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連載 Rowing to InterCollege 第3回
端艇影の立役者 「マネジャーがいないと生活が成り立たない」(杉谷主将・法4)。選手にそう言わしめるほど、本学端艇部にとってマネジャーの存在は大きい。そして「選手たちが100%の力を出し切れるよう、全力でサポートしたい」(岸マネジャー・情コミ4)とマネジャーたちも高い意識を持って活動している。全日本選手権での優勝も、彼女たちがいてこそ勝ち得たものだった。 昨年秋、このチームが始動する際に開いた全体ミーティングにマネジャーが初めて参加。もともと4年生の選手とマネジャーは仲が良かったが「それだけじゃなく、もっとこの組織を良くしていくために去年の夏は4年生でたくさん話し合いをしました」(岸マネジャー)と例年以上にマネジャーが部の運営に関わった。現在、マネジャーの仕事は主に食事作り、ホームページの作成、端艇新聞の作成、大会時の役員だ。特に食事作りは選手の体をつくる大事な仕事で「選手が試合で力を出し切れるような、栄養を考えたメニューにしています。もちろんそのための勉強もしています」(岸マネジャー)。そんな彼女たちを見て「本当にすごい人たち」(塚本・農4)、「自分のかっこいいところを見せたくなる。頑張れる一つの理由です」(各務・商3)と選手たちにも良い影響を与えている。 ボートは競技の特性上、試合が始まってしまえばマネジャーは自転車で並走して応援することくらいしかできなくなってしまう。しかしその分「陸上のときのサポートは万全に」(岸マネジャー)するため、大会の1週間前にマネジャーでミーティングを開いている。そこには杉谷主将も参加し、クルーの状況を把握したりとマネジャーも大会に照準を合わせ、モチベーションを上げているのだ。大会が終われば反省会も開く。そこでは毎回レポートを書きそれをマネジャーチーフの岸マネジャーがまとめて、全員でその情報をシェアしている。マネジャーも大会を共に戦う選手だ。 試合後、宿舎に戻り手にしたメダルをマネジャーにかけてあげる選手がいる。「1番うれしい瞬間」(佐野マネジャー・文3)と頬を緩めた。そんな彼女たちが最も望むのは「インカレで男子エイトが勝つこと」(加藤マネジャー・商4)だと、熱のこもった目で語る。インカレでは選手はもちろん、マネジャーも含めたこのチームの集大成を見せる場だ。選手たちが力を発揮するためには、彼女たちのサポートが欠かせない。☆端艇豆知識☆ 今回はマネージャー特集ということで、岸チーフマネージャーに食事作りに関して一問一答に答えていただきます。〇料理の買い出しはどうしていますか――買い出しは基本的には監督を通して行っていますが、メニューはマネージャーがつくっています。なるべく費用を抑えて栄養があるものを入れるようにしています。○マネージャーは何時ごろに合宿所に行っていますか――朝ご飯作りはありません。お昼ご飯は10:30から、夕方は4:30から作っています。○だいたい何時間かけて合宿所へ行っていますか――2時間位です。○料理上手は誰ですか――4年の加藤奈菜です。○人気メニューは何ですか――明治のカレーはおいしいと戸田中で有名です。 詳しくは端艇部ホームページ戸田日記をご覧下さい。★次回予告★ 第4回は注目選手紹介第2弾です。総合優勝を目指す女子クルーの注目選手に迫ります!8月中旬掲載予定。READ MORE -
連載 Rowing to InterCollege 第4回
端艇川野真由美(営3)女子舵手なしペアクルー「インカレ優勝します!やりますよ」。インカレについて聞くと、強気な返事を返してくれる川野。端艇部きってのムードメーカーは、その細見な身体からは想像もできないパワーの持ち主でもある。昨年低迷した明治の中で、インカレ女子舵手なしペア優勝。逆境に強い彼女がいま新たなチャレンジを迎えている――。連覇を目指して すらっとした手足に引き締まった筋肉、その細い体からは想像できないパワーの持ち主・川野。明るくサバサバとした性格で周囲を笑いの渦に巻き込む、端艇部きってのムードメーカーでもある。 「優勝します!やりますよ」。インカレについて聞くと、間髪を入れずにこの強気な返事が返ってきた。それもそのはずだ。川野は昨年のインカレでも舵手なしペアに乗り、見事優勝を成し遂げている。 そんな彼女は高校時代から、春の全国選抜でクォドルプル連覇、アジア大会出場と結果を着実に手にしてきた強者だ。「練習は9割つらいけど、勝ったときは本当に嬉しいうれしい。(団体競技だから)みんなと頑張って喜びを分かち合うことができる」と彼女はまぶしいほど生き生きとした顔で青春時代を語る。しかし彼女はその経験にすがるのではなく、「その時その時はつらい。でも結局過去は忘れている」と“今”を頑張ることに一生懸命だ。 今年の相棒は1年生の中山(文1)。「1年生で経験がないから、まずは漕ぎ込んで慣れてもらうところから」。合宿が明け、インカレまであと1週間をきった。「調子は良くない」と珍しく弱気な発言が飛び出すも、「何かが変わりそう」ときっかけをつかめそうでつかめない、そんなクルーに光が見えてきた。 8月11、12日に行われた東日本選手権では、他大を圧倒して優勝。「徐々に二人の距離が近付いてきている。これから攻めようと思えるくらいの、不安を解消させる練習をする」。未知数の二人の力が重なったとき、このクルーに優勝の二文字が見えてくるはずだ。 「目標は舵手なしペア連覇。プレッシャーはあるけど、明治を背負っていることを忘れずにやれば無責任なレースはできない。積極的に(その名に)恥じないレースをしたい」。そこら辺の九州男児よりも頼れる川野が、いつもの力強く強気なレースをインカレでも見せてくれることだろう。◆川野真由美 かわのまゆみ 営3 熊本学園大付高出 167cm山本有重(文1)女子シングルスカルクルー1年生ながら「チャンピオンになる」(角監督)と期待される山本。今季1年間はシングルスカルに乗る、と決め、見事シートレースに勝利しインカレクルーの座を勝ち取った。「自分で自分を変えたい」と選んだ明治で、試行錯誤している彼女。持ち前の精神力でインカレ優勝を狙う。「自分で自分を変えたい」―芯の強い期待の女子シングル 「(山本は)インカレには間に合う。強くなる!間違いない」(角監督)。いつもは抽象的に物事を説く監督に、はっきりそう言わせるほどの逸材である。その山本が、先日シートレースの末、正式にインカレクルーに決定した。 「厳しい先生に変えてもらおう」。高校時代、自らそう思い立って始めたボート。家まで逃げ帰りたくなるほどつらい3年間のボート生活を送った山本の中で、その思いは大学入学の際には「自分で自分を変えたい」という気持ちに変化していた。本人の自主性を重んじる明治は、山本に最適な環境といえる。例えば、高校と違って指導者という指導者がおらず、メニューなども自分で決める。特にシングルスカルの山本は、2・3・4年生の指導を身近で受けられるほかのクルーと違って、全ての事を一人でやらなくてはならない。「(今は)ダブルスカルのメニューと同じものをやらせてもらったり、それをベースに考えたりして勉強させてもらっています」。入部して半年、「自分で見つけて、自分でやる」大変さを実感している。 すでに全日本選手権、軽量級選手権とシングルスカルでレースに出場した山本。自分のペースで、好きなように漕げると思われるシングルスカルでも、やはり心細くなるときもある。「大会前は、無性に大きいクルーが良いなと思いますね」。それでも、山本は監督と話し合って1年間シングルスカルでやっていくと決めた。それだけシングルスカルでの活躍に、監督からも期待が懸かっているのだろう。「自分で決めたので、いい結果を残したい」。山本もその期待に応える気合は十分である。 ジュニアの枠を越え、初めて挑むインカレ。それでも十分「チャンピオンになれる」(角監督)はず。「目標を持って、いいレース内容で終えたい」。その結果、山本が表彰台に上った姿が見たい。◆山本有重 やまもとゆえ 文1 宇和島東高出 157cm※出場クルー変更のお知らせ男子エイトに出場予定だった橋本(法1)が腰を痛めたため、クルーに変更があります。<変更前>男子シングルススカル 嶋田男子舵手なしフォア 伊藤(琢)、駒、渡邊、前田男子エイト 杉谷、加茂、橋本、遠藤、塚本、平松、伊藤(清)、高橋、渡辺<変更後>男子シングルスカル 伊藤(琢)男子舵手なしフォア 橋本、駒、渡邊、前田男子エイト 杉谷、加茂、嶋田、遠藤、塚本、平松、伊藤(清)、高橋、渡辺☆端艇豆知識☆ 今回は艇の仕組みについて紹介します。艇の中にはいすがあり、そこに座って漕ぎますが、なんとそのいすは前後に動きます。オールを自分側に引っ張り水をかく際、足を伸ばして勢いをつけます。そして逆にオールを水に入れる位置まで戻す際に足を曲げます。その前後に動く体に合わせて、いすも動くようになっているのです。★次回予告★次回はインカレで部を引退する4年生特集です!8月第4週掲載予定。READ MORE -
連載 Rowing to InterCollege 最終回
端艇闘志を秘めた寡黙な主将 杉谷晃直(法4)主将・男子エイトクルー 主将として端艇部を率いてきたこの1年間。つらい時期や悩んだ時期もあった。しかしそんな時いつも「主将としての仕事を全うしなくてはいけない」と自らを奮い立たせてきた。「(杉谷主将は)全く愚痴を言わない。だからこそ、頼っていける。杉ちゃんでよかった」(野村)と同期は杉谷主将のことを誇らしげに語る。責任感の強い頼れる主将が、本学を念願の男子エイト優勝へ導く。 「お世話になった先輩や両親、マネージャーたちに結果で恩返しがしたい。先輩とエイト優勝の約束をしているので、果たせるよう頑張ります!また、自分が後輩に何か残せる最後のチャンスだと思うので、良い影響を与えられるよう、この1年が意味あるものになるよう、頑張ります」頼れる笑顔の端艇部代表 青嶋佳世(政経4)主務 青嶋は最上級生となった今年1年間、主務として端艇部を支えてきた。プレーする選手の環境を整えることはもちろんだが、部のOBや大会関係者などの外部から連絡が入ったときに、適切な対応をすることにも常に気を配った。部の代表として見られている以上、いい雰囲気で動いている仲間の印象を悪くしたくないという思いからだ。選手としての活動はなかったが、ほかの4年生と一緒に、10人で試行錯誤しながら後輩を引っ張ってきたこの1年間。最後のインカレにも、出場クルーと同じ強い気持ちで臨む。 「インカレに出場する4年生には、悔いなくいい思い出で終わってほしい。そのためには目標達成が1番なので、ぜひ優勝してほしい」河崎晃一(商4)男子舵手なしクォドルプルクルー「今回は1、2年生と乗っているので自分のためというより、後輩やこれからの明治のために、という思いが強いです。いつでも挑戦者の気持ちでみんなが油断してない、いい感じです」高須悠司(営4)男子舵手付きペアクルー「今のクルーの調子は絶好調です!最後にインカレで優勝して、有終の美を飾りたいです。もう7年間も(ボートを)やったので、今回完全燃焼します」高橋遼平(理工4)副主将・男子エイトクルー「まだインカレでは優勝してないので1番になって、キングになって終わりたいです。4年生は故障も多いけど、モチベーションは下がってないです。どこにも気持ちの面で負けることはありません」塚本章良(農4)男子エイトクルー「みんなのために自分のできることをして、最後にエイトで勝ちたいです。毎回大会を見に来てくれていた両親にも、勝った姿を見せて感謝の気持ちを伝えたいです」渡辺重行(文4)男子エイトCOX「(自分たちは)十分チャンピオンになれると思います。エイトだけど乗ってるのは9人なので、1本1本クルーの中に入っていきたいです。COXとしてはいかに漕がずして艇を進めるか、信頼関係が大事です」野村清香(文4)女子舵手付きクォドルプルクルー「現在チームの調子はクルーがばらばらで、良くありません。全員で一つの力を出していけるよう、人間的にも成長することができればステップアップできると思います。仲間を信頼し、勝って後輩の中に残りたいですね」加藤真之(商4)副務「自分自身はインカレに選手としての出場はないが、選手には優勝を期待したい。特に4年生は、優勝しなければどうしても悔いが残ってしまうと思うので、全員優勝してほしい」。4年マネジャーより、漕手へ「(4年マネジャー7人分の思いを込めて)頑張って!!!!!!!私たちを泣かせて下さい。1番大きいメダルをかけて下さい。4年間で1番の思い出を残そう!」☆端艇豆知識☆ 今回は端艇部が日々練習している戸田ボートコースを紹介します。 戸田ボートコースは戦前に幻の東京オリンピックのために作成されました。戦後に東京オリンピックの会場として利用されており、隣接する道路にはオリンピック通りという名前がつけられています。水は隣接する荒川から引いたものです。水面の長さは、東のほうは新幹線やJR埼京線の高架の近くから、2.5kmに及ぶ長大なものである。西端から500mの地点に戸田公園大橋という歩行者用のつり橋が掛かっており、その橋から西側については、競艇場としても利用されています。水面の東端には国立スポーツ科学センター戸田艇庫があり、東京大学、筑波大学、本学等の大学艇庫や、三菱艇庫などの実業団チームの艇庫が並びます。毎年、全日本選手権や大学選手権(インカレ)をはじめ、市民大会や大学内での大会 (学内レガッタ)、オール三菱レガッタ等が行われています。テレビ朝日系列で放送していたドラマ「レガッタ」の舞台はここ戸田漕艇場であり、連日撮影に来ていました。アクセス:JR埼京線「戸田公園」駅から徒歩15分明大端艇部を応援しに戸田ボートコースへ行こう!! 今回で短期集中連載「Rowing to InterCollege」は終わります。8月23日、戸田ボートコースにて彼らの熱い戦いが始まります。それぞれの色を持つ個性豊かな4年生たちが一つにまとまり「虹ができた」(加茂)今年、26日にはその虹もしのぐほどの笑顔が見られることでしょう。インカレの模様と結果は速報記事として大会終了後掲載する予定です。ぜひお楽しみに!READ MORE -
目標達成ならず、1種目優勝に終わる/全日本大学選手権
端艇「女子はひとつ勝ったけど、女子も(男子)エイトもまだまだ。結果は最悪だ」(角監督)と大会直後、監督はこれまでにない厳しい表情で苦言を呈した。 4年生が引退を迎え、強い気持ちを胸に臨んだ今大会。明治は悲願の男子エイト優勝、女子総合優勝という昨年果たすことができなかった大きな目標を掲げていた。しかし結果は女子ダブルスカルの一種目優勝。「部としては惨敗だった」(杉谷主将・法4)と、部を去る4年生はこらえきれない涙を隠そうとはしなかった。 そんな中でも、一筋の光が見えた。それは今後部を背負っていかなければならない3年生の活躍だ。優勝の栄冠を手にした女子ダブルスカルは、予選から準決勝まで圧倒的な力を見せ続けた。「明治の校歌を流してみせます」(井戸・農3)、「最後に笑うのは明治です」(財津・政経3)と、意気込んで向かった決勝。スタートから500mで一気に勝負をかけ、勢いをそのままに2位の早稲田を引き離し、見事に勝利をつかんだ。完璧な粘り勝ちだった。メダルを手にし輝く笑顔は、明治の今後を明るく照らしているかのようだった。 実はこの二人が一緒に表彰台に上ろうと手招いた、もう一人の3年生がいる。その人は、今回女子舵手なしペアに乗った川野(営3)だ。昨年は井戸と舵手なしペアに乗り、優勝を成し遂げている。今年は実力差のある1年生の中山(文1)と組んだが、それでも2位という結果を残した。この表彰台での出来事は互いを尊重し合い、自らを高めようという端艇部の目指す“勝つ人間像”を感じさせた。「来年は優勝します」(河野)と言い切るその強さが、今後「低迷期だ」(角監督)という明治をどう変えていけるのか。 就任から10年目の節目を迎え、監督は「土壌はできた。でも文化が育っていない。この組織はもっと大きくなる」(角監督)と、明治の現状を語る。今回の結果を真摯に受け止め、選手も「自他ともに認める漕手」を目指して、新たなチームつくりへと動き出していく。試合後に行われた納会での4年生のコメント杉谷晃直主将(法4)「3年生は新しい1年が始まる中で、3年間見てきた明治の良いところは継ぎ、悪いところは切り捨てて、より良い明治のためにこの1年間を使ってください。4年生は結果が求められます。おごることなく、自信を持って頑張ってほしい。1年間ありがとうございました」加藤真之(商4)「サポートとしても漕手としても学びました。優勝はできなかったですが、貢献できたかなと思います。3年生はやんちゃだけど、全員で手をつないで頑張ってください」加茂拓矢(政経4)「このインカレの結果をそのままにしないで、新人戦に向けて頑張っていこう」河﨑晃一(商4)「自分が残した結果だけ見れば、後輩に何を残せたかはわかりません。でも、最後まで同期を心から応援することができました。そして部員みんなと笑って話すことができました。今ここにいる自分はみんなのおかげです。戦う場所が違うだけだと思います」高須悠司(営4)「決勝にいけず、すみませんでした。自分は結果を残していないので、たいしたことは言えません。後悔しないよう、頑張ってください」高橋遼平(理工4)「(エイトで負けて)悔しいけど、後悔はしていません。副主将としてやりたいことを思いっきりできたと思います。この結果を来年につなげてほしい。それを信じて、今度は応援としてサポートしていきます。必要であればすぐ行くので、呼んでください」塚本章良(農4)「ここまでやってこれたのは、先輩、後輩、OB、マネジャーや両親、お世話になった人のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。みんなも思いを伝えていい結果を残せるよう、頑張ってください」渡辺重行(文4)「挫折しそうになったけど、ここまでやってこれたのは同期に支えられたからです。合宿所という特殊な環境でつらいこともあるかもしれないけど、同期を信じて。後輩には明治の黄金期をつくってほしい」青嶋佳世(政経4)「支えてくれた周囲の人に感謝を言いたい。みんなのおかげでここにいます。後輩には期待しています」野村清香(文4)「みんなに支えられてうれしい。誇りに思います。4年間で成績は残せませんでしたが、来年こそは目標を達成してほしい。応援に来るので、みなさん頑張ってください」石川光マネジャー(文4)「仲間がいないと頑張れなかった。大勢いると、仲間がいることが当たり前になってしまうけど、一人一人の大切さに気付いて、仲間を信じて頑張ってください」入山紗耶香マネジャー(文4)「17人の同期の存在は、とても大きかった。1年生のときは落ち込むことがたくさんあったけど、仲間の存在の大きさに気付いた。みんなで心を一つにして頑張ってほしい」大原望マネジャー(文4)「集団生活は苦手でしたが、今、いいものだと思えます。辞めずにマネジャーをやりきることができて、『端艇部の一員だった』と胸を張って言えることがうれしいです」加藤奈菜マネジャー(商4)「優勝したほかの大学のマネジャーがうらやましいなんて思いません。今いる同期が素晴らしいと思っています」岸加奈子マネジャー(情コミ4)「マネジャーとしてみんなを支える側でしたが、今思うとみんなに支えてもらっていました。素敵な仲間とこんな濃い4年間を送れたのは明治大学端艇部だからです。4年間は短いので、今を大切にしてください」佐藤香織(商4)「1年生の時に100周年を迎え、伝統の重みを感じました。それを忘れずに頑張ってください」島村真実子(情コミ4)「明治のマネジャーで良かったです。みんなに出会えて良かったです」READ MORE -
女子健闘で今季締めくくる/全日本新人選手権
端艇今シーズン最後のレースとなる今大会。ここで良い結果を残すことで「冬場へのモチベーションも上がる」(伊藤(琢)主将・政経3)大切な試合で、現在上り調子の女子はダブルスカルA、Bが共に1位、3位に入賞するという好成績を上げた。 3日目の決勝。本学からはともに準決勝を1位で通過した女子ダブルスカルA、Bが出漕した。 スタートでトップに出たのは3レーンの東経大。しかし5レーンの女子ダブルスカルAは冷静だった。「スタートは先に出られると思ってたので」(山本・文1)、そこであきらめず「(差を)1艇身以内に収めよう」と話していた。1200m地点で相手が見えたバウの山本は勝負を懸ける。2人にとってはまさに「作戦通り」。「さあいこう!」そこから一気に抜きに出た女子ダブルスカルAは、徐々に東経大を引き離し、最後には3秒以上の差をつけ1位でフィニッシュを迎えた。「自分たちのしてきた練習とかを信じて力を出し切れたので良かった」(中山)。 一方、準決勝で満足できるレースができなかった女子ダブルスカルBは、前半1000mで出し切る展開を目指す。結果、ラスト500mでは一時先頭に立っていた東経大に迫る勢いを見せたが一歩及ばず、3位でのゴールとなった。「最後、競って負けてしまったけど悔いはない」(佐藤・文2)。 1年生ながら強い精神力と勝負強さを見せ日本一となった女子ダブルスカルAとクルーと力を合わせ結果を出すことに貪欲(どんよく)な女子ダブルスカルBを始めとして女子の活躍が目立った。勢いに乗っている女子も、今回いまひとつ成績が振るわなかった男子もこれから迎える冬のシーズンで心身を鍛え、来年春から一つでも多く表彰台に上る姿を見せて欲しい。READ MORE -
「インカレまで走る!!」/08年度大会スケジュール
端艇例年6月頃に開かれている全日本選手権が、今年は9月開催に変更となった。日本ボート協会によると「北京五輪の影響で多くの実力者が(6月頃に)抜けてしまう」ことや「日本で最高峰の大会を1年の前半にやるのはおかしい」という理由から9月に移行されたとのこと。 一方で、学生側にとっては8月からインカレ、全日本選手権(9月)、国体(10月)と試合が続くため、非常に厳しい日程といえる。 「すごいハード日程だが、決まったものはしょうがない。(インカレか全日本か)どちらかに重点を置くつもりは今のところないが、とりあえずインカレまで走っていこうと思う。ただ、体を休める時間は必要」(角監督)。 ケガなく優勝を目指すためにも、これからの時期の基礎トレーニングでしっかりと体をつくり上げることが重要になる。READ MORE -
新艇に祈りと誓い/端艇部進水式
端艇端艇部にOB会から新しい艇が寄贈され、それに伴って進水式が行われた。 進水式とは、新しい艇を水上に浮かべる儀式のこと。しかし、儀式はまず神様に艇の安全と部の発展を願うことから始まった。神官が厳かに祝詞を上げる中、並んだ部員らは神妙な表情で祈りをささげた。丁重に神様を送り出すと、いよいよ新艇を戸田の水の上へ。今回寄贈された3艇にそれぞれ部員が乗り、力いっぱい漕ぎ出すと、陸の部員たちは校歌の合唱で後押しした。 新しく加わった3艇とともに、そして既に合宿所に入っている新入生とともに、明大端艇部が今年は何を成し遂げてくれるのか。もうすぐ始まるシーズンを前に、安全を祈り、端艇部としての活躍を誓う進水式となった。READ MORE -
日立明に向けて課題再確認/お花見レガッタ
端艇冬が明けてシーズン最初のレースとなるお花見レガッタ。中・高校生や大学生、社会人などさまざまな年代の選手が出場する今大会に、本学からは男子ダブルスカルと男子エイトが出場した。 男子ダブルスカルは、強豪大クルーや社会人クルーが艇を並べる決勝B組で2位と健闘。長谷川(政経3)と組んだ江南(政経1)が明大端艇部として大会初出場を果たした。1位の日大Aクルーに約4秒の差をつけられてのゴールだったが、ラスト250mでも落ち着いた漕ぎを見せた。 男子エイトは1週間前に結成された新しいクルーだったこともあり、前日の予選で「(クルー全員を)共通の意識に統一できなかった」(各務・商4)とクルーリーダーの各務は9人の意識をまとめる重要性を再認識。決勝C組に回ったものの、今レースでは自分たちの漕ぎのイメージを一つに絞り、統一することでそれを改善した。予選では敗れた法大にも勝利し、「この1日でものすごく成長できた」(各務)。 また、男子エイトはこのクルーで伝統の日立明三大学対抗レガッタにも出場することが決定。「タイム的にはまだまだだけど余力もあったし、日にちも2週間ある。課題ものびしろもありすぎるくらい」(各務)とすでに次のレースに照準を合わせている。「(自分にとって)最後の日立明、3年間の負けを取り返したい」(各務)。3年ぶりの打倒・王者日大へ動き出した。☆次回大会日程☆大会名:第52回日立明三大学対抗レガッタ日時:4月20日場所:戸田ボートコース(JR埼京線「戸田公園」駅より徒歩約15分)READ MORE -
今年もエイト勝てず/三大学対抗レガッタ
端艇大学界最強といわれる日大に今年も惨敗。「すべてにおいて、まだまだだった」(各務・商4)とクルーリーダーは厳しい顔で大会を振り返った。READ MORE -
男女明暗くっきり分かれる/日立明三大学対抗レガッタ
端艇今年で52回目を数える日立明三大学対抗レガッタが、4月20日に戸田ボートコースで行われた。「(自分にとって)最後の三大学レガッタ。3年間負け続けた日大に、今年こそ勝ちたい」(各務・商4)と意気込んで臨んだ今大会。さわやかな春風が吹く中、伝統の定期戦が幕を開けた。 今大会唯一の女子種目である舵手付きクォドルプルは、明治のAクルーが他を圧倒し、1艇身以上の差を付けて優勝。インカレへ向けての地ならしとしては、最高のレースとなった。 一方男子は、大学最強とささやかれる日大を相手にすべての種目で惨敗を喫した。特にエイトは監督からも期待を寄せられていただけに、選手にとってショックは大きかった。日大の力強い漕ぎに対して力を出し切ることができずに終わった明治。「精神、体力、すべてにおいて日大が一枚上だった」とクルーリーダーの各務は肩を落とした。最終目標のインカレに向け、今後はさらにレースを意識し、メリハリのある練習で力を付けていく。☆おまけ☆ 三大学対抗戦が白熱する中、その合間に行われたOB対抗レースや高校招待レースは大いに盛り上がりを見せた。そして試合後の懇親会では三大学間の交流を図り、定期戦の醍醐味を味わった。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
ボート競技は全部で9種目ありその中でも花形とされるのは指示を出すコックスと8人のクルーで編成されるエイトだ。9人が完全に息を合わせた時のスピードは圧巻。どのチームも花形種目でのエイトで優勝を目指す。端艇部は明治38年に創部された明治大学で最も長い歴史を持つ部活である。歴史だけでなくその実力も大学トップレベルで全日本の大会でも常に上位に進出する強豪。歴史、実力の二つの意味で明治大学の体育会をけん引する存在である。日本ボート界のトップを目指し、日々努力を重ねる。