3人が全日本出場決定 注目の山田凌は3回戦敗退/関東学生選手権

剣道 2017.05.16
 全日本個人インカレ出場権をかけた今大会。明大からは9名が出場し、3名の個人インカレ出場が決定した。津田祐輝(法4=高輪)はベスト8入りを果たし、自身初の個人インカレ出場。千田海(商3=仙台育英)は6回戦まで進出し、昨年に引き続き2度目の個人インカレ出場を決めた。また、梶谷彪雅(政経1=九州学院)は大学初の公式戦にして6回戦まで進出。ルーキーながら個人インカレ出場権を獲得した。一方で、昨年の個人インカレ王者、山田凌平(政経3=九州学院)は3回戦で敗退。会場に衝撃が走った。

 最上級生として意地を見せた。津田はチーム最高成績であるベスト8入りを果たし、自身初の個人インカレ出場権を得た。「全日本に出られることが一番嬉しい」(津田)。しかし「ベスト4に入れなかったのが悔しい」と反省も口にした。準々決勝ではつばぜり合いから引きメンを決められ、その後攻め続けるも時間切れに。今後の課題として掲げたのは体幹の強化と基礎的な練習。個人インカレの舞台でも飛躍を誓う。
 華々しいデビュー戦になった。1回戦から持ち前のスピードで相手を翻弄(ほんろう)し勝ち進んでいく。6回戦の相手は九州学院高時代の同級生でありながら、最大の好敵手である星子(筑波大)。試合開始直後からから両者譲らぬ攻防を見せるが、試合中盤に一瞬のスキを突いた引きメンで1本を先取した。しかしその後メンに対して返しドウを奪われ、延長に突入。最後はメンを決められて惜敗を喫した。個人インカレに向けて「修正をかけていかないといけない」(梶谷)。大型ルーキーは前向きな目標を語る。
 まさかの敗退になった。昨年の個人インカレ王者・山田凌は延長戦でメンを取られ一本負け。3回戦敗退に終わり、個人インカレ出場権を逃した。「自信がない部分が出てしまったのかなと思う」(山田凌)。今後は練習を積み重ね、しっかりと調整をすべきと語った。王座奪還に向けて新たなスタートを切る。

 有意義な大会となった。結果はどうあれ、各選手が改めて自分の課題と向き合う契機となった。そして3人の選手たちは敗退した仲間の思いを背負い、個人インカレへ臨む。そして秋に控えるのは団体戦。年々勢いを増す明大剣道部に期待がかかる。今大会で培った経験を生かして、さらなる進化を遂げる。

[清水康佑]

試合後のコメント
津田

「今日の試合振り返ってみると、やはり全日本に出られることが一番嬉しかったです。でも、ベスト4に入れなかったのが悔しいです。個人としては体幹がしっかりできていなくて、最後はそこで打たれてしまったので、一から体幹を鍛えなおしたいと思います。きつい練習が身になってこのような成績をおさめられて嬉しかったです。練習では基本に忠実にやっています。やはり、基本ができていないと応用もできないので、基本を一生懸命やっています。今日は自分の得意技であるドウをとれるように仕掛けていきました。最初で最後の個人のインカレになるが、今回はベスト8だったので、全日本ではベスト4に入れるようにもっと努力していきたいと思います」

千田
「去年インカレに出られて、今年も出なければいけないというプレッシャーが強くて、緊張していたんですけど自分なりの試合ができたと思います。(試合数が多いが)正直『まだあるのか』という感じで、試合中も少し考えてしまいました。自分の剣道スタイル的に延長が多くなってしまうんですけど『これに勝ってもまた10分やらなきゃいけないのか』と考えてしまいました。ただ、インカレ出場が決まった時は少しほっとしました。最低限の目標だったので。(ベスト16)まだいけたかなと思います。今回反省してインカレに向けてまた頑張りたいと思います。(最後の試合は)気を抜いたところを打たれてしまったので悔いが残ります。(昨年のインカレでベスト8だが)去年以上まではいきたいと思います。(団体)3年間出て、まだ活躍ができていないので。個人戦ではそこそこの成績を残せているんですけど、団体戦で力になれていないので、戦力として勝ちを狙いたいなと思います。日本一を目指してずっとやってきたので、日本一を取りたいなと思う。梶谷も、化け物みたいに強いので。それに負けないように自分たちもやっていかないとなと思います。頼りになる4年生に付いていきながら、自分も後輩を引っ張れるようにしたいと思います。(今後の目標)インカレ個人ではベスト4以上。自分の剣道を貫いていきたいと思います。団体戦は自分が勝ってチームが勝つといった剣道をして、日本一になりたいと思います」

山田凌
「率直に悔しいです。自信がない部分が出てしまったのかなと思います。プレッシャーとかではなかったんですけど、ただ単に自分に自信がなかったというところが結果に出たのかなと思います。(自信がないとは)自分の中でもう少しやれることがあったのかなと。調整の仕方であったり、納得のいかない部分があって、思い切った試合ができませんでした。試合前は良いコンディションでいけたんですけど、試合になると勝ちたいという思いがあって、それが裏目に出たのかなと思います。硬くなってしまいました。(インカレ王者のプレッシャー)自分では気にしないでいきました。(全日本出場権を逃したが)本当に悔しいの一言です。後輩であったり、先輩や同級生も全日本にいくので、来年もあるのでそこで何かを学んで自分のものにして、関東の団体戦でチームに貢献できる選手になりたいと思います。団体戦までは期間があるので、そこでワンランク、ツーランクレベルアップしてまたこの場に帰ってこようと思います。この悔しさは二度と味わいたくないので、勝ちたいという気持ちの前にやることをやらなければいけないと実感しました。日本一になりたいと思って明治に入ってきたのにこういう負け方をして、ほんとに一から気を引き締めてやり直したいと思います。(監督、コーチからアドバイス)少し剣道のプレースタイルを変えろというアドバイスをいただきました。避けてばっかり、という試合なので、時間内に取れるようにと言われました。(今後に向けて)日本一を目指している学校なので、これからの練習で関東の団体戦に向けてしっかりと調整して、関東一そして日本一になれるように頑張りたいです」

梶谷
「(今日の試合については)同門対決となったんですけど、インターハイ決勝戦で戦っている星子選手が相手でした。今日こそは勝ちたいなと思っていたが、どうしてもまだ相手が上でした。まだ、駄目なところがいっぱいあるので全日本学生選手権に照準を合わせて修正をかけていかないといけないなと思いました。ジャパンも控えているのでそこに向けて自分をこれからどう変えていくのかをもっと研究していきたいなと思います。(大学に入り意識している点)高校時代は連覇の重圧がかかっていて、それでも監督はチャレンジする気持ちでやれと仰っていて、あまりプレッシャーはなかったんですが、一年生ということで今までよりもっとプレッシャーはないと思うので、今まで以上にチャレンジする気持ちを持って一生懸命頑張りました。(インカレの目標)一年生ではあるが、もちろん優勝はしっかり狙っていって、一試合一試合自分を見つめ直しながらどういう風にしたら良いのかをもっと考えてやっていこうと思います」

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