(11)俊足、好打の右翼手・織田公平

1999.01.01
(11)俊足、好打の右翼手・織田公平
 連載11回目、今回紹介するのは春季リーグ戦で江川と共にベスト9に輝いた右翼手・織田公平(営4)。昨季苦しんだバッティングでは左方向に打つことを意識しヒットを量産。3割5分1厘とチーム1の高打率を残した。さらに自慢の俊足を生かしリーグ戦で唯一二桁の盗塁をマークし、見事に盗塁王のタイトルも手にした織田。そんなまさに今乗りに乗っている織田に話を伺った。

右翼手・織田
巧みなバットコントロールを見せる織田

 ――春季リーグ戦ではバッティングが好調でしたが、昨季との変化は何かあったのですか?
織田 足を絡めてヒットを打つということを意識しました。相沢(主将)にもアドバイスをもらって内野安打を狙う気持ちでセンターから左方向に打つ練習をしました。それがいい結果につながったと思います。

――盗塁数もリーグ1でしたが、盗塁の秘訣はあるのですか?
織田 とにかくびびることなく勇気を持ってスタートを切ることですね。そのことでけん制で刺されることもありますが、悪いスタートで盗塁失敗するのも同じくワンアウト取られるわけですから、それなら思い切って勝負しようと思っています。

――野球に対する思いを教えてください。
織田 まさか大学まで野球を続けているとは思わなかったけど、こうして野球を続けられることに親や周りのみんなにありがとうという気持ちです。 

――準硬の良いところを教えてください。
織田 選手同士もそうだし、観客の人とも距離が近いことです。部員とは本当に仲が良くて、プライベートも充実しています。

盗塁王・織田
六大学の盗塁王が全国の舞台で旋風を巻き起こす

――最後に、全日本大学選手権への意気込みをお願いします。
織田 全日では自分の全力プレーを見てほしいです。またチームの雰囲気を和ませるムードメーカになりたいですね。

 「全日は親も見に来るから頑張りたい」。大学4年という最後の年に勝ち取った全日という最高の舞台。走・攻・守全てにおいて躍動する織田の姿が見たい。

◆織田公平 おだこうへい 営4 山口県立大津高出 176cm・67kg

【次回予告】
 次回は現在行われている、準硬式野球部の広島合宿密着取材です!お楽しみに!!

◆8・26~31 第61回全日本大学準硬式野球選手権大会◆
日程 対戦相手 試合会場 試合開始時刻
8・27 1回戦
北海道教育大釧路校
みどりの森佐賀県営球場
14:00
8・28 2回戦
関西学大
みどりの森佐賀県営球場
13:00