満級に出場した森田拓巳(商4=流山南)が明大入学から4年目で悲願の初優勝を遂げた。また、2年連続優勝の期待が懸かる115kg未満級出場の藤原竜平(政経2=埼玉栄)は3位に入賞。この結果、森田、藤原の2名が体重別インカレへの出場が決まった。
長い下積み時代を経て、大輪の花を咲かせた。勢いに乗って進出した決勝の相手は、稽古で対戦経験のあった慶大の時田。「稽古通りにやれば勝てると思っていた」(森田)と強い気持ちで試合に臨んだ。立ち合いは相手が左に変化。森田は持ち前の前に出る相撲で変化をもろともせず突き押しに徹した。土俵際で相手に突っ張りで応戦されるも最後は得意の突き出しで優勝を決めた。森田は4年生でありながら今大会まで目立った成績を上げることができていなかった。同期や下級生が活躍する姿を見て「悔しいと思っていた。自分も同じステージに立ちたいと思いながら見ていた」(森田)。主務も務める森田は普段、選手たちの食事のメニューを考え、早く練習を切り上げて食事の買い出しに行ったりと、陰ながらチームを支えている。多くの仕事を任せられながらも腐らずに毎日稽古を一生懸命にやってこれたのは「総監督の存在が大きい。ずっと面倒を見てくれて、自分を見捨てずに応援してくれているから」(森田)。明大の相撲部が流山に稽古に来ていた縁で、小学生の頃からずっと森田を指導している小川清彦総監督も「立ち会いのあたりがこのクラスだとずば抜けている」と太鼓判を押した。自分の最も適した体重がわからずこの大会に出場にするたびに階級を変えてきていたが「100kg未満にすると体が動かなかったので、一番向いていると思ったこの階級にした」(森田)。初戦から体の動きの良さを発揮し、強豪校である日大や日体大の選手に対し、得意の突き押しで圧倒。4年生になってから初めてのタイトルに「実感はないが、嬉しい」(森田)。全国での目標は「優勝」(森田)。引退までの残りの3か月、今までの相撲人生の中で最も輝くことのできる期間になるのかこれからの森田に注目だ。
藤原も全国への切符を勝ち取った。周りから2連覇を期待されることもあった今大会。しかし、本人の目標はあくまでも「去年と同じく体重別インカレ出場」(藤原)。迎えた準決勝の立ち合いは互角。相手をよく見ながら押していき、いなしを交えながら、対応した。相手に中に入られ土俵際まで攻め込まれるも、半身になり左下手で相手の攻撃を必死に耐えた。しかし、最後はタイミングよく引かれ敗れてしまった。「相手が引いてきたところで責めたが、一歩相手の方が勝っていたので、あと少しだった」(藤原)。3位が確実になり、目標は達成されたが「3位決まったところで、優勝したいという意識があった」(藤原)だけに悔しい結果となった。
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藤原も全国への切符を勝ち取った。周りから2連覇を期待されることもあった今大会。しかし、本人の目標はあくまでも「去年と同じく体重別インカレ出場」(藤原)。迎えた準決勝の立ち合いは互角。相手をよく見ながら押していき、いなしを交えながら、対応した。相手に中に入られ土俵際まで攻め込まれるも、半身になり左下手で相手の攻撃を必死に耐えた。しかし、最後はタイミングよく引かれ敗れてしまった。「相手が引いてきたところで責めたが、一歩相手の方が勝っていたので、あと少しだった」(藤原)。3位が確実になり、目標は達成されたが「3位決まったところで、優勝したいという意識があった」(藤原)だけに悔しい結果となった。
今大会体重別インカレに出場できるのは森田と藤原のみ。小川総監督も「トーナメント戦は一回負けたら終わりだから難しいが、寂しい結果だ」と悔しさをにじませた。次は、8月に行われる全日本大学選抜十和田大会だ。「総力戦だからみんな力をつけないといけない」(小川総監督)と選手全員のレベルアップに期待する。今回一人一人が感じた課題を胸に、夏に成長を誓う。インカレ優勝に向けて、奮起に期待だ。
[髙橋昇吾]
試合後のコメント
小川総監督
「今日は仕事で途中から来ましたが、随時報告はありました。藤原、東が優勝してもいいと思っていましたが、トーナメント戦は一回負けたら終わりだから難しいし、しょうがないです。田原、北川は重量級で残らないといけない。寂しい結果です。奮起して十和田とリーグ戦は総力戦だからみんな力をつけないといけません。(藤原選手だけが勝ち残ったが)藤原はトーナメントでの勝ちかたを知っているということもあるし、試合慣れしているということもあります。負けた相撲も前に出ていて惜しかった。本来なら優勝している力はあります。(森田選手の優勝について)森田は100kgの体重であまり太らないで、高校の時から変わらない体重で、守重監督が85kg未満の方が動きがいいので、それにするということだったので、少し絞っていました。それが成功したのかなと思います。森田は立ち会いのあたりがこのクラスだとずば抜けているので、去年なんかは立ち会い変化したり弱気の相撲を取るところがあるので、絶対するなと稽古場でもするなと言って、それ以来稽古場でもしてないんじゃないかなと思います。真っ向勝負で弱気になるなと言っていたので、稽古場でもそういう相撲がなくなったので、それが良かったんじゃないかな。一番怒られている子だから、小学生の頃から私は見ているので、あまり褒めることはないけれど、今日はおめでとうと褒めてあげようと思います。本人も85kgが一番取りやすいのかな。でも、優勝するのは軽量級でも難しいから、良かったんじゃないかな。(森田選手は相手を圧倒する相撲が多かったが)立ち会いの強さだと思う。立ち会いはもともと強い子なので、真っ向勝負すれば85kg未満ではそんな負けることはないと思ってました。(期待していた選手は)藤原、東。田原、北川はベスト8に入って全国行って欲しいという希望はありました。川村は怪我で出れなくて残念だね。前田も、一発勝負強いから、いけると思いましたけど、相手もよく研究してるね。(二人に臨むことは)優勝です」
守重佳昭監督
「(森田が初優勝)良かったね。85にするか105にするか迷っていたけど、太ったら動きが鈍くなるからって言って85にした。それで花開いてくれた。まだ全日本もあるし、この大会はその予選みたいなものだから、秋の全日本で頑張ってくれれば。去年のこの大会でも優勝してもおかしくはなかったんだけど、まだまだ甘いところがあって負けた。今も甘いところはあるからもっとレベルアップして全日本でも頑張ってもらいたい。(チームは)まだまだやっぱり稽古が足りていないし、勝てそうなところで勝ち切れないことがたくさんあった。夏場、しっかり稽古積んで、夏の大会から頑張っていければと思います」
田原勇也主将(政経4=報徳学園)
「力の差があったわけではない分、悔しいです。あと一回勝てば全国という試合で、際どいところで負けてしまったので。プレッシャーは少しはあったんですけど自分の相撲を取ろうと思って試合に臨みました。(敗因は)体がバラバラで相手に力が伝わらなかったということだと思います。(同期の森田が優勝)頑張ったと思います。森田は同じ階級の相手なら自分の相撲が取れると思っていたので、優勝できて良かったです。(チームは)今日は力を発揮できずに負けたという試合が多かったです。これから十和田、リーグ戦、インカレと続いていくので、稽古をしっかりして次の十和田大会に向けて頑張りたいと思います」
森田
「全日本を決められてよかったということと、優勝できて良かったです。(大学に入学してから優勝は)初めてでした。嬉しいです。(優勝の気持ちを最初に誰に伝えたいか)総監督です。仕事の関係で自分の試合にはいなかったので電話して報告しました。プログラムに名前を載せて、毎回これがうちの教え子だと言ってもらいたいと思っていたので、それができて良かったです。(総監督には恩を感じるか)小学生の頃からずっとお世話になっているので、気持ち的には大きかったです。(優勝できた要因は)精神面が弱いので、いつも変化したり引いてしまったりする相撲をしてしまっていたのですが、今日は自分から前に出て自分の相撲が取れたのが要因だと思います。(決勝戦の相手は)稽古でやったことがある相手でした。苦手意識はなかったので、稽古通りにやれば勝てると思っていました。(優勝して総監督から何か言われたか)良かったなと言ってもらいました。中学1年の時から、明治大学の大会を見に行って、そこで明治大学の相撲部に憧れて、明治大学に入学することだけを考えて中学、高校とやってきました。(ここまで相撲部を続けた理由は)総監督がずっと面倒を見てくれて、自分を見捨てないで常に注意をしてくれて、応援してくれていたことだと思います。(同期や下級生の活躍は)悔しいなと思っていて、自分も同じステージに立ちたいと思いながら見ていました。(全日本に出場されますが)優勝目指して頑張ります。(これからの目標は)インカレ優勝に少しでも関われるような仕事をしたいです」
藤原
「みんなから2連覇と言われてて、でも自分の目標は去年と同じで全日本出場でした。できれば連覇という感じの目標です。東日本で負けてから、勝とうというよりは自分の相撲を取り切ろうということにしてます。押し込まれたところで自分は負けたかなと思ったんですが残れて、相手が引いてきたところで責めたんですけど、相手が飛んでて一歩相手の方が勝っていたので、あと少しでした。135キロ未満の敗者復活戦の始まった頃くらいからアップをして、全日本の出場は決まっていたので、それこそ自分の相撲を取り切ろうと思っていました。今年は十和田では合宿しないので、これからのことはわかりませんが、個人よりも団体での優勝を目指していきたいです。自分が勝つのではなく、他のみんなを信じて、チームみんなで勝っていきたいです」
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