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宇田・戸上不在をもろともせず!筑波大、専大との死闘制す/秋季関東学生1部リーグ戦
卓球 2022.09.05秋季リーグ戦3日目。この日は対戦相手に筑波大と専大を迎えた。両試合、フルセットに及ぶ激闘であったが、宇田幸矢(商3=大原学園)、戸上隼輔(政経3=野田学園)の不在を感じさせることなく、見事勝利。破竹の勢いで5連勝を達成し、6年ぶりの主要三大大会制覇「グランドスラム」に向け、大きく前進した。 ◆9・1~10 秋季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼9・3 対筑波大戦、対専大戦(所沢市民体育館) ○明大4―3筑波大 ○明大4―3専大 ここまで3連勝と勢いに乗っている明大。試合3日目は初戦に筑波大を迎えた。宮川昌大(情コミ3=野田学園)、松田歩真(商2=野田学園)、櫻井倭(情コミ1=鶴岡東)が連勝し、チームの勝利まで残り1勝とする。しかし、4番手の宮川・山本歩(商2=出雲北稜)組がまさかの0-3のストレート負けを喫し、続く手塚崚馬(政経2=明徳義塾)、山本も敗北。明大の勝敗の命運は平賀龍生(文2=明豊)に託された。平賀は1ゲーム目を先取するも、2、3ゲーム目を連取される。そして迎えた第4ゲームでは相手に先に10点目を取られてしまい、次に点を取られれば明大に黒星がつくという窮地に追い込まれた。しかし、平賀もすぐに10点目を取り、ジュースに持ち込むとその勢いのまま2点連取。勝敗は最終第5ゲームへと持ち越されたが、勢いは止まらなかった。相手を圧倒し、11―6で最終ゲームを制す。平賀の活躍により、明大が勝利を収めた。 次の相手は宿敵・専大。両校全勝の状態で対峙した。先陣を切った宮川は第1ゲームを11-5と大差で下すも、続く第2ゲームでは4―11と大きく点差を突き離される。しかし、ここからエースとしての意地を見せた。正確なスマッシュを打ち込み、ジュースにもつれ込んだ第3ゲームを制する。続く第4ゲームは何と8連続で得点。最後は、打ったボールが相手から離れていくカーブドライブを決め、勝利した。2番手の松田はフルセットまで続くも、最後粘ることができず、敗戦。3番手の櫻井も接戦の末、敗れてしまい、明大に暗雲が立ち込める。ここで登場したのはダブルスの宮川・山本組。対するは今年の関東学生選手権ダブルスチャンピオンである上村・阿部組。ゲームを取っては取られと、一進一退の攻防戦を繰り広げながら迎えた第5ゲーム。相手に主導権を握られ、スコアは8―10とピンチに。しかし、ここから気合を見せ、2点を連取する。お互い一歩も譲らないまま、スコアは12―12となるも、宮川・山本組は相手のミスで13点目を得た。そして、このチャンスを無駄にせずもう1点を追加し、ついに決着。宮川は勝利の喜びを大きなガッツポーズで表した。「しっかりと話し合い、最後の1球まで諦めずに追ったのが勝ちにつながったと思います」(山本)。この勝利により、セットカウントを2―2としたが、5番手の手塚がストレート負けを喫してしまう。その敗北をダブルスの勝利で勢いに乗る山本がカバーし、セットカウントを3―3とした。 残るは1人。またも平賀が専大戦の勝敗の命運を握ることになった。第1、2ゲームを何とか勝ち取り、勝利まであと1ゲームとするが、相手の6連続得点などで第3、4ゲーム目を連続で落とす。ゲームカウント2―2で迎えた最終第5ゲーム。緊迫した空気の中、平賀はまるで覚醒したかのような気迫のプレーで、7連続得点を見せた。この怒涛(どとう)の得点に明大ベンチは盛り上がり、大きな声援が平賀の背中を押す。「緊張はしましたが、自分の後ろには仲間がいる、とポジティブな気持ちを持っていました」(平賀)。その勢いは衰えることなく、11―5で相手を破り、明大は宿敵・専大との戦いを白星で飾った。 一つの正念場を乗り越えた明大。「優勝への思いはみんな持っている」(平賀)。6年ぶりの主要三大大会制覇・グランドスラム達成まであと少し。しかし、残りの試合も油断はできない。優勝への思いを胸に、紫紺戦士たちは戦い続ける。 [末吉祐貴] 試合後のコメント宮川――今日の試合を振り返ってみていかがですか。 「筑波大戦は3-0で、専大戦は3-1というスコアではあるのですが、内容的にはすごく苦しい試合で、本当に大変でした」 平賀――今の気持ちをお願いします。 「全勝で次の試合へと持ち越すことができて、ほっとしています」 ――今日の試合を振り返ってみていかがですか。 「気持ちや体の準備をしっかりしていたので、そこが相手より上回っていたのかなと思います」 櫻井――明大全体の試合を見て、感じたことはありますか。 「明大の団結力はどこにも負けていないなとすごく思います。自分もチームの盛り上げに貢献できたのでうれしいです」 ――次に向けて意気込みをお願いします。 「あと2戦、自分が出たら絶対に勝つという気持ちで臨みたいと思います」 READ MORE -
全員卓球で法大・駒大を撃破し開幕3連勝!/秋季関東学生1部リーグ戦
卓球 2022.09.03初戦をストレートで勝利し、勢いに乗る明大。宇田幸矢(商3=大原学園)・戸上隼輔(政経3=野田学園)のダブルエースが不在の中、大会2日目もその勢い止まらず3連勝を飾った。◆9・1~10 秋季関東学生1部リーグ戦 (所沢市民体育館他)▼9・2 対法大戦、対駒大戦(所沢市民体育館) ○明大4―0法大 ○明大4―2駒大 リーグ戦2日目は法大と対戦。1番手の宮川昌大(情コミ3=野田学園)、2番手の手塚崚馬(政経2=明徳義塾)は危なげなく勝利。次に登場したのはリーグ戦初出場となった櫻井倭(情コミ1=鶴岡東)。第1ゲームを先取するが続く第2ゲームは自分の思うようなプレーができず、苦しい展開に。それでも「思い切っていこうと気持ちを切り替えた」(櫻井)。その後は8連続ポイントを獲得するなど相手に一度もリードを与えず。鮮烈なデビュー戦を飾った。続くダブルスは春季リーグ戦でもペアを組んだ宮川・山本歩(商2=出雲北稜)組が出場。フルセットに及ぶ激闘となったが「攻めようと考えてプレーした」(宮川)。最終ゲームでは相手を寄せつけない試合運びを見せ、勝利を収めた。 第2試合は駒大との一戦。1番手の松田歩真(商2=野田学園)がまさかのストレート負けを喫し、2番手の櫻井も相手の珍しい戦術型に苦しみゲームカウント0―2と崖っぷちの状況に。しかし「技術面も気持ちも3ゲーム目から大きく変えることができた」(櫻井)。気迫のこもったプレーを連発し大逆転劇を繰り広げた。その流れに乗り3番手の宮川も勝ち星を挙げる。ダブルスで勝利に王手をかけたいところだったが「連携がうまくいっていなかった」(宮川)。セットカウントが2-2となり、勝負は振り出しに戻る。ここで躍動したのが平賀龍生(文2=明豊)・手塚の2年生コンビ。平賀はストレート勝ち。手塚はフルセットに及ぶ激闘となり、特に第4ゲームは18―16までもつれ込んだ。それでも「最後まで向かっていく姿勢でいくことができた」(手塚)。大接戦を制し、開幕から3連勝を果たした。 大会3日目は筑波大・専大との戦いが待ち受ける。春季リーグ戦に続き勝利なるか。「ここが一つの山だと思って全力で戦いたい」(宮川)。6年ぶりのグランドスラム達成に向け、最強軍団の戦いはまだまだ続く。 [七海千紗] 試合後のコメント高山幸信監督――試合前はどんな話をされていましたか。 「明大は追われる立場なので絶対に受け身にならない。競った場面でこそ強気で攻めていくという意識をメンバー全員に持たせるように話をしました」 ――大会3日目も厳しい戦いが続きますが意気込みをお願いします。 「今日うまくいかなかったことは一晩でしっかり気持ちを入れ替えて、チャレンジャー精神でやっていくだけだと思うので、体力的にはきついと思いますが頑張っていきたいです」 宮川――今日の試合を振り返っていかがですか。 「第1試合に対戦した法大には春季リーグ戦で単複どちらも負けていたので、今回リベンジできて良かったです。第2試合もカットマンが相手で苦しい試合でしたが勝ち切れたところが自分の成長した部分だと思います」 手塚――ジュースが続いていたときの心境を教えてください。 「迷いはなく、相手より一本多く返すことを徹底していたから最後まで粘り切れたかなと思っています」 櫻井――今回がリーグ戦のデビューとなりましたが率直な感想を教えてください。 「春季リーグ戦、インカレと起用されず悔しい思いをして練習を重ねてきたので、今回やっと起用してもらって、2連勝してチームの勝ちに貢献できたので良かったです」READ MORE -
秋季リーグ戦開幕! 悲願のグランドスラムへ向け好発進/秋季関東学生1部リーグ戦
卓球 2022.09.02秋季関東学生1部リーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕した。初日の相手は日大。全日本大学総合選手権・団体の部(以下、インカレ)の準決勝で最終ゲームまでもつれる激戦を繰り広げた相手にストレート勝ちを収め、6年ぶりの主要三大大会制覇、通称「グランドスラム」に向け好発進を切った ◆9・1〜10 秋季関東大学1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼9・1 対日大戦(所沢市民体育館) ○明大4―0日大 独特な緊張感の中迎えたリーグ初戦、明大のトップバッターを任されたのは松田歩真(商2=野田学園)。「本当に緊張した」と決め手を欠く場面もあり第1ゲームから4度のデュースにもつれ込む大接戦を繰り広げる。徐々に自分のプレーを取り戻しこの第1ゲームを制すと第2ゲームも連取。しかし「勝ちを意識して弱気になった」とその後2ゲームを返されてしまう。第5ゲームでは「もう一度まっさらな気持ちでやった」とこの対戦を勝利で締めくくる。松田の勝利で勢いづいた明大の2番手は戸上隼輔(政経3=野田学園)。「1試合目を取ってくれて、いい緊張感を持ってできた」と激戦を繰り広げる後輩の姿に奮起した戸上は、ベンチから静かに闘志を燃やす。1ゲーム目の競り合いを制した後は相手に主導権を渡さない。安定したプレーを見せ、要所でのバックハンドもさえ渡り相手を翻弄(ほんろう)。見事ストレート勝ちを収めチームの勢いに火を付けた。 次にバトンを託されたのは宮川昌大(情コミ3=野田学園)。一度も勝ったことのない相手との対戦となり試合前から競り合いになると予想していた。その予想通り、幸先よく2ゲームを先取するもその後追い付かれる。勝負は運命の最終ゲームへ。ここでタイムアウトを取った宮川は「シングルスのように気楽にやろうと考えた」と気持ちを切り替えると相手に傾きかけていた流れを取り戻す。最後は3連続得点で試合を決めた宮川。両手を突き上げ勝利の雄たけびを上げた。最後に登場した宇田幸矢(商3=大原学園)・戸上組も息の合ったプレーを連発し快勝。世界で戦う男たちの実力を遺憾なく発揮した。 次戦からの4戦はエースの宇田と戸上が不在。それでも「不安になるのではなく、自分たちがもう一回頑張って優勝するのだという雰囲気にしたい」(高山幸信監督)と、ダブルエース不在の中優勝を果たした春の再現を目指す。6年ぶりのグランドスラム制覇へ向け最高のスタートを切ったチーム明大。卓球界の覇者となるべく、チーム全員で突き進んでゆく。 [冨川航平] 試合後のコメント高山監督――今日の試合振り返ってみていかがですか。 「第1試合と第3試合が3−2になったので内容は競ったのですが、競りながらも点数は落とさなくて、4−0で勝てたのは良かったです」 戸上――今大会にかける意気込みをお願いします。 「グランドスラムを達成するというのはチームの目標でしたし、自分が春出ていない時に優勝してくれたのが、こうして秋出て勝ちたいという原動力になっています。春リーグでみんなが勝ってくれたからこそ目標だったグランドスラム達成まであと1つというところにいるので、秋は自分が勝って優勝したいと思います」 宮川――グランドスラム達成への思いをお願いします。 「会場に着く前から達成しようとみんなで話し合っていましたし、自分自身も達成したいと大学生になる前から思っていたので、秋リーグは必ず優勝してグランドスラムを達成したいと思います」 松田――課題はありましたか。 「1試合目にしては自分の中でもいい動きができていました。しかし台上の技術などが甘かったので次の試合では意識して、そこから崩れないようにしたいと思います」 READ MORE -
5年ぶり団体戦優勝! 昨年度の雪辱を果たす/第91回全日本大学総合選手権・団体の部
卓球 2022.07.10全日本大学総合選手権・団体の部(以下、インカレ団体)最終日は準決勝と決勝が行われた。決勝まで勝ち進み、相手は昨年度同じ決勝の舞台で敗れた愛知工大。宇田幸矢(商3=大原学園)、戸上隼輔(政経3=野田学園)ら超主力級選手がいる中でも、両者一歩も譲らず。5番手までもつれ込むも最後は手塚崚馬(政経2=明徳義塾)が決め、明大は5年ぶり、18度目の優勝を飾った。 ◆7・6~9 全日本大学総合選手権・団体の部(スカイアリーナ豊田)▼準決勝 〇明大3―2日大▼決勝 〇明大3―2愛知工大 決勝トーナメントを順調に勝ち進み、迎えた準決勝。相手は前日に早大とのフルゲームの激闘を制し勢いに乗る日大。シングルスを二つ落とし、命運は5番手・宮川昌大(情コミ3=野田学園)に託された。1ゲーム目は相手の勢いにのまれ、落とすもその後は攻めの姿勢を崩さない。力強いフォアハンドで相手を圧倒。最後はフルセットまでもつれ込むも「踏ん張ってくれてよかった」(髙山幸信監督)と決勝に無事駒を進めた。 昨年度の悪夢を払拭した。決勝の大舞台に出そろったのは明大、そして昨年度同じく決勝の舞台で敗れた愛知工大。1番手・宮川が惜しくも敗れ、1ゲーム奪われる。2番手には準決勝のシングルスで敗れた宇田。「シングルスにかける思いは強かった」(宇田)と流れをつかみまずは1勝を挙げる。つづくダブルスは今大会負けなしの宇田・戸上組。勢いに乗るかと思われたが「対策を完全にされていた」(戸上)と後手に回る状況に。なすすべなく、まさかの敗戦を喫した。4番手にはシングルス全勝の戸上。序盤リードするも、相手の攻めの姿勢に幾度となく窮地に立たされる。しかしダブルスで「やられたからにはやってやろう」と奮起。デュースにもつれ込む苦しい展開でも勝ち切り、3―0のストレート勝ちを決めた。優勝へ王手をかけた明大。ゲームポイント2―2の状況で5番手を任されたのは、今大会一度も出場していない手塚だった。それでも「いい試合をしてくれると思ったから任せた」(髙山監督)。最初から気迫のこもったプレーで愛知工大の田原に全く引けを取らない。力強い打球は卓上へと吸い込まれ、田原が反応できない場面も。苦しい体勢からでも粘りを見せる試合運びで流れを完全につかみ3―1で勝利。5年ぶりの王座奪還を果たした。 宇田・戸上の両エースを春季関東学生リーグ戦(以下、春リーグ)の優勝メンバーに加え入れ、盤石の態勢で挑んだ今大会。チームを引っ張ったのはまさにこの二人だった。プレーで勢いづけさせ、愛知工大へのリベンジも果たした。春リーグを優勝し、グランドスラムに向けあと一つとなった明大。達成すれば、2016年度以来の快挙となる。卓球界の王者となるべく、秋はもう一段階強くなった紫紺たちを見られるに違いない。 [新谷歩美] 髙山監督――今大会を振り返っていかがでしょうか。 「宇田、戸上も加わってリーグ戦とは違って選手層も厚くなりました。正直誰を使うかはいい意味で悩みましたが、きちんと一人一人が勝ってくれたのでそれがよかったと思います」 ――試合が終わった後、少し涙ぐんでいました。 「年を取ると涙もろくなって。久しぶりの優勝でしたから。3年前、ベスト16で負けたのでここで勝てたというのはうれしかったです。昨年度は決勝で負けて、より優勝のうれしさは増したという感じです」 宇田――今大会を振り返っていかがでしょうか。 「自分自身団体戦をあまり経験することがなかったので団体戦ならではの戦い方というのを一番学ぶことができたのかなと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。「今後はパリ五輪を目指してやっているので選考は勝ち抜かなかなければいけないというのと世界ランキングもトップ20には入れるように頑張っていきたいです」 戸上――今大会を振り返っていかがでしょうか。 「大会の序盤が、あまり自分のプレーができてなくてずるずると不安を持ちながら試合をしていました。ですが準決勝からも調子がよくなってきて、自分のプレーができるようになったのはよかったと思います」 ――今後の意気込みをお願いします。 「今回団体戦で優勝することができて、世界選手権の団体戦も控えているのでそれに向けて少し自信がついたかなと思います」READ MORE -
ベスト4進出! 昨年度のリベンジまであと二つ/全日本大学総合選手権・団体の部
卓球 2022.07.09愛知県豊田市で全日本大学総合選手権・団体の部(以下、団体インカレ)が幕を開けた。昨年度決勝で敗れたリベンジとグランドスラムをかけて優勝を狙う明大は、幸先の良いスタートを切った。 ◆7・6~9 第91回全日本大学総合選手権・団体の部(豊田市総合体育館)▼7・8 決勝トーナメント ◯明大3―0東北福祉大 ◯明大3―1同大 ◯明大3―0立大 危なげなく勝ち進み、立大を相手に戦った3回戦。1番手に戸上隼輔(政経3=野田学園)が出場するも1セット目はミスが相次ぎ、得意のチキータも不発。立ち上がりの悪さが目立った。その後のセットも苦しい展開が見られたが、試合全体で見れば順当に得点を重ね勝利した。 流れを引き継いだのは松田歩真(商2=野田学園)。点を取っては取られてのシーソーゲームとなった1セット目。相手のサーブに苦しんだが、球際の良さを見せ先制を挙げた。続く2、3セットでは危うさを見せた1セット目とは違い、3球目攻撃で決め切るコンパクトな卓球で得点を演出。完全に流れに乗った松田は勢いそのままにストレートで相手を沈め、明大の勝利への道しるべを作った。続く宇田幸矢(商3=大原学園)・戸上のダブルスでは、1,2セット目を落とし、後がない状況になってしまう。しかし世界を経験している2人はここで終わらない。3セット目からは2人の連携がうまくかみ合い、得点につながるように。粘り強い卓球で勝利にこぎつけた。 「明治がやらねば誰がやる」。卓球界の王者の名を返上すべく今年度こそ優勝を狙う。初日から続く全勝の波に乗れるか。明大の優勝まであと二つ。必ずや栄冠をつかむ。 [新村百華]READ MORE -
宮川が3位! ルーキー・櫻井もベスト8入りを果たす/関東学生選手権
卓球 2022.06.17関東学生選手権2日目、3日目はシングルスが行われた。宮川昌大(情コミ3=野田学園)が下馬評通り勝ち上がるも、ベスト4で敗退。また、ルーキーの櫻井倭(情コミ1=鶴岡東)が快進撃を続け、ベスト8入りを果たすなど3人がランク入りし、幕を閉じた。 ◆6・14~16 関東学生卓球選手権(所沢市民体育館)▼男子シングルス宮川――3位櫻井――ベスト8松田――ベスト16 2日目に着実に勝利を積み重ね、最終日を迎えたエース・宮川。準々決勝では力のこもったスマッシュを武器に、何度もラリーを制す。ゲームカウント3―1で迎えた第5ゲーム。宮川は7―10とピンチの状況から5点を連取し、逆転。エースとしての意地を見せ、4-1で相手を下し、ベスト4進出を決めた。 続く準決勝では、春季関東学生リーグ戦(以下、春リーグ)で全勝の松田歩真(商2=野田学園)を下した早大のルーキー・濱田一輝と対戦。春リーグでは勝利した相手だったが、「その時とは全く違った戦術で試合を運ばれて、すごく苦しかった」(宮川)。1ゲーム目を先取され、続く第2ゲーム。ジュースに持ち込むも、濱田のフォアハンドに押し負けてしまう。流れをつかめないまま、14―16でこのゲームも取りこぼす。2ゲーム先取されたことで「精神的に少し追い詰められた状況になった」(髙山幸信監督)。そのまま第3、第4ゲームも奪われ、ストレート負けを喫し、3位に終わった。 7回戦の試合で逆転勝ちを収めたルーキーの櫻井は、迎えたベスト16決定戦では危なげなく4-1で快勝。「1年生なので相手に正面から向かっていく気持ちを持って、たくさん声を出した」(櫻井)。迎えた準々決勝。櫻井は相手が一歩も動けない強烈なフォアハンドを両隅に決めるなどし、2ゲームを先取する。しかし、その後は相手が立て続けに2ゲームを連取。第5ゲームでは2度のジュースにもつれ込むも、粘ることができず、ゲームカウント2―3で逆転を許してしまう。続く第6ゲームも相手に奪われ、今大会で快進撃を続けたルーキーはベスト8で姿を消した。 全日本大学選手権(以下、インカレ団体戦)を目前に控えた明大。昨年度は決勝で愛知工大に惜しくも敗れ、王座に届かず悔しい結果に終わっていた。だからこそ「チームで優勝することはもちろん、自分自身も全勝目指したい」(宮川)とグランドスラム達成に向け気合は十分だ。今大会で出てきた課題を修正し、夏の大舞台で王座奪還を目指す。 [末吉祐貴] 試合後のコメント髙山監督――今大会振り返ってみていかがですか。 「全体で見てみると、個々の能力を出し切っている選手は結構いたと思います。今の段階では悪くない内容でした」 ――インカレ団体戦に向けてお願いします。 「これからあと1カ月細かいところを修正して、特化するべき所を選手に伝えながらやっていこうと思っています。特に、台上の技術、レシーブの技術というところとサーブの質を高くするところの二つが重要であると感じています」 宮川――今大会の収穫と課題を教えてください。 「サーブからの3球目など、レシーブをもっと練習していこうと思います」 松田――今大会を振り返ってみていかがですか。 「自分の強みは攻撃力であると思っているのですが、攻撃の部分で攻めさせてもらえなかったです。また自分のサーブレシーブなどを相手に崩され、相手にずっと優位に試合を進められてしまっていたので悔しさが残ります」READ MORE -
宮川・山本組3位!春季リーグ戦からの成長見せる/関東学生選手権
卓球 2022.06.15関東学生選手権が開幕した。春季リーグ戦7戦中4敗を喫した宮川昌大(情コミ3=野田学園)・山本歩(商2=出雲北陵)組は大きな成長を見せ3位に入賞。寺下拓海(商3=福井商)・村松凛音(営3=長野工)組はベスト16で、目標としていたベスト8にあと一歩届かなかった。 ◆6・14~16 関東学生卓球選手権(所沢市民体育館)▼男子ダブルス宮川・山本組――3位寺下・村松組――ベスト16 春季関東学生1部リーグ戦(以下、春季リーグ戦)で課題となっていたダブルス。逆転負けを何度も食らい、悔しい経験をした。しかしそんな彼らの姿はもうなかった。5回戦までに敗れたのはたったの1試合。卓球界の王者の名にふさわしい、圧巻の成績で勝ち上がった。宮川・山本組のターニングポイントになったのは5回戦目。筑波大の1年生ペアとの対戦だった。「勢いのある強い選手なので、勝てたことが自信につながった」(宮川)。終始試合の主導権を握り、落ち着いた試合運びで一度もリードを許さず。ストレート勝ちを果たし、続く準々決勝へ大きな弾みを付けた。 そして迎えた準々決勝。因縁の相手・専大ペアとの一戦となった。第1セットを奪われるが第2セットを取り返す。その後も互いにセットを取り合い、勝負は最終セットへ。開始直後に5連続ポイント、中盤にも4連続ポイントを取り、流れを渡さず。攻める卓球で勝利を掴んだ。しかし準決勝はその流れのまま勝ち切ることが出来なかった。セットカウント1-3で敗れたがうち3セットはデュースにもつれ込む大激戦。何度も追い付く粘り強さを見せたが最後は力負け。「出るからには優勝したい気持ちがあった」(宮川)。それでも3位という好成績。今後の活躍に期待せずにはいられない。(写真:ベスト16入賞の村松・寺下組) 一方、寺下・村松組は接戦が多かった。「自分たちのできることをやれば勝てると信じていた」(寺下)。自分たちの卓球を貫き通し、ベスト16入りを果たす。しかし準々決勝で岩永・濱田組(早大)にストレート負け。「自分たちの弱さが出た」(寺下)。課題が残る一戦となった。しかしその分収穫も多かった。「もう一段階上に行くためにはまだまだ練習が必要」(村松)。今大会が新たな成長を促す契機となるか。彼らはさらなる上の世界に向けて飛び立とうとしている。 試合はシングルスに続く。「前回悔しい思いをした。今回は優勝したい」(宮川)。ダブルスの勢いそのままにシングルスでも躍動し、単複ともにベスト4入りなるか。そしてその先の優勝へ。さらなる大舞台を目指して突き進む。「ダブルスより良い成績を残したい」と、村松もダブルスでの悔しさバネにベスト8入りなるか。紫紺たちの輝きから目が離せない。 [七海千紗] 試合後のコメント宮川――3位という結果についていかがですか。 「出るからには優勝したいという気持ちはありましたが、内容的にはリーグ戦のときより良くなっているので自信にしていきたいです」 山本――今日の試合を振り返っていかがですか。 「リーグ戦からペアを組んで、今回もペアを組みましたが、リーグ戦のときよりも内容がとても良くなりました。しかし、最後の試合で勝ち切れなかったので悔しく思います」 寺下――準々決勝で負けた原因は何だと思いますか。 「自分たちの弱さが出てしまったところが駄目だったと思います。あともう一つ上に勝つには弱い部分も強化していかないといけないと感じました」 村松――今日のベストゲームを教えてください。 「ベスト16決定戦です。正直勝つか負けるか分からなかったですが、自分たちのプレーをすれば絶対に勝てると思っていました。そこでしっかり勝ち切れたのは自分の成長につながったと思います」READ MORE -
春季リーグ戦優勝! 3年越しの雪辱果たす/春季関東学生1部リーグ戦
卓球 2022.05.17また一つ歴史を刻んだ。春季リーグ関東学生1部リーグ(以下、リーグ戦)優勝。専大に勝ち、さらに早大が中大に勝つことが明大優勝の条件となった最終日。早大の勝利の瞬間、専大との試合を制し観客席に集まっていた紫紺の選手団が喜びに沸いた。専大に優勝を譲った2019年度の秋から3年越しの雪辱を果たし、笑顔でリーグ戦を閉幕した。 ◆5・11~15 春季関東大学1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼5・15 対専大戦 (代々木第2体育館) ○明大4-2専大 単複ともに敗戦し悔し涙を流した中大戦から一夜。運命の最終戦第1試合に登場したのは宮川昌大(情コミ3=野田学園)。「昨日(中大戦)は自分が2点負けてチームも負けてしまった。今日は最終戦ということもあり、どうしても2点取りたかった」と第1ゲーム目から着々と点数を重ねていく。ネットに近いボールを打つことで相手のミスを誘発した。完全に自分の流れに持ち込むと力強いフォアを連発。得点する度にベンチに向かってガッツポーズを見せ、3ゲーム連取で堂々の勝利をもたらした。 宮川の勝利に勢いづいた明大。2番手はここまで無敗の松田歩真(商2=野田学園)。出だしから攻め、11-2という大差で第1ゲームを勝ち取ると、そのまま第2ゲームも制した。しかし「今日は相手も全勝の選手でとても強い選手だった」と第3ゲームは立て続けに点数を取られる展開。それでも第4ゲームを取り返し、個人全勝の雄叫びを響かせた。3番手の手塚崚馬(政経2=明徳義塾)は普段より声を出し自分を鼓舞するも、苦しい展開が続く。得意のラリー戦に持ち込めず、敗北を喫した。続く宮川・山本歩(商2=出雲北稜)組が3-1で勝利しカバー。今大会明大は、ダブルス戦では2勝4敗と苦しい戦いが続いていたが「最終戦はしっかり気持ちを切り替えて2人で話し合ってプレーできた」(山本)。ダブルスに続いた平賀龍生(文2=明豊)はカットマンに苦戦を強いられ、あえなく3ゲームを許してしまう。そして6番手山本。一進一退の両者譲らぬ大接戦が続く。だが要所で得点し、終わってみれば3-0で完全勝利。明大卓球部は3年ぶり48回目の優勝を果たした。 誰かが負けてもみんなでカバーし合い、明大卓球部全員でつかみ取った優勝。リーグ戦中、ベンチの温かさや選手の仲の良さも垣間見られた。このチームでの目標は春リーグ、インカレ、秋リーグ完全制覇のグランドスラム。夢への挑戦はまだ始まったばかりだ。大学卓球界王者のプライドを懸けて、グランドスラム達成へ向けて全力を尽くす。 [新村百華] 試合後のコメント髙山監督――中大戦は悔しい結果でしたが、本日の専大戦はどのように臨みましたか。 「うち(明大)が勝って、早稲田が勝たなければいけないという苦しい内容ですよね(笑)。僕の中では、中大に負けている以上今回優勝はなくていいと。ただ、勝って終わりにしたいということで、今日は元気よくやろう、明るくやろうと。その上で良い結果になればもちろん良いし、でもそれを願うようなみっともないまねはしたくないということを話していました」 ――今大会のキーパーソンは誰でしょうか。 「やはり松田かな。昨年度は、入学してから頑張ってきて、実力が付いてきたとは思っていましたが、それが果たしてこのリーグ戦で実力通りの試合ができるかというのは正直半信半疑でした。でも今回出したのは勝っても負けても僕が納得して出している選手たちでした。それでも松田はとにかく僕の中でキーパーソンでしたね」 宮川――3年ぶりの団体優勝はいかがですか。 「チームの目標としてはグランドスラムを目標としています。宇田(幸也・商3=大原学園)・戸上(隼輔・政経3=野田学園)がいないからグランドスラムができなくなるというのが嫌だったので、グランドスラムに向けてまた一つ優勝できて良かったです。またインカレ、秋も優勝してグランドスラムをしたいなと思います」 松田――全戦全勝についてはいかがですか。 「目標にはしていましたが、まさかできるとは思っていませんでした。どの試合もとても苦しい試合でしたが、一つ一つチームのみんなの応援があって勝つことができたのでうれしいです」 READ MORE -
春季リーグ戦初黒星 中大に力負け/春季関東学生1部リーグ戦
卓球 2022.05.15開幕5連勝で迎えた春季リーグ第6戦は強豪・中大と激突。勝てば優勝が確定する、運命の試合。終始チームとしてはリードを奪うことはできず。相手の猛攻に防戦一方となってしまった。そのまま最後まで試合の流れをつかみ切れず1-4で今季リーグ戦初黒星を喫した。 ◆5・11~15 春季関東大学1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼5・14 対中大戦 (代々木第2体育館) 明大1―4中大○ 出場校の中で唯一5戦目まで全勝中の明大。第1試合は宮川昌大(情コミ3=野田学園)が出場した。第1ゲームを奪われ、相手を追う展開で迎えた第2、3ゲーム。粘りを見せた宮川はセットを連取し勝利に王手をかける。しかしその後追いつかれるとゲーム終盤にミスが目立ち、最終ゲームを接戦で落とした。その後出場の手塚も立て続けに敗北し、中大に2点先制された状況で登場したのは、今大会、明大で唯一シングルス全勝を記録している松田歩真(商2=野田学園)。苦手な戦型であるカットマンと相まみえる。長いラリーが続き、強く打った球が何度も返される場面も多かった。それでも「気持ちで踏ん張ることができた」と一進一退の攻防が続いた熱戦を制した。 3試合中1勝という雲行きが怪しい中、ダブルスで流れを変えられるか。宮川・山本歩(商2・出雲北陵)組は2ゲームを連続で獲得し、勝利の目前まで迫る。しかし第3ゲームから相手の猛攻を受け、最終ゲームまで自分たちの流れに引き寄せることができなかった。その流れのまま第5試合に川村大貴(政経4=遊学館)を迎える。昨年度の関東学生選手権王者である浅津(中大)を相手にストレート負けを食らい、試合終了。前大会王者の意地を見せることができなかった。 最終戦の相手はさらなる強豪・専大。しかしまだ優勝の可能性は残っている。「全力で戦い、勝って終わりたい」(宮川)。伝統ある紫紺の戦士たちは最後まで前を向いて戦い続ける。 [七海千紗] 試合後のコメント髙山監督――中大が山場と仰っていましたが、その通りでしたか。「単複どちらも出ていた小野寺、浅津の2人に誰かが勝たなければいけなかったと思います。作戦を立てることも必要でしたが、これが今の自分たちの力です。今までは奇跡的に5連勝できていましたが、逆に5連敗していてもおかしくない状況でした。最後まで踏ん張れなかったところが敗因です」 ――最終戦への意気込みをお願いします。 「まだ優勝の可能性は残っているので、最後まで元気のある自分たちらしい試合をしたいです。最終戦は勝って、有終の美を飾りたいです」 宮川――今日の試合を振り返っていかがですか。 「自分が単複で2連勝しないとチームの勝利が厳しい状況の中、どちらも負けてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです」 ――攻められて苦しい場面が多かったですが、どのような心境でしたか。 「単複のどちらも、リードしているところから逆転されたので、相手が思い切り来ている中、自分の気持ちが足りなかったと思います」 松田――試合で一番苦しかったのはどのような場面ですか。 「相手はとても粘りのある選手で、点差がついた場面でも最後の一球まで諦めずに付いてきたので、そこがとても苦しかったです」 ――松田選手だけが勝利を収めたことについてはいかがですか。 「個人的には勝つことができて良かったのですが、チーム全体で勝つことを目標にしていたので悔しいです」 READ MORE -
早大に快勝 単独首位に躍り出る/関東学生1部リーグ戦3日目
卓球 2022.05.14春季リーグ5戦目は早大と対戦した。第1試合から粘り強い戦いで接戦をモノにし続け、シングルスで全勝を記録。チームカウント4-1で快勝し、今季リーグ戦の連勝記録を5に伸ばした。 ◆5・11~15 春季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼5・13 対早大戦(所沢市民体育館) 〇明大4―1早大 リーグ戦全勝同士で迎えた試合。明大は第1試合から今季リーグ戦のエース・宮川昌大(情コミ3=野田学園)を投入した。しかし「どうやったら勝てるのだろうと思った」と、早大のルーキー・濱田一輝を相手に苦戦を強いられ1、2ゲームを立て続けに落としてしまう。第3ゲームも9―10とリードを許し、1点を取られれば敗北するという窮地に立たされた。それでも「エースとして勝たなくてはいけない」と、絶体絶命の状況から3連続ポイントを獲得し、このゲームを死守。4、5ゲームも意地の卓球で勝利し、チームに勇気を与える大きな1勝をもたらした。 (写真:逆転勝利でチームを活気づけた宮川) 宮川の逆転勝利で勢いづいた明大はシングルスで2勝するも、その後のダブルスでは1敗を喫する。チームカウント3-1と勝利に王手をかけた中で送り出されたのは山本歩(商2=出雲北稜)だった。直前の宮川と組んだダブルスでは敗北し、シングルスで巻き返したい場面だったが「思ったよりもやりづらかった」。相手にペースを握られ、1-2と追い込まれる展開に。明大がリードしているとはいえ、この試合を落とすと流れが変わってしまう重要な局面での戦いとなった。それでも「落ち着いてプレーできた」と、強烈なフォアハンドを軸に流れを取り戻し、2ゲームを連取。鮮やかな逆転劇でチームの勝利を決めた。 次戦は強豪・中大戦。リーグ戦も残すところ2試合となり、いまだ負けなしのチームは明大だけとなった。「必ず全勝で優勝する」(宮川)。2019年度以来の春季リーグ完全優勝に向けてチーム一丸で突っ走る。 [山岡慎] 試合後のコメント高山監督――勝負を分けた試合はどの試合でしたか。 「1試合目です。向こうは昨年の全日本ジュニアチャンピオンの選手が出てきて、高校の成績でいえば向こうの方が(宮川よりも)上で、その中で試合をして勝ったというのは大きいですね。その試合が勝敗を分ける大きな流れを作った試合だと思います」 ――さらに強敵との対戦が待っていますが、何が大事になってくるでしょうか。 「受け身にならないことですね。負けたら嫌だなとかではなくて、勝ちに行くとか、全勝して優勝を取りに行くとか、気持ちが前向きじゃないといいプレーにつながらないと思います。そこはチャレンジャーの気持ちで明日、明後日もやらないといけないと思います」 宮川――今日の戦いを振り返っていかがですか。 「今日は全勝チーム同士の対決ということで、昨日に比べて気合いも入っていましたし、自分が1試合目で流れをつくっていかなくてはならない中で勝つことができて良かったです」 手塚崚馬(政経2=明徳義塾)――今日のご自身の試合を振り返っていかがでしたか。 「1試合目の宮川さんが0-2で、もしかしたら負けるというところで勝ってくれたので、それで2試合目の松田(歩真・商2=野田学園)もいけるようになって、そのまま僕も引き継いでいけたので、みんなに助けてもらったかなと思っています」 松田――今日のご自身の試合を振り返っていかがでしたか。 「今日の相手は自分が少し苦手とするタイプだったのですが、試合をしていく中で戦略を変えて対応できたのが勝因かなと思います」 山本――ダブルスの試合を振り返っていかがでしたか。 「いろいろなミスが多くなってしまって、打てるボールもミスしてしまったのでそこを反省して、明日につなげていきたいと思います」 ――次は中大戦です。 「中大は強い選手が何人もいるので、一番のヤマ場だと思います。そこで自分も2回出ると思うので、自分が2点を取って、チームの勝利に貢献したいと思います」READ MORE
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【卓球部】卓球界の王者たれ2023
卓球界の王者たれ。世界で活躍する選手を幾度となく輩出し、常に大学卓球界トップに君臨し続けた明大卓球部。今年度は戸上隼輔主将(政経4=野田学園)を筆頭とする新体制で、悲願のグランドスラム連覇へとまい進する。本特集では、懸命に卓球に向き合う選手の姿を特集していく。READ MORE -
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卓球界の王者たれ。世界で活躍する選手を幾度となく輩出し、常に大学卓球界トップに君臨し続けた明大卓球部。今年度も松下竜巳主将(商4=野田学園)を筆頭とする新体制で、ここ4年遠ざかっているグランドスラム達成に向け、まい進する。本特集では、懸命に卓球に向き合う選手の姿を特集していく。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1931年に創部されて以来、世界で羽ばたく有名選手を数多く輩出してきた卓球部。2016年のリオデジャネイロ五輪では水谷隼(平25政経卒・現木下グループ)、丹羽孝希(平29政経卒=現スヴェンソン)が代表選手に選ばれ、団体戦史上初の銀メダル獲得に貢献した。 「卓球界の王者たれ!明治大学」というスローガンを掲げ、寮にある練習場で毎日練習を行っており、技術力だけでなくチーム力も培っている。大学卓球界にその名を轟かせてきた〝古豪・明治〟は、現在も新たな歴史を刻み続けている。