強豪・日大に阻まれ団体準優勝/関東学生賞典馬場競技大会

馬術 2017.06.26
 悔いの残る準優勝だった。初日の関学障害を団体1位で終え、好スタートを切って迎えた関学馬場。馬場競技は、馬場上で決められた動きが正確にできるかを競う。明大は、1位の日大と大差をつけられ団体2位。また、中村幸喜(農4=福岡一)が7位と健闘したものの、個人成績も振るわず。ライバル日大に表彰台を独占されるなど、悔しい結果となった。

 上位に食い込めなかった。3人目に出走した冨永弥玖(商3=科学技術学園)は、今まで障害種目での出場が主だった。今大会では、初めて3種目全てに出場。馬場種目では、明桑とコンビを組むことになった。しかし、明桑との練習期間は2か月とまだ日が浅いことに加え、馬場での経験不足が響き「馬を良い状態に持っていけなかった」(冨永)。慣れていない種目で思うような走行ができず、12位という結果に終わった。
 予想外の乱調だった。「馬場の実力を持っている」(佐藤五志監督)。高得点を期待され、チーム最後の走行を任された吉田篤史(政経2=東福岡)。しかし、出走直前に明王が興奮状態に陥ってしまった。最後まで明王が落ち着かずに、結果はまさかの18位。思わぬアクシデントで、本来の実力を発揮できなかった。

 総合種目での巻き返しを図る。初日のリードから一転、日大に逆転を許した。2種目を終えて、残すは総合種目のみ。6年ぶり3種目総合優勝へ、王者・日大の牙城を崩す。

[藤里陽]

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