(18)インカレで注目すべき4選手/日本学生選手権

アイスホッケー
秋季リーグ戦、見事3連覇を成し遂げた明治。残す試合は今月6日から日光で行われるインカレ。明治のライバル、東洋大は八戸で強化合宿を行い、王者奪還を狙っている。ライバルが鎬を削るなか、明治はインカレ6連覇を成し遂げることができるのか?
今回はインカレで注目すべき最上級生4選手を紹介!彼らがインカレで明治優勝の鍵を握ることは間違いない!



#4 菊池恭平
父親と同じ背番号4をつけ挑む菊池 本学のキャプテンである菊池(政経4)。「大学4年になって初心に戻ろうと思って一番つらかった高校1年生の『4』をまた付けたんです。そしたらこの前実家に帰ったときに親父の昔のユニフォームが出てきて。『C』も『4』も付いてて、びっくりしました」。
 昨年までは大きな体のパワーを生かしたプレーが目立ったものの、今年度からのルール改正により「思うようなプレーができない」場面が多くなった。しかし持ち前のセンスと当たり負けをしない強固なフィジカルでチームを最後尾からしっかりと支える。その実力は日本代表に選ばれるほど。
 キャプテンになってからは「チームのことばかり考えちゃって、自分のプレーまで考えられない。リーグ戦中はチームのことしか考えられなかった」。チームを引っ張る菊池部門主将は、試合中に選手たちの集中力が薄れてきた時に声をかけ雰囲気を盛り上げる。
「インカレは勝ちますよ。なんてったって勝ち方を知ってますから。決勝戦のあの雰囲気は決勝戦にいったものしかわかりません」。

#71 浅利拓
 ポイントゲッターであり、反則王でもある浅利(拓・政経4)。GKの浅利(拡・政経3)とは年子の兄弟。いつも先頭を走り、タフにパックを追い続ける。春の関東インカレでは日本代表遠征に招集された菊池部門主将に代わりチームキャプテンを務めた。押し倒されてもすぐ立ち上がるフィジカルの強さは大学一。
 反則が多いのが唯一の難点だが、それはご愛嬌。リーグ戦ではベストFWを獲得!

#21 木元貴士
 破れたパンツと使い古したグローブが特徴の木元(政経4)。1・2年の頃は試合で乱闘を起こす問題児。最上級生になった今でもベンチから聞こえる野次は健在。しかし木元はそれだけではない。秋のリーグ戦の準決勝・決勝戦では合計3得点をあげる活躍。大事な場面で得点できる頼れるFW。リーグ戦ではベストFW獲得!

#20 伊藤久史
 暴れん坊将軍を思わせるのが小柄ながらもテクニックを持つ伊藤(政経4)。木元と並び下級生次代は反則が目立ったが、4年生になり「我慢している(菊池部門主将)」。しかしたまに昔のやんちゃぶりを発揮し、リーグ戦中に「反省させるため(藤井コーチ)」スタメンを外されたことも。しかし小柄な体のハンディを感じさせない、巧みなハンドリングと落ち着いたプレーは必見。特にルーキーの田中(政経1)とのコンビネーションは絶妙である。得点よりもアシスト。伊藤の正確なパスが明治の得点の起点になる。








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