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男女とも最高部門での優勝を果たす/全日本学生大会
少林寺拳法 2023.11.06日本武道館で開催された、第57回少林寺拳法全日本学生大会(以下、全日本)。現体制での集大成となる今大会で明大は男子総合で3位に、女子総合では2位に輝いた。さらには男女とも最高段位の部門で優勝を手にし、男女総合3位で今大会を終えた。 ◆11・5 第57回全日本学生大会(日本武道館)▼男女茶帯の部 河上・三浦組――1位 男女初段の部 君島・栁組――7位 男子初段の部 齋藤・戸田組――11位 男子三段以上の部 神嵜・城澤組――1位 女子二段以上の部 中野・田中組――1位 男女二段以上の部 中本・日光組――2位 小田・片庭組――3位 三人掛けの部 鈴木・舩戸・本橋組――3位 単独段外の部 野﨑――4位 単独有段の部 坂本――5位 立合評価法 女子団体 明大――2位 団体の部 明大――2位 女子団体の部 明大――7位 男子総合 明大――3位 女子総合 明大――2位 総合 明大――3位 全国から実力のある拳士たちが日本武道館に集まり、各々の修練の成果を発揮する全日本。その強者たちの中で、神嵜真季(政経4=川越東)・城澤大河(政経2=札幌国際情報)組は男子三段以上の部で優勝。そして女子二段以上の部でも中野なつみ(商4=富良野)・田中夢真(政経2=姫路商)組が優勝を果たし、男女ともに快挙を達成することとなった。 男女二段以上の部では中本凛(政経3=姫路商)・日光駿太(商2=小松工)組と、小田翔(商3=大産大付)・片庭来美(商1=大産大付)組が2、3位に連続で入賞。さらに単独段外の部に出場した野﨑凛(政経1=獨協埼玉)、三人掛けの出場メンバーに名を連ねた鈴木出海(政経1=桜林)など、これからの明大少林寺拳法部を担っていく世代も活躍を見せた今大会。総合優勝こそかなわなかったものの各々の実力を発揮し、多くの収穫を得た大会となった。 [春田麻衣] ※選手のコメントは後日掲載いたします。READ MORE -
5部門制覇! 新体制で堂々の演武を披露/関東学生大会
少林寺拳法 2023.05.05新体制となって初めて臨んだ今大会。5部門で関東1位に輝いた。惜しくも総合優勝には届かなかったが、修練の成果を発揮し気持ちのこもった演武を披露した。 ◆5・4 第60回関東学生大会 (日本武道館)▼男子三段以上の部 神嵜・鈴木組――1位▼女子三段以上の部 片庭・中野組――1位▼男女二段以上の部 小田・田中組――1位 中本・日光組――3位▼男子二段の部 舩戸・本橋組――3位▼男子初段の部 齋藤・戸田組――7位▼男女白帯緑帯の部 河上・三浦――1位▼男子単独有段の部 城澤――1位▼立合評価法男子軽量級 神嵜――2位▼立合評価法男子団体 明大――2位▼団体の部 明大――2位▼男子総合 明大――2位 少林寺拳法部としての今年度最初の大きな大会が日本武道館で行われ、関東から多くの拳士たちが集結した。神嵜真季主将(政経4=川越東)・中野なつみ副将(商4=富良野)らが三段以上の部で優勝。5部門で1位に輝いた。「今まで毎日全力で頑張っていたことが本番で全部出し切れた」(神嵜)。新体制で挑んだ今大会で大きな躍進を遂げ、全日本学生大会(以下、全日本)への期待が高まる。 好結果を残したものの、今回の結果に満足はしない。「次の目標は総合優勝。先輩方が目標とされているので、少しでも貢献できるように付いていきたい」(片庭来美・商1=大産大付)。今大会で目標としていた総合優勝には惜しくも届かなかった。全日本で再び総合優勝を目指すため、拳士たちは修練に励む。 [坂内咲月] 試合後のコメント神嵜――今大会を振り返っていかがですか。 「今までのことを全部振り返ると、私後輩と組むのが2人目とかでうまく引っ張ってあげれているかなと不安だったのですが、本番通した時というのはやはり鈴木と組んで良かったな、1年生と組んで良かったなというふうに思っていて本当に楽しかったなというのが一番の印象かなと思います。今までずっと毎日毎日全力で頑張っていたのが本番で全部出し切れたっていうのが一番良かったかなと思います」 ――練習で意識していたことはございますか。 「今回のコンセプトとしては、関東1位取るという目標はあったのですが、やはり一番の目標というのは結果というよりかは鈴木(出海・政経1=桜林)の成長、1年生を成長させるというのが私の目標であったので、常に鈴木を技術面だけでなく気持ちの面でも引っ張るということを意識してたかなと思います」 ――鈴木拳士にはどのような言葉を掛けましたか。 「そうですね。一言ですね。明日とにかく楽しもうということだけは伝えたかなと思います。本当付いてきてくれてありがとうということですね」 ――2人の強みはどこでしょうか。 「今回は技をしっかり丁寧にやるというところで、歴代の明治は正しい演武をする、正しい技、方形をするというのが明治の強みだったかなと思いますので、そこをしっかり鈴木とも合わせて本来の明治の強みをしっかり出し切ろうというのを意識してました」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「総合優勝です。これだけみんな優勝して絶対総合優勝かなと思っていたところ、日体大に(優勝を)取られたのでもうあと一歩のところだと思います。それまで毎日毎日みんなで頑張ってしっかり日本一、総合優勝を取りたいなと思います」 ――主将としてはいかがですか。 「私たちの代から本日のナイスファイトというのをやっていたのですが、それはその日の修練で一番頑張りが目立っていた人をみんなで称賛するという企画です。それを毎日やっていてそれに向けてという訳でもないと思うのですが、みんなが毎日手を抜かず、結果ではなくて日々の積み重ね努力をしっかりしようっていう。みんなが毎日全力で頑張ってくれていたのが、いいチームになったなというふうに思います」 中野――今大会を振り返っていかがですか。 「練習の成果を発揮できたので、1位を取れたことよりもいい演武ができたことがうれしかったです」 ――練習で意識していたことはございますか。 「自分の課題であった柔法と相手の課題であった剛法をどっちも向上させていきたいなと思ったので、構成はそこまで凝らずに簡単な技だけどかっこよく、技術力が必要な技を入れ込んだりしました」 ――片庭拳士と組んでみていかがでしたか。 「とても楽しかったです。彼女がとても明るいので、私が何かふざけた時に明るく返してくれるので練習中はいい雰囲気でできたなと思います」 ――今後の練習で意識したいことはございますか。 「まだ力強さが足りないなと思うので、男子に劣らないように力強さをつけていきたいなと思います」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「個人での優勝はもちろんですが、明治全体の底上げも行なって総合優勝を狙いたいと思います」 ――全日本に向けて意気込みをお願いします。 「さらに上を目指して、でもやはり自分らしい演武をどんどん突き詰めていきたいなと思います」 小田翔(商3=大産大付)――今大会を振り返っていかがですか。 「私も田中(夢真・政経2=姫路商)も練習中にケガをして大会前日まで満足のできる演武はできなかったのですが、大会当日でお互い気持ちのこもった演武を決勝で発揮できて、優勝という結果も得られたので今までケガやけんかをしたりもしてきましたが、優勝という結果を得られて良かったです」 ――練習で意識していたことはございますか。 「男女の部ということもあって、男子が目立つのではなくて女子が中心となる演武をつくれるように意識をしていました」 ――試合を終えての心境はいかがですか。 「一番に思ったのは安心ですね。去年日体大に負けて優勝目指してても3位で終わったり2位で終わったりという結果が続いて、結果を残せてない自分にかなり不安を感じていたので関東学生大会、本年一発目の大会で優勝することができていいスタートを切れたと思います」 ――今年度のチームは雰囲気はいかがですか。 「歴代最高です。間違いなく」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「個人で優勝することだけではなくて、明治全体でいい成績を一番上の成績を残して、総合優勝を奪還することです」 片庭――今大会を振り返っていかがですか。 「大学で初めての大会だったのですが、やはり高校とは違う一人一人の少林寺への熱意というか全員からすごくコート脇で見てても観客席から見てても伝わってきて、これからの修練も改めて頑張ろうと感じました」 ――今回の構成について教えてください。 「今までやったことのない新しい構成というか、投げ技もそうですし、剛法もワンパターンではなくいろんなパターンの構成を先輩に作っていただいて、チャレンジできた構成だったと思います」 ――練習で意識していたことはございますか。 「大学に入るまでは滑らかな動きをずっと練習してきたのですが、大学では一つ一つキレをつけて、一つ一つの剛法の強さを表現できるように意識して練習しました」 ――練習の成果を発揮できましたでしょうか。 「はい。今までで一番いい演武ができたと思います」 ――中野拳士と組んでみていかがでしたか。 「毎日驚きというか技術も体力も格上の先輩なので、驚かされることばかりですごく刺激的な毎日でした」 ――今後の課題は何かございますか。 「まず体力を六構成目まで続くようにトレーニングというかアップ、ダッシュとかの練習をもっと気合い入れて頑張りたいです。剛法の迫力もやはり女子の先輩方も男子並みの迫力がある方ばかりなので、その先輩方に追いつけるように基本の突き蹴りももっと集中して練習したいと思います」 鈴木出海(政経1=桜林)――今大会を振り返っていかがですか。 「自分の1年生のデビュー戦で主将の神嵜先輩と組めて、この数ヶ月で急に早く成長できたなと思います。大会自体は緊張はしたのですが練習でも出なかった一番いいものが出たと思います」 ――練習で意識していたことはございますか。 「自分がスピードタイプなので流れてしまう動きがかなり多いので、とにかく句読点を打つという区切りをつけるというところをしっかり意識しました」 ――大会前にはどのような声を掛けていただきましたか。 「神嵜先輩とは練習の時から本番の前もずっと自信持っていこうという、自分たちが大丈夫だからという。とにかく自信持とうという言葉を掛けてくださったので、自信を持って演武することができました」 ――神嵜主将と組んでみていかがでしたか。 「プレッシャーというのはもちろんあったのですが、自分と組んでくださる先輩に対してしっかり練習に取り組んで恩返しではないのですが自分と組んでくれたことへの感謝の気持ちを持って取り組むことができました」 ――2人の強みを教えてください。 「技術面だとスピード、キレで、精神面だと自信をつけて演武に臨めるところです」 ――全日本に向けて目標を教えてください。 「どの組になるか分かんないですけど全日本優勝。団体、個人、総合優勝っていうのをしっかり取っていきたいと思います」 ――今後の課題は何かございますか。 「細かくなってしまうのですが、やはり高校らしさがまだ抜けないというのがあるので大学生のように下半身をもっと強化して、力強い演武ができればいいなというのと、しっかり明治の看板を背負って自信を持って演武するっていう心構えを自分自身につけるっていうのを目標とします」READ MORE -
6部門で日本一 総合2位で終演/全日本学生大会
少林寺拳法 2019.11.05男女初段の部に出場した鈴木雄大主将(法4=明大中野)・村松夕葵乃(政経3=横浜女学院)組を含む6部門で全日本の頂点に輝いた。男子は総合1位、女子は総合2位を獲得するも、2年ぶりの総合優勝には惜しくも届かなかった。 ◆11・4 第53回全日本学生大会(千葉ポートアリーナ)▼男子白緑の部 佐長・下沢組――1位 女子白緑の部 スガイ・水出組――2位 男子茶帯の部 谷合・永井組――1位 女子茶帯の部 内田・小澤組――5位 男女茶帯の部 板倉・長田組――3位 男子初段の部 井上・渡邉組――2位 女子初段の部 久保・藤田組――2位 男女初段の部 鈴木・村松組――1位 後藤・土井組――3位 男子二段の部 梶山・高橋組――1位 男女二段以上の部 小西・谷口組――3位 男子三段以上の部 惠中・松田組――1位 女子三段以上の部 金子・田中組――1位 三人掛けの部 青木・石井・廣瀨組――3位 立合評価法女子団体の部――3位 団体の部――3位 女子団体の部――2位 男子最優秀大学 明大――1位 女子最優秀大学 明大――2位 最優秀大学 明大――2位 有終の美を飾った。男子二段の部に出場した梶山和人(法3=川越東)・高橋佑太(法4=明大中野)組。昨年度の全日本学生大会も同部門で優勝し、連覇が期待されていた。そして高橋にとっては最後の学生大会。「梶山と最高の演武をして終わりたい」。大会前そう語った高橋と「高橋先輩が最後だというのは気にしていない」と笑った梶山。これまで何度もペアを組み、苦楽をともにしてきた二人の空気感と信頼関係に死角はなかった。 「緊張で固くなりそうです」。予選演武直前、梶山は高橋にこう告げた。すると高橋は「大丈夫、大丈夫、優勝しようと思わなくていいから。みんなに俺たちの演武を見せよう」と激励。その言葉に「あぁ頑張ろうと思えた」。力強くキレのある演武で他組を圧倒し、見事連覇を達成。「いつまでも後輩抜けられないな(笑)。1年生のときからずっとお世話になって……」。一度は笑顔を見せたが、高橋との3年間を振り返ると少し言葉を詰まらせた。〝高橋先輩今までありがとう〟。流した涙に思いを乗せて、静かに門出を見送った。 願いは次の世代へ託された。歓喜の一方で、総合優勝には届かなかった。「来年度は絶対に総合優勝してほしい」(鈴木)。関東学生大会と新人大会を優勝しても、全日本の頂点に立つことは容易ではない。「最後にみんなが笑顔で終われるように」(梶山)。栄冠を手にする日を夢見て、拳士たちは修練を続ける。 [藤山由理] 試合後のコメント鈴木――最後の学生大会を優勝という結果で終えました。 「正直自分の優勝はあまりうれしくなくて、総合優勝とれなかった悔しさと、同期と後輩の頑張りがうれしかったです」 高橋――4年間を振り返っていかがですか。 「つらかったです。学年が上がるごとに感じでいたんですけど、終わってみるとやってよかったなと思える部活動でした。これからの人生の支えにもなってくると思います」 谷口藍梨(政経4=神島)――演武を振り返っていかがですか。 「満足のいく演武ができました。後悔はないです」 宮迫汰一副将(商4=大阪産大付)――鈴木主将に向けて一言お願いします。 「頼りない部分も多々あったんですけど、最後までしっかりと頑張る姿を見せてくれたのが、後輩たちにとって財産になると思います。感謝しています」READ MORE -
10部門制覇! 総合優勝で全日本へ視界良好/関東学生大会
少林寺拳法 2019.05.05最高段位である男子三段以上の部、女子三段以上の部を含む10部門で関東の頂点に立った。松平杯(総合優勝)、OB杯も獲得し、昨年の同大会総合3位から大きく躍進を遂げた。 ◆5・4 第56回関東学生大会 (日本武道館)▼女子段外の部 板倉・土井組――4位▼男子段外の部 井上・永井組――1位 髙木・谷合組――3位 相場・久松組――5位▼男女段外の部 長田・村松組――2位▼単独女子段外の部 藤田――3位▼単独男子段外の部 星野――1位▼単独女子有段の部 森――1位▼単独男子有段の部 梶山――3位▼男子初段の部 関根・星川組――2位 小川・後藤組――5位▼男女初段の部 木村・渡邉組――1位▼男子二段の部 石井・高橋組――1位▼男女二段以上の部 谷口・松田組――2位▼女子三段以上の部 金子・田中組――1位▼男子三段以上の部 惠中・小西組――1位▼三人掛けの部 青木・飯塚・廣瀨組――1位▼女子団体の部 明大――3位▼団体の部 明大A――1位 明大B――4位▼立合評価法女子軽量級 田中――2位▼立合評価法男子軽量級 梶山――1位▼OB杯――明大▼松平杯(総合優勝)――明大 総合力で圧倒した。「黒帯の層が厚くなってきている」(高橋佑太・法4=明大中野)。有段の部で明大が軒並み優勝を席巻。また、段外の部では「底上げを意識した」(鈴木雄大主将・法4=明大中野)と、大学から競技を始めた2年部員と同じく大学始めの3年部員でペアを組ませ下級生の育成に力を注いだ。その結果、男子段外の部で井上健(政経3=明大中野)・永井雄貴(政経2=埼玉県私立開智)組が優勝。その他の組も入賞を果たし、早くも底上げの成果が表われた。 課題を克服した。近年明大の弱点とされていたのが立合評価法だ。「まずはきっかけをつくる」(鈴木)と、今年は春の練習からスポーツ推薦、一般生関係なく立合評価法の機会を与え意識改革を図った。昨年は立合評価法に1名しか出場できなかったが、今年は4名出場し、そのうち男子軽量級で梶山和人(法3=川越東)が優勝。今後さらなる飛躍が期待される。 「まだまだ発展途上」(宮迫汰一・商4=大阪産大付)。今大会の結果に慢心はしない。総合優勝を達成したものの、中には悔しさをにじませた拳士もいる。「全日本は全ての組が入賞できるように」(宮迫)。全日本総合優勝へ、進化の夏を迎える。 [藤山由理] 試合後のコメント高橋――大会を振り返っていかがですか。 「ケガをしてしまっていたので、全力でできたかと言われると、そこには悔いがありますが、石井(亮徳・商2=城北埼玉)にとっては初めてのメダルで、それが金メダルだったのでその点が一番良かったです」 廣瀨輝(情コミ4=成田国際)――秋の全日本学生大会に向けて意気込みをお願いします。 「誰が見ても優勝だと思うような、あいつに負けたらしょうがないと思わせるような演武をして、自分が出る部門は全部優勝で、後輩にもそういう姿を見せたいと思います」 惠中崇敬(商3=神島)――今日の勝因を教えてください。 「運ですかね(笑)。今まで練習してきたことがようやく3年目で実を結びました」 小西翔太(政経1=神島)――大学生になって初めての大会で優勝しました。 「自分はあんまり点数を見ていなかったので、表彰式呼ばれたときはうれしくて、はしゃいでしまいました(笑)」READ MORE -
「雲外蒼天」 意志を継ぎ再び栄冠を目指す/全日本学生大会総括
少林寺拳法 2018.11.08昨年46年ぶりに全日本を制覇した明大は、連覇を懸けて挑んだが、結果は惜しくも総合2位。それでも「やり切った」(金親優希主将・政経4=桜林)と、すがすがしい表情で4年生は武道館を後にした。突きを繰り出す根本(右)とそれを受ける鈴木 「全部出し切った。やってきたことに後悔はしていない」(根本航平・法4=千葉北)。男子初段の部に出場した根本・鈴木雄大(法3=明大中野)組。予選を2位で通過し迎えた本戦。一段と気合いのこもった演武を披露したが、結果は3位。今大会前「根本先輩を優勝させる」と、何度も口にしていた鈴木は「悔しい」の一言。しかし、結果を悔やむ後輩とは対照的に、根本は晴々とした表情を浮かべていた。 明大少林寺拳法部は部員のほとんどが一般生であり、大学から競技を始めた人も少なくない。根本もそのうちの一人だ。1年次は試合に出られず「モチベーションも低かった」(根本)が、2年次からは多くの試合を経験。先輩・同期・後輩と共に少林寺拳法に勤しむ4年間で見えてきたのは、精神的な部分での成長だった。根本が後輩と組む最初で最後の全日本学生大会。「後輩たちの理想像になりたい」(根本)と後輩のためになることは何かと考え大会に臨んだ。その姿を間近で感じていた鈴木は「根本先輩の熱い思いを、自分の背中で後輩に伝えていきたい」。根本自身の競技生活はここで一度幕を下ろすが、彼の少林寺拳法に対する熱情は今後も拳士たちに受け継がれていく。気迫のこもった演武を披露した上野(右)・木村組 「努力は裏切らない」(上野絵美・営4=志学館)。その言葉には、ひたむきな性格が表れていた。下級生の頃は「良い結果が残せなくて悩んでいた」(上野)。初めての学生大会は5位、その年の全日本は3位だった。「いつか1位を獲りたい」(上野)。そこで始めたのは、自らの演武や他大学の演武を研究し、それを通して自分自身と向き合うこと。加えて、週5日の練習も「1日休むと焦ってしまう」(上野)と、毎日のように修練に励み続けた。そして、木村奈菜子(政経3=東邦大東邦)とペアを組み女子初段の部に出場した最後の学生大会。「勝つしかない」(上野)、その一心でつかみ取った全日本で自身3度目の優勝。彼女の努力は間違いではなかったと証明された瞬間だった。大会終了後、上野は後輩たちに対し「可能性は無限に広がっている。何事にも果敢に挑戦してほしい」とエールを送った。 今年の全日本学生大会のスローガンは〝雲外蒼天〟(うんがいそうてん)。困難や試練を乗り越え、努力し克服すれば快い青空が望める、という意味だ。今大会の結果は拳士それぞれだが、総合連覇には届かなかった。しかし未来は明るい。9月の新人大会では2年連続で新人育成賞に選出されるほど下級生は力を付けてきている。1年間、部を支えた幹部の5人は引退するが、強く育ったつぼみは来年必ずこの舞台で大輪の花を咲かせてくれるに違いない。[藤山由理]READ MORE -
4部門制覇! 総合2位で全日本終幕/全日本学生大会
少林寺拳法 2018.11.05女子初段の部に出場した上野絵美(営4=志学館)・木村奈菜子(政経3=東邦大東邦)、男子白緑の部に出場した長田宗之(文1=岡崎北)・永井雄貴(政経1=埼玉県私立開智)を含む4部門で日本一をつかみ取った。男子は総合2位、女子は総合1位を獲得するも、総合連覇には惜しくも届かなかった。◆11・4 全日本学生大会(日本武道館)▼男子白緑の部 長田・永井組――1位 男女白緑の部 白鳥・谷合組――4位 女子茶帯の部 土井・藤田組――3位 男女茶帯の部 久保・渡邉組――1位 髙木・村松組――3位 男子初段の部 鈴木・根本組――3位 女子初段の部 上野・木村組――1位 男子二段の部 梶山・高橋組――1位 男女二段以上の部 金親・金子組――3位 男子三段以上の部 青木・惠中組――2位 女子三段以上の部 田中綾・谷口組――2位 三人掛けの部 飯塚・廣瀨・石井組――5位 立合評価法男子中量級 廣瀨――5位 団体の部――2位 女子団体の部――3位 男子最優秀大学 明大――2位 女子最優秀大学 明大――1位 最優秀大学 明大――2位 拳士たちの頬は歓喜の涙で濡れていた。男子二段の部に出場した梶山和人(法2=川越東)・高橋佑太(法3=明大中野)組。昨年度の新人大会からペアを組み活躍が期待されていたが、新人大会5位、関東学生大会3位と本来の力が出し切れずにいた。結果を求め試行錯誤する中で「イライラを高橋先輩にぶつけてしまうこともあった」(梶山)。今大会直前は「互いに自分のことで精一杯で、うまくかみ合っていない」(高橋)状態だった。それでも「思い切りやろう」(高橋)。その一言で思いを一つにした2人は、力強い演武で会場を魅了。金色に輝くメダルを手にし「最後に勝てて本当に良かった」(梶山)と笑みがこぼれた。苦難を乗り越え、最高の舞台でついに栄冠を勝ち取った。 「彼が最初から最後まで支えてくれた」(久保舞奈・政経2=明大明治)。男女茶帯の部に出場した久保・渡邉正尭(商2=東葛飾)組。9月に行われた新人大会で優勝し、自信を持って臨む今大会だったが「彼女は結構ナイーブになりやすい」(渡邉)。演武の完成度は高いレベルにあったが、久保はどこかに不安を抱えていた。しかし、どの組にも負けない信頼関係からなる息の合った動きと気迫で圧倒。他組との差別化のため取り入れた、演武構成間での黒帯のような動きや立ち振る舞いも評価された。心配性な久保を支え続けた渡邉は「ここまで長かった」と、大粒の涙を流しながら日本一の喜びをかみ締めた。 総合連覇を達成することはできなかった。「全部を出し切っての2位、これが今の実力」(金親優希主将・政経4=桜林)。下級生が奮起した今大会だが、総合2位という結果に「悔しい」(長田)。この経験を糧に、若き拳士たちは挑戦を続ける。全日本の頂点に返り咲くその日まで。[藤山由理]※後日、総括記事を掲載します。試合後のコメント関谷芳久監督――今大会を振り返っていかがですか。 「総合成績は69―66の僅差での負けでした。演武の部門では勝てていたので、運用法(立会評価法)が課題です。これをバネにして、今後も頑張っていきます」金親――惜しくも総合2位でした。 「3点差だってさっき聞きました。本当にちょっとの差でしたね。運用法の差だったりが響いてしまったのかなって思います。演武はすべてを出し切ったので、全員が。結果を出した組もあればそうでなかった組もあるんですけど、全体としてはいい形で大会を終えられたのではないかなって思います。悔しい気持ちが一番ですけど、全員が全部を出し切っての2位なので、これが今の実力だったのかなって思います。これを来年、後輩たちがまた総合優勝できるように頑張ってもらいたいなって思います」――ご自身はこれで引退になりますが今のお気持ちは。 「『やり切った』の一言ですね。少林寺拳法を始めて16年ぐらいになるんですけど、この先続けるかどうかは正直分からないので、一つの区切りとして16年間の全てをここにぶつけようっていう気持ちで今回は臨んだので、それを全部出し切れたっていうことに関して後悔はないですね。(少林寺拳法をやっていて)人とのつながることの大切さというか、礼儀だとか、そういうところを一番学んだのかなって思います。それは今後の社会でも必ず役立つと思います。一番は祖父に感謝しています。祖父と知り合いの先生がつながっていて、そこの影響で、それだけのきっかけで始めた少林寺拳法なんですけど、続けてよかったなって思います」上野――少林寺拳法を通じて学んだことはありますか。 「努力は裏切らないということです。1年生の時から良い成績が残せなくて悩んでいたんですけど、自分自身の演武や他大学の演武をたくさん研究して、毎日自分と向き合いながら毎日修練に励んできたので、その努力は今回こうして1位という結果で実ったんじゃないかなって思います」木村――上野さんと組んで1位を獲得しましたが、今のお気持ちは。「演武の前に上野先輩が『今まで組んでくれてありがとう』っていう話をしてくれたのが本当にうれしくて、うれしすぎて何も覚えていないです。ありきたりな言葉なんですけど、感謝しかなくて、上野先輩と組ませていただいてこれまで充実した練習期間を過ごせましたし、大会中も色々サポートしていただいて、先輩の在り方というか、そういうのを学べたのもありますし、自分も上野先輩みたいな先輩になりたいと思います」根本航平(法4=千葉北)・鈴木雄大(法3=明大中野)組――来年に向けて一言お願いします。鈴木:「やっぱり幹部の先輩方、主に根本先輩なんですけど、根本先輩の熱い思いを本選の演武で受け取ったので、絶対にそれを自分の背中で後輩に伝えていけたらなと思います。あとは絶対に総合優勝します」根本:「今回の敗北は鈴木にとっては大きな成長の糧になると思います。今後、返り咲く日が必ず来ると思います」READ MORE -
全国大会で3部門が上位入賞を果たす/全国大会inぐんま
少林寺拳法 2018.11.03地区大会を勝ち抜いた約3千人が群馬に集い、技の正確さや気迫を競い合った。明大は3部門で入賞を果たし、今月4日に控える全日本学生大会の良い弾みとなった。◆10・27~28 全国大会inぐんま(高崎アリーナ)▼大学生男子団体の部 明大――1位 大学生男子の部 惠中・青木組――2位 大学生女子の部 谷口・田中綾組――3位 全日本学生大会に向けて良い調整の場となった。5月の関東学生大会で優勝した谷口・田中綾組が3位、9月の新人大会で優勝した惠中・青木組が2位と、全日本学生大会で活躍が期待される両組がそろって結果を残した。他にも男子団体は優勝を果たし、「やってきていることは間違っていない」(金親優希主将・政経4=桜林)と手応えを口にした。総合連覇が懸かる全日本学生大会へ、良い足がかりとなる大会となった。[藤山由理]試合後のコメント金親――大会を振り返っていかがですか。 「今回の全国大会は、他の大学から見て自分たちの立ち位置はどのくらいなのかを知ることを目標にやっていました。すぐに始まる全日本学生に向けてということで出場したんですけど、団体演武は1位、男子の組演武が2位、女子の組演武が3位ということで、やってきていることは間違っていないのかなと思います。でもまだこれが完成ではないので、ここを通過点として全日本でしっかりと結果を残して総合連覇できるように頑張りたいと思います」谷口藍梨(政経3=神島)――演武の完成度はいかがですか。 「この大会では3位だったんですけど、仕上がってきているのかなとは思います。全日本では全力を出し切って優勝したいと思います」惠中崇敬(商2=神島)――2位という結果はどのように捉えていますか。 「2位を取れたっていうのはうれしいんですけど、やはり『全日本で勝ちたい』っていう気持ちが強いので、場慣れできたっていう点では良かったと思います」青木賢祥(商1=富良野)――状態のほどはいかがですか。 「この全国大会の演武中にかかとを少しケガしてしまったんですけど、全日本では良い演武ができるように残り少ない時間頑張りたいと思います」田中綾(政経1=清瀬)――大学生女子の部で3位でした。 「決して満足のいく演武ではなくて、1、2位の人たちの演武を見て自分たちには演武の勢いが足りないなと思いました。全国大会が終わって谷口先輩に『お互い殺す気で突き蹴りをしよう』っておっしゃっていただいたので、全日本ではそれができるように今練習しています」★応援に行こう★大会名:第52回全日本学生大会日付:11月4日(日)場所:日本武道館(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下」2番出口より徒歩5分)・7時開場、9時25分予選開始予定です。※当日のタイムテーブルは変更する可能性があります。※写真は少林寺拳法部より提供READ MORE -
2年連続で新人育成賞に選出!/関東学生新人大会
少林寺拳法 2018.09.19今月15日に行われた関東学生新人大会で、2年連続となる新人育成賞(総合優勝大学)に選出された。さらに男子有段の部を含む5部門制覇を達成。昨年の3部門制覇を大きく上回る結果となった。 ◆9・15 関東学生新人大会(八王子市総合体育館) ▼男子有段の部 惠中・青木組――1位 女子茶帯の部 土井・藤田組――1位 男女茶帯の部 久保・渡邉組――1位 男子白緑の部 長田・永井組――1位 立会評価法男子級拳士 相場――1位 男女白緑の部 白鳥・谷合組――2位 立会評価法女子級拳士 久保――2位 立会評価法女子有段 金子――3位 女子有段の部 森・小澤晴組――5位 男子茶帯の部 相場・井上組――5位 男女茶帯の部 髙木・村松組――5位 女子白緑の部 板倉・小澤り組――5位 地道に力を蓄えてきた下級生にスポットライトが当てられた。新人大会は1、2年生にのみ出場権が与えられるため、普段は主役の上級生は後輩を指導する立場に専念。夏の厳しい練習、合宿を通して、今まで培ってきた技術や少林寺拳法に対する考え方を伝えていった。それに下級生も努力で応え、2年連続で新人育成賞を獲得。部全体の底上げは着実に進んでいる。次は頼もしい上級生も加えて、11月に行われる全日本学生大会で総合連覇を狙う。 [桐山雄希]※写真は少林寺拳法部より提供READ MORE -
主将・金親「もう一回基礎から」 決意新たに全日本連覇へ/関東学生大会
少林寺拳法 2018.05.09関東学生大会、総合3位。客観的に見れば好成績であるが、演武後の拳士たちの表情には悔しさがにじんでいた。昨年の全日本学生大会で46年ぶりの総合優勝を達成した勢いそのままに、金親優希(政経4=桜林)が主将に就任し始動した新体制。1位を獲得したのは、最高段位の女子三段以上の部を含む2部門にとどまった。「劣っていたという感じはないんですけど…」(根本航平・法4=千葉北)。優勝することの難しさを改めて痛感した。 全力を出し切っての3位だった。主将の金親、三人掛けの経験が豊富な廣瀨輝(情コミ3=成田国際)、世界大会で優勝経験のある惠中崇敬(商2=神島)という盤石の組み合わせで挑んだ三人掛けの部。「この3人で組んだからには優勝を勝ち取る」(金親)。そう意気込み、大会まで修練に励んだ。そして迎えた本番。明大はトップバッターでの登場となった。3人で円陣を組み気合を入れ、演武がスタート。三人掛け一番の見どころである2対1の構図をしっかりと作り、一つ一つの動作のキレ、スピード、迫力、どれも申し分ない内容だった。「3人で出し切った。正直、悔いが残る部分は一つもない」(金親)。1分47秒の演武を終え、審判団が出した点数を見ると、廣瀨が小さくこぶしを握り締めた。しかし喜びもつかの間。他大学も高得点である90点台を次々とたたき出し、横で見つめる金親たちの表情も次第に曇っていった。そして結果発表。「第3位、明治大学」。望んでいた順位よりも二つ早い発表だった――。そのまま閉会式が終わり、写真撮影が一段落した後に金親に質問を投げかけた。「やはり三人掛けのトップバッターということで難しさがあったのでしょうか」。これに対して少しの沈黙の後、言葉を絞り出した。「(演武の順番が)1番だから負けたというふうにはしたくない。1番でも審判の方々の記憶に残る演武ができていれば1位という結果を残すことができた」(金親)。採点競技の難しさに言い逃れすることなく、結果を真摯(しんし)に受け止めた。少林寺拳法にひたむきだからこそ出た言葉。その姿勢を忘れず〝記憶に残る演武〟を目指してこれからも修練に励む。 「予選では勝てていた相手で(本選でも)勝てると思っていたから、悔しい思いでいっぱい」(上野絵美・営4=志学館)。男女初段の部に出場した上野・根本組。最上級生同士で組んだこともあり、貫禄のある演武で堂々の予選グループ1位通過を果たした。午後の休憩を挟み、本戦がスタート。拳士たちの迫力も一層増し、会場が熱気に包まれた。この独特な雰囲気に経験豊富な4年生と言えど、いつも通りの演武をするのは難しい。「経験を積んでも、まだ緊張が。そういう面が今回は目立ってしまった」(根本)。予選の時には見られなかった硬さが出てしまい、1位と3点差で惜しくも2位に終わった。上野・根本組のように優勝にあと一歩手が届かなかった拳士だけでなく、入賞を逃した拳士、そして本選に出場することがかなわなかった拳士もいる。今回味わった悔しさの形はそれぞれ違うが、本番で実力の100%を出し切ることがいかに難しいか、改めて思い知らされた。 この経験は次につながるに違いない。今の自分には何が足りず、何をすれば優勝に近づくのかを肌で感じることができた。結果を受けて落ち込むどころか、逆に闘志に火が付いただろう。「関東大会で勝ったことを後悔させる。全日本ではその倍返しをする気持ちで」(上野)。全日本学生大会まであと半年。拳士たちは必ず立て直してくれる、そう感じた。[桐山雄希]この大会の速報記事はこちらREAD MORE -
2部門で1位を獲得! 総合3位で全日本に弾み/関東学生大会
少林寺拳法 2018.05.042組が頂点に立った。男女段外の部に出場した久保舞奈(政経2=明大明治)・鈴木雄大(法3=明大中野)組、女子三段以上の部に出場した田中綾(政経1=清瀬)・谷口藍梨(政経3=神島)組が本番で実力を発揮し1位に。総合では3位となり、チーム力の高さを示した。 うれしい想定外だ。午前に行われた予選をグループ2位で通過した久保・鈴木組。「予選で心が折れた」と予想より低い結果に下級生の久保が焦りの色を見せた。しかし「逆境で勝ってこそ明治だ」と鈴木。同大会で優勝経験を持つ鈴木が、下級生の久保を奮い立たせた。本選では伸び伸びとした演武を披露し、結果は1位。思いも寄らない好成績に笑みがこぼれた。 最高段位の部門である女子三段以上の部も予想以上の結果となった。今大会前に足を故障してしまった谷口。激しい練習をできないまま本番を迎えた。一抹の不安を抱えつつも、積み重ねてきた正確さと力強さで自分たちの演武をやり切った。「勝てたのが奇跡みたい」(谷口)と、ルーキーの田中と優勝を喜んだ。 狙うは全日本学生連覇だ。明大は基本に忠実な演武が魅力。しかし、総合優勝を獲得した早大の突き蹴りのスピードとキレには及ばなかった。「全日本の時には出場者全員が入賞、最優秀を取れるように一からやり直したい」(金親優希主将・政経4=桜林)。今大会での経験を胸に刻み、再スタートを切った。[桐山雄希]この大会の総括記事はこちらREAD MORE
部の紹介 INTRODUCTION
少林寺拳法とは日本発祥の護身術。1947年に宗道臣が創始して以来、日本に限らず多くの国の人に愛されてきた。修練を通して「勇気」「慈悲心」「正義感」を育んでいく。大会では、決められた形を組み合わせた演武と、防具を着けて実践的に行う運用法がある。演武では級や段、男女、人数などで部門が分かれており、審判の採点により順位が決まる。明大少林寺拳法部は1959年に創部。部員のほとんどが一般生で占められているが、2016年には全日本学生大会で総合優勝を達成。この総合力の高さは、スポーツ推薦入学者、一般生関係なく日々の修練のたまものである。