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上級生も負けてない!4人が表彰台/全日本学生選抜
ウエイトリフティング 2012.04.233人が表彰台入りした東日本新人戦。その翌日、同会場で全日本学生選抜が行われた。今大会には5人が出場、中田健太郎(政経3=常翔学園)、原亮太(法2=須磨友が丘)、吾郷英之主将(農4=出雲農林)、高原康幸(政経3=天草)の4人が表彰台へ上った。 まず62㎏級に中田と原が出場した。 今回の減量が一番きつかったと話した中田は失敗をスナッチ1本のみに抑え、トータル246㎏で準優勝。「1本1本丁寧に挙げよう」とその心掛けがこの成功率につながった。今回はセコンドについた徐文平(政経4=北海道朝鮮)のサポートも大きな力になり「(先輩が)自信を出してくれて、やろうと思えた」と話した。過去最高のつらさを味わった減量で試合前は調子が上がらなかったというが「(減量の)きつさでやる気が出た」と精神的にも強くなれたという。しかし、記録は自己ベストに遠く及ばず「トータル250㎏はいきたかった」と悔しい表情も見せた。 昨シーズンはインカレで2部降格。悔しい思いをした。3年生となった今年、目指すものは1部昇格。「上級生として明治のために責任ある試技をする」と力強く意気込んだ。 中田に続き3位で表彰台に上ったのは2年生で唯一の出場となった原だ。1カ月前に腰を痛め、大会出場が危ぶまれた。しかし、試合ではケガを感じさせない見事な試技でスナッチ106㎏の自己新記録をたたき出した。久しぶりの新記録に本人も拳を挙げて喜び、表彰台でははにかんだ笑顔を見せた。今大会は「成功率重視を意識した」と話すように、原もまた6本中5本を成功させた。しかし「6本取りたかった」とジャークでの失敗が悔やまれる。 昨シーズンの前期はケガで試合どころか練習すらまともに参加できなかった原。今年は「練習も大事だけどケガをしないように」と昨年の後悔は繰り返さない。2年生になり「練習に専念できる時間がぐっと増えた」という。スーパールーキーから今年はチームのエースへ。原の成長に期待が懸かる。 69㎏級にはおよそ半年ぶりの試合出場となった吾郷主将が姿を見せた。久しぶりの大会で緊張もあったというが、試合ベスト記録で準優勝。主将の試技にチームも盛り上がりを見せ、大きな声援が会場に響き渡った。試合後には「久しぶりだから、記録的にはこれだけできたら良い」と自身の結果を振り返った吾郷主将。自身の記録に満足する部分もあるが、やはり「表彰台の1番上に乗りたかった」と悔しい気持ちもある。 昨季のインカレで2部降格となった明大。今季の1部昇格は「最低条件」と吾郷主将自ら気を引き締める。さらに6月の東日本インカレでは「優勝して1部でも通用する力を見せたい」とチームの活躍を誓った。 85㎏級でも高原が準優勝を果たした。彼もインカレ以来の出場となった今大会。「シーズン最初の試合だから自分の力を思い切り出していこう」。そう意気込んでプラットに立ったという。1位の選手とはトータル1㎏差で惜しくも2位という結果となったが、最後のジャーク162㎏では「やるしかない」と力強い試技を見せた。成功すると笑顔でガッツポーズ。会場を大いに盛り上げた。しかし自身の結果には「75点。6本成功して初めて100点」と厳しい評価を付けた。今大会スナッチ、ジャークともに1本ずつの失敗を許した高原。ジャークの3本目で162㎏を挙げられただけに、2本目の160㎏の失敗は「いらなかった。悔いの残る失敗」と肩を落とした。 前日の東日本学生新人戦で優勝を果たした同階級の西岡翔吾(政経1=洲本実)には日々、刺激を受けているという高原。「先輩として負けられない。先輩である以上、後輩より強くなきゃいけない」と、そんな意識が今大会の結果にもつながったという。 94㎏級には敦見康平(営3=明石南)が出場した。インカレを終えて2部降格を受け、競技に対し熱くなれなかったという敦見。「何のためにやってるんやろう」。自分自身が分からなくなった時もあった。練習意欲も湧かず、調子も上がらない。この数カ月はただ時間だけが過ぎていった。答えが見つかるわけもなく、迎えた今大会。「順位は関係ない」と特に意識はせず、自分の試技をするだけだった。常に課題である成功率は「いつもよりまし」と3分の2。しかし、結果は最下位の6位。「他の選手とのレベルの差」を痛感した。 「調子戻さなやばい」。今大会の結果を受け、吹っ切れたという敦見。レベルの差を感じると同時に、自分自身に恥ずかしさも感じた。「本気でやろう」。またここから新たな挑戦が始まる。 今大会、出場した5人中4人が表彰台に上った。幸先の良いスタートを切ったといえるだろう。「この冬は鍛え込んできた。個人競技だけど、まとまっていかなくてはいけない」(本多監督)。全ては1部昇格のために。6人の新戦力も迎え、4学年がそろった明大。今シーズン、吾郷主将を筆頭に目指すのはもちろん1部昇格だ。明大ウエイトリフティング部の熱い戦いが幕を開ける。READ MORE -
西岡が優勝!二村、小川も3位/東日本学生新人選手権
ウエイトリフティング 2012.04.231年生にとって大学初の大会となる東日本新人戦。今年は6人の1年生、そして2年生も3人出場した。中でも西岡翔吾(政経1=洲本実)が優勝、二村岳周(営1=名城大附)と小川翔大(政経1=能代工)は3位で表彰台に上るなど、華やかなデビュー戦となった。 85㎏級では本多達雄監督からも部員からも期待を集める西岡が見事優勝を果たした。最初から「優勝するつもりでいた」と1年生ながら強気な姿勢で試合に臨んだ。そんな彼だが、大学へ入学する直前までは入院をしていたという。今大会は「やっと調子が戻ってきたところ」。145㎏の1本のみの成功となったジャークは自己ベストより15㎏も低い。3本目には153㎏の大会新記録に挑戦するも、やはり本調子ではないからか成功できずに終わってしまった。「記録は納得できていない。大会新は取っておきたかった」と自身の試技に悔いが残る。しかし、大学初の表彰台。「久しぶりの試合で緊張した」と話していた西岡も、試合後は「優勝できて良かった」と、どこかほっとした表情を見せた。今年の目標は「1年生でインカレに出る」。今後の彼の成長にさらなる期待が集まる。 62kg級に登場したのは二村。大学初の大会に「緊張がすごかった」と話したものの、自己新記録で堂々の3位入賞を果たした。緊張を感じつつも自分の試技ができたその原因は周りの応援にある。高校の時とは量が違うという明大の応援。今回の新記録も「応援がかなり力になっている」からこそのものだ。 「正直うれしい」と大学初の表彰台を笑顔で語った二村だったが、スナッチでは3本目で成功した重量を2本目で落とし、ジャークでは練習でクリーンできた重量をクリーンすることができなかった。「もったいない試合をしてしまった。詰めが甘い」と、自身の結果をしっかりと振り返る。 表彰台のうれしさを感じる一方で、記録に物足りなさを感じた二村。「もっと重い重量で勝負したい」。そのハングリー精神でさらなる記録更新を狙う。 続く69㎏級では、小川が落ち着いた試技で良いスタートを切り3位入賞。「緊張よりもわくわく感。楽しかった」と見事に試合を自分のものにした。目標としていた自己新記録にも挑戦する予定だったが「確実に表彰台に乗ろう」と決心し、プラットに向かったという。 満面の笑みで試合を終えた小川だが「ジャークの1本目が取れていればもっと重い重量もいけたはず」と反省もある。今後は反省を生かし「出られる試合で少しでも多く表彰台に乗りたい」と目標達成のために突き進む。 77㎏級には吉川琢磨(政経1=明石南)、中野雄介(農1=杵築)、大皿健太(法1=明石南)が出場。「とりあえず負けたくなかったから勝つ気で行った」と意気込んで試合に臨んだ吉川は、得意のスナッチで見事1位をマーク。本人も満足気な様子を見せたが、ジャークでは2本の失敗を許し、トータル4位。しかし「緊張はなかった。楽しかった」と笑顔でプラットを後にした。「今後はジャークを伸ばして、負けんようにする」。彼の力強い試技に注目だ。 一方、中野はスナッチ、ジャークともに成功は1本ずつと悔しい結果に。大皿は試技中に苦しい表情を見せるも、失敗は2本に抑えトータル209㎏で14位に終わった。 そして94㎏級の片山智裕(政経2=埼玉県立川口)ら2年生勢は「もうちょっとできた」(足立)と納得のいく試技ができず奮わなかった。 1年生にとっては大学初めての大会。しかし、どの選手も恐れることなく堂々とバーベルへ挑戦する姿は未来のエース誕生を予感させた。3人が表彰台へ上ったことについて、本多監督も「これからもっと記録が伸びていく」と期待は大きい。また、2年生勢は思うような結果を残せなかったものの、学年が一つ上がったことによって「楽になった」(足立)「練習はものすごく活気がある」(佐藤)と、より競技に集中しやすい環境になっている。 今年度から月に2回全員でミーティングを行い、部の統一を図っている。練習では「団結力がある。やる気が出る」(小川)とその成果も表れ始めているのかもしれない。シーズンはまだ始まったばかりだ。今後の彼らの成長そしてその活躍に注目だ。READ MORE -
大学生の力見せつけ、三原が優勝/全日本ジュニア選手権
ウエイトリフティング 2012.03.12インカレから約2カ月。久しぶりの試合となった今大会に、明大からは原亮太(法1=須磨友が丘)、三原真吾(政経2=淡路)、畠山桂(政経1=能代工)の3人が出場した。昨年に続き出場した三原は見事優勝。原は5位と少し悔しい結果に。畠山は思うような試技ができず記録なしに終わった。 1日目に行われた62㎏級には原が出場。試合新記録をマークしたが、5位と表彰台には届かなかった。 昨年10月に行われた全日本新人戦以来の大会ということもあり「久しぶりの試合で緊張した」と少し表情をこわばらせ、プラットに向かった原。「本番に強い」と部内からも定評のある彼だが、今大会成功させたのはスナッチ、ジャークともに1本ずつ。「やる気はあったけど、体が重かった」と不調が目立った。大学に入り、階級を上げてからはずっと調子が良かった原。「減量なしで調子が悪いのは初めて」と本人も首をかしげた。昨年出場した同大会で、原は3位入賞。今年は「最低3位」とそれ以上の結果も視野に入れ臨んだが「高校生2人に負けて恥ずかしい」と自身の結果を振り返った。 明大に来て1年。ケガで前期のほとんどの期間、練習に参加できなかった。それ以来「危ないと思ったらすぐに止められるようになった」と自分をコントロールするようになったが、一方で「ぎりぎりの練習ができなくなった」とケガに対する恐怖はまだ拭い切れない。しかし、新学年を迎える今、原は先輩として「新入生が明治に来て良かったと思えるように指導していきたい」と意気込む。そして来年度の目標は「国際試合出場と国体メンバーに選ばれること」。原の挑戦と活躍に新シーズンも期待したい。 2日目に行われた94㎏級には三原が出場した。昨年度もこの大会に出場したが、結果は2位。「高校生に負けたのは悔しい」と肩を落としていた。今年度も優勝争いを繰り広げたのは高校生。「昨年も高校生に負けたし、高校生が強いと言われていたので、大学生の力を見せつけたかった」。この言葉の通り、今大会は見事優勝。しかし「トータルで最低305㎏はいきたかった。こんな総合点で優勝はラッキーだと思う」と、決して満足な顔は見せなかった。今大会で優勝したため、三原の世界ジュニア選手権出場への可能性が広がった。今年度は、「とにかく1番を狙う」。新体制になってから約2カ月、三原は新しいシーズンへの気持ちを新たにした。 最終日、105㎏級には畠山が姿を見せた。1カ月前まで神経痛で練習に参加できず、調子が戻らないまま迎えた今大会。ジャークでは1本も挙げることができず、記録なしと悔しい結果に終わった。 「とりあえず1本目」。畠山はそう意気込んでプラットへ向かった。しかし、スナッチの1本目をなんとか成功させるも、後が続かない。以前の大会でとれていた重量も挙げることができなかった。「スナッチで116㎏とれば、ジャークでついていって良い勝負ができるかなと思っていた」と予定していた重量を挙げられず肩を落とした。 明大での1年間を畠山は「最初はきつかったけど、最後の方は慣れてきてみんなで楽しくできた」と振り返った。競技面では全日本新人戦で準優勝など「後期の始めあたりまでは良かった」がそれからは不調続きだという。しかし気持ちはもう新年度へ向かっている。「2年生になれば余裕ができるから、その時間を練習に当てて、先輩として記録を伸ばしていきたい」と新学年を迎える準備も万端だ。 来年度の目標は「インカレメンバーに選ばれるように。1部に上がれるように」。成長を遂げた彼の姿が待ち遠しい。 4年生の選手が引退し、新たなスタートを切ったウエイトリフティング部。練習では3年生が高校時代やっていたという練習メニューを集め、それを基にメニューを決め練習を行っている。チーム意識を高めるために2週間おきに全体でミーティングも開くようになった。昨季のインカレでの2部降格。選手一人一人がその事実をしっかりと受け止め「1部に上がらなきゃ」という意識を強く持ち、練習に励んでいる。「明治としてまとまって向かっていける」(畠山)。今季も彼らの活躍に、そしてチームの成長に注目だ。READ MORE -
2部降格…予期せぬ結果に/全日本大学対抗選手権
ウエイトリフティング 2011.12.28インカレは各階級のスナッチ順位、ジャーク順位、そして総合順位のそれぞれ1位~8位までに点数が与えられ(1位8点、2位7点……8位1点)、それがチームの得点となる。チーム一人一人の記録が優勝へのカギを握る。≪1日目≫ 全階級の中で一番初めに行われる56kg級に出場したのは谷中。スナッチ1本目は失敗するが、2本目、3本目と順調に成功。3本目の95㎏を挙げた時には笑顔も見せた。ジャークでは「2週間前から調子が悪く、自信を落としていた」という谷中だったが、3本目まで安定した試技を見せる。3本目の122㎏は落としてしまったが、目標である「全日本選抜・学生選抜・全日本の基準」を超えるトータル216㎏を挙げ、4位入賞。上位進出でチームに勢いをもたらし、トップバッターとしての役割を果たした。 62㎏級には武市主将と中田が出場。武市主将はスナッチ、ジャークともに2本成功。トータルで準優勝を果たし本学に大きな得点をもたらした。しかし「満足でもない。全然楽しくなかった」と振り返った。その理由は、同階級にオリンピック強化指定選手に選ばれている糸数(日大)が待ち構え「優勝したいのに、2位しか狙えなかった」から。優勝した糸数にトータル16㎏という大差をつけられての準優勝。「4年間最後の結果がこれか」。武市主将にとって悔いの残る大学最終戦となった。 一方中田は、原(法1)と出場権争いを繰り広げ「中田の方が挑戦できる」(武市主将)と大会2日前に出場権を手にした。インカレを前に「今ある力を最大限に出すことしか考えていない」と決意を口にしたが、スナッチで2本失敗してしまう。得意のジャークで挽回しようとするが、3本目の139㎏で失敗。7位入賞に終わった。試合後「点を取れる実力はあったと思うのに、取り返しのつかない試合をした。言葉にできない」とチームに対して申し訳ない気持ちを口にした。「成功率を上げることが今後の課題」「今回のような失敗を二度としない」と次の大会での活躍を誓った。 流れに乗りたい69㎏級に出場したのは、ケガから復帰し東日本インカレでは大会新記録をたたき出した加藤(晴)。インカレ前に「4年生というプレッシャー」を感じていたが「やるしかねえ」と大学生として最後の試合に臨んだ。しかしスナッチ、ジャークともに成功したのはわずか1本ずつ。3位に入賞したが「明治のエースとして点数を取らなくちゃいけなかった」と悔しい表情。ついに「2人そろって金メダルを下げる」という武市主将との約束は果たせなかったが「一緒にメダルを下げられたことはうれしい」と笑顔も見せた。後輩には「結果が全てだから、納得の試合を今後していってほしい」。 1日目最後の階級、77㎏級には高原が出場。今シーズン東日本個人選手権、全日本学生新人選手権で優勝を果たし、本人も「上り調子」と認めていたが、試合の2週間前に練習で腰を痛めていた。「自分にできる限りのことをしたかった」と意気込んでプラットに上がったが「体の状態的に厳しいものがあった」といつもより軽い重量からスタート。苦しそうな表情で必死に挙げ、スナッチ、ジャークともに2本成功し8位入賞。しかし「ケガをしていても共に2本取るのは当たり前。3本取れなかったことが勝負の分かれ目」と肩を落とした。≪2日目≫ 武市主将をはじめとして谷中、加藤(晴)がチームに大きな点数をもたらし、1日目を総合3位で終えた本学。このままの勢いで2日目を終えれば、表彰台に上がるという目標達成も夢ではなかった。しかし、全国の舞台はやはり厳しいものだった。 2日目のトップバッターは85㎏級の千原。「1点でも多く取るためにやるしかない」。そう心に決めてプラットへ上った。しかし、スナッチでは失敗を1本に抑えるものの、点数を取ることはできず。ジャークでは3本全てを成功させ何とか1点をもぎ取った。インカレ前に手首を痛め、決して万全の状態ではなかったという千原。「試合中も痛みはあった。でも意識はしなかった」と、苦しい表情を見せながらもただチームのために挙げることだけを考えた。試技を終えプラットから降りた彼はセコンドの加藤(晴)と握手を交わし、学生最後の試合を終えた。 2年生からインカレに出場してきた千原。今年は4年生としてチームの中心に立ち、チームを引っ張ってきた。「悔しいしかない」。最後のインカレを笑顔で飾ることはできなかった。しかし「高校時代の先生が今でも現役で続けている。その人を倒すまでやり続ける」と、彼のウエイト人生はここで終わりではない。千原はこれからもひたすら上を目指していく。 本学の最終種目となる94㎏級。全ては敦見と三原に任された。 今年がインカレ初出場となった敦見。同じプラットには立てない仲間の思いを胸に、インカレの舞台へと挑んだが、チームに点数を与えることはできなかった。 スナッチでは1本目の125㎏を成功させ、いい滑り出しを見せた。しかし、続く2本目、3本目を決められず点数を稼ぐことができない。「スナッチで期待されていたから悔しい」。成功していれば点数争いにも加われただけに、結果が悔やまれる。ジャークでも2本の連続失敗を許し、プラットの上では肩を落とす場面も。最後に耐えて挙げた156㎏は成功したものの、トータル9位。点数を取ることはできないまま、敦見の初めてのインカレが終わった。成功率が常に課題であった敦見。今大会もスナッチ、ジャークともに成功は1本ずつと、課題克服には至らなかった。「やらなきゃいけない時にやる精神力」がついてこないという。精神力は簡単に身に付くものではない。しかし、今回の悔しさが彼をきっと強くするはずだ。壁を乗り越え、再びプラットへ戻ってくる彼の姿を期待したい。 一方、2年生エースの三原も試合前から心配していた不調から抜け出せず「スナッチの1本目は緊張して足が動かなかった」という。結局スナッチは1本のみの成功に終わり、点数に結び付けることはできなかった。スナッチ競技を終えた時点で表彰台には乗れないことが判明。乗るためにはジャークで175㎏を挙げなければならない。「順位を狙うより、団体の点数が欲しかった」。彼はチームを選んだ。しかし、試合前のジャークは絶不調。「練習では160㎏も取れていなかった」。それでも163㎏からスタートし、一度も失敗することなく最後の170㎏を決めた。良いとは言えないコンディションの中、そこまで彼に力を与えたのは4年生の存在だった。「千原先輩が本当に調子悪い中で挙げていた。自分もやらなあかんって思った」。応援席では選手が声を振り絞って応援し、彼の試技を見守った。それに応えるように、彼もまた声を張り上げ最後の1本を挙げてみせた。試技を終えた彼にはひときわ大きな拍手が送られ、彼も拳を高く突き上げた。トータル5位でチームに10点を加点した三原。「無事に終わってよかった」と安堵(あんど)の表情を見せたが「納得はしていない。(これからは)4年生のように底力を見せていきたい」。この後悔を力に、真のエースへと生まれ変わる日もそう遠くはないはずだ。 総合9位。そして2部降格。7位の平成国際大、早大とはわずか4点差。望んでいた結果とはまったく異なる形で幕を閉じた今年のインカレ。「表彰台を狙えるのは今年しかない」(武市主将)。戦力不足に悩まされた昨季に比べ、今年は力のある選手がそろっていた。誰もが上を狙えると、そう信じていた。しかし、まさかの結果となった。「せっかく守ってきたものがここで終わってしまう」(加藤(晴))。自らの力不足、そして後輩たちへ申し訳なさを感じていた4年生。しかし「さすが4年生」(三原)と下級生の目には最後までチームのために必死で戦う4年生の姿が映っていた。「また1からやり直し」(本多監督)。結果を受け止め、前を向くしかない。この反省を、そしてこの悔しい思いを力に変え、下級生たちは新たなスタートを切る。 結果は残念なものだったかもしれない。しかし、チームのために全力で戦った選手たち、共にチームを支えた選手たちに心から拍手を送りたい。必ず1部の舞台に彼らが戻ってくることを信じて。READ MORE -
(9)明治のキーマン 敦見・三原
ウエイトリフティング 2011.12.23今年のインカレで明治のトリを飾るのは、兵庫出身94㎏級コンビの敦見(営2)と三原(政経2)だ。初出場の敦見と2年連続の出場となる三原。インカレを目前に控えたその思いとは――。俺はやる 敦見 康平 「自信とかちゃうねん。やるしかない」。 明るい関西弁で、インカレの意気込みは語られた。しかし、その笑顔の裏で彼は不安やプレッシャーと戦っていた。 2年生になった今年、敦見はまさに絶好調の中にいた。チームが2年ぶりに頂点に立った9月の東日本インカレ。彼は初めて団体メンバーに名を連ねた。その後も新人戦で表彰台に上るなど「1年生の時より記録的に通用するようになってきた」。昨年に比べて出場する試合の数も増え、確実に「競技力の向上」を感じるという。しかし「良い結果はついてきていない」と喜ぶことばかりではない。試合での成功率が常に彼の課題だ。表彰台に上った新人戦でも、成功率は3分の1。決して良いとは言えない数字を前に「試合で自己ベストすら挙げられない」と本人も頭を抱える。「本番に強くない」と、練習でできているだけにもどかしさが付きまとう。 大学界の日本一を決めるインカレ。1年間の集大成とも言える大会のメンバーに彼は選ばれた。「素直にうれしかった」。しかし、彼の出場はすんなり決まったわけではない。「選ばれるか選ばれないか境目のところ」に彼はいた。しかし「ベストを尽くしてほしい」(武市主将・農4)。そんな期待から彼は選ばれた。「選ばれるまでは不安だった」というが「選ばれた以上やるしかない」。今ではその不安がやる気へと変わっていた。 「俺のせいで選ばれなかった人もおるから、得点取られへんかったっていうのは絶対やりたくない」。初めてのインカレ出場を前に、敦見は選ばれたといううれしさを感じる一方で、選ばれた責任もプレッシャーも痛いくらいに感じていた。出場メンバーを見ても「おれが一番活躍できない」と自分の実力は自分がよく知っている。しかし、同じプラットに立てない仲間がいるからこそ「やるしかない」。やる気も仲間を思う気持ちも人一倍だ。 敦見はウエイトリフティングの魅力を「自分の成長が目に見えるところ」だと言う。明治に来て2年目、特に今年は自らの成長を実感した。明治のユニホームで、彼は初めての大舞台へ挑む。その胸にたくさんの思いを込めて。練習嫌いの2年生エース 三原 真吾 2年連続、三原がインカレへやってくる。昨年は新人戦制覇に始まり、出場する試合ごとに記録を更新。 インカレにも同階級の遠藤(政経4)から出場枠を勝ち取り、出場を決めた。今年に入っても、彼の勢いは止まらない。全日本ジュニアでは準優勝、東日本インカレでも準優勝で得点を稼ぎ、チームの優勝に貢献した。不調知らずの2年生エースは今年も健在だった。 そんなエースは大の練習嫌いで有名だ。「毎日やめたいと思いながら練習している」「追い込まれないとやる気が出ない」。それが自分の弱いところでもあると話す一方で、数々の結果を残している三原。試合が近づくにつれて、エンジンが掛かるという。いわゆる「短期集中」。彼は自分のスタイルでいくつもの成績を収めてきた。しかし、インカレを目前に控える今、三原の口からは「調子が悪い」「怖い」「不安」と後ろ向きな言葉ばかりが飛び出した。インカレを前にまさかの不調。そして彼が最も不安視するのは「今年は94kg級の選手全員が同じくらいのレベル」であることだった。「1本のミスが順位に大きく影響する」。しかし「今年の94㎏級は面白くなる」。その感覚が練習嫌いの彼を奮い立たせる。 初めて出場した昨年は「軽い気持ちだった」。セコンドに全てを任せ、ただ挙げるだけだった。しかし「今年は点数にも絡まないといけない」。エースとしての実力は変わらずとも、エースとしての意識は変わった。「優勝しろ」(本多監督)「三原は心配ない」(武市主将)。周囲の期待も強まり「昨年より緊張している」という。一方で「調子が悪いのが本当に怖い」とやはり不調が気になる。しかし、彼は自他共に認める「やる時はやる」タイプ。「第一目標は表彰台。2番目の目標はその表彰台で何番目に上れるか」。エースに不調は関係ない。「調子が悪いから焦り出している」と隠し切れない気持ちはあるものの、いつでも上を目指すことは変わらない。プラットの上で、エースの本当の力を見せてくれるはずだ。◆敦見 康平 あつみ こうへい 営2 明石南高出 175cm・86kg◆三原 真吾 みはら しんご 政経2 淡路高出 165cm・86kg “Lifter’s High 2011”は今回で最終回となります。今までご覧いただき、ありがとうございました。 明日からついにインカレが始まります。選手たちの熱い戦いをぜひ、会場でご覧ください!◆第57回 全日本大学対抗選手権◆日程:12月24~25日会場:磯子スポーツセンター(神奈川県横浜市)◆会場へのアクセス◆JR「新杉田」駅から徒歩4分READ MORE -
(8)インカレ出場を懸けた戦い 原・中田
ウエイトリフティング 2011.12.20「頑固者」(中田・政経2)「生粋の大阪人」(原・法1)。お互いの性格を笑顔で話した2人。いつもは先輩、後輩の関係の彼らがインカレを控える今、一つのメンバー枠を懸けた戦いの中にいる。 インカレは各大学から全階級合わせて8人の選手が出場する。明大はそのうち62㎏級の1人だけが未定。原か中田か。「直前まで待って、調子が良い方を使う」(武市主将・農4)。2人のインカレは既に始まっていた。努力のスーパールーキー 原 亮太 今年の春、インターハイ優勝の戦績を引っ提げ明大ウエイトリフティング部へやってきた原。 「大学ですぐに通用するようになる」(本多監督)。前期はケガに苦しみ、満足に練習はできなかったものの、復帰した後期は国際大会に出場。新人戦でも自己新記録をマークし3位で表彰台に上るなど、本多監督の言葉通りスーパールーキーの登場だった。 そんなスーパールーキーは今、初めてのインカレを控えている。高校時代は大きな試合の前に必ずと言って良いほど減量があったという原。しかし、今回は減量がない分「そういう緊張感はない」。後期に入ってから記録も伸び、ずっと調子が良いという。「今はインカレに出るにしろ出ないにしろ、調子が良いから記録を伸ばしていきたい」と、どんなときでも自分のペースは崩さない。 競技面だけでなく、普段の生活から努力を怠らない原。高校時代は理系で国公立の大学へ進学希望だった。部活に打ち込む一方で、勉強にも真剣に取り組んでいた。しかし、ウエイトリフティングを続けるため、明大へ。入学したばかりのころは「理系から文系っていうのが慣れなかった」というが、今では競技との両立をこなしている。もちろん競技面においても、もはや趣味は筋トレというほど「ウエイトに対して熱い」(中田)。そんな原の理想の選手像は「努力する天才」「どんなに強くても努力を怠らず、いつでも強さを求める」。そんな選手になりたいと話す。しかし「練習前にやろうと決めたことも、実際はきつくて妥協してしまうときがある」と、まだまだ納得はいかない。今に満足することなく、貪欲に上を目指すことが彼の強さの秘訣(ひけつ)なのだろう。 インカレに出場するとしたら、目標は何ですか。その問いに原はこう答えた。「1、2本目はチームのために。3本目は自分のために挙げる」。スーパールーキーからエースに変わる日もそう遠くはないだろう。「やったるで」。彼の努力が今、試される。「ウエイトで人生変わった」 中田 健太郎 「意識していなくはないが、平常心で練習している」。 あくまでいつも通り練習に励む中田。後輩とのメンバー枠争いに、彼は冷静な姿勢で臨んでいた。 部内から「ウエイト好き」に見られる中田。本人は「もう生活の一部」というが、そんなウエイトリフティングとの出会いが、彼を変えた。「中学の時は遊んでばっかりだった。高校は親とケンカして行かんとか言っていた」。誰もが通る思春期に彼もまた悩んでいた。しかし、そんな時に高校のパンフレットで見つけたのがウエイトリフティングだった。「高校でこれをやろう」。願書提出の2日前、彼は急きょ進学先を変更した。なぜウエイトをやろうと思ったのか、それは自分でも分からないという。しかし「ウエイトをやっていたから今ここにいる。ウエイトは人生の転機になった」。 「その場だけじゃなくて、先のことも考える力が付いた」。この2年間での成長を中田はそう話した。高校時代は練習に一生懸命になり過ぎるあまり、ケガを繰り返していた。しかし、今では体に異変を感じたらすぐに練習はストップ。練習量がものをいう競技なだけに「(練習をやめることは)勇気がいる」という。しかし、先のことを考え「自分を抑えられるようになった」と彼は確かな成長を実感していた。 「個人の出たいという希望より、点数を取れるやつが出るのが最優先。自分が取れないんだったら、原が出るべき」と、自分自身のことよりチームのためを考える。「普段からいろいろな人の練習を見ている」と他の選手の分析も欠かさない中田。そんな彼だからこそ、チームにとってのベストな形を求めるのだろう。しかし、今年初出場が懸かるインカレを前に「今ある力を最大限に出すことしか考えていない」。既に戦う準備はできている。◆原 亮太 はら りょうた 法1 須磨友が丘高出 163cm・61kg◆中田 健太郎 なかた けんたろう 政経2 常翔学園高出 159cm・63kg 次回の“Lifter’s High 2011”は最終回です。敦見選手(営2)と三原選手(政経2)が登場します。アップは12月23日(金)の予定です。お楽しみに!今回は諸事情によりアップの順番を変更してお届けしました。◆第57回 全日本大学対抗選手権◆日程:12月24~25日会場:磯子スポーツセンター(神奈川県横浜市)◆会場へのアクセス◆JR「新杉田」駅から徒歩4分READ MORE -
(7)それぞれの思いを胸に、いざインカレへ 高原・谷中・千原
ウエイトリフティング 2011.12.16完全復活へ―高原康幸 「やっと今、いい感じでやれている」。どこか照れくさそうに語る表情からは、これまでにはなかった自信を感じさせる。インターハイ王者という輝かしい実績を持ち合わせながら、スランプに悩まされ続けた昨シーズン。復活が待たれる実力派リフターはインカレでの飛躍を誓う。 「練習をしているのに結果がついてこない」。周囲の期待とは裏腹に、高原は苦しんでいた。大会メンバーに名を連ねるも棄権が続き、高校時代の記録を下回ったこともあった。「周りが伸びていく中で、ウエイトを続けないと…」。三原(政経2)を筆頭にめきめきと力を付ける同期たちを尻目に、いつの間にか自分だけが取り残されていた。高校から競技を始め、1年生ながらインターハイに出場。翌年は3位、そして3年次には優勝と、これまで歩んできた道とは全く異なる道をただ1人さまよってきた。 しかしその一方で、競技に対する思いだけは消えることはなかった。「(スランプは)割り切って、今できる重量をやっていく」。一歩一歩を着実に。かつての自分の姿を取り戻すべく、バーベルに向かう日々は続いた。 そして今シーズン。東日本個人選手権、全日本学生新人戦選手権での優勝をはじめ、本人も「上り調子」と認めるなど、明るい兆しが差し込んできた。「監督から早く(優勝のラインとなる重量である)トータル300kgを取れと言われている」。将来の明治を担うエースとしての自覚もまた、ここに来て芽生えつつある。 昨季のインカレは出場を果たすも、スナッチとジャークのトータル順位は9位。「普段は緊張しないが、インカレは緊張する。自分がへこむとみんなへこむ。記録なしに終わらないようにしたい」。あくまで謙虚に語る高原だが、チームの上位進出のためにも一つでも上の順位を狙いにいく。 インカレのカギを握る男―谷中洋澄 大きな体で豪快にバーベルを振り上げる。ウエイトに対するイメージがそうであるならば、彼自身がリフターであることは一見気付かないかもしれない。しかし、その細身の体には鉛の塊をものともしないパワーが秘められている。 「『谷中がウエイト?』って言われました」。高校から競技を始めるも、当初は周りが驚くほどだった。中学時代は卓球部。だが「下駄箱で呼び止められ、断れずに入った」と、思わぬ形で谷中のウエイト人生は幕を開けた。 しかし、後ろ向きな理由で始めたウエイトは、本人にとって苦しいものだった。「どこが面白いかと思った」。競技に面白みを見出せず「嫌々」のまま練習に打ち込む日々。当然そんな状況では記録も伸びることもなかった。 転機となったのは、地元で行われたインターハイと国体を見た時だった。「試合に出て上の順位に入る」。彼の中でウエイトにおける目標が生まれた。 そこから谷中はウエイトと正面から向き合うようになる。「まずは物まね。フォームとか」「先生に言われたことを必死にやる」。当たり前のことかもしれないが、彼の中でウエイトに対する姿勢は大きく変わっていた。 「目標ができたらいつの間にか嫌々がなくなった」。いつしか全国選抜で準優勝を果たすリフターにまで成長していた。 明大進学後は1年次に全日本学生新人選手権優勝を制覇。武市主将(農4)、加藤(晴・政経4)ら層の厚い軽量級の中でも、存在感を発揮している。 初出場となった昨季のインカレはトータル9位。2回目のインカレに向けては「重量はセコンドに任せて、言われたのをやるだけ」と抜かりはない。全階級の中で一番初めに行われる56kg級に出場予定なだけに、上位進出でチームに勢いをもたらしたいところだ。サッカーエリートからリフターへ―千原信二 「中学3年の11月、義理の親戚が来て『肘を上げてみろ』と言われたのがきっかけ」。千原のウエイトリフティング人生はそんな一言から始まった。 中学まではサッカーに明け暮れ、全中(全国中学校サッカー大会)に出場したこともある。「高校でも全国大会に行きたいと思っていた」。競技の枠を超えて、もう一度全国の舞台に立ちたいとの思いを抱いていた矢先、ウエイトの競技性にひかれた。「(ウエイトは)自分の力でいける」。もちろん親戚の一言の影響もあったと言うが「誰を見てではなく、自分でピンときた」と、当時を振り返る。 しかし、現実はそう甘いものではなかった。「予想外だった。ただ持ち上げるだけだと思っていた。力だけじゃ挙げられない」。ウエイトは自分の持っていたイメージと大きくかけ離れたものだった。 一方で競技に対して真摯(しんし)に向き合う姿勢だけは、これまでと変わらないものがあった。「追い込んでやっていた。中学の時も夜10時まで追い込んでサッカーをやっていたし」と語るように、競技は違えども練習への取り組みで妥協することはなかった。しっかりとしたフォームの体得や体作りの成果もあり、高校2年次には20kgも記録を更新。また「家の人から『食え食え』と言われていた。1日4~5食。(体重は)高校で30kg増えた」 持ち前の向上心は明大進学後も変わることはなかった。同期の中で「一番弱かった」ものの「強い選手とやれば強くなる」と、貪欲に練習に打ち込んだ。自分の分の練習が終わっても先輩の下へ駆け寄り、教えを請う日々。「このままじゃ4年間でインカレに出られない」。そんな思いを抱いていた彼だったが、いつしか「同期の中では自分が一番伸びた」と胸を張るようになった。事実、1年次に25kgも記録を更新、さらに2年次からはインカレ出場も果たしている。 そして今、大学4年間の集大成となるインカレを目前に控える。「どこが折れようが自分が点数を取るしかない」。悲壮感にも似た決意の裏には、自分を支えたくれた人たちの存在がある。「明治に来て良かった。他の大学なら伸びていなかった」。ここまで成長できたのは自分の努力だけではない。そう思うからこそ、結果を出して報いたいところだ。昨季のインカレは7位。今回は表彰台のてっぺん、優勝を目指す。◆高原康幸 たかはらやすゆき 政経2 天草高天草西校 162cm・78kg◆谷中洋登 たになかひろと 政経3 須磨友が丘高163cm・59kg◆千原信二 ちはらしんじ 政経4 八代農高出163cm・85kg 次回の“Lifter’s High 2011”も引き続きインカレメンバー特集です。敦見選手(営2)、三原選手(政経2)が登場します。アップは12月20日(火)の予定です。お楽しみに!◆第57回 全日本大学対抗選手権◆日程:12月24~25日会場:磯子スポーツセンター(神奈川県横浜市)◆会場へのアクセス◆JR「新杉田」駅から徒歩4分READ MORE -
(6)約束を果たす時は今 武市主将・加藤(晴)
ウエイトリフティング 2011.12.14「2人で金メダルを下げる」。3年前の全日本新人学生選手権以来、2人の約束は果たされずにいる。1年次から数々の大会で結果を残し、インカレのメンバーにも選ばれてきた武市主将(農4)と加藤(晴・政経4)。そんな彼らもラストイヤーを迎え、武市は主将として、加藤(晴)はエースとして、チームを支えてきた。 1年次、出場したインカレが武市主将にとって初めての団体戦だった。選ばれたというプレッシャーと明治のトップバッターとしての責任感。「自分なんかでいいのか」という不安。当時の武市主将にとっては「背負うものが大きかった」。そして試技中に襲った太ももの肉離れ。競技を続けることはできず、記録なしという悔やまれる結果に。「プレッシャーに負けて自分でつぶれた」と初めてのインカレはほろ苦い思い出となった。一方、加藤(晴)はジャークで自己新記録をマーク。1年生ながら「いい経験をさせてもらった」とチームに貢献する堂々とした姿を見せた。 2年次には東日本インカレでチームが7年ぶりの優勝を果たした。しかし、その一方で加藤(晴)は「初めて」の記録なしという結果。加藤(晴)にとって、これが大きなトラウマとなっていく。インカレを前にチームが勢いに乗る中、あの記録なしという結果が彼の体にも心にも大きくのしかかっていた。しかし「さすがにインカレでこれはできない」。 もう、この時から彼のエースとしての道は開かれていたのだろう。恐怖心を隠し切れないまま迎えた2年目のインカレ。彼は学生日本一のタイトルを手に入れた。「記録なしにはなりたくない」。彼はその恐怖心を大きな力に変えた。加藤(晴)のそんな姿を見て、武市主将は涙を流した。共に戦ってきた同期としてのうれし涙。常に意識してきた選手としての悔し涙。涙を流さずにはいられなかった。武市主将も2年目のインカレは「昨年の分まで頑張る」と心に決めて挑んだという。表彰台には届かなかったものの「自分の中では良かった」と納得のいく結果となった。 3年生の昨年、武市主将はスランプに陥っていた。思うような重量を挙げられず、一向に調子は戻らなかった。そんな不調が続く中、世界ジュニアの大会に出場。大会当日も彼はまだスランプの中にいた。世界の敵を前に、本領を発揮することはできなかったが、日本に戻り、出場した国民大会では見事スナッチで優勝。「だいぶ調子が戻ってきた」と長かったスランプの出口がようやく見えた。しかし、インカレに出場する4年生が1人と戦力不足が「目に見えて分かった」昨季。武市主将が背負うものはまたしても大きかった。「自分がやらな」。彼はチームのために点数を稼ぐことだけを考えた。「3年生なのにプレッシャーがやばかった」。大会前、加藤(晴)に「やめたい」と話したこともあったという。しかし、もう押しつぶされることはなかった。チーム全体の5分の2の点数を稼いでみせた。一方、加藤(晴)は手首に負ったケガが治らず、2連覇を懸け万全な状態で挑むはずだったインカレも「スナッチは頑張れても、ジャークは頑張れなかった」と棄権せざるを得ない状況に。武市主将も加藤(晴)もそれぞれ苦しみ、悩んだ1年となった。 常にチームの期待を背負い、戦ってきた武市主将と加藤(晴)。ラストイヤーの今季、2人とも調子は良い様子。加藤(晴)はケガから復帰し、東日本インカレでは大会新記録をたたき出した。インカレを控える今は「4年生というプレッシャー」を感じるというが、今の加藤(晴)はそれを力に変えられるはずだ。武市主将も今まで苦手だったというジャークが絶好調。しかし、同階級にはオリンピック強化指定選手の糸数(日大)という最後にして最大の敵が待ち受けている。「優勝できるところまで持ってきたのに、4年目にして敵が強過ぎる」と不安な表情を見せる一方で「今まで4位止まりだから表彰台に乗りたい。大学新記録を狙っていく」と諦めなど決して見せない。また、出場選手全員の記録を表にして、練習場や寮内のあらゆる場所に貼り出した武市主将。選手たちはいつでも「あと何kg挙げられるようにしたら入賞できる」と分かるようになっている。「主将やから、とことんサポートしていきたい」。全員で上位を狙う姿勢を、全員が上を目指す環境を彼は主将としてつくり上げている。 明治に来て4年目。振り返れば「大変なようで楽しかった」(武市主将)と2人の顔には笑みが浮かんでいた。2週間後には最後のインカレがやってくる。泣いても笑っても2人にとっては学生最後の大会。「2人そろって金メダルを下げる」。その約束をもう一度。最後の大舞台が彼らを待っている。◆武市 航 たけいち わたる 農4 大産大附高出 169cm・65kg◆加藤 晴希 かとう はるき 政経4 柴田高出 171cm・70kg次回の“Lifter’s High 2011”は1引き続きインカレメンバー特集です。千原選手(政経4)、谷中選手(政経3)、高原選手(政経2)が登場します。アップは12月16日(火)の予定です。お楽しみに!◆第57回 全日本大学対抗選手権◆日程:12月24~25日会場:磯子スポーツセンター(神奈川県横浜市)◆会場へのアクセス◆JR「新杉田」駅から徒歩4分READ MORE -
(5)選手に聞きました!部内一○○な人
ウエイトリフティング 2011.12.09第5回は「選手に聞きました!部内一○○な人」です。事前に行ったアンケートをもとに、選手たちの素顔に迫ります。※票が5以上集まった選手を紹介しています。☆料理が上手☆1位 武市主将(農4)2位 中田選手(政経2)、原選手(法2)――得意料理を教えてください(武市主将)丼もの。豚丼とかカツ丼とか。あと煮物ちゃう?最近角煮作りました。(中田)鶏肉のトマト煮です。2時間くらいかけてがんばって作りました。(原)カレーとハヤシライスですね。――料理は好きですか(武市主将)はい。後輩と鍋したりもする。夏は漬物とか。きゅうり漬けたり。あと梅酒とグレープフルーツ酒作ったりもした。(加藤(晴)・政経4)作るだけでおなかいっぱい…。(武市主将)そう…いや、それはない(笑)。――武市主将の料理はどうですか(武市主将)味より愛情が…(加藤(晴))こもってるかな。――中田選手と原選手は料理は好きですか(中田)料理が好きというか…(原)強制です。運命です(笑)。(中田)そうそう(笑)。(原)自分と中田先輩が当番にすごく入っているので「こいつできるやつやな」って思われているだけです。(中田)1年間も毎日料理作ってたらおのずと包丁もできるし、揚げ物もできるし、料理の感覚もわかるかなっていう。――原選手は部内で唯一エプロンを持っているとのことですが(原)そういえば最近見てへんな…どこいったんやろ(笑)。料理でシャツが汚れたので、それ以来着るようにしました。OBの先輩にもすごいって言われました。――料理のこだわりを教えてください(中田)肉は強火でさっと焼く。タンは片面焼きやんな。両面焼いたら負けやろ。(原)愛情はたっぷりと。――挑戦してみたい料理を教えてください(武市主将)茶わん蒸し←加藤(晴)のリクエスト(中田)カレーを1週間くらいかけて作ってみたいです。(原)自分は全部の食材の中でごぼうが一番好きなんですよ。だから、ごぼうをふんだんに使った料理を作りたいです。☆努力家☆1位 足立選手(商1)2位 原選手――何か続けていることはありますか(足立)大学に入ってからウエイトノートをつけるようにしています。その日の練習メニューを書いたりしています。オフの日とか授業中暇なときに見返していますね。マル秘ノートです。見ちゃ駄目です(笑)。(奥山・法2)授業ちゃんと出ろや(笑)。――努力家に選ばれたということですが(原)高1から同級生のめっちゃ強いやつ(八木かなえ選手・金沢学大)に男なのにずっと負けていて、顧問の先生に「おまえはいつ抜かすんや」って言われて…めっちゃ悔しくて「練習せな絶対強くならん」と思って、自分の中で努力してるつもりはないんですけど…そいつのおかげですかね。~選手の声~「足立は練習中に自分で最後まで追い込んで、練習終わっても足りないところがあれば自分でちゃんとやっているのをみんな見てる」(奥山)「原は将来が楽しみ」(美島・法4)☆ギャグ線が高い☆1位 三原選手(政経2)――人がいないところでも変顔を極めているということですが(三原)なんすかそれ(笑)。やってない(笑)。――ギャグ線が高い人に選ばれた理由はなんだと思いますか(三原)たぶん奇声じゃないですか。~選手の声~「三原は動物的要素が多い。寮内では珍獣って呼ばれている」(敦見・営2)☆青春している☆1位 足立選手2位 美島選手――青春とは何だと思いますか(足立)楽しく学校生活送ることですかね。ちょっと変な汗出てきました(笑)。(美島)怖いものなし。失敗しても何も恥ずかしくない時期。いろんなことに挑戦できる。何の根拠もないけど、自信に溢れている時期だと思う。――最近の青春を教えてください(足立)クラスの子とか同じ体育会の子とかと話しているときが学生って感じます。毎日青春です。(美島)体育会の友達と野球とかラグビーとかアメフトの試合を観に行って、肩組んで校歌歌って、飲み会でたわいもないことで笑ったり…ちょっとしたことで盛り上がれる、そういう場にいられるのが青春だって思います。――足立選手が1位ですが(美島)まず、足立に負けたのは悔しい(笑)。でも、自分から見ても足立は青春している。毎日が充実していて楽しそう。いじられても楽しそうだし、怒られても楽しそう。いつもにこにこしている。☆ウエイトリフティングが好き☆1位 武市主将2位 中田選手――ウエイトリフティングは好きですか(武市主将)普通(笑)。好きっていうかやってるからにはやっぱり目指すんは上やろ。上を目指したいからウエイトやってる。だからウエイト好きに見えるんやと思う。1こ上の階級の選手に勝ったときはほんまうれしい。やっぱり体重が重い方が強いはずやのに、それに勝ったりすると楽しい。ウエイトのいいところは知らん間に有名になってるところ(笑)。(中田)好きというか、やるべきものです。普通に練習がんばって記録伸ばして強くなるっていうプロセスが習慣になっている。もう生活の一部です。~選手の声~「ウエイトは1に筋肉、2に筋肉。3,4がなくて5に筋肉」(加藤(晴))☆よく食べる☆1位 大嶋選手(政経3)――1日どのくらい食べますか(大嶋)1・2㎏ぐらい食べるようにしています。でも、自分は何時間でも食べてられます。――好きな食べ物は何ですか(大嶋)ティラミス…ガストの山盛りポテトです(笑)。――嫌いな食べ物はありますか(大嶋)海に潜んでる系です。――大嶋選手にとって食べることとは(大嶋)練習の一部です。――今までで一番食べた量はどのくらいですか(大嶋)ラーメン10杯…いや、広島風お好み焼きの中に麺を10玉入れて食べたこと。~選手の声~「1日の3分の1は食事。食べることが彼の使命」(谷中・政経3)☆歌が上手☆1位 美島選手、二宮選手(農1)2位 加藤(晴)選手――十八番を教えてください(美島)明大校歌! まあ得意だけど明大校歌じゃなくて長渕剛! 極めてるね。得意なのは基本全部だけど、特にとんぼ。高校の担任の先生の結婚式は“乾杯”歌いました。(二宮)EXILEとかゆずとかLADとか。(加藤)もうそりゃあ“真夏の夜の夢”でしょう。これは自分でも、ちょっとイケると思ってます(笑)――カラオケはどのくらい行きますか(美島)月1くらいかな。飲み会の後に行くくらい。(二宮)1カ月に1回くらいですね。部の仲間とはあまり行かないですね。大学の友達と行きます。(加藤)誘われたときくらいしか行かないです。行ったとしたらフリータイム全部使って歌います。高校の時は10時から19時まで飲まず食わずでずっと歌ってた。デンモクの充電が切れて充電したままでも歌ってました(笑)。――今ハマっている歌を教えてください(美島)CMで今やっているAIのハピネス。(加藤)オールジャンルなもんで。特に…ダンス系?ダンスマニアっていうノリノリな曲ですかね。美島選手いわく「俺と谷中は明治最強コンビ」。☆AKB48が好き☆1位 片山選手(政経1)2位 加藤(駿)選手(営3) 3位 三原選手――推しメンは誰ですか(片山)こじはる。(加藤)大島優子。元気な子が大好きなんです。(三原)たかみな(満面の笑みで)。――AKB48はいつから好きですか(加藤)大学入って、ちらほらAKBが出てくるようになってからです。要するにミーハー。でも、AKBが好きなんじゃないんです。大島優子が好きなんです。前に地元の握手会に参戦しました。なんかオタッキーみたいで嫌だ(笑)。(三原)高1からです。10年桜の頃から好きでした。高校の時、17時からAKBの番組をやっていて、それ見たさに学校からダッシュで帰った記憶があります。(片山)うわ新規だ~(笑)。――オススメの曲は何ですか(加藤)ヘビロテ。最後の大島優子がウィンクする瞬間! めちゃめちゃかわいい。そして上手い! 何語ってるんだろう(笑)。(片山)フライングゲット好きです。毎回CD買ってたんですけど、こっちに来てからあまり買ってないです。~選手の声~「敦見も結構好きですよ。ぷっちょのAKBのおまけを10個買ってくるぐらい」(三原)「違います。おまけが好きなだけです」(敦見)☆チャラい☆1位 加藤(駿)選手2位 奥山選手――ご自分ではどう思いますか「嫌やわ~」と言いながらも笑顔で取材に応じてくれた奥山選手(加藤)チャラいと思ってません。どこがチャラいの。みんな女の子と絡まなさすぎ。(奥山)予想通りですね(笑)。――自覚はありますか(加藤)ないです。全くないです。(奥山)いや、あんまり…自覚はあります(笑)。2番目にチャラいっていう自覚はあります。チャラさはぼちぼちですね。いや、チャラないよな。チャラいってなんなん(笑)。(足立)なんかちゃらんちゃらんなところが…。彼女は日替わり(ぼそっと)。――加藤選手は「小学生ぽい」「遅れてきた反抗期」などの意見がありましたが、それについては…(加藤)小学生ぽいっていうのはしょっちゅう言われることなので…。(美島)調子こいてるんだよね。(加藤)反抗期はしゃあない! 家系的にしゃあないと思う。(大嶋)ほら、またそこチャラい。(加藤)今どこがチャラかった…反抗する相手がいなかったんだもん…。(この後、加藤(駿)選手、美島選手、大嶋選手、谷中選手で反抗期について話が盛り上がり過ぎてしまったため、割愛させていただきます)~選手の声~「(加藤(駿)は)なりきれない半チャラ。(奥山は)軽さ、チャラさともにトップレベル」(谷中)「この子(加藤(駿))は体育会度が低い」(大嶋)いつもの真剣な姿とは打って変わり、学生らしい一面も見ることができた取材になりました。選手は競技だけでなく、何事にも一生懸命です。◆武市 航 たけいち わたる 農4 大産大附高出 169cm・65kg◆美島 純 みしま じゅん 法4 名城大附高出 167cm・67kg◆加藤 晴希 かとう はるき 政経4 柴田高出 171cm・70kg◆大嶋 虎太朗 おおしま こたろう 政経3 鎮西高出 172cm・100kg◆加藤 駿 かとう しゅん 営3 柴田高出 157cm・56kg◆奥山 俊平 おくやま しゅんぺい 法2 常翔学園高出 165cm・64kg◆中田 健太郎 なかた けんたろう 政経2 常翔学園高出 159cm・63kg◆三原 真吾 みはら しんご 政経2 淡路高出 165cm・86kg◆足立 賢祐 あだち けんすけ 商1 常翔学園高出 170cm・64kg◆片山 智裕 かたやま ともひろ 政経1 埼玉県立川口高出 173cm・91kg◆原 亮太 はら りょうた 法1 須磨友が丘高出 163cm・61kg◆二宮 流星 にのみや りゅうせい 農1 神奈川県立大原高出 175cm・95kg次回からの“Lifter’s High 2011”はインカレメンバー特集になります。約2週間後にインカレを控える選手たちの思いをお伝えします。アップは12月13日(火)を予定しています。お楽しみに!◆第57回 全日本大学対抗選手権◆日程:12月24~25日会場:磯子スポーツセンター(神奈川県横浜市)◆会場へのアクセス◆JR「新杉田」駅から徒歩4分READ MORE -
(4)ウエイト写真館
ウエイトリフティング 2011.12.06第4回はウエイト写真館です。☆3・5~6 全日本ジュニア選手権☆ 明大からは中田(政経2)、高原(政経2)、三原(政経2)の3人が出場。ちょうどこの日に19回目の誕生日を迎えた三原が準優勝で表彰台に上がった。中田は精神面をうまくコントロールし3位入賞、高原は昨年の成績を上回れず4位と悔しい結果に終わった。全日本ジュニア選手権の記事はこちらへ☆5・13~15 全日本学生個人選手権☆ 3月の東日本大震災の影響で調整不足のまま迎えたこの大会。明大からは原(法1)、高原(政経2)、三原(政経2)、吾郷(農3)、加藤(晴・政経4)、武市主将(農4)、千原(政経4)の7人が出場するも、表彰台に上がったのは武市主将のみとなった。全日本学生個人選手権の記事はこちらへ☆6・11~12 東日本大学対抗選手権☆武市主将(農4)の個人優勝や加藤(晴・政経4)の大会新記録など4年生がチームを引っ張り、見事2年ぶりに優勝を果たした。ほかにも自己ベストを更新する選手が目立ち、出場した全員が点を稼ぎチームの優勝に貢献した。東日本大学対抗選手権の記事はこちらへ☆9・9~11 東日本学生選手権☆ 明大から21人もの選手が出場したこの大会。多くの1年生がデビュー戦となり、4年生の中にはこれが引退試合となった選手もいた。夏合宿の疲れが残る中で、それぞれが成果を発揮。表彰台入りは6人となった。東日本学生選手権の記事はこちらへ☆10・29~30 全日本新人学生選手権☆ 1、2年生が出場した新人戦。前回の東日本学生選手権から1年生は記録を大きく更新し、原と畠山(政経1)が表彰台へ。2年生からも高原と敦見(営2)の2人が表彰台へ上った。全日本新人学生選手権の記事はこちらへ次回の“Lifter’s High 2011”は 「選手に聞きました!部内一○○な人」です。いつもは競技に打ち込んでいるあの選手も実は…。普段は見ることのできない選手たちの素顔に注目です。アップは12月9日(金)を予定しています。お楽しみに!◆第57回 全日本大学対抗選手権◆日程:12月24~25日会場:磯子スポーツセンター(神奈川県横浜市)◆会場へのアクセス◆JR「新杉田」駅から徒歩4分READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1952年創部。練習は週5回、和泉キャンパス体育館内で行う。創部当時は、全国の大学で最初の体育会ウエイトリフティング部として注目された。以来、五輪入賞者を多く輩出。さらには全日本団体インカレ優勝多数を誇る古豪である。個人戦では、他大学の競技力も上がっている中、全日本インカレ入賞を果たしている。チームのモットーは〝質実剛健〟、〝文武両道〟。己の体と日々向き合いながら地道な練習にひたすら励んでいる。まずは一人一人の自己ベスト更新、そして個人戦、団体インカレでの上位入賞を目指している。