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全国の舞台 連覇狙うも4位に終わる/第20回信夫杯争奪日本女子大学対抗戦
ゴルフ 2019.11.02朝日杯に引き続き、2日間にわたって行われた信夫杯。初日を4位で折り返した明大は巻き返しを図ろうと2日目に臨んだ。スコアを7つ伸ばすも首位には届かず、4位で終えた。 満を持して臨んだ2日目。「初日にショットが乱れている原因が分かった」(石川聖奈・商1=拓大紅陵)。1、2年の下級生3人、石川と高橋幸(営1=埼玉栄)と花渕里帆(営2=千葉学芸)が、合計で12打伸ばす活躍ぶりを見せる。しかし全員が良いスコアで回ることが難しいのが団体戦。初日チームトップ・3アンダーの関野愛美(営3=埼玉栄)がこの日はスコアを5つ落とす。「初日と比べたら悪く感じるし、課題が見えた」(関野)。4位は優勝を狙っていたチームにとっては悔しい結果。「優勝を先輩にプレゼントしたかった」(高橋)。6月の優勝は4年生が見ていなかっただけに、より悔しさが残った。 男子に引き続き女子も4年生は今日で引退。青柳果恋(農4=明大中野八王子)は試合に出場する機会がない中で主将を務めた。「最初はチームがまとまるにはどうすればいいのか悩んだ」。しかし、創部初の優勝、タイガーウッズ来訪など貴重な経験も多かった最終年。「幸せな主将だったと改めて思う」。ゴルフ部での経験がかけがえのない財産となったに違いない。来年のチームにも期待を寄せる。「レギュラー争いももちろんだけど、仲の良さを大事にしてほしい」。後輩に思いは託した。主将のバトンを青柳から渡された関野。「みんなを引っ張っていけるような心強い主将になる」と来季の抱負を語った。 明大の出場選手の内、4人はスポーツ推薦の選手が占める。来季1年生に1人、スポーツ推薦での入部がすでに決まっている。今年出場できていても来年の立場は安泰ではない。少ない枠を誰が勝ち取るか、レギュラー争いはさらに激しくなる。「厳しくなっても絶対に自分が出たい」(雨宮梨乃・情コミ3=明大中野八王子)と一般生でも譲る気はない。負けられない戦いがそこにある。 [市瀬義高] 試合後のコメント青柳主将――試合をご覧になってどう思いましたか。 「試合に出ている人にかかる重圧は計り知れないとおもいますが、その中でもアンダーで回ってきたり、調子が悪くてもまとめて回ってきたりしていてすごいと思いました。で全国連覇には届かなかったけど、みんなの実力はすごいと改めて思いました」 手川美佳(情コミ3=都立日野台)――4年生への意気込みをお願いします。 「1年生のスポーツ推薦の子がきて、またレギュラーに入るのも難しくなってくると思います。ショットをまず安定させられるように全体的にレベルアップできるように頑張ります」 花渕--印象に残っている一打を教えてください。 「最終ホールでみんなが見ている前でバーディを取れたことはすごく嬉しかったです」 石川--4年生と過ごした時間を振り返っていかがでしたか。 「本当にあっという間でした。何もわからない状態で入部してきて、すごく優しく教えてくれたので、引退と思うと涙が出そうです。今日、優勝をプレゼントできなかったのは悔しいですけど、またいい報告ができるように頑張ります」 READ MORE -
今季最後の個人戦 ベストを尽くす/第66回朝日杯争奪日本大学選手権・第22回朝日杯争奪日本女子学生選手権
ゴルフ 2019.10.312日間にわたり行われた今大会。女子では1年生コンビが決勝ラウンドまで残る。2日目もスコアを落とさずに大会を終え、全国大会2連覇に弾みをつけた。信夫杯への出場を得られなかった男子も2日間安定した戦いぶりを披露。朝日杯が引退試合となった本間は下級生に思いを託し、大会を後にした。[女子] ダブルルーキーが活躍を見せた。2日目を前に石川と高橋はそろって 決勝ラウンドに進出。2日目は同組でコースを回っていた2人。「競い合って、互いに良いスコアを出したかった」(石川)。切磋琢磨し合いながら、まずは一つ、山を乗り越えた。石川は「初日に比べて、ショットは乱れていた」と振り返るものの適応力の高さを示す。「パーを確実に狙った」。不調の中、見出した戦略は功を奏し、最終的にはスコアを初日から4つ伸ばし、最高の状態で個人戦を終えた。 戦いはまだ終わらない。休む間もなく始まる信夫杯が全学年で戦う最後の大会となる。フレッシュな2人が今季最後の団体戦で、チームに勢いをもたらす。 [男子] 4年間の集大成となった。本間にとって、朝日杯は明大の選手として戦う最後の大会。試合前から意識していたという“引退”の二文字。「初日に比べ、バーディを積極的に狙ったが、結果につながらず、少し残念」という通り、2日目はスコアを1つ落とした。しかし「今までの全てを出し切ることができた」。11月のツアーの結果次第ではプロも視野に入る。「まだ気を抜かずに取り組みたい」。次の舞台へ向け飛躍を誓った。 世代交代の時が来た。下級生ながらメンバーに選出された伊藤は2日目にスコアを2つ伸ばし実力を見せつけた。また、チームの主軸・塚本は今大会もチームトップのスコアでけん引。試合後には「信夫杯に出られないのが悔しい。試合が無い期間に体力や技術を向上させ、チームの中心として自分が引っ張る」と、主将として挑む来季への決意を表明。さらなる高みへ向け、戦いはすでに始まっている。 [市瀬義高] 試合後のコメント本間――明大ゴルフ部での4年間を振り返っていかがですか 「自分としては大きく成長できた4年間でした。ゴルフを通して、たくさんの人との出会いがあって、先輩方の支援にも支えられて、ここまで続けることができました。すごく感謝しています。これからは後輩たち に頑張ってほしいです」 塚本――最近の練習で心掛けていることを教えてください。「自分のゴルフが大胆かつ、慎重にプレーすることを心掛けています。攻めるところは攻めないとスコアの伸ばし合いでは勝つことはできません。思い切って打つところを見極めて、練習しています」 石川――信夫杯への意気込みをお願いします。「夏の全国優勝に続き2連覇がかかっている大会です。強気でポジティブに頑張ります」READ MORE -
痛感した関東の壁 信夫杯出場逃す/関東大学秋季Aブロックリーグ戦
ゴルフ 2019.09.214戦全敗で迎えた最終日の相手は日体大戦。なんとしても勝利で締めたい状況だったが、最後まで足並みはそろわなかった。シングルス・ダブルス共に力負けし、チームは6位に。信夫杯出場を逃し、入替戦に回ることとなった。 ◆9・16〜20 関東大学秋季Aブロックリーグ戦(静ヒルズカントリークラブ)▼対日大戦明大 3―7 日大○{ダブルス0―4 シングルス3―3}▼対中央学大戦明大 4―6 中央学大○{ダブルス0.5―3.5 シングルス3.5―2.5}▼対専大戦明大 2.5―7.5 専大○{ダブルス0.5―3.5 シングルス2―4}▼対東北福祉大戦明大 1.5―8.5 東北福祉大○{ダブルス1.5―3.5 シングルス1―5}▼対日体大戦明大 3.5―6.5 日体大○{ダブルス1.5―2.5 シングルス2―4}▼総合順位明大――6位 ※昨年度から復活したマッチプレー方式が、今年度は総当たり5日間で行われた。午前はダブルスの4組、午後はシングルスの6選手がそれぞれ18ホールをラウンド。シングルス・ダブルスともに各1点(引き分けは0.5点)の計10点を2校で争奪し勝敗を決めた。※上位5校が信夫杯の出場権を獲得※下位1校がA・Bブロック入替戦へ 「とりあえず勝たないといけない」(塚本岳・商3=立教池袋)。臨んだ最終日も、その思いはかなわなかった。マッチプレー戦の運命を握るダブルス。縄田修一(法1=高川学園)・鄭多仁(商3=明大中野)ペアが勝利するも後続が活躍に応えられず。「自分自身のゴルフができなかった」(片岡徳幸・法4=帯広柏葉)。勝ち星を一つしか獲得できず、日体大優勢のまま団体戦を折り返す。 気持ちを入れ替えて臨んだシングルス。チームの2本柱が意地を見せる。「このホールで決めようと思っていた」(本間佑・商4=水城)。16番ホールのバーディーパットを思い描いていたライン通りに沈める。5日間ダブルス・シングルスともに10ラウンドをプレーした本間。連戦の疲労をものともせず、勝利をつかんだ。4年生の思いに後輩も応える。シングルス6番手を任されたのはエースの塚本。終盤、チームの負けが確定した後でも「応援してくれるチームメートに情けない姿は見せられない」。気持ちを切らすことなく18ホールまで戦い抜いた。勝利には届かなかったものの、その熱い思いで爪痕を残した。 残留をかけた入替戦は山梨学院大との戦い。信夫杯に出場ができなくなったため、このチームで臨む最後の団体戦となる。「後輩には来年度もAブロックでプレーしてほしい」(片岡)。「4年生を降格させて卒業させるのは悔しい」(塚本)。後輩に置き土産を残したい4年生と、先輩に有終の美を飾ってほしい下級生。それぞれの思いを胸に、チーム一丸となり最後の山場を乗り越える。 [市瀬義高] 試合後のコメント片岡――5日間振り返って疲労はどうですか。 「1日2ラウンド、毎日出ている選手からすれば自分は毎日1ラウンドくらいなので、疲れは特に無いですけど、その分勝ってチームに貢献したかったなって気持ちが大きいです」 本間――試合を振り返っていかがですか。 「5日間ともなかなか勝ち星にみんな結びつかない中で、チームをいい方向に持っていければとは思っていましたが、一勝も取れなかったのは悔しいなと思います。やはり4年として最後のリーグ戦だったので、自分も勝ち星を積み重ねなければならないですし、それができなかったのは悔しいです。」 ――夏休みはどうでしたか。 「夏休みはゴルフ漬けの生活ができて、自分の調子もうまく上げられていた方だったと思います。こういう形で終わってしまいましたが、まだ試合があるのでそこに向けて、1から自分のゴルフも組み直していけたらいいと思います」 鄭――次戦への意気込みをお願いします。 「今までは自分よりうまい人が勝ってくれるという気持ちがあったのですが、これからは自分が勝利に導けるように頑張ります」 READ MORE -
苦しい4位も全国2冠の望みつなぐ/関東女子大学秋季対抗戦
ゴルフ 2019.09.07全国優勝校として臨んだ関東女子大学秋季対抗戦。4位スタートの2日目、一時は早大に5打のリードを許す展開に。しかし、トータル3アンダーにまとめた花渕里帆(営2=千葉学芸)の活躍で見事逆転。4位をもぎ取り、信夫杯への出場権を獲得した。 王者としての再出発は苦しい幕開けとなった。初日は昨季からの課題であるスタートダッシュが決まらず、いきなりの出遅れ。首位の日大とは20打差と大きく離される。ショットやパターの精度にバーディーチャンスの決定率。わずかなほころびが、チーム全体のストローク数に大きく響いていた。「全国出場を逃してしまったらみっともない」(榎本剛之監督)からもうかがえる〝日本一〟の重圧。全国2冠が懸かる信夫杯は、出場権獲得さえ危ぶまれた。 しかし、その重圧をはねのけたのが花渕だ。初日、チームでただ1人アンダーで回ると、2日目も崩れることなく2アンダー。「彼女がコケたら正直終わり」(太田将太コーチ)。指導陣からも絶大な信頼を誇るエースが、スコアでチームを勢いづける。最終ホールでは「落とさず確実にパーで上がろう」という太田コーチのアドバイス通り、パーでカップイン。〝自分の一打で勝負が決まる〟場面でも、エースにふさわしい堂々のプレーが光った。 全国制覇にはチーム全員が結果を残すことは絶対条件だ。信夫杯出場を逃した5位早大との差はわずか2打差。勝敗を分けたのは〝王者の意地〟であり全員の諦めない気持ちにある。「全国に出場することが一番大事」(花渕)。最終18ホールを全員がパーでまとめたことは確かな成長の証だ。必死に食らいつき手にした信夫杯出場、目指すは優勝のみ。秋の全国を制し、真の頂に立つ。 [仁科せい] 試合後のコメント榎本監督――今大会を振り返っていかがですか。 「(2日目)前半を終えて早大に5打もリードされて厳しいと思っていたのですが、後半みんな頑張ってくれて。最後まで諦めなかった気持ちが結果的に勝ったのかなと。春季全国優勝をして、秋に全国出場を逃してしまったら、示しがつかないしみっともない。だから全国出場にはしがみつこうと思ってやりました」 花渕――4位という結果に終わりました。 「優勝はしたかったですけど、全国に出場できることが一番大事なので、良かったです」 ――追いかける2日目後半、意識したことはありますか。 「とりあえず(スコアを)へこませることしか考えていなかったです」 太田コーチ――各選手のプレーはいかがでしたか。 「花渕は5人目、いわゆるエースの位置でしっかり3アンダーのスコアを作ってきて、本当にナイスプレーですね。あとは高橋幸(営1=埼玉栄)が、初日の後半OB(アウトオブバウンズ)を打ったホールを克服して、今日はパーで切り抜けました。結果74で後半も精いっぱい粘り切ったのかなと。あとは石川聖奈(商1=拓大紅陵)。後半でやはり伸ばしてくれて、途中(9ホールでは)いいバーディーを取れましたね」READ MORE -
女子創部初全国制覇! 男子は6位入賞/全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦
ゴルフ 2019.07.106月20日、21日に行われた全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦。明大は、初日好調なスタートダッシュを見せた女子が創部初の優勝、男子は6位入賞を果たした。創部59年の長い歴史に新たな1ページを刻んだ。 ★監督のコメントはこちら★女子選手①はこちら ★女子選手②はこちら★男子選手①はこちら ★男子選手②はこちら [女子] 念願の〝優勝〟をつかみ取った。初日から2位に5打差を付けてトップ。迎えた2日目、優勝への重圧と疲れが見え始めるも、粘りのプレーで見事1打差を守り切った。「優勝できて嬉しい気持ちでいっぱい」(花渕里帆・営2=千葉学芸)。全国の大舞台で躍動した、石川聖奈(商1=拓大紅陵)・髙橋幸(営1=埼玉栄)2人のルーキー。最終ホールでバーディーを決め、チームを救った関野愛美(営3=埼玉栄)。一般入部からメンバー入りを勝ち取った雨宮梨乃(情コミ3=明大中野八王子)・手川美佳(情コミ3=日野台)。チームトップのスコアでけん引した花渕。6人の〝個の力〟が合わさった最高の結果となった。 [男子] あと一歩が遠かった。初日9位と出遅れた男子は、2日目追い上げを図る。伊藤泰良(商2=千葉経大付)がトータル1アンダー、本間佑(商1=水城)がトータル3アンダーと好スコアをマーク。何とか三つ順位を押し上げたものの6位入賞に終わった。「自分がやらなくてはという思いが空回りした」(鈴木海斗主将・営4=拓大紅陵)。次の団体戦は、マッチプレー戦と大きく対戦形式が変わる男子。「バーディーを取らなければ勝てない」(片岡徳幸・法4=帯広柏葉)。今大会の悔しさを糧に、女子の躍進に続きたい。 団体戦でありながら、個人の力が大きくウエートを占める大学ゴルフ。〝1打の重み〟の重圧がかかる一方で、「他の選手のことはどうにもすることができない」(手川)。女子が見せつけた、チームを支える〝個の力〟。技術力と精神力を全て発揮できることが、優勝の絶対条件だと証明してみせた。 日大や東北福祉大と肩を並べ、大学ゴルフをけん引する存在に仲間入りした明大。秋のシーズンに向け、さらなる高みへまい進を続ける。 [仁科せい]READ MORE -
全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦 事後インタビュー⑤
ゴルフ 2019.07.07本記事では、鄭多仁(商3=明大中野)、塚本岳(商3=立教池袋)、伊藤泰良(商2=千葉経大付)の事後インタビューを掲載します。鄭――男子の結果はいかがでしたか。 「関東大学秋季対抗戦もあまりいい結果ではなくて、挽回したいという気持ちはみんな持っていたと思うのですが、それでも空回っていた部分があったのかなと思いますね」 ――ご自身の1番よかったホールは。 「初日の1番ホールは結構長くてタフなホールなんですけど、ドライバーを曲げてしまってトラブルの始まりかなと思ったんですけど、長いパットが入ってくれて。ボギーだったのですが、なんとかなるかなと思ってスタートすることができたので、良かったです」 ――初日の時点で、首位とは23打差ありました。 「2人の選手が2日間通してアンダースコアの選手がいて、そのマイナスの数字を自分たちが簡単に消してしまっているので。そこはやっぱり悪くてもイーブンで押さえて、チームスコアをアンダーにしなければならないというのは強く思いました」――女子の優勝に関してどう思いますか。 「すごかったですね。初日終わってみんないいスコアで回ってきていて、2日目も自分は女子のスコアを見ながら回っていたんですけど、もしかしたら優勝できるんじゃないかなと終盤あたりから感じ始めていました。最後は応援していて、しびれましたね。全員がいいプレーをした結果だったので、自分もすごくうれしいです」――秋のマッチプレー戦に向け、対策したいことは。 「昨年度もやったのですが、結構ストローク戦のときとは違ったしびれる雰囲気があるので。そのような雰囲気を普段の練習から持っていくことは難しいんですけど、そういうことを想定した練習を普段からやっていきたいと思います」 ――最後に秋への意気込みをお願いします。 「昨年度も自分は出させてもらったのですが、あまり活躍できなかったので、団体戦で活躍できるように頑張りたいと思います」 塚本――今試合を振り返っていかがですか。 「今回は自分のプレースタイルを変えながら試合に臨もうかなと思ったんですけど、そこがうまくかみ合わなかったですね。いつもは結構考えながらリスクマネンジメントをしながらプレーしていたんですけど、常に攻める気持ちというかリスクを恐れずあんまり頭で深く考えないでシンプルに、自然体でやろうと変えました。ずっとリーグ戦も緊張してゴルフ自体がどうしても小さくなってしまうので、気持ちの部分を変えて伸び伸びとやってみたらどうなるんだろうって思ったのがきっかけです」 ――女子が優勝を飾りました。 「素直に喜ばしいし、すごいなと思います。一人一人が力を出し切れていないのが男子なのかなと思います。女子はうまくマッチングして結果に結びついたのかな。女子はまとまりって言うよりは個人個人が誰にも負けないって思ってやった結果が実を結んだのかなと」 ――団体戦でありながら、個の戦いという意識はありますか。 「学校のためにと気持ちの変化が多少なりともあるので。ゴルフって難しいところで、一対一で目の前に相手がいればいいんだけど、スコアだとどうしても目に見えない相手が出てくるので。どのくらいのスコア出せばいいんだろう、どのくらいの順位なんだろうって常に頭にある状態でやらなくてはいけないです。だけどそういう気持ちも消して、自分のプレーに徹せないと上にはいけないのかなって」 ――今後の意気込みをお願いします。 「団体戦は結果が残せてないので。来年度主将になることも踏まえてやっぱり成績的には1番じゃなきゃいけないし、チームを引っ張る面でも頑張らなきゃいけないし。その分プレッシャーは感じますけど、チームが強くなるためにはうまく乗り越えないとと思います」伊藤――今大会の振り返りをお願いします。 「今回は女子が良かったです。1日目も女子が1位でプレッシャーだったんですけど、2日目は順位を上げられたので良かったかなって思います」 ――ご自身のプレーはいかがでしたか。 「思ったよりも北海道はゴルフ場の感じも違かったんですけど、自分的にはうまくできたと思います。先輩方もいてくれてあまり緊張せずに自分のゴルフができたのかなって思います。昨年度よりも入りが早くて、練習ラウンドもたくさんしていたので。コースのことをよく知れていたのは大きかったのかなと。芝が違って海外に似た芝でちょっと球が沈みやすいのが特徴で、うまく打たないと難しくなってしまうという感じでしたね」 ――女子の優勝を見ていかがでしたか。 「他にも強豪校がいる中でも、それぞれが自分たちのできることをやってベストを尽くせれば優勝に手が届くんだなというのは女子が優勝してくれたおかげで気付けたというのはあります。女子は事前の戦力的にも、優勝してもおかしくない形では挑めていて、ベストを尽くせていたので。1年生2人も初めての全国だったんですけど、2人とも初日から調子が良くて心持ちっていうのかな。メンタルの調整とかも上級生がうまくやっていたのかなって思いますね」 ――今後の意気込みをお願いします。 「日大、東北福祉大には本当に強い方々が多くいらっしゃるので。そういった方々と互角に戦える、そしてその上をいけるように個人的にレベルアップしていくことが必要だなって思わされました。7月の頭に日本アマチュア選手権もあるので、そこでいい成績を収めて自信にしていければなって思います」 [ゴルフ部担当一同]READ MORE -
全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦 事後インタビュー④
ゴルフ 2019.07.07本記事では、鈴木海斗主将(営4=拓大紅陵)、片岡徳幸(法4=帯広柏葉)、本間佑(商4=水城)の事後インタビューを掲載します。鈴木主将――試合を振り返っていかがですか。 「試合の前に数日は北海道で練習を取って。うまくいけば本当に優勝が狙える実力はあると思うんですけど。毎回試合で実力以上の成績が発揮できないことが男子は多いですよね」 ――男女でメンタル面の差はありましたか。 「男女ともに監督からは団体戦とは思わずに個人戦と思って伸び伸びとやってきてというふうに言われていたんですけど、男子はどうしても周りのチームを気にすることが多かったのかなという気がしますね。周り(のメンバー)が良くなくて、自分がやらなくてはという思いが空回りしてるというのが見て取れるかなと思います」 ――団体戦でありながら、個の戦いという意識はありますか。 「個人戦はミスが全て自分に降りかかってくるのでいいのですが、団体戦は自分の一つのミスで大学の順位が一つも二つもずれてしまいます。思い返すとあの1打って大きいんだなって思うことがあるので、そう考えると団体戦の1打って個人戦よりも重みがあってプレッシャーになるので、そこは難しいところだと思いますね」 ――主将として挑んだ初の全国大会でした。 「自分個人の成績で言えば4年間で一番悪くて、本当に足を引っ張ってしまったなと。自分が良かったとしても3位以内は厳しかったと思いますが、少しでも上の順位にはいけたのかなと、悔しいですね。本当は主将として成績でチームを引っ張りたいのですが、難しかったです。余計に自分の場合は自分よりもチームっていう考えが大きくなって。周りに気を配り過ぎて精神的にきつくなったのかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「これから期待も高まると思うので期待に応えなきゃという気持ちで今は逆にプレッシャーです。全国と言っても1位から下はかなりレベルがかけ離れているので。そこを目指すために、出てる個人の選手が1位になるつもりでやれればと思います」 片岡――ご自身のプレーはいかがでしたか。 「アンダーで回るのを目標にしていたんですけど、前半アウトで一つもバーディーが取れず2オーバーになってしまいました。後半もイーブンまで戻したいと思っていたんですけど、なかなかショットが安定せず、バーディーチャンスにつけられなくて(トータル)3オーバーで終わりました。パターは調子がすごく良かったんですけど、ショットが安定しなかったです」 ――女子が創部初の優勝を飾りました。 「そこに立ち会えたのはうれしいですし、刺激をもらえました。また秋のシーズンが始まるので、優勝をして、同じような感情を味わいたいと思います」 ――大学ゴルフは団体戦でありながら個人の力が重視されています。 「監督からは団体戦も個人戦のように臨んでほしいと言われるんですけど、いざ当日になるとどうしてもチームのことを考えてしまいます。打ってしまうと、他の人に申し訳ないなという気持ちになるので。それはしょうがないなと思うんですけど、なるべく意識せずに、ラウンド中はプレーしようとは常に心掛けています」 ――強化したい点はどこですか。 「秋はマッチプレーでまた戦う形式が違うので、その分1打の重みというよりはバーディーを取らなければ他校の選手というかチームに勝てないです。(夏の)合宿中でもバーディー数を18ホール多く取れるように。あとは、ショットの技術の向上かなと思っています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「信夫杯は行けて当然というOBの方たちや監督からのプレッシャーはあると思います。まあ関東大学秋季対抗戦では優勝を目指して、信夫杯に行けたら信夫杯でも今回6位だったので、それ以上の成績を残せるように頑張りたいなと思います」 本間――試合を振り返っていかがですか 「個人としては、2日間通して自分の目標であったアンダーパーで回るということが達成できたので、そこに関しては自分としては成長できたなと、すごくうれしいです。ただ初日がいつも自分の大学は良いスタートを切ることができなくて。アンダーパーが初日から出せなかったのも、自分の課題でもありチームとしての課題でもあったかなと思います」 ――一番印象に残っているホールは。 「初日は3番ホールです。前のホールでボギーを打ってしまって、そのままずるずるボギーが続いてしまうのかなと思ったんですけど、アプローチでチップインしてバーディーが取れたので、うまく初日は流れをつくれていけたかなと思います。2日目は、スタートホールが結構長いミドルホールで、結構ボギーを打つ人が多いんですけど、そのスタートホールでバーディーが取れたので、良いスコアにつなげられたと思います」 ――次戦に向け課題は何ですか。 「スタートダッシュを決めることがすごく大事だと思っています。アンダーを出せる力は前より付いていると思うので、その力を1人でも多く初日から出していくというのが、一番の課題かなと思います。個人としては、今回結構バーディー数が多く取れていたのですが、最優秀選手は2日間で11アンダーというスコアを出していて、自分は3アンダーと打数がすごく離れていて。やはりバーディーの数をもっと増やしていくことが大事なのかなと思っています」 ――関東大学秋季対抗戦はマッチプレーとなります。 「5日間で1日2ラウンドするので、かなり体力的にも精神的にも厳しい戦いになるとは思います。今までやってきた全てのことをぶつけて、最後良い形で終われたらなと思っています。信夫杯に行くことは、今の明大ゴルフ部では当たり前のように思っているので、そこに行くのが目標ではないです。今回の反省を生かし初日からいいスタートを切って、みんなで優勝を目指して頑張りたいと思います」[ゴルフ部担当一同]READ MORE -
全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦 事後インタビュー③
ゴルフ 2019.07.07本記事では雨宮梨乃(情コミ3=明大中野八王子)、関野愛美(営3=埼玉栄)、手川美佳(情コミ3=日野台)の事後インタビューを掲載します。雨宮――優勝について率直な感想をお聞かせください。 「ゴルフ部史上初の優勝ということで、まず実感があまりないです。予想以上に監督とか周りのOBの方たちがすごく喜んでくださって、まずとても嬉しいという気持ちが第一ですね」 ――コースの印象はいかがでしたか。 「いつも回っている関東のコースとは風の強さや芝の感じが違って、突っかかる気がしました。ちょっとアプローチがしにくかったりと癖の強い感じで、あんまり良いスコアが出ないかなとは思いました」 ――3日間の練習はいかがでしたか。 「まず気候に慣れるというのと、あとは試合までのルーティンというんですか。朝何時に起きて何をしてと、毎日同じルーティンで行くことで、当日もいつもと同じ感じで臨むことができたので良かったのかなと思います」 ――印象に残っているホールはありますか。 「前半の上がりの18番ホールです。パー4なんですけど、ちゃんと2オンしてパーもバーディーも狙える位置にあったのに、そこから3パットして、そこで3オーバーになってしまって、気が動転してしまいました。そこからどんどん悪くなっていって、後半気持ちを切り替えられなかったです」 ――個人とチームの課題は何でしょうか。 「置きにいってしまうゴルフをしていて、バーディーを攻めるというよりは、パーを取りにいくゴルフをしてしまうので、もう少しバーディーをいっぱい取れるようになると自分の打ったボギーも回収できるのかなと思います。もう少しそういうゴルフをしたい、バーディーを攻めるゴルフをしたいと思います」 ――秋までに強化したい点は何ですか。「暑さとの戦いだと思っています。合宿で暑さに慣れて、当日にベストコンディションで臨めるようにすれば、また優勝できると思っています」 関野――優勝おめでとうございます。「新1年生が2人入り、監督やOB・OG先輩から絶対優勝と言われている中、関東は4位と全国へは行けたけど少し残念な結果になってしまいました。初日のスタートダッシュがずっと課題でしたが、初日下級生がすごく頑張ってくれて良いスタートダッシュが切れたので、そのまま逃げ切れて優勝できてうれしいです」 ――一番印象に残っているホールは。「8番ホールです。ティーショットがちょっと右に曲がって林に入ったんですけど、そこからグリーンの左奥のバンカーに入れて。その後(ピンの)2メートルくらいに寄せて、しぶとくパーを取れたのがすごく大きかったかなと思います。次のホールもバーディー取れたので、そこが結構キーだったと思います」 ――個人とチームの課題は何ですか。「個人に関しては、今回の北海道はすごく飛距離が出ていて、他の選手よりアドバンテージがあって有利なはずだったんですけど、スコアがへこませられなかったです。セカンドショット、100ヤード以下の精度をもっと磨いて、バーディーをもっと取れるゴルフをしたいなと思っています。チームとしては、1回優勝すると周りもそういう目で見ると思うので、これからもできるだけその位置をキープできるように、これからも良いスタートダッシュを切れるようにしていきたいです」 ――大学ゴルフは団体戦でありながら個人の力が重視されています。「私自身も監督の考えと似ていて、団体戦だからといって特に。個人戦と同じような気持ちで、同じチームの中でもやっぱりうまい子がいるので、追い付け追い越せ、負けないようにという気持ちでやっています。特にプレッシャーとかはないです」 ――意気込みをお願いします。「全国で勝てたなら、関東でも勝てると思うので、次も優勝を目指して頑張りたいと思います」 手川――初の団体戦出場はいかがでしたか。「初めて団体戦メンバーとして出場したんですけど、いつものプレーができるように平常心を心掛けました。スコアもまとめられたと思っています。自分が思っていたよりは緊張しなかったです」 ――一番印象に残っているホールは。「アウトの最初ホール10番です。フェードボールで右の林に入ってしまったんですけど、そこから林越えでギリギリグリーンに乗せられました。最初ホールでパーをセーブできたのが良かったです」 ――今後の個人とチームの課題は何ですか。「個人の課題としては、ショットが安定せずにパターでなんとか拾うっていうゴルフだったので、安定してフェアウェイに置いて、グリーンにしっかりパーオンできるようなゴルフをしていきたいと感じました。団体としては初めて優勝することができて、またさらに他の団体戦、関東でも優勝していきたいと思っているので、これで満足せずに次またさらに上を目指していけるようにしていきたいと思います」 ――大学ゴルフは団体戦でありながら個人の力が重視されています。「私は個人戦と本当に変わらないように、団体戦に出るのが初めてだったので余計に団体を意識せずに個人戦と同じようにしようと思って出ました。自分が他の選手のことはどうにもすることができないので、とりあえず自分だけは自分の一番良い形でスコアを出せるように、ということだけを考えて、プレーしました」 ――今後の意気込みをお願いします。「全国優勝校として、恥じない戦いを秋もできたらと思います」 [ゴルフ部担当一同]READ MORE -
全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦 事後インタビュー②
ゴルフ 2019.07.07本記事では花渕里帆選手(営2=千葉学芸)、石川聖奈(商1=拓大紅陵)、髙橋幸(営1=埼玉栄)への事後インタビューを掲載します。花渕――優勝おめでとうございます。 「本当にびっくりしたんですけど、優勝できて嬉しい気持ちでいっぱいです。今までメンバーがそろっていても勝てないというのが続いていて。春の関東対抗戦でも期待に添えられなかったのがすごく残念だったんですけど、全国で優勝できて、貢献できてよかったなと思います」 ――勝因は。 「スタートダッシュで初日1位になれたのがすごく大きいかなと思います。あと、団体戦ってすごく難しくてスタートしたら個人戦みたいなものなので、今回は監督からも『自分が1位になれるように、個人戦のつもりでやれ』と言われたのが、結果につながったかなと思います」 ――最終ホール、自身が優勝を決めました。 「2日目後半その時点で4オーバーだったので、最終ホールくらいはバーディーを取ろうとコーチと話していました。最終ホールでバーディーパットを打とうとする時、コーチから『大事なパットみたいだ』と言われて、そのときは震えました。これを入れなきゃ優勝なのか、外しても優勝なのかわからなかったので、入れる気持ちでいったんですけど、あまりにも手が震えて入らなかったですね(笑)。でもパーパットは決めて、みんなが喜んでいたので、勝ったんだなと思いました」 ――チームトップのスコアでした。 「自分としてはM V Pを取りたかったので、そこに追い付けなかったのは悔しかったんですけど、チームに貢献できたことは本当に頑張れたなと思います」 ――チーム内で競い合う感覚はありますか。 「自分はどんな試合でも団体戦でも、他のメンバーに負けないという気持ちでやっています」 ――今後の意気込みをお願いします。 「個人としては、関東学生も日本学生もタイトルを取りにいく気持ちです。団体戦では明治大学は全日本チャンピオンという目で見られるので、プレッシャーに負けないように頑張りたいと思います」 石川――優勝おめでとうございます。 「入学当時から目標にしていたので、すごくまだ夢みたいです(笑)」 ――勝因は。 「初日トータル5アンダーで、2日目に余裕ができて回れたので、そこかなと思います」 ――自身のプレーを振り返っていかがですか。 「試合の前日まですごく調子が悪くて、大丈夫かなと心配で不安が多かったんですけど、初日3アンダーが出せて。結構ミラクルが多くて、ラッキーなゴルフをずっとしていました。ショットもパターもすごく良かったので、わざわざ北海道まで見に来てくれた家族に良いところを見せられて良かったです」 ――1番印象に残っているホールは。 「初日の最終ホールで、カップのふちで止まってコロンって入ったのが、一番歓声も上がって印象に残っています。 ――自分の強みは何ですか。 「ポジティブ精神で強気のゴルフです」 ――大学ゴルフの団体戦とは。「高校の時は団体戦がそんなに強くなくて、自分の中でも(今回)団体戦初優勝でした。個人で優勝するよりも何十倍何百倍もうれしくて、チームで喜べる団体戦はいいなと思いました」 ――個人の課題はなんですか。「今回2日目落としてしまったので、初日よりも2日目とどんどん上げられるように体力を付けていきたいです」 ――今後の意気込みをお願いします。 「良いときと悪いときの波がすごいので、その差をなくしていきたいです。団体では信夫でも秋の対抗戦でも優勝して、明治大学を有名にしたいです」髙橋――勝因は。 「自分が失敗したとき団体戦だからと考えはありますけど、周りも頑張ってくれているから自分も頑張ろうという思いになったのも良かったです」 ――全国の舞台では緊張しましたか。 「緊張は特になかったです。関東の春季はすごく緊張して、それに比べたらというか、比べなくていいほど緊張しなかったです」 ――プレーを振り返っていかがですか。 「初日は結構調子が良くて。もっとスコアが出せたかなとも思ったんですけど、パターが入ってくれたので、2アンダーという結果になったのかなと思います。2日目の午前中は1アンダーで来ていたんですけど、ショットが乱れてきて。ショットが悪いといつもパターに影響してきちゃうんですけど。ただ午前中の1打貯金があったので、1オーバーで収められたかなとは思いました」 ――個人とチームの課題は何ですか。 「チームでいうと、今回全国優勝をしたので、秋は優勝したという感じの目で周りから見られると思います。日大と東北福祉大は変わらず強いので、その圧に負けないようにみんなで一致団結して頑張りたいと思います。個人としては、今年度の一番大事な試合だった、日本女子アマチュア選手権が予選で落ちてしまって。大学入って最初の試合で、今年度調子が悪いんじゃないかとも思ったんですけど、今大会団体では(自分の調子が)良かったので、ここから徐々に調子を上げていって(好調を)つなげていけたらなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「まずは関東大学秋季対抗戦で優勝して、信夫杯でも優勝することです。そこまでに自分個人の目標としては、ドライバーの飛距離を伸ばして、もっと楽なゴルフをしたいなと思います」 [ゴルフ部担当一同]READ MORE -
全国大学対抗戦・全国大学女子対抗戦 事後インタビュー①
ゴルフ 2019.07.07本記事では榎本剛之監督への事後インタビューを掲載します。 ――女子創部初の優勝おめでとうございます。 「もう嬉しいのは当然なのですが、待ちに待ったというか。ずっと優勝優勝と言ってやってきましたから」 ――勝因は何でしょうか。 「初日のスタートダッシュですね。初日で結局毎年毎回スタートダッシュがよく切れなくて、2日目頑張るというパターンが多かったのですが、今回は初日から飛ばして行けました。また、OBOGその他明治大学卒業生以外の方から、今回たくさんの支援をいただいて。その力がとても大きいかなと思います」 ――春季でも課題だったスタートダッシュですが、乗り越えた一番のカギは何でしょうか。 「スタートダッシュをかけるという中で、団体戦ではあるのですが、守りに入ることなく、一人一人が自分の個人戦だと思ってやってくださいと。チームで戦うと思うとどうしてもプレッシャーがかかるので、余計なことまで考えてしまう。それをなくすために、個人戦だと思ってやってくださいと言いました」 ――コースはいかがでしたか。 「北海道の芝は本州と違って、洋芝なので難しいんですけど。特に女子なんかは力がないので雨を含んで芝が粘っこいですから、非常に大変なんです。なので、そういうことに慣れさせるために、早めに北海道に行かせて、普通だったら1日しか練習しないところ、何日も練習して慣れさせたのが功を奏したのかなと思います」 ――ルーキーの活躍が光りました。 「1年生が2人ともしっかりスコアを出してくれて、かなり良かったですね。春のリーグ戦ではそのうちの1人がたたいてしまったので。初めてのリーグ戦は緊張したと言っていたのですが、今回は緊張しなかったと。自分のゴルフができたのかなと思います」 ――花渕里帆選手(営2=千葉学芸)のプレーはいかがでしたか。 「まあ堂々とプレーしていましたね。ただやっぱり最後のハーフで緊張したのか、40とたたいてしまいました。でも自分で最終組、一番最後に上がってきましたから、彼女のゴルフで勝ちを決めたのかなと」 ――関野愛美選手(営3=埼玉栄)のプレーはいかがでしたか。 「2日目彼女は頑張りましたね。最後のホールはみんなの前でバーディーも取りました。やっぱり彼女がずっとエースとしてやってきたので、そういうところでは根性を見せたのではないかなと思います。2日目はしっかりとやってくれました。前半を1オーバーでターンして、アンダーでまくってきましたから」 ――雨宮梨乃選手(情コミ3=明大中野八王子)、手川美佳選手(情コミ3=日野台)のプレーはいかがでしたか。 「手川は初めての団体戦でしたが、初めての割にはいいスコアで上がってきました。2日目の雨宮もちょっとたたいてしまったんですけど、重圧があったのかなと。2人はスポーツ推薦じゃない分、感じ方はみんなと少し違ったかなと思います」 ――男子の成績についてはいかがでしたか。 「男子については2日目頑張りました。どうしても男子は上位3校とか2校は本当に飛び抜けてスコアが良くて。一人一人にそういう実力はあるんですけど、全員がそういう形でね、スコアを出せる状態じゃないと戦えないなというのが正直なところです」 ――本間佑選手(商4=水城)がチームトップのスコアでした。 「彼はもうちょっと出せると思います。厳しいですけどね。なかなかもったいないゴルフをしてるので。いつも良かったキャプテンがなかなか今回出せなかったのですね」 ――一つ課題を挙げるとしたら何でしょうか。 「個人戦では出せて団体戦では出せないというのは、いつもとは違うプレッシャーがあるからで、そこを克服していかないとなかなか難しいのかなと思います。ゴルフは精神的なものが大きいので、技術があってもそれを出せるかと」 ――夏の合宿はどのように練習を進めていかれますか。 「ここを強化というよりは、個の力を伸ばすというか。そういうふうにやっていった方が、結果的にはチームが良い成績になると。明治大学じゃないですけど、個の力、個の強さ、ですね(笑)」 ――秋のシーズンに向け、意気込みをお願いします。 「1度はまぐれかもしれないけど、2度目勝つことが一番難しいです。しっかり気を引き締めていきたいと思います」 [ゴルフ部担当一同]READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
明大ゴルフ部は昭和35年の創部以来、50年以上の歴史を誇る伝統ある部だ。昭和39年には男子部が春・秋リーグ連覇を達成した。近年は優勝こそ遠ざかっているが、強豪ひしめく関東で健闘を見せている。個人に目を向けても、全国の上位に名を連ねる選手が毎年のように在籍する。男女ともにプロゴルファーを輩出しており、卒業生の活躍も輝かしい。普段は技術的な練習に加え、社会人として必要な礼儀や作法を身に付けるなど一人間の形成にも尽力している。部が目指すのは男女そろっての日本一だ。選手たちは今日も文武両道を極め、全国の頂を目指す。