インカレ直前特集(1)

1999.01.01
 第1回は自由形の山元照昭選手(情コミ4)です。合宿やライバル選手、明大での4年間、最後にインカレへの熱い思いなど、笑いを交えながら語っていただきました。

―――大会に向けて調子はどうですか?
まあまあって感じですね。良い感じだと思います。

―――合宿(静岡で1週間実施)はどうでしたか?
 全身に疲労がたまっている感じです。大変でしたが、良い合宿だったと思います。全体的に強化できたと思います。合宿中に地震があって、部屋が12階だったのでめちゃくちゃ揺れてインカレ前に死ぬ…と思いました(笑)

―――同じスクール出身の古賀選手が世界水泳で金メダルをとりましたが、どういう感想を持ちましたか?
 刺激は受けましたが、複雑な気持ちですね。正直…おめでとうとは言いたくないです。おめでたいことなんですけどね(笑)。悔しいって気持ちが一番です。自由形で世界1位は無理なので…小さいときの種目選択を間違えたかなーなんて(笑)。(古賀選手は)ライバルとはもう言えないくらいすごい選手になってしまったけど、追い付けるようにがんばりたいですね。

―――明治大学での4年間を振り返ってみてどうですか?
 早かったです。大学に入学して、日本代表に選ばれたりいろいろありました。濃い4年間だったと思います。

―――では、この4年間で一番印象に残っているレースを教えてください。
 1年生の時に出場した世界水泳(2007年メルボルン)ですね。腰のケガなどもあってふがいない結果に終わったのですが、一番印象に残っています。

―――最後にインカレに向けて意気込みをどうぞ。
 古賀選手も出場するので種目は違いますが、負けられないと思っています。日本新記録で優勝します!

 笑顔を絶やすことなく我々の質問に丁寧に答えてくれた山元。幼いころからのライバルに対して、おめでとうとは言いたくないなどと負けず嫌いな一面も知ることができた。インタビューを通して、4年間の集大成であるインカレに対する熱い思いが伝わってきた。是非とも目標である日本新記録で優勝を成し遂げてほしい。

◆山元啓昭 やまもとひろあき 情コミ4 春日部共栄高出 177cm・71kg

次回は、背泳ぎの亀井亀井智史(商4)です。お楽しみに!