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出羽、本橋が活躍 全日本出場へ/関東学生選手権
空手 2022.05.24今年度初の個人戦となった今大会。出羽遼太郎(政経3=御殿場西)と本橋怜欧(政経1=保善)が全日本学生選手権(以下、全日本)へと出場を決めた。 ◆5・22 第50回関東学生選手権(日野市ふれあいホール)▼男子個人組手本橋――5回戦敗退出羽――4回戦敗退春原、渡辺――2回戦敗退南條、室井、海野――1回戦敗退 圧倒的な実力で勝ち上がったルーキー・本橋。今回が初の公式戦となったが、初戦から順調に勝ち上がる。4回戦の相手は強豪・帝京大ながらも激闘の末、勝利。本橋は事前の練習試合で大学レベルの組手に「自分の実力と差があった」(本橋)と力不足を実感する。しかしその日から課題を据え、練習を積み重ねた。その鍛錬の成果が格上相手の勝利だった。「自分の力以上の試合ができた」(本橋)。迎えた5回戦は法大の主将、伊藤颯輝(法大)。両者のにらみ合いが続く中、中盤から相手の攻撃に勢いを崩され0-2で敗北。「壁はまだ高いので実力を伸ばしていきたい」(本橋)。非常に強い成長性を感じさせた。 出羽は入部から初となる全日本出場を決めた。 「気負わずにしっかり一個一個勝てるように頑張りたい」(出羽)。次戦に向けての意地を見せる。 全日本選手権は6月に兵庫県姫路市で行われる。「成果が出し切れるようにチームとしてやっていきたい」(南條蒼太・政経4=保善)。一人一人の課題を解決し、万全にした状態で全国へと挑む。 [藤井直也] 試合後のコメント南條――試合を振り返っていかがですか。 「個人としては、相手がインターハイで優勝した選手でトップレベルの選手だったので、通用しなかった部分が多かったです。2対1の差で惜しくも負けてしまったので、ぎりぎりの勝負の中で勝ち切るというのをできるようにしたいです」 ――今後の目標をお願いします。 「大事な部分で点を取れる安定した選手になりたいなと思っています。前期の大学の試合は終わってしまいましたが、今回の反省を生かして後期に向けて頑張っていきたいと思います」 出羽――試合を振り返っていかがでしたか。 「結果としては全日本にはつながりましたが反省点がまだまだたくさん出てくるので、そこを全日本までに改善していけるようにやっていきたいです。練習では攻守ともにバランスよく練習していたつもりでしたが、今日は攻撃よりもカウンターの方が要になっていて、それ以外が得点につながりませんでした」 ──今日はとても勝ち抜いていました。 「そうですね。いつもよりリラックスして、肩の力を抜いてみました。普段は結構硬くなってしまうのですが、今日はそうならないように楽にしたことが功を奏しました」 本橋──帝京大の印象はいかがでしたか。 「今日は戦えたなという感じですが、上の学年の選手と戦うことになるとその先の壁っていうのがまだ高いというのが感じられたのでもっと自分の実力を上げていきたいと思います」 ──これからの4年間、どのように活躍していきたいですか。 「やはり帝京大や駒大など強豪と呼ばれる大学の選手とこれから先やっていくと思うので、明大の名に恥じないように第一線で活躍できる選手になりたいです」 READ MORE -
強敵に惨敗も8強に名を連ねる/東日本大学選手権
空手 2022.05.05今年度の明大空手部が動き出した。東日本の各大学が団体組手王者を決する今大会。明大は苦しみながらもベスト8に駒を進める。準々決勝では帝京大に敗れたものの、実りある大会となった。 ◆5・5 第58回東日本大学選手権(日本武道館)▼男子団体組手明大――ベスト8 1カードにつき5試合を戦う団体戦。明大は初戦、東北福祉大に勝利するも、個人で課題が残った者もいた。「ふがいない試合をしてしまったので、切り替えて1点ずつ取る」(室井佑介・政経2=御殿場西)と2回戦では嫌な雰囲気を払拭(ふっしょく)。関東学大に流れを渡さず無敗で3回戦進出を決める。3回戦は慶大相手に2―2と最終戦までもつれる展開になったが、大将・渡辺真威斗(法4=世田谷学園)が接戦を制し見事勝利した。 しかし準々決勝、絶対王者・帝京大の壁は高い。1勝もできずに敗北となった中、先鋒・春原駿貴(法3=世田谷学園)は負けなかった。ここまで全勝だった春原は序盤に得点を重ね、勝利が目前に。残り15秒での反則に加え、相手の反撃を食らい引き分けにはなったが、この結果は帝京大と互角に渡り合えることを予感させた。 強敵を前に敗北を喫したが、修正点も発見した。『前で勝負』というスローガンの通り、前での攻めをしっかりと勝利につなげることが課題だ。次戦は個人戦。団体戦ではないものの、チーム全体で全日本学生選手権への切符を手にする。 [西田舞衣子] 試合後のコメント南條蒼太主将(政経4=保善)――主将から見て今試合で良かった選手は誰でしょうか。 「春原が最後は引き分けになってしまいましたが、しっかり1、2、3回戦は自分で攻めて点を取って、1番自分のペースで戦えていたので良かったと思います。あとは室井も慶應戦で相手が結構強い相手でしたが、そこでびびらず、前で相手を潰して、自分で点を取るということができていたので良かったと思います」 ――次戦に向けて強化したい点はありますか。 「今年度はチームのテーマとして『前で勝負』というのをテーマに設定していますが、今回は前で攻めていても、少し雑だったりそれを点につなげられなかったりしました。次戦はそれを点につなげられるように、日頃の練習から下がって戦うのではなく、前でプレッシャーをかけていって、攻め技で点を取るというのを意識していきます」 渡辺――今日の大会で良かった点はなんでしょうか。 「チームとしては、一つの目標に向かってチームが団結しているという点が監督やOBの先輩から指摘されている点なのですけれど、今まででいいチームだと言われているので、そこは自信を持ってしっかり結果を出せるように頑張りたいと思います」 ――今年度の意気込みをお願いします。 「4年生として引っ張らないといけないという面もありますが、下級生にも頼らないといけない面もあるので、そこはチームとして勝ちにこだわるというのを目標に結果を出したいなと思います」 春原――東北福祉大戦では蹴りが2本決まりました。 「高校時代から蹴り技は得意技ではあったので、今日はそこがはまってくれたので良かったと思います。(上段への裏回し蹴りは身長差がある中でしたが)昔から大きい相手としかやってないので、苦手意識はありません」 ――チームの中ではどのような立ち回りをしていますか。 「団体戦としてはしっかり勝つという役割を務めていて、中堅などの負けられないところにいるので、後ろを引っ張っていけるような、流れをつくっていけるような動きをしていきたいと思っています」 室井――慶大戦で裏回し蹴りをかわしての上段突きが決まりました。 「相手が全国的にも有名な選手で、蹴り技がうまいということを事前に知っていたので、そこはしっかり対策して1点ずつ取ってこうと思ったのがうまくはまりました」 ――次戦へ向けての課題は見つかりましたか。 「自分たちのテーマが『前で勝負』なのですが、もっと前で戦って、個人戦ですが、チームで戦っているので、チームとしての勢いをつけられるようないい試合をしたいと思います」READ MORE -
強豪・駒大に惜しくも敗れ初戦敗退/関東大学選手権
空手 2021.10.18関東大学選手権が日本武道館で行われた。初戦で強豪・駒大相手に大将戦まで持ち込み、善戦するが惜しくも敗れる結果となった。 ◆10・17 第64回関東大学選手権(日本武道館)▼男子団体組手明大――1回戦敗退 先鋒・佐々木京也(法4=保善)は序盤から押され一本を取られてしまう。最後まで粘り得点するも相手には及ばず「先鋒の役割を果たせなかった」(佐々木)。次鋒・南條蒼太(政経3=保善)へと拳を託した。南條は開始14秒で投げ技を決め一本を先取。「高校時代の先輩だったので挑戦する気持ちで前に出て勝負した」(南條)。そのままリードし続け、4-2で1勝1敗の状況へと持ち込む。続く中堅・出羽遼太郎(政経2=御殿場西)。果敢に攻めの姿勢を見せたが惜しくも得点することができず、試合は副将・春原駿貴(法2=世田谷学園)へ。序盤に先制を許すも上段突きで2連続得点し2-1で試合はドロー状態となる。一進一退が続く中で迎えた大将戦。「ここで絶対に勝たないといけない」(久野晴希主将・政経4=世田谷学園)。そう意気込むも相手の守りを崩せず0-2で完敗。結果は2-3で悔しくも初戦敗退となった。 次の舞台は11月の全日本選手権だ。「勝ち負けにかかわらず4年間やってきたことを出し切りたい」(久野)。4年生にとっては最後の大会。現体制最後の団体戦だ。悔いの残らないようチーム一丸となって練習へ励む。 [藤井直也] 試合後のコメント久野主将――今日の試合を振り返っていかがですか。 「相手が駒大で、関東の強豪という点では、大将まで回せられたのはチームとしては良かったのかなと思いますが、試合内容は良くなかったので、そこをしっかり修正して、来月の全日本選手権につなげたいです」 ――久野選手個人ではいかがでしょうか。 「相手の選手が5番に来るというのは以前から分かっていたのですが、自分自身の技が警戒されていたのもあってなかなか相手を崩して入ることができずに、相手にはめられたなという印象でした。大将戦も引き分けだったら相手の勝ちだったので僕は『絶対に勝たないといけない、絶対に前に行かなければならない』というところでうまく相手を崩すというのが課題です」 ――次の全日本選手権に向けての意気込みをお願いします。 「元々出場できるかが分からなかった状況で、2年前の成績を反映して出場できるということに感謝して、あまり勝ち負けにかかわらず、4年間やってきたことをしっかりと出し切れたらよいなと思います。あと、後輩たちにもいいもの残して引退したいなと思っているので、そういうことを意識して、また明日からしっかり練習したいです」 南條──今日までどのような意識で練習をされてきましたか。 「相手は駒大だと以前から分かっていたので、どのように来るのかを考えて対策を練っていました。あとは自分自身の課題でもある、勝っている時に下がり気味にならないようにするというのを意識しました」 ――今回で見えた課題などはありますか。 「最初は先取することができましたが、そこから取られた2点は自分が後ろに下がった時に取られた点だったので、そこはもう少し前で勝負するべきだったなというのがあります」 春原――今日決まった技などはありますか。 「普段あまりしない返し技が決まりました。あと今回は時間のペース配分とコートをうまく使えた点が結構良かったと思っています」 ――まだ2年生ですが今後どのように活躍したいですか。 「3年生に上がるにつれてまた後輩も入ってくるので後輩を引っ張っていけるような、そして先輩たちの力になれるような組手をしていきたいなと思っています」READ MORE -
3年生南條がベスト8 全国出場権をつかむ/関東学生選手権
空手 2021.06.01コロナ禍で年度初となった今大会。南條蒼太(政経3=保善)がベスト8で全日本選手権の出場権をつかんだ。◆5・30 第49回関東学生選手権(帝京大学八王子キャンパス)▼男子個人組手南條――ベスト8出羽――全日本出場決定戦敗退佐々木――2回戦敗退久野、春原、室井――1回戦敗退 実力は出し切った。去年9月にアキレス腱を断裂し、4月まではウエートや体幹トレーニングのみの練習だった南條。競技に復帰してからは「試合で自分の本来の動きを取り戻すこと」に専念し今大会に挑んだ。準々決勝戦では0―2で惜しくもベスト4は逃したものの、最後まで粘りを見せ「今回の目標は達成できた」。全日本選手権への切符を手にしたことで「これまで以上に高い意識で練習したい」と次への強い意気込みを見せた。 次なる戦いは7月の全日本大学選手権。他のメンバーは南條をサポートしつつ、秋の関東選手権に焦点を合わせる。「全員ポテンシャルがあるので意識を高く持って、自主的な練習ができれば結び付いてくると思う」(久野晴希主将・政経4=世田谷学園)。コロナ禍だからこそ見えた課題も据え、妥協することなくさらなる高みを目指す。 [藤井直也] 試合後のコメント久野主将――試合を振り返っていかがですか。 「コロナ禍で制限され、思い切った練習ができなかったので、それぞれモチベーションを保つことが難しかったのもありますが、個人的に上級生があまり動けてなかったです。3年の南條が勝ち上がってくれたので、前期はみんなで南條のサポートを頑張っていきたいと思います」 ――今後の目標をお願いします。 「僕も4年生で、大会も残すところあと3つくらいになってしまったので残りの大会でしっかり結果が出せるように、関東でも全国でも上位に入れるように、頑張っていきたいです」 出羽遼太郎(政経2=御殿場西)――試合を振り返っていかがでしたか。 「やはり強豪の大学と試合をするとなると、そこで少し消極的になってしまった部分があったので、そこは次に修正していきたいです」 ――全日本まであと一歩でした。 「そうですね、ほんとあと少しで手が届くところにあったというのが悔しいので、それを次につなげていきたいと思います」 ――次の大会に向けてこれからどういうことをやっていきたいですか。 「今日出た試合の課題をしっかり修正してやっていくのと、試合があるに当たって部内戦というのがあるので、今日のことを生かしてそこでしっかりレギュラーを勝ち取ることができるように頑張りたいです」READ MORE -
帝京大に敗れベスト16/関東大学選手権
空手 2019.10.27団体戦の関東王者を決める今大会。初戦は東京都市大に勝利を収めたが、続く帝京大に1―3で敗北。またしても高い壁を超えられなかった。◆10・27 第62回関東大学選手権(東洋大総合スポーツセンター)▼男子1部組手明大――ベスト16 力の差を痛感した。2回戦の相手は王者・帝京大。昨年も今大会で敗れた相手に、力試しの機会になった。1勝1敗と拮抗(きっこう)して迎えた中堅・田村。開始30秒で2本の上段突つきを決め、リードを奪う。しかし「前にいく気持ちで負けてしまった」。果敢に攻める相手に受け身の展開に。立て続けに得点を奪われ、2-5で逆転負け。続く渡辺湧(政経4=花咲徳栄)も敗北を喫し、1-3で敗退。「やっぱり力の差があった」(田村仁主将・法3=御殿場西)。悔しいベスト16敗退となった。 次戦は全日本大学選手権が控える。4年生にとってはこれが集大成。昨年のベスト16を超え、見据えるは「優勝できるように」(田村)。同大会は11月10日(日)、愛知県・豊田市にあるスカイホール豊田で9時開始予定だ。[浅野拓磨]試合後のコメント中村竜大コーチ――今日の試合を振り返っていかがですか。 「2回戦が帝京大ということで、一番のヤマ場だったんですけど全体的に相手に押されてしまいました。そこが残念です」――帝京大は昨年も敗れた相手でした。 「選手たちが自分の組手をできれば戦えると思ったんですけど、力を出し切れていなかったです。相手に流れを持っていかれてしまいました」田村ーー課題は何でしょうか。 「攻め技ですね。ここぞというときに下がって相手の小技を対応してしまうので、来たものに対してしっかり前でやれるようにしたいです」ーー全日本大学選手権に向けて意気込みをお願いします。 「帝京大は全国でも王者というかベスト4には残る強豪校なので、そことやったというのを自信につなげて全日本で優勝できるように頑張ります」READ MORE -
強さを見せ和道会団体戦5連覇を果たす 個人戦でも佐々木が1位に/和道会全国競技大会
空手 2019.08.19日本武道館で行われた和道会の全国大会。立大を倒しての団体優勝に加え、個人では佐々木京也(法2=保善)と田村仁(法3=御殿場西)の同校決勝が実現し佐々木が優勝を果たした。 ◆8・17~18 第55回和道会全国競技大会(日本武道館他) ▼大学生男子有段の部 個人組手 佐々木――1位 田村――2位 久野――ベスト4 南條――ベスト16 久保田――3回戦敗退 伊藤――1回戦敗退 ▼大学生男子の部 団体組手 明大――1位 圧巻の強さだった。準決勝まで1点も取られることなく決勝戦を迎えた佐々木。相手は先輩である田村。序盤は佐々木がリードするも1分30秒に田村が突きを決め2-2の同点となり両者一歩も引かない展開に。しかし「先輩だったが関係なく勝ちに行った」(佐々木)と、残り8秒、4秒の場面で佐々木が連続して得点し、そのまま試合は終了。会場を沸かせる熱い同校決勝となった。 団体戦では昨年と同じカードとなった決勝戦。先鋒(せんぽう)で危なげなく勝利するも続く次鋒(じほう)、中堅で連敗を喫する。後がない状況で出場したのは個人で優勝した佐々木。「(試合が自分に)懸かっている方が動ける」(佐々木)。2分4秒に上段突きで先取するとその後ダイナミックな上段蹴りを二度決め相手を圧倒。大将の田村に繋げた。大将戦、田村は得意の中段突きで試合の流れをつかみ快勝。「相手の懐にしっかり入ることができた」(田村)。見事に団体戦5連覇を果たした。 次なる舞台は10月の関東大学選手権。「強豪校もくる中でベスト4に入って自信をつけたいと思う」(田村)。今大会で好感触を得ると共にチーム全体で体力面の課題も見えた。結果に満足することなく更なる飛躍を目指す。 [青木優実] 試合後のコメント 田村――今日の大会を総括して。 「試合数が多くて個人も団体も出ていたので、体力面でもっと試合数をこなす体力をつけないとなと思いました」 ――団体5連覇は意識しましたか。 「歴代の先輩もやってきてくれたので、それを崩さないためにも主将として、大将として勝たないといけないなという使命感はありました」 佐々木――今日を振り返っていかがですか。 「一週間前から体調を崩していてギリギリの状態だったのですが、今日はしっかりと勝ちに行けたのでよかったです」 ――上手く決まった技はありますか。 「前拳を出す刻みがいつもは距離感が掴めなくて出ないのですが、今日はそれを出すことができました」 READ MORE -
3年生コンビが健闘! 伊藤、田村が全日本へ/関東学生選手権
空手 2019.05.053年生コンビが躍動した。全日本選手権への出場権をかけた今大会。田村仁主将(法3=御殿場西)は4回戦で勝利し、出場権を獲得。伊藤博樹(政経3=世田谷学園)は出場決定戦の末、全日本への切符を手にした。 ◆5・5 第47回関東学生選手権(日本武道館)▼男子個人組手 田村――5回戦敗退 渡辺湧、伊藤、渡辺真――4回戦敗退 南條――3回戦敗退 迫、久野、佐々木――2回戦敗退 プライドが田村を動かした。順当に勝ち上がり、3回戦の相手は渋谷優太(青学大)。「高校の後輩だから意地でも負けられなかった」と得意技である裏回し蹴りを見事に決め、貫禄を見せ3―0で勝利。全日本出場を懸けた4回戦では序盤から攻めの姿勢を貫き、判定勝ちで全日本選手権への出場を決めた。田村は今春から3年生ながら主将に就任。「2年間やることをプラスに考えたい」。まずは結果で主将としての背中を見せた。 伊藤は4回戦で敗退するも、全日本出場決定戦で勝利。「色々責任を感じなければいけないポジションなので、良いプレッシャーだと感じて引っ張っていきたい」(伊藤)。強い自覚で、全日本でも意地を見せる。 次なる戦いは6月に北海道で行われる東日本大学選手権。昨年度は8強で敗退し、目標の4強を前に惜しくも涙をのんだ。今年はその悔しさをバネに「団体戦で勝つことを意識して練習したい」(渡辺湧・政経4=花咲徳栄)。さらにチームワークを向上させ、北の大地で歓喜の輪を作る。[小畑知輝] 試合後のコメント篠崎監督――今大会の総括をお願いします。 「3年生が頑張ってくれました。全体的に前に出て試合ができるようになったかなと思います。勝ち負けにこだわってきてはいるのですが、やはり小さな差で負けてしまっていると思います。そこが今後の改善点です」 渡辺湧 ――東日本に向けて意気込みをお願いします。 「次は団体戦なので、個人戦と違ってくると思います。勝つ人はなるべく点数を多く取って、負ける人もなるべく点を取られないようにして、団体として勝つということを意識して臨みたいです」 伊藤――上級生になり気持ちの変化はいかがですか。 「3年生になってから色々責任を感じなきゃいけないポジションなので、自分と田村でしっかり後輩を支えたいです。自分たちも後輩からいい刺激を受けているので、いいプレッシャーだと感じてしっかり2人で引っ張っていけたらなと思います」 田村――今大会を振り返っていかがですか。 「自分は目標が全日本出場という目標だったので、それに向けて序盤からアップもしっかりして、いい準備をした状態で臨めたので良かったかなと思います」 ――主将に就任していかがですか。 「2年間やるのは結構大変だと思うんですけど、逆に言えば2年間やるので4年生のときは3年生のときの反省を生かしてできるようにプラスに考えてやっていこうかなと思います。次の東日本でチームとしてベスト4なりたいと思います」 READ MORE -
京産大に敗れるも、昨年度を上回る16強入り/全日本大学選手権
空手 2018.11.18今年度最後の大会をベスト16で締めくくった。大学の団体戦日本一を決める今大会。初戦、2回戦と順当に勝ち進めたが、3回戦で前年度王者・京産大と当たり敗退した。昨年度より一つに上に勝ち進み、ベスト16で今年度を終えた。◆11・18 第61回全日本大学選手権(日本武道館)▼大学生男子の部 団体組手明大――ベスト16 目標であったベスト8入りを逃すも、確かな成長を見せた。「出だしが良かった」(清水一歩・法4=世田谷学園)。初戦の中京学大戦は、先鋒(せんぽう)の佐々木京也(法1=保善)が2―0で勝利すると、大将戦では4年生の清水がきっちり役目を果たし合計2勝1敗2分で勝ち進めた。続く青学大戦も3勝1敗で危なげなく勝利。3回戦では、強豪・京産大に敗れたものの「実力は出せていた」(篠崎智司監督)と、堂々たる戦いを見せた。 入念な準備が功を奏した。今大会で初めて試合会場である日本武道館ではなく、明大の道場でアップを行った。それにより選手たちは広い場所で試合前の最終確認を行うことが可能に。「4年生とスタッフで決めた」(清水)というこの改革が、前年度よりも高いステージに進んだ原動力となった。 これまでチームを支えてきた4年生が今大会を持って引退する。清水は大学生活を振り返って「悔いはない」と笑顔で語った。仲間と共に汗を流した日々は、一生の財産となることだろう。[浅野拓磨]試合後のコメント篠崎監督ーー今試合を振り返っていかがでしたか。「ちょっと残念でした。実力はそれなりに出ていたんですけど、まだいろいろな課題や練習内容をクリアできてないことがそのまま出てしまったと思います。それをまた来年、一歩ずつクリアして頑張っていきたいです」ーー目標はどこに掲げていましたか。「将来的には優勝が目標なんですけど、足元の固い目標はベスト8でした。そこは残念でした」ーーいい試合をしているように見えました。「いろいろ文句を言いたいことはあるけど、みんな出し切って、4月から監督始まった頃から見ているとだいぶ改善しているし、気持ちが前に勝ちたいという気持ちも前に試合に臨んでいるのでそういったところは改善できていると思います。もう一歩、上にいけるように頑張りたいと思います」清水――今大会の結果を受けとめていかがでしたか。 「下級生が主力で頑張ってくれている部分がありました。先輩として背中を見せるように頑張りました。悪くはなかったですけど、そこまで結果を残せませんでした。最後は実力差で負けしまいました。でもここまでやって来て悔いは残っていません。最後はいい締めくくりができました」READ MORE -
1年生佐々木がベスト8 積極的な空手で健闘/関東学生道体重別選手権
空手 2018.10.22関東学生体重別選手権が武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた。男子67㎏級で佐々木京也(法1=保善)がベスト8に進出。伊藤博樹(政経2=世田谷学園)もベスト16に進出した。◆10・21 第29回関東学生体重別選手権(武蔵野の森総合スポーツプラザ) ▼男子60㎏級 久野――3回戦敗退 ▼男子67㎏級 渡辺――4回戦敗退 田村――2回戦敗退 ▼男子75㎏級 佐々木――ベスト8 伊藤――ベスト16 迫――2回戦敗退 佐々木の初戦はこれまで勝利したことのない強豪・帝京大の選手。それでも自らの身長を生かし、相手の技をうまくかわして見事に勝利する。この日は蹴り技も決まり、その後の試合も大差で勝利し順当に勝ち進む。迎えた準々決勝。「最後に気を抜いてしまった」(佐々木)と残り1秒で勝ち越しを許し、惜しくも敗れた。しかし1年生ながら相手にひるまず積極的に攻撃を仕掛けた佐々木。「気持ちを前に押し出せていた」と監督からも評価を受けた。今後のさらなる躍進を期待させる。 伊藤は8強入りを懸けた4回戦。開始早々からテンポよく技を決め、3-0とリードする。しかし「途中から足が動かなくなった」(伊藤)と中盤以降は相手に主導権を握られ、残り42秒で同点に追いつかれる。その直後に逆転を許し最後は反則負けで力尽きた。課題のスタミナ不足を相手につけ込まれた試合となった。 次なる戦いは11月18日の全日本大学選手権。現体制での最後の大会となる。今日は試合のない部員が仲間に声を枯らす姿も見られた。「みんなで結果を残し、気持ちよく終わりたい」(伊藤)。部員一丸となり、4年生の花道をつくる。 [小畑知輝] 試合後のコメント篠崎智司監督――今日の試合を振り返っていかがですか。 「入賞を目標に頑張っていきたいので、全日本の団体戦に向けて選手に頑張ってもらいたいです」伊藤――昨年度の成績を上回りました。 「去年のほうが動けていました。でも1個学年が上がっているのでそれなりの結果、去年よりも上の結果を残せたことは良かったと思います」佐々木――今日の大会を振り返っていかがですか。 「自分はは初戦から強豪選手だったので、最初から全力で行くつもりでやって、その結果勝ち上がれたのかと思います」――ベスト8までは圧勝でした。 「余計な力が入らずリラックスした気持ちで、相手のこともしっかり見れて点が取れたと思います」――今後に向けて意気込みをお願いします。 「今回の準々決勝のようにならないように1秒1秒戦っていきたいです」 READ MORE -
立大に勝利し、和道会4連覇達成 個人では田村が2位入賞/和道会全国競技大会
空手 2018.08.20和道会の全国大会が日本武道館で行われ、個人の部では田村仁(政経2=御殿場西)が2位、団体の部では決勝で立大を下して4連覇を果たした。 ◆8・18~19 第54回和道会全国競技大会(日本武道館他) ▼大学生男子有段の部 個人組手 田村――2位 渡辺、久野、佐々木――ベスト8 迫――4回戦敗退 清水――3回戦敗退 ▼大学生男子の部 団体組手 明大――1位完璧に試合の主導権を握った。危なげなく昨年と同じベスト4に進出した田村。準決勝では、開始35秒でカウンターの中段突きで先制。「時間の使い方の上手さが持ち味なのでいい意味で相手と勝負するところと、そうでないところを区別できた」(田村)。その後も効果的に点を積み重ね5―2で快勝。決勝では敗れたものの、準優勝と存在感を示した。オフの期間も地元の道場で体を動かすなど調整を続けていた田村。自ら納得のいく空手をやり切った。 団体戦では順当に勝ち上がり、決勝の相手は3月の和道会全関東大会で敗れている立大。「最近苦手意識のようなものがあった」(清水一歩・法4=世田谷学園)。しかし、先鋒(せんぽう)、次鋒(じほう)で連勝し、中堅の清水にまわる。1分7秒に突きで先制すると、優位に試合を進め2―0で勝利。3勝0敗で、団体戦4連覇を決めた。「少なからず4連覇は意識していたので、結果に表せることができてよかった」(清水)。立大に雪辱も果たし、見事に4連覇も成し遂げる、まさに一石二鳥の勝利だった。 次なる戦いは10月の関東大学選手権。「全日本の前哨戦なので、上を目指して今日の反省を生かし頑張りたい」(清水)。結果におごることなく、更なる高みを目指す。 [小畑知輝] 試合後のコメント 清水――試合内容はいかがでしたか。 「昨日、個人戦があまり良くなかったんですけど、団体戦は大事な場面で回ってきていてそこを自分でうまく勝つことができたのは自分にとってもいい収穫だったのかなと思います」――4年生としてここまではいかがですか。 「4年間やってきて、1年生の頃から試合には出させてもらっていたので充実した4年間には今のところなっているので、あとはまだまだ試合は残っているので、結果を残して意味のある4年間だと思えるようにしたいと思います」田村――個人戦は2位に入りました。 「自分は勝ちにいこうとはしたんですけど、全力は出し切れたかなというのが率直な感想ですね」――今日の試合前の調子はどうでしたか。 「調子はよくて、この後国体関係の試合も控えていて減量とかもやっているので、結構いい感じで調子は上がっていました」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1935年(昭和10年)に田中徳弥初代主将により「明治大学予科空手研究会」として発足した。空手部は当初から力を発揮し、第1回全日本大学選手権で栄えある初代王座に輝く。その後も第7回全日本学生個人選手権、第9回全日本学生選手権で優勝するなど強豪校として名をはせた。そんな空手部は推薦入部者のみならず、初心者から経験者まで隔てなく部員を募集。駿河台校舎にある専用道場で日々汗を流している。いまだ成し遂げられていない3度目の団体日本一を目標に、部員一丸となって稽古に励む。