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慶大に惜しくも敗北 あと一歩で優勝逃す/全日本大学選手権
ラクロス(男子) 2022.11.28関東制覇を果たした慶大と2度目の対戦となった今大会。格上の相手に粘りのプレーを見せたものの、関東学生リーグ戦のリベンジはかなわず。初の全日本大学選手権は準優勝で幕を閉じた。◆11・6~27 第13回全日本大学選手権▼11・27 対慶大戦(駒沢オリンピック公園陸上競技場)明大3{1―2、0-2、2-0、0―0}4慶大○ 慶大の屈強なディフェンスに阻まれ、なかなかネットを揺らせず。膠着(こうちゃく)状態を止めたのは、AT(アタッカー)加茂下輝(商4=国学院久我山)の鋭いシュート。慶大G(ゴーリー)の一瞬のスキを突き、力強く先制点を決める。しかし明大の流れはそう長く続かなかった。慶大の怒涛(どとう)の攻めにより、立て続けに失点。残り数秒でG伊藤駿(商4=明大中野八王子)からのロングパスでシュートを放つも、時間内に間に合わず、得点にはつながらなかった。第2Q(クオーター)は終始慶大の勢いに押され、さらに2点を許す展開に。「慶大が明大は中を抜かれてしまうシーンが多いことを分析してきていて、その結果第2Q以降やられてしまった」(野田航生主将・政経4=県立明和)。 焦りが見え始めた第3Q。慶大の攻めに押され、防戦一方に。虎視眈々(こしたんたん)とチャンスを伺う中、慶大が落としたボールをすかさず拾うと、一気に相手陣地へ。味方からのパスを受けたAT戸山友喜(商4=穎明館)がそのままゴールへ押し込み、チームに勢いづける。慶大も負けじと追い上げるが、G伊藤が好セーブを連発。流れに乗った明大はAT加茂下がこの日2度目のシュートを放つ。「点を取ってやるという強い気持ちが得点につながると思っていたので、試合の入りから集中してやっていた。勢いつく3点目を取れたので良かった」。1点差で迎えた第4Qは、試合の主導権が絶えず入れ替わる白熱した戦いに。互いに追加点を挙げようと奮闘するも、両チームのGが得点を許さない。最後まで逆転の機会を狙った明大だったが、ゴールネットを揺らすことなく試合は終了した。 「勝つ気しかなかったので、2022年のHUSKIESが終わってしまい、虚無感を感じた」(野田)。善戦だっただけに悔しさが残る結果となったが、初出場で準優勝と輝かしい成績を残したことは事実である。来年度こそ“学生日本一”の称号を手にしたい。 [石井遥] 試合後のコメント野田主将――4年間を振り返っていかがですか。 「いろいろなことがありました。1年生の頑張った時期にコロナの影響で部活ができなくなり、2年間は観客がいない中での試合でした。最後の4年生の時も観客入れないのかと思っていたら、多くの人が来てくれて良かったです。良い4年間だったと思いますし、最高の仲間に巡り会えたと思います」 ――後輩へのメッセージをお願いします。 「僕たち以上に頑張らないと勝てないぞということを伝えたいです。1個下が10人しかいない中でこの大所帯を支えないといけないので、何かつらいことがあれば頼って大丈夫です。僕もコーチとして残りますし、とにかく毎日必死にやること、ひたむきに頑張ることが大切だと思います。僕たちは引退になりますが、後輩はこの経験を来年に生かすことができます。どこが足りていないのか分かっていると思うので、慶大を倒して学生日本一を取って引退してもらいたいと思います」 藤木智也副将(政経4=成蹊)――決勝戦前にチームで話したことはありますか。 「自分たちは一つ一つの試合でしっかり準備をしてやってきたので、1週間良い準備ができたと思います。あとはそれを表現するだけなので、しっかりやっていこうと言いました」 ――試合展開としてはいかがでしたか。 「思った以上に点差をつけられてしまい、そこは悔しいです。しかし、そこから盛り返して良く頑張ったと思います」 加茂下――試合を振り返っていかがですか。 「序盤思い描いていたゲームプランとは違い、少し攻め込まれてしまいました。後半は上手く明治の形に引きずり込めました。しかし、あと一歩及ばずという感じです」 ――決勝戦を前に緊張などはありましたか。 「緊張は正直あまりしていなかったです。ロッカールームで『歴史を作るぞ』とみんなで高め合っていたので、スムーズに試合に入れたと思います」 戸山――準優勝の率直な感想をお願いします。 「勝てると思っていましたし、最後もチャンスがあったので、率直に悔しいです」 ――今大会のMVPを挙げるなら、誰だと思いますか。 「僕ですね(笑)。特別な1点というわけではありませんが、自分が得点したところから2点取れて、4対3までいけたと思います。流れを変えたのはそこだと思っています」 芳村弘俊(政経4=明大中野八王子)――試合に向けてどのような準備をしてきましたか。 「前回慶大に負けたときから3週間でしっかり成長線を描くために、全国を戦ってきました。特にディフェンスは組織の部分を大幅に刷新して、慶大用の組織を作って臨みました。それを対策されて上手くいきませんでしたが、最後は今まで通りの組織に戻したことで、後半は無失点で抑えられました」 ――ディフェンスのスローガンである“対人狂”は体現できましたか。 「今までの試合はあえて打たせてG伊藤にセーブさせるという場面が多かったです。今日はディフェンスがターンオーバーできたので“対人狂”を見せられたと思います。こういったディフェンスをリーグ中盤にもやっていたらとも思いますが、最後に(対人狂を)見せられて良かったです」 不破直斗(政経3=県立伊奈学園)――試合の良かった点と悪かった点を教えてください。 「試合の入りでかなり点を取られてしまったことが良くなかったです。途中の追い上げは良かったと思います」 ――来年度以降の意気込みをお願いします。 「僕らの代はプレイヤーが10人と少ないので、その10人が中心となってチームを引っ張っていきたいです」 ――ありがとうございました。READ MORE -
堅守光る 京大に完勝し決勝進出/全日本大学選手権
ラクロス(男子) 2022.11.20決勝進出を懸けて行われた一戦の相手は京大となった。第1Q(クォーター)からペースをつかむと、得意の堅守で相手に点を許さず得点を重ねる。3点差で折り返し迎えた後半も、一方的な展開で危なげなく勝利。勢いよく決勝への切符をつかんだ。 ◆11・6~27 第13回全日本大学選手権▼11・19 対京大戦(たけびしスタジアム京都)〇明大5{1―0、2-0、0-0、2―1}1京大 九大との初戦を1点差で制し、ベスト4に進出した明大。準決勝は会場が地元となる京大との対戦となった。アウェーの雰囲気の中だったが、試合が始まるとそれを感じさせない勢いを見せる。第1QにMF(ミディー)田部井明日翔(商4=明大明治)のシュートで先制すると、その後は明大の武器である堅守がさく裂。相手に得点を与えず主導権を握った。続く第2Qも優勢は変わらず。2得点で点差を広げ、3ー0で試合を折り返した。 後半、ここまで常に劣勢だった京大が一矢を報いる。ボールを奪ってからの素早い攻守の切り替えで、明大ゴールをおびやかす回数が増加。「第3Qは要改善な内容だった」(野田航生主将・政経4=県立明和)。何度もシュートを放たれる苦しい展開となった。しかし、G(ゴーリー)伊藤駿(商4=明大中野八王子)がスーパーセーブを連発。際どい場面で相手に得点を許さず無失点に抑える。点差を保ったまま迎えた試合終盤には前十字靭帯の大ケガから復帰したMF佐々木晟人(商4=明大中野)や田部井のゴールで突き離し、そのまま試合終了。勢いを持って決勝へと駒を進めた。 頂点まであと一歩というところまで迫った。「最後まで泥臭さを忘れないようにプレーしたい」(伊藤)。集大成となる大舞台で勝利をもぎ取り、大会初出場で初優勝という栄冠をつかみ取る。 [細田裕介] 試合後のコメント野田主将――今日の試合を振り返っていかがですか。 「まず勝てたことが率直にうれしかったです。前半は明治のペースで点が取れて、何が良かったかなと考えた時にこの1週間の準備がすごく良かったと思います」 ――決勝に向けての意気込みをお願いします。 「来週は勝ったら創部初の日本一、日本一になったらラクロス熱も明大の中で上がるのかなと思うので、頑張ろうと思います」 伊藤――今日のご自身の出来はいかがでしたか。 「自分的には100点をあげたいかなと思います。ゴールを一つも許さないというのを目標としてプレーしている中でセーブ率100%を出せたというのは自分を褒めてあげたいなと思います」 ――ここから1週間どのような準備をしますか。 「ずっと心掛けてきたことでもあるのですが、仕方ない失点を許さないことと、泥臭さを忘れないでやっていきたいと思います」READ MORE -
九大に白星 HUSKIESの力を全国に見せつける/全日本大学選手権
ラクロス(男子) 2022.11.18◆11・6~・27 第13回全日本大学選手権▼11・12 対九大戦(SAGAサンライズパークボールフィールド)〇明大4{1―1、1-0、0-2、2―0}3九大 創部して初めて全日本大学選手権(以下、インカレ)に出場した明大。前半は明大の長所であるディフェンス陣が1失点に抑える。第3Q(クオーター)で逆転されるも追いつき、最終Q残り2分、MF田部井明日翔(商4=明大明治)の一撃で勝利。HUSKIESの歴史に新たな1ページを刻んだ。 夏のような暑さの佐賀で明大のインカレが開幕。相手は、日本代表AT(アタック)守田樹を擁する九大。積極的にショットを打つ強力なオフェンスが持ち味だ。第1Qは九大のポゼッション時間が長く、苦しい時間が続く。試合が動いたのは開始10分。相手のショットにスキを突かれ、先制される。対して、明大もすぐに田部井が華麗なステップで相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)し同点に追いつく。第2QではMF(ミディー)藤木智也(政経4=成蹊)から縦パスを受けたMF野田航生主将(政経4=県立明和)が、倒れこみながらショット。前半を1点リードで終える。 後半は九大も意地を見せる。1点取られた後、明大のパスミスからグラボを取り、素早いカウンター攻撃。明大がディフェンスを整え切る前に、がら空きになっていた九大の守田がショットを決め逆転される。最終Q、〝地上最速の格闘技〟と言われるのもうなずけるほど、両チーム激しいディフェンスを見せる。そこでDF(ディフェンス)の芳村弘俊(政経4=明大中野八王子)が抜け出し一気に前線を上げ、パスを受けたAT戸山友喜(商4=頴明館)のショットで明大が試合を振り出しに戻す。この場面をG(ゴーリー)伊藤俊(商4=明大中野八王子)は、「3番の芳村が駆け上がったシーンでは、そこがチームの強みを見せられた部分なので、流れを変えた」とこの試合のキーマンに挙げた。残り2分、スピード感のある攻めと精度の高いショットがハマり、田部井が今試合2得点目を決める。このまま逃げ切り、終了のホイッスルが響いた。 伊藤を中心とした堅いディフェンスと、少ないポゼッション時間でチャンスを決めきるHUSKIESの力を十分に発揮した試合だった。いざ、決勝の舞台で慶大へのリベンジへ。〝学生日本一〟への道は始まったばかりだ。 [杉田凜] 試合後のコメント伊藤――どのようなゲームプランで臨みましたか。 「九大はロースコアゲームにもっていくと思っていました。ディフェンス時間が長くなる中で、ボールを奪った後すぐにフルフィールドでのゲーム作りをしていこうとチームの中で話していました」 田部井――九大はディフェンスが堅い印象がありましたが、戦ってみていかがですか。「かなり攻めにくかったです。試合後に、私たちの対策をしていたと聞きましたが、攻めたいところで攻めきれない感じがありました」 ――次戦への意気込みをお願いします。「次の京大はかなりの強敵ですが、目標である日本一のためには当然越えなくてはならない壁です。ここから1週間で最高の準備をして挑みたいと思います」READ MORE -
慶大の高い壁超えられず 関東地区2位でいざ全国へ!/関東学生リーグ戦
ラクロス(男子) 2022.11.07今季、躍進を遂げた明大がいよいよ決勝の舞台に登場。相手は昨年度、全日本大学選手権(以下、全日本)王者の慶大だ。第1Q(クオーター)を1点リードで終えるも、その後は慶大の高い攻撃力に対応できず、5点差をつけられ敗戦。ここまで快進撃を続けてきたが、強豪相手に力負けを喫した。 ◆8・14~11・6 第34回関東学生リーグ戦▼11・6 対慶大戦(駒沢公園第二球技場)明大3{2―1、0-3、0-1、1―3}8慶大〇 明大は第1Q序盤、AT(アタッカー)不破直斗(政経3=伊奈学園)が素早いステップからショットを放ち先制する。すぐに同点に追い付かれるも、相手G(ゴーリー)が弾いたボールをMF(ミディー)藤木智也(政経4=成蹊)が押し込み追加点。いいスタートを切ったかに見えた。しかし迎えた第2Q、慶大の強力な攻撃陣が明大に襲いかかる。明大ディフェンスの間を通り抜ける鮮やかなパスから得点を決められ再び同点に。その後も反則などでポゼッションを獲得できず、慶大に主導権を握られ一気に3失点。2点ビハインドで前半を折り返す。 後半に入っても悪い流れを断ち切ることができない。第3Qには相手オフェンス陣の激しいプレスからパスミスが出てしまい痛い失点となる。第4QにAT加茂下輝(商4=国学院久我山)が得点を奪い、意地を見せるも慶大は攻撃の手を最後まで緩めず。最終Qでも3点を奪われ最後まで試合の主導権を握られた。「力の差を痛感させられた」(藤木)。攻守で圧倒された明大は好機を見出せず、5点差をつけられての完敗。昨年度に続き慶大の前に屈した。 関東制覇とはならなかった明大。しかし出場権を得ている全日本で慶大と再戦する可能性もある。明大にとって初の全国の舞台。前進を止めないHUSKIESの見据える先は〝学生日本一〟ただ一つだ。 [久和野寛人] 試合後のコメント MF野田航生主将(政経4=県立明和)――主将としてチームに掛けた言葉などはございますか。 「明大の強みであるグラボなど、徹底してきたものを出そうと話してました。しかし、チームの流れを変えるだけの発言ができず主将として歯がゆいものがありました」 ――全日本への意気込みをお願いします。 「全日本がまだあるので、そこで慶大にリベンジしたいです。そのためにはまず一戦一戦勝ち切ることが大切なので、目の前の試合に全力を尽くしたいです」 藤木――慶大の印象はいかがでしたか。 「今の自分たちの実力なら互角以上に渡り合えると思っていました。しかし、結果も内容もかなり差があり、悔しいの一言です」 ――全日本ではどのようなプレーをしたいですか。 「幸いなことに全日本で慶大にリベンジできる機会があるので、大きく成長した姿を見せたいです。準備期間は短いですが、今日の惨敗を胸にチーム一丸となって戦います」 加茂下――このリーグ戦通じて成長できた部分はございますか。 「オフェンス、ディフェンスの信頼関係が強固なものになったと感じています。またリーグ戦を通して苦しい試合が続いた中で、双方がお互いを信じ、戦い抜いたことでチーム力が向上したと思います」 ――全日本に向けて意気込みをお願いします。 「この試合の悔しさを晴らすべく、気持ちを切り替えて全日本の決勝で慶大にリベンジしたいです。そのためにもチームとして進むべき方向を今一度確認し、再スタートしていきます」READ MORE -
大逆転で早大に激勝 創部初の全日本大学選手権へ進出/関東学生リーグ戦
ラクロス(男子) 2022.10.17まさにチームスローガン『結』を体現した試合だった。引退がかかった一戦、両チームの意地がぶつかり激しいボディチェックで前半は厳しい展開に。迎えた後半、HUSKIESの力が応援と共に爆発する。4-4で迎えた第4Q(クオーター)、AT(アタッカー)不破直斗(政経3=伊奈学園)のショットで逆転。悲願のファイナル、そして全国への切符を掴んだ。 ◆8・14~11・6 第34回関東学生リーグ戦▼10・16 対早大戦(駒沢オリンピック公園第一球技場) ○明大5{0―2、1-1、2-1、2―0}4早大 開始直後は早大の猛攻に苦しめられた。幾度となく放たれるショットを、日本代表に選出されたG(ゴーリー)伊藤俊(商4=明大中野八王子)がスーパーセーブを連発しチームを救う。しかし、ボールを奪いに来る積極的なディフェンスと、守備から切り替える攻撃の速さに、明大応援席の空気も重くなっていく。第2Qに入っても身体を使ったディフェンスに突破できず攻めあぐねていた中、AT加茂下輝(商4=国学院久我山)のショットを皮切りに、流れを引き寄せる。前半終了時点で1-3と2点差をつけられてしまうも、MF(ミディー)野田航生主将(政経4=明和)の目には勝つビジョンが浮かんでいた。ハーフタイムでは『2点差なら全然いける。やることだけ明確にやって、準備してきたことを出せば後半絶対に勝てる』と熱くチームを鼓舞する。 後半になると少しずつ明大に流れが傾いていく。第3QにはMF古賀隆之(商4=雪谷)、MF田部井明日翔(商4=明大明治)が立て続けにショットを決め、徐々に本領を発揮していく。3-4と1点差に縮まり、スタンドからの応援もさらに熱を帯びる中迎えた最終第4Q。チームとして強化してきた攻守交代の際にスキを作らないよう攻め切るフルフィールドオフェンスがハマっていき、流れは完全に明大に。田部井が今日2本目のショットを決め同点とする。残り90秒のところで、加茂下から不破に縦パスが通りついに逆転勝利。スタンド総立ちで、3年ぶりの大歓声が沸き起こった。 この勝利で9年ぶりのファイナル進出、そして初の全国大学選手権に出場が決定した。ファイナルの相手は2年連続で負けている慶大。まずは関東リーグ制覇、さらには〝学生日本一〟の目標へ、HUSKIESは準備万端だ。 [杉田凜] 試合後のコメント野田――逆転できた要因を教えてください。 「今年の明治はディフェンスのチームだと思うので後半ディフェンスが1失点しか許さず逆に僕たちはディフェンスが守ってくれたものをつないでショットまで持ち込んで決め切ったことが今日の勝因だと思います」 伊藤――今日勝てた一番の要因を教えてください。「普段練習試合などでは集合の時にオフェンスとディフェンス分かれることが多いのですが、今日は試合通して最後までオフェンスディフェンス通しでの声掛けっていうのが途切れずあったので、そこはチーム一丸となって常に戦えていたのかなと思います」 ――プレーする上で意識していたことはありますか。「常にオフェンスしている間もディフェンスとコミュニケーション取り続けるっていうことと、あとはどうしても試合展開によっては気分が落ちたり逆に上がりすぎたりっていうのがありますが、そこでも冷静さを保つということ、深呼吸するということを常に意識してしいました」 不破――後半は明大の流れになりましたが、チーム内で声掛けは何かありましたか。 「やはり脚を動かしていこう、と。ボールマンがパス探すだけではなくて、一人一人がゴールに向かう勢いを見せながら。それでゴールが生まれたと思います」 田部井 ――全国出場を決めた心境を教えてください。 「素直にとてもうれしいです。信じられない感じではありますが、全国に向けてチームとしても士気が上がってきていると思うのでこの勢いのまま日本一までやっていければと思います」 ――ファイナルへの意気込みをお願いします。 「勝っても負けても全国に出られる状況ではありますが、勝って関東制覇してから全国に行くことが日本一に向けては大事だと思うので、今日のように準備をしっかりして戦うだけだと思います」READ MORE -
武蔵大に快勝! ファイナル4への切符つかむ/関東学生リーグ戦
ラクロス(男子) 2022.10.01勝てばファイナル4進出が決まる運命の武蔵大戦。第1Q(クオーター)で2点を挙げると第2Qでも追加点が飛び出し序盤から主導権を握る展開に。その後はG(ゴーリー)伊藤駿(商4=明大中野八王子)を中心に武蔵大の猛攻を1失点に抑え、勝利でファイナル4への進出を決めた。 ◆8・14〜10・16 第34回関東学生リーグ戦▼10・1 対武蔵大戦(無観客試合のため、会場は非公開)○明大3{2−0、1−0、0−1、0−0}1武蔵大 迎えたリーグ最終戦。先に動いたのは明大だった。武蔵大の一瞬のパスの乱れからディフェンス陣がボールを奪うと、ボールはM F(ミディ)の加茂下輝(商4=國學院久我山)へ。パスを受けた加茂下が冷静に相手をかわし待望の先制点をもたらした。ここで流れをつかんだ明大はA T(アタッカー)の不破直斗(政経3=県立伊奈学園)にもゴールが生まれリードを2点に広げる。その後は攻め込まれるシーンはあったものの、伊藤駿を中心に守備陣が奮闘し武蔵大に得点を許さない。第2QにはM F藤木智也(政経4=成蹊)が追加点を奪い、3点リードで前半を終えた。 勝利に近づきたい後半。前半同様果敢に攻め、ゴールを狙うもことごとく止められてしまう。第3Q終了間近、相手オフェンス1人に対し、明大ディフェンスは2人寄っていく。ディフェンスがいないスキを突かれ、痛い失点に。ついに強固な守備が崩れた瞬間だった。すぐに第3Qは終了し、勝負が決まる第4Qへ。「最後は自分が止めるしかないと思っていた」(伊藤)。その言葉通り、後がない武蔵大の猛攻を阻止する好セーブを連発する。展開が早い中、体力的に厳しい場面も。その中で粘り強く守り続けた明大が3―1で勝利、ファイナル4への道を開けた。 「本当の意味でファイナル4に行けた」(野田)。新型コロナウイルスの影響で、直近2、3年は少ない試合数の中でリーグ戦は行われてきた。今年度は6試合を勝ち抜き、ファイナル4へ進出。1年間練習で追い込んできた成果、そして強さを証明した。だがここで終わりではない。HUSKIESが目指すのは〝学生日本一〟。悲願の目標達成へ、舞台は整った。 [小原愛、冨川航平] 試合後のコメント 野田主将――今日の試合を振り返っていかがですか。 「前半3点取ったので良かったのですが、後半のオフェンスの失い方が悪くて、武蔵大にペースを持っていかれてしまい、結局序盤の3点以外取れませんでした。そこは反省点だと思っているので、次に向けて改善したいと思います」 ――ファイナル4へ進出できた要因を教えてください。 「1年間練習を追い込んでやってきて、一日練をしたり、いろいろ賛否両論ある中やったのですが、きついことが結ばれたのかなと思っています。ゲームキャプテンのDF(ディフェンダー)芳村(弘俊・政経4=明大中野八王子)が1年間のスケジュールを考えてメニューを組んでくれました。それがここに来て結果に結びついてきたのかなと思っていて、集大成が出せたのかなと思います」 伊藤――ファイナル4進出が決まって心境はいかがですか。 「自分としては(ファイナル4へ)行けるかどうか前日まで不安でした。やはり試合に入るとリーグ戦を通して成長してきているので、誰かのおかげで勝ったというよりはチームのおかげで勝てたと思っています」 ――ファイナル4に向けての意気込みを教えてください。 「対戦相手が決まっていない状況ではありますが、どの相手が来ても、常に自分たちの全力を出してファイナル4を迎えられるように今後も準備していきたいなと思います」READ MORE -
悪天候をものともせず 横国大に無失点で勝利/関東学生リーグ戦
ラクロス(男子) 2022.09.18ファイナル4進出を左右する対横国大戦。天候に恵まれない中、MF(ミディ)田部井明日翔(商4=明大明治)が3得点を挙げチームに貢献。横国大に1点も与えず、HUSKIESの強さを見せつけた。 ◆8・14~10・16 第34回関東学生リーグ戦▼9・18 対横国大戦(無観客試合のため、会場は非公開) ○明大4{1―0、2-0、1-0}0横国大 序盤から流れをつかむHUSKIES。横国大のディフェンスに臆することなく、果敢にゴールを狙っていく。最初に動いたのは田部井。味方からのパスを受け取ると、その勢いのままに一直線にゴールへ。強烈な先制点を決めた。その後、横国大にボールを奪われる場面も見受けられたが、G(ゴーリー)伊藤駿(商4=明大中野八王子)の好セーブで得点を許さない。第2Q(クオーター)も終始、明大が流れを支配する。田部井が怒濤(どとう)の攻めでこの日2得点目を決めると、MF藤木智也(政経4=成蹊)もすかさず追加点を挙げる。横国大も負けまいと、こぼれ球をすくい上げ一気に明大の陣地へ。しかし屈強な守備陣が横国大にゴールを割らせなかった。 リードを守り切りたい第3Q。雨脚が強まり足下がぬかるむ中、懸命にボールをつないでいく。横国大の一瞬のスキを突くと、田部井によるショットで追い打ちをかける。「4点目の田部井選手の得点は、完全に1対1の形を作って、他の選手はスペースを空けて対人で勝つと決めていました。スカウティング通りにできたので、良かったと思います」(藤木)。引き続き攻撃を仕掛けたいところだったが、天候の悪化により第4Qの途中で終了。試合が成立したため、第3Qまでのスコアで勝敗が決められた。 「絶対に勝たなくてはいけない試合の中で、しっかりと4点差をつけて勝ち切れたことは、チームとしても非常に良かったと思います」(芳村弘俊・政経4=明大中野八王子)。ファイナル4進出には、次の武蔵大戦でも勝利が求められる。この勢いのままに勝利を収められるか、期待が膨らむ。 [石井遥] 試合後のコメント藤木――どのような練習をしてきましたか。 「たくさん対策をしたというわけではありませんが、相手のディフェンスに特徴的なものがあったので、しっかり分析しました。どこがキーポイントになるのか、どこで点を取るのか、みんなで話し合いながら練習したという感じです」 ――悪天候はプレーに影響が出ますか。 「スティックの網の濡れ具合で影響が出るので、難しかったです」 芳村――収穫はありましたか。 「ディフェンスとして第3Qまで無失点でいけたというのは、勝つためには非常に重要なことなので、大きな収穫だと思います。オフェンスもしっかりポジションとって、狙うべきところは狙うというメリハリが付けられていたので、そこは非常に良かったと思います」 ――次戦の意気込みをお願いします。 「今年度は全国制覇を目標に1年間やってきていて、次の試合をしっかり勝てばファイナル4に向けて挑戦するチャンスを得ることができます。次も勝利して、全国制覇につなげたいと思います」READ MORE -
無敗の中大に快勝、ファイナル4に望みをつなぐ/関東学生リーグ戦
ラクロス(男子) 2022.09.11ここまで1勝2引き分けと、ファイナル4進出に向けて後がないHUSKIES。そうした中迎えたリーグ戦4戦目の相手は中大。第3Q(クオーター)で追い上げを見せられるも、明大もすかさず2得点を挙げる。第4Qでは2点の追加点を決め、危なげなく勝利を収めた。 ◆8・14~10・16 第34回関東学生リーグ戦▼9・11 対中大戦(中央大学多摩キャンパスラグビー場) ○明大6{1-0、1-0、2-2、2-0}2中大 勢いに乗る中大、開始直後からグラウンドボールを制し、その強さを見せつけた。しかし明大も懸命に食らいつく。相手のミスショットでボールを手にした途端、一気に相手陣地へ。その勢いのままにAT(アタッカー)戸山友喜(商4=穎明館)が先制点を挙げる。さらなる追加点が欲しいところだが、ネットを揺らすことはかなわず第2Qへ。流れを変えたのは、またしても戸山。「加茂下輝(商4=国学院久我山)がいい所にパスをくれて、自分はそれをゴールに流すだけだった」。息の合った試合運びで前半を2―0で折り返す。 2点リードで迎えた第3Q。リードを広げたいところだが、中大の反撃に阻まれる。2点を返され、その後も果敢な攻めに圧倒される明大。しかしG(ゴーリー)伊藤駿(商4=明大中野八王子)の健闘のかいもあり、それ以上の点を与えることはなかった。その後は連携のとれたパス回しで戸山がこの日3得点目となるショットを決め、流れを明大に引き寄せる。残り時間が1分を切る中、MF(ミディ)野田航生主将(政経4=明和)がさらなる追加点を挙げると、第4Qでも力強いショットを放つ。中大も果敢に攻撃を仕掛けてきたが、ディフェンスが得点を許さない。一方、追い打ちをかけるかのように加茂下がディフェンスのスキを突き、得点を重ねる。「空いているところを見つけて、受けたボールを冷静に決められた」。巧みなパス回しを駆使してゴールに迫り続けた結果、大差で中大の連勝を阻止した。 「2点を取られた中でもチームとしてやることを明確にしてやった結果、最後の6ー2という点差になったと思うので、やるべきことを徹底できたのは大きかった」(野田)。リーグ内1位の中大に勝利を収めたが、油断は禁物。ファイナル4に向け、負けられない試合が続いていく。 [石井遥] 試合後のコメント野田主将――今日の中大の印象はいかがですか。 「広くフィールドを使ってきたり、オフェンスはショット力のある選手が多かったりと、まとまったいいチームだなと思っていました。最初、明治と中央が上がってくるだろうと予想を聞いていたので、その中央に勝てて泣きそうでした。あと2戦勝って、ファイナル4いければうれしいなと思います」 伊藤――第1Qから第4Qまでの振り返りをお願いします。 「自分の目標として第1Qはまず無失点で折り返したいというのがあったので、そこを達成できたことと、試合全体を通してディフェンスがしっかり守り切れたことは良かったです。しかし、1点を決められた後に2点目がポンポンと入ってしまい、ディフェンスが立ち直れていなかったので、そこを粘り強く守り切るというのが課題になると思います」 加茂下――今日の試合を振り返っていかがですか。 「自分たちは1勝2分けで、勝たないとファイナル4がないという状況で何としても勝ちたかったので、とりあえず勝てて一安心という感じです」 戸山――第3Qは攻め込まれている様子でしたが、それについてはいかがですか。 「やはりいい流れの中でも耐えないといけないタイミングがあると思うので、そこはディフェンスが踏ん張ってつなげてくれたという感じです」READ MORE -
ヤマ場の一橋大戦 接戦もあと一歩が出ず引き分けに/関東学生リーグ戦
ラクロス(男子) 2022.09.08 「今リーグ戦のヤマ場」(MF野田航生主将・政経4=明和)としていた一橋大戦。第1Q(クオーター)MF(ミディ)藤木智也(政経4=成蹊)のショットで先制。中盤は苛烈な点の取り合いが続き、4-4で迎えた第4Qで点を決めリードするも、終了間際グラボミスから得点を決められ同点に。ファイナル4進出へ落とせない試合が続く。 ◆8・14~10・16 第34回関東学生リーグ戦▼9・7 対一橋大戦(江戸川区臨海球技場)明大5{1-1、2-3、1-0、1-1}5一橋大 雨が降りしきる中行われた一橋大戦。第1Q開始3分の藤木のショットで流れを引き寄せたかと思われたが、一橋大の堅いディフェンスに阻まれ主導権は握れず。さらに終了間際に追い付かれてしまう。第2QではエースMF田部井明日翔(商4=明大明治)のショットがさく裂。前回の学習院大戦とは見違えるようにエースとしての輝きを放った。しかし一橋大も一歩も譲らず、積極的な攻撃陣は明大の得点後すぐに追い付き、一瞬も気の抜けない緊迫した展開を繰り広げる。その後野田主将のショットで3-2とリードするもすぐさま同点に追い付かれる。残り5分で明大はタイムアウトを取り、切り替えを試みるも相手選手の群を抜く速さの攻撃を止められず、3-4と1点ビハインドで前半を終えた。 第3Qも一橋大のボールポゼッションが長く、なかなか攻撃に転じることができなかった。果敢に攻めるもファールとなってしまい相手ボールに。苦しい時間が続く中、MF加茂下輝(商4=国学院久我山)のショットで4-4の同点に。加茂下は、「オフェンスリーダーなので、自分が決めてチームを勝たせようという気持ちで決めた」と強い責任感と熱い覚悟をにじませた。試合終盤になるにつれてショット数も増えていき、勝負の行方は第4Qに託された。日もすっかり落ち雨も収まりはじめた第4Q、開始直後に守りの要DF芳村弘俊(政経4=明大中野八王子)が負傷。チームに暗雲が立ち込めるも、田部井はゴール裏でパスを受けると、そのまま猛スピードでゴール前まで走り、ディフェンスの間をかいくぐるようにショットを決め、5-4に。しかしこのまま守り切ることはできず、一瞬のグラボミスも逃さない一橋大のオフェンスにショットを決められた。G(ゴーリー)伊藤駿(商4=明大中野八王子)の好セーブから最後の猛攻を仕掛け、残り1秒まで分からない展開となったが引き分けに。あと一歩勝ちに届かなかった。 今期2度目の引き分けとなった明大。次戦はここまで無敗の中大戦。ここで勝ち切らなければファイナル4の道は厳しくなってしまう。中3日でコンディションを整え課題に取り組み、ファイナル4進出をたぐり寄せる。チームの結束力を高め、HUSKIES日本一への夢路はまだ道半ばだ。 [杉田凜] 試合後のコメント加茂下――戦ってみて一橋大の印象はいかがですか。 「一橋大がオフェンスの時も、ディフェンス側の選手は『絶対勝つぞ!』と試合を通して声を掛け続けていたので、勝ちに対して貪欲なチームだなと思いました。やはりそれで最後追い付かれてしまい、押されてしまった部分はあるのかなと思います」 ――第4Q、1点リードから追い付かれ、引き分けに終わってしまった要因を分析するとどう感じますか。 「最後少し細かいミスがあったので、そこはしっかり最後足を動かして、集中を切らさずに戦えばあと1点取れたかな、というのはあります」 芳村――今日の試合を振り返っていかがですか。 「勝ち切らなければいけない試合でしたが、なかなか苦しい展開が続いていて、アンラッキーなのもつながって最終的に勝ち切れなかったのが非常に悔しいです」 ――この試合で見つかった課題や反省点などはありますか。 「自分たちの強みの走り勝つというところがまだまだ発揮できなかったところがあり、序盤ライドがはまらなかったりそういうところでまだまだ詰められる部分があると思うので、僕たちの強みである切り替えや走りをこれから詰めて次の中大戦しっかり勝っていきたいと思います」READ MORE -
HUSKIEYS初勝利! 学習院大に粘り勝つ/関東学生リーグ
ラクロス(男子) 2022.09.04明大はリーグ戦2戦目に学習院大と対戦。第1Q(クオーター)にMF(ミディ)加茂下輝(商4=国学院久我山)が得点を決めるなど2点を奪う。その後も明大は得点を重ね、第3Qまでに3点差をつける。第4Qには1点を返されるなど苦しい時間が続いたが、なんとか粘り今リーグ戦初勝利を手にした。 ◆8・14~10・16 第34回関東学生リーグ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ他)▼9・2 対学習院大戦(大井ホッケー競技場サブピッチ)○明大5{2-0、2-2、1-0、0-1}3学習院大 リーグ戦初戦は引き分けに終わった明大。2戦目は第1Qから試合の主導権を握り、MF藤木智也(政経4=成蹊)のパスから加茂下が先制のゴールを決める。さらにMF野田航生主将(政経4=県立明和)がゴール前のこぼれ球を押し込み点差をさらに広げる。「是が非でも勝ちにいく意識で臨んだ」(野田)。その強い気持ちが得点につながり序盤でリードする展開に。第2Qには加茂下が攻撃の起点となりAT(アタッカー)戸山友喜(商4=穎明館)のショットが決まる。その後1点を返されるも、相手ゴール前での素早いパス回しから、獨協大戦で2ゴールを決めた藤木の豪快なショットが決まる。「練習通り、振り抜いてゴールを決めることができた」(藤木)。初戦での反省を修正し前半を4―2で折り返す。 第3QもAT丹賀澤和幸(法3=県立守山)のショットで得点を奪うなど、相手ゴールに果敢に攻め込み、立て続けにショットを放つ。しかし学習院大の固い守りに阻まれゴールが決まらず、試合は膠着(こうちゃく)状態に。その流れは第4Qでも変わらず、相手を圧倒的に上回るショット数を放つもゴールを揺らすことができない。すると数少ない好機をモノにされ2点差に。その後も攻め込まれる時間が続いたが、ここで集中力を切らさず素早いプレスで得点を与えなかった。このまま逃げ切り明大はリーグ戦初勝利。勝ち点3を獲得した。 リーグ戦2戦目で初勝利を手にした明大。しかし「もっと点差をつけて勝たなければいけない相手だった」(藤木)とまだ満足はしていない。「次戦の一橋大戦が今リーグ戦の山場」(野田)。決して気を緩めることなく、日本一にむかってHUSKIEYSは突き進む。 [久和野寛人] 試合後のコメント野田――前回の試合からどういう意識で練習されましたか。 「チームとして学習院大の長所を消しながら、自分たちのやるべきことをするということをシンプルに意識して、練習してきました」 ――勝利という結果をどう捉えていますか。 「まずリーグ戦で1勝できてよかったです。どんな内容でも結果が全てなので、そこは良かったと思っています。ただミスもまだまだ多いのでそこを修正していきたいです」 藤木――チームの状態はいかかですか。 「チームとしては改善すべき点がたくさんありますが、徐々に良くなっている感覚はあるので、また次戦に向けて練習に励みたいと思います」 ――次戦までに修正したい点はありますか。 「オフェンス陣のシュートの決定率は上げなければいけないです。今日も35本シュートを打っていながら5点しか決めることができていないので、そこは改善点です。また明大の強みであるブレイクがまだ発揮できていないので、もう一度気を引き締めて次節に臨みたいです」 加茂下――試合会場の雰囲気はいかかでしたか。 「練習試合とは違って観客も入って良い緊張感の中でプレーできました。自分的にはもっと観客の多く、プレッシャーのかかる試合の方が力を発揮できると思うので、なんとかファイナル4にいきたいです」 READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
全員が一般生でありながらも部員数は100名以上という大所帯のラクロス部。2018年からは女子部とともに正式に体育会へと昇格し、一層の盛り上がりを見せている。これからの活躍に期待が集まる部活だ。目標として「学生日本一」を掲げ、11月に控える全日本選手権に向けて日々活動している。 男子ラクロスは女子とは異なり、ヘルメットやショルダーパッドなどの防具を着用して競技を行うのが特徴だ。金属のスティックで叩き相手からボールを奪うプレースタイルや、攻守の入れ替わりが激しく目まぐるしい試合展開は多くの観客を魅了する。