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準々決勝 格上相手に悔しさ残るストレート負け/東日本大学選手権
バレーボール 2022.06.25王者の壁は高かった。準々決勝の相手は早大。競った場面も多く見られたが「全てにおいて差を感じた」(工藤有史・政経3=清風)。春季リーグ戦のリベンジは果たせず、悔しい敗戦を喫した。 ◆6・22~25 第41回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)▼6・24 早大戦(小田原総合体育館)明大0{17-25、21-25、20-25}3早大◯ <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 3セット目OH岡本⇄OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩) 課題となっている立ち上がり。「準備不足だった」(工藤)。普段ならしないミスが重なり、流れが相手に渡ってしまう。そこから差を縮めることができず第1セットを奪われた。続く第2セット。強烈なサーブで崩され攻撃までつなぐことができない苦しい展開が続く。しかしサーブレシーブが返るとそこから反撃。得点を重ねるも、あと一歩のところでセットを落としてしまった。 迎えた第3セット。多彩な攻撃で一進一退の攻防を見せるも、命運が分かれたのは終盤。「大事な場面で一つ抜けられる早大と我慢しきれない明大」(安井)。じわじわと点差を広げられると最後は相手に3本連続でサービスエースを決められ、逆襲の機会なく試合終了となった。 「これで自分たちに何が足りないか、チーム差がどういうところにあるのかというのが分かった」(武田)。この大会を通じて得たものを次につなぐため、明大は上を目指し続ける。 [入谷彩未] 試合後のコメント安井――ご自身のプレーはいかがでしたか。 「終盤でミスしてしまうのは、まだ自分の爪が甘いと思います。打つだけではない1点の決め方を秋季リーグ戦、全日本大学選手権に向けて課題として取り組んでいこうと思います」 ――今後はどのような取り組みをしていきますか。 「ミーティングでこれからの課題やチームの現状を話し合って、練習で少しずつ形にしていければと思うので、焦らずに一つずつやっていきたいです」 工藤――今試合の振り返りをお願いします。 「3セット通して自分たちがやりたいことができずに終わってしまいました」 ――今大会での反省点と収穫はありますか。 「安定感があるチームを作らなければいけないという反省とそれに改めて気付けたのが収穫だと思います」 武田――今試合は相手のサーブが走っていました。リベロから見ていかがでしたか。 「自分が動いて相手に少しでもサーブを打つのが嫌だなと思わせられるようにやっていましたが、それ以上に相手のサーブのコースなどが良かったので何もできずに終わってしまったという感じです」 ――今試合で意識していたことはありますか。 「怯んでしまったらもう自分たちができること何もないと思うので、チームとしての力を発揮できずに終わらないよう、もったいない試合をしないように、とずっと話していました」 坂本――ご自身のプレーで見つかった課題はありますか。 「課題はサーブです。ネットにかかっているので、まずはネット越すところから頑張ります」READ MORE -
中央学大に勝利 準々決勝へ/東日本大学選手権
バレーボール 2022.06.24東日本大学選手権(以下、東日本インカレ)2回戦の相手は中央学大。相手へ主導権を渡してしまう場面もあったが、リベロの武田がボールをつなぎ、無事勝利を収める。準々決勝へ駒を進めた。 ◆6・22~25 第41回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)▼6・23 中央学大戦(会場名非公開)〇明大3{25-23、25-15、25-21}0中央学大<スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 結果は良かったが、内容は良くなかった。東日本インカレ2回戦は中央学大と対戦。第1セットは相手にサービスエースを取られ、序盤から3回連続で失点を許してしまう。スパイクを決め、その流れに乗りたい局面でも、サーブはネットを越えなかった。前回の大東大戦よりは緊張が解けたものの、惜しいミスが目立ち、「雰囲気づくりが難しかった」(安井)。しかし相手のミスにも助けられ、1セット目を先取した。 続く第2セットは序盤に坂本、安井が2連続でブロックを決めた。続いて岡本がコーナーギリギリのスパイクを決め、セットカウントを5―1にして5点を連取する。順調な滑り出しを見せた。中央学大は時間差攻撃を仕掛けてきたが、「ワンタッチを結構引っ掛けられた」(溝井)。中盤では長く続くラリーを全員でつなぎ、最後は岡本がブロックで仕留める。リードを許さず25―15の大差で第2セットも奪った。そして迎えた第3セット。序盤から長いラリーを落とし3連続で失点してしまう。「1、2セット取った後の安心感でぐだぐだしてしまった」(武田)。しかし武田がレシーブを取り、攻撃への展開を作った。坂本が25点目を決め、ゲームセット。東日本インカレ2回戦を勝ち進んだ。 次戦の相手は早大。春季リーグ戦ではストレートで敗北した相手だが、「絶対に勝てない相手かといったらそうではない」(安井)と意気込みを見せる。明大らしいプレーで次も勝利をつかむ。[上原朋子]試合後のコメント安井ーー試合前の声かけで言っていることはありますか。「チームの半数以上が後輩の中で、やはり一番は楽しんでほしいということと、まずは自分に自信を持ってプレーしようということを言っています」 武田ーー全体としての雰囲気はいかがですか。「昨日の試合がぐだぐだしていたのがあって、今日は締めてやろうと言っていたので、みんな意外ときびきびしていて雰囲気づくりも結構できていたと思います」 溝井ーー明日の意気込みをお願いします。「自分たちが受けになることは絶対になくして、挑戦者としてどんどん攻めていきたいです。明治のリズムで勝ち切れるように頑張っていきたいと思います」 岡本ーー今日の反省点などございますか。「自分がスパイクを決められない分、坂本や工藤さん、安井さんに負担がかかってしまうので、自分がもう少し攻撃面でサポートできたらいいかなと思います」 READ MORE -
開幕戦を3―1で大東大に勝利/東日本大学選手権
バレーボール 2022.06.23東日本の王者を決める東日本大学選手権(以下、東日本インカレ)が3年ぶりに開幕した。2回戦に臨んだ明大は大東大との対戦。初戦で硬さが出たものの、セットカウント3―1で勝利し、目標とする優勝に向けて第一歩を踏み出した。 ◆6・22~25 第41回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)▼6・22 大東大戦(会場名非公開)〇明大3{25-20、23-25、25-20、25-22}1大東大 <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 2セット目MB溝井⇄MB山田美雄(政経1=東福岡)S神園⇄S近藤蘭丸(文1=東福岡) 3セット目OP岡本⇄OP澤口将太郎(法3=札幌藻岩) 初戦は関東2部リーグに所属する大東大との対戦となった。「明治は出だしが悪いことが多い」(溝井)。序盤は相手のリードを許すものの、工藤が安定したサーブを見せる。エンドラインぎりぎりにサービスエースを決めるなど、3連続で得点を重ね試合の主導権を握る。その後は溝井がセッターと息の合ったクイックで得点を重ね、第1セットを奪った。 続く第2セット。序盤から相手に大きく点差をつけ、明大が流れを持っていく。神園が相手のスキをついたフェイントで得点を入れ13―5とする。山田、近藤の1年2人を迎えて後半戦に挑むが、直後に3点連続で失点。「チームの雰囲気が良くなかった」(溝井)。徐々に点差を縮められ、同点にまで追い付かれた後にタイムアウト。流れを断ち切ろうとするも23―25で惜しくも第2セットを大東大に献上した。 切り替えて挑みたい第3セット。坂本のスパイクや安井のクイックで少しずつ得点を重ねていく。ブロックで相手のスパイクを止めると神園は笑顔でガッツポーズを見せた。その後も安井と工藤の2人がサービスエースを決めるなど攻守がかみ合い、このセットを獲得する。「ブロックがしつこかった」(安井)。第4セット、相手のブロックで思うようにスパイクが打てず苦しむ場面もあった。9―13と相手を追う展開となるも、安井のクイックなど多彩な攻撃が光る。勢いづいた明大は7連続得点を決めそのまま25点を先取し、次の試合への切符を手にした。 「ミスが続いた時に上級生がカバーしなければならない」(工藤)。勝利を掴んだが、試合を通してチームの雰囲気を保つことができなかった。今試合で出た課題を克服し、中央学大戦でも勝ち進んでほしい。 [坂内咲月] 試合後のコメント安井――春季リーグ戦と比べて今のチームはどのような雰囲気ですか。 「今日の試合だけ見たら春季リーグが良かったと思うのですが、その分チームとして安定してきたと思うのでそういった強みを活かして頑張っていきたいです」 神園――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「2セット目交代して戻るときに空気がちょっと変わっている感じがしたのでそういう空気になったときに最上級生として何とかしたいと思います」 工藤――今日の試合を振り返っていかがですか。 「結果は勝てて良かったですが明らかに良い試合ではありませんでした。昨年度の全日本大学選手権(以下、全日本インカレ)で同じような相手で同じような展開にしないようにしようと思っていましたが、いつも対戦しない相手の時に自分たちが勝手にミスをして悪い方向に行ってしまったので今日は良くありませんでした」 溝井――今後の意気込みを教えてください。 「優勝という高い目標があるのですが、そればかり見ていると全日本インカレ初戦で負けるということがあったので今日も初戦の硬さがあったのでまずは目の前の一戦をしっかり勝てるようにしたいです」READ MORE -
春季リーグ11戦目 強豪・日体大に3―1で勝利/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.30 春季リーグ戦11戦目を迎えた明大は、日体大と対戦した。第1セットでは終盤、相手に圧倒されセットを奪われてしまう。しかし第2セットの接戦を勝利すると、流れをつかんで続く第3、4セットを奪う。明治らしいバレーを見せ昨年度未勝利の日体大に勝利した。 ◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・29 対日体大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館) ○明大3{16―25、28―26、25―16、25―23}1日体大 <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 2セット目MB溝井⇄MB山田(政経1=東福岡) 強豪・日体大との試合、第1セット序盤は坂本がサービスエースを決め、明大が主導権を握ったが、相手の堅いブロックとスパイクに圧倒されてしまい、16―25で先制点を奪われる。追い付きたい第2セット。連続して得点を奪われ、リードを許してしまうが同点に追い付くと互いに譲らずに接戦を繰り広げた。日体大が力強いサーブを決め24―25とマッチポイントを迎えると明大はタイムアウトを取る。その後、1年山田がエンドラインぎりぎりのスパイクを決め、流れをつかむ。最後は工藤のサーブで28―26と、見事接戦を制した。 続く第3セット。明大は立ち上がりから山田、坂本のスパイクと安井のクイックでゲームの主導権を握る。3連続得点を決め点差を広げていくと25―16としてセットカウントはリーチを迎える。第4セットは互いにサイドアウトを取り合う形となった。立ちはだかる相手のブロックを前に、長いラリーが続いた。点差の広がらないゲームの中、11―13と日体大にリードされたところで明大のタイムアウト。その後岡本がスパイクを決めると流れは明大へ。試合終盤には相手に点差をつけられてしまうこともあったが、2度目のタイムアウトで立て直し、25―23でゲームセット。自分たちのバレーを突き通して日体大に勝利を収めた。 春季リーグ戦最後の相手は順大。「最後の試合も勢いそのままに明治のバレーで勝ちたい」(岡本)。最後まで〝明治のバレー〟を見せ、勝利を目指す。 [坂内咲月] 試合後のコメント安井――1セット目からどのように切り替えましたか。 「まず自分たちのバレーができていないというふうに声をかけました。追いつこう追いつこうと焦っていたのは見ていて思ったので『そんなに焦る必要ないよ』と声を掛けました」 ――今後の意気込みを教えてください。 「リーグ戦はあと1試合チームとして勝ち切ることと、東日本インカレではメダルを取り切れるようにしっかり結果を重視して頑張っていきたいです」 岡本――試合を振り返っていかがですか。 「1セット目は中盤までは良かったのですが、後半からサイドアウトが取れなくて大差で負けてしまいました。2セット目からは切り替えて、サイドアウトも取れて明治のしたいバレーができたと思います」 ――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「サーブレシーブなどのディフェンスでは良かったのですがスパイクなどの攻撃面で自分がもっと打てるようになりたいと思います」 神園――ご自身の良かったプレーなどはありますか。 「最後の4セット目の決め所でしっかりサイドアウトを取って安井と坂本に良いところで決めてもらえたところだと思います」 ――チームとしてのプレーを振り返っていかがですか。 「最初のセットは入りがあまりよくありませんでした。相手のいいようになってしまったところがあると思います。やはりそこを何とかしたいと思います」 山田――今日の試合を振り返っていかがですか。 「昨日に引き続きアクシデントで試合に出て少し緊張したのですが自分なりのプレーができて良かったです」READ MORE -
春季リーグ10戦目 学芸大をストレート勝ちで下す/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.28春季リーグ10回戦の相手は学芸大。出だしは相手に得点を許すも、ペースに巻き込まれず攻撃で流れをつくる。最終的にはセットカウント3-0で学芸大にストレート勝ちを挙げた。 ◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・28 対学芸大戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館) ○明大3{25―21、25―16、25―19}0学芸大 <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH岡本知也(政経2=五所川原工)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 安定した試合運びで勝利を手にした。最初は相手のブロックなどで一時リードを許したが、工藤の得点を皮切りに主導権をつかみ、そのまま第1セットを先取する。第2セット、序盤は互いにサイドアウトを繰り返すこともあったが、ペースを乱されず攻め続ける。「無理に打たずにリバウンドを取る時は取って、もう1回(自分たちの)バレーを展開していくことができた」(安井)。工藤と溝井のスパイクで4連続得点を決め、一気に流れをつかむと明大の勢いは止まらなかった。その後も堅実に得点を重ね、25-16の大きな点差で第2セットも見事連取した。 第3セットに入っても流れを手放さなかった。工藤のブロックポイントと安井のスパイクで序盤からブレイクを取る。「相手の時間差やワンタッチボールをしっかり処理できたと思う」(溝井)。順調に試合を運ぶも、安井がケガにより山田美雄(政経1=東福岡)と交代。それでも、明大のペースで試合が進む。マッチポイントを迎えた最後は、山田のスパイクが決まり、3-0のストレートで勝利を収めた。 次戦の相手は昨年度未勝利の日体大。「自分たちでどれだけ粘れるかで勝敗が決まると思う」(安井)。負けられない戦いはまだ続く。「明治らしいバレーでしっかり頑張りたい」(工藤)。もう一度気を引き締め、必ず勝利をつかみにいく。 [ジンセウン] 試合後のコメント安井――1週間で対策したことは何ですか。 「どのチームと戦ったとしても一緒なのですが、サーブレシーブの強化とパスがBパスかAパスになってもサイドアウトが取れるような練習をしました。相手のビデオを見てそこからブロックレシーブの関係性、チームの約束事をしっかり話し合って、それが生きて良かったです」 工藤――今日の勝因は何だと思いますか。 「相手よりも粘れたことが一番良かったと思うし、後は自分たちが先にミスを出さなかったのが良かったと思います」 溝井――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか。 「自分のプレーとしては良かったと思うんですが、やはりもう少し上級生というのもあるので引っ張っていけるように頑張っていきたいです」 山田――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「途中で安井さんがケガをして(出た時は)結構緊張していましたが、自分のプレーができて良かったです」 READ MORE -
春季リーグ9戦目 あと一歩攻め切れず連勝ストップ/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.24初勝利から4連勝中の明大。9戦目は筑波大と対戦した。始めの2セットは相手に流れを持っていかれ連続で落としてしまう。続く第3セットは岡本和也(政経2=五所川原工)の登場から勢いを取り戻し大差で奪う。しかし、終盤決め切れず1-3で試合終了。連勝は4で止まった。 ◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・22 対筑波大戦 (会場非公開) 明大1{23―25、18-25、25-16、23-25}3筑波大〇 <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 3セット目OH澤口⇄OH岡本 序盤から流れをつかみたい明大。しかし開始直後3連続ポイントを奪われてしまう。坂本の2連続サービスエースなどブレークを取り追いつく場面もあった。が、1度もリードを奪うことができないまま第1セットを接戦で落とす。続く第2セットも相手の勢いは止まらず連続で取られた。 追い込まれた状況で迎えた第3セットは岡本を投入。「自分らしいプレーができた」(岡本)。チームを勢いづける思い切ったプレーを連発し流れを引き寄せる。岡本の好プレーで相手のミスを誘い、その流れのままこのセットを25―16の大差で取り返す。迎えた運命の第4セット。「得点源は安井、工藤、溝井あたりだと思っている。信頼して託している」(神園)。その言葉通り3人にトスが集中。スパイクを上げられる場面が多かったが粘り強い戦いを見せ一進一退の攻防を繰り広げる。しかし「レシーブは相手が上だった」(工藤)。サイドアウトが続く中、最後まで相手の堅実な守りを打ち破ることができなかった。 春季リーグ戦は残すところ3試合。「勝たないと意味がない。結果重視でやっていきたい」(安井)。初勝利からの連勝記録はここで途絶えてしまったが、明大バレー部はさらなる勝利に向かって走り続ける。 [七海千紗] 試合後のコメント安井――今日の試合の収穫点はございましたか。 「レフトやライトに対して決められる本数が少なかったのでそこは良かったと思います。二段トスになったときにブロックが止め切れると流れを引き寄せることができたのかなと思います」 神園――力が同等の相手ということで意識していたことはございましたか。 「自分はセッターなので上げどころを間違えないようにすることを考えていました。決められるところに上げないといけないのでその点を意識していました」 工藤――終盤にトスが集まりました。その点いかがでしたか。 「相手に研究されることがありますが、それを越えるプレーを見せることが必要でした。しかし決め切れない場面が多かったのでまだまだだなと思いました」 岡本――今日の試合で見えた課題はありますか。 「全てのセットで序盤に離されて、その後追いついて、サイドアウトになるという形だったので最初からリードを許さないことを意識してやりたいです」 READ MORE -
春季リーグ8戦目 3―1で駒大に勝利し4連勝/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.22春季リーグ戦8戦目の相手は駒大。好調な立ち上がりで第1セットを先取するが、第2セットは惜しくも相手に取られる。しかし第3・4セットは譲らず鋭いスパイクで点数を重ね4連勝を果たす。 ◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・15 対駒大戦(会場名非公開) ○明大3{25―18、24―26、25―16、25―16}1駒大 <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 先取したい第1セット。序盤から順調に得点を重ね、リードを作る。ブロックのタイミングもうまく合い、7点差でセットを奪った。しかし続く第2セットは「出だしから流れが良くなかった」(安井)。セッターとスパイカーのコンビネーションミスやジャッジミスがあり、ゲームの主導権を握ることができない。その後19―24と相手がマッチポイントを迎えるも粘りを見せ5連続得点。デュースまで持ち込む。負けじと食らいついたが最後は相手の勢いに押され惜しくも第2セットを落としてしまう。 切り替えて挑みたい第3セット。まず試合の流れを作ったのは3年生。工藤、澤口らのスパイクを中心に得点を決め、優位に試合を運ぶ。続けて坂本がサービスエースを決めると、大きくガッツポーズを見せチームの雰囲気を盛り上げた。その後も得点を重ねこのセットを獲得する。第4セットではバックアタックやクイックなど多彩な攻撃で序盤から駒大に差をつけ、その後も流れを渡すことなく、見事勝利を勝ち取った。 試合を終え、次戦にむけた課題が見つかった。「サーブをもっと攻めて相手を崩せるようにしたい」(坂本)。次戦の相手は強豪・筑波大。「速いバレーをする。粘るチームなのでそれに粘り負けないようにしたい」(武田)。このまま流れに乗って春季リーグ戦5つ目の勝ち星を奪いたい。 [坂内咲月] 試合後のコメント安井――次戦の筑波大で勝つためのポイントは何ですか。 「一つはサーブレシーブをどれだけ我慢して返せるかというのと、次戦はもっと自分の打数が増えるのでどれだけ合わせて決定力を上げられるかだと思います」 武田――今試合での良かった点は何ですか。 「今日は普段の試合よりレシーブからの攻撃やブロックでタッチ取ってからの切り替えしが多かったと思います。ワンタッチを取ってからの切り返しを試合で多く作れたことが良かったです」 坂本――今日の勝因は何ですか。 「流れに乗れるときに乗って点数を取れたことが勝ちにつながったと思います」 ――ご自身のプレーについていかがですか。 「ブロックやサーブがまだまだなのでその分スパイクで貢献したいと思います」READ MORE -
春季リーグ7戦目 青学大を3-1で下しリーグ戦3連勝/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.16春季リーグ7戦目は青学大と対戦。最初の2セットを連取したが、3セット目は相手のペースにのまれて自分たちのバレーができずセットを献上した。それでも4セット目で立て直し、激しい競り合いを制して3連勝を飾った。 ◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・15 対青学大戦(東海大湘南校舎総合体育館) ○明大3{25―18、25―20、21―25、25―23}1青学大 <スターティングメンバー>(ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 3.4セット目OH澤口⇄OH岡本知也(政経2=五所川原工) 2セットを連取し好スタートを切った明大。坂本の強烈なスパイクとピンチサーバー・山田美雄(政経1=東福岡)のサービスエースが光り、青学大相手に流れをつかむ。そのまま勝ち切りたかった第3セット。中盤までは互いにサイドアウトを繰り返す展開だったが、勝利を目前にしてスキが出てしまう。「焦りが出て本来のプレーができなかった」(溝井)。青学大の粘り強いプレーの前にスパイクがなかなか決まらず、23-25で第3セットを落とした。 第4セットに入っても青学大の勢いを止められなかった。立ち上がりからブレイクを許し、青学大にリードされる展開に。そんな雰囲気を変えたのは主将・安井のプレーだった。「流れ変えたかったので、ジャンプサーブに切り替えた」(安井)。安井の得点を皮切りに一点一点を着実に重ね21-21の同点に。しかし、青学大も粘りを見せ、両者一歩も譲らぬ攻防となる。緊張感のある23-23の同点の中、安井と工藤の攻撃が成功し試合終了。笑顔で試合を終えた。 「内容に関しては本当に悪かった」(安井)。勝利を収めたものの、第3セットで相手の流れに巻き込まれて改善点が残る試合となった。来週の相手は駒大と筑波大。「今日の反省を生かして頑張りたい」(神園)。今試合で見えた課題を克服し、連勝の勢いのままに勝利をつかみたい。[ジンセウン] 試合後のコメント安井―― 今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「結果として勝てたのは良かったのですが、内容に関しては本当に悪かったという一言に尽きると思います。取られたセットは自分たちが向こうの雰囲気にのまれて自分たちのバレーができなくなりました。勝手に焦って自分たちがつぶれてしまう形になり自分たちで自分たちを追い込む展開になってしまったので、そこでの一本、サーブであったり、得点というのを我慢しているときに出せるようにしたいです」 神園――入りについてはいかがですか。 「去年の秋から自分は出ていますが、1セット目を取れることが多くなってきて、それをなかなか長期戦で勝ち切ることができないと思うので取れて良かったです」 溝井――来週の試合までに修正したいことはございますか。 「ブロックとレシーブはずっと言っていることですが、やはりブロックとレシーブの関係がまだ少し甘いと思うのでチームとして対策しなければならないと思います」 坂本――3連勝しましたがチームの雰囲気はいかがですか。 「初め連続で負けて、今3連勝ということで結構いい感じですがまだまだ勝っていかなくてはいけないのでこれからもう一回気持ち切り替えて勝てるように頑張ります」 READ MORE -
春季リーグ6戦目 慶大にストレート勝ちし2連勝/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.09リーグ戦初勝利の次に迎えた6戦目の相手は慶大。課題だったミスも少なく、順調に第1セットを先取した。第2・3セットではブレークを取り続け、相手に流れを渡すことなく勝利。春季リーグ2勝目をあげた。◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・8 対慶大戦(会場名非公開) 〇明大3{25-18、25―15、25-15}0慶大<スターティングメンバー> (ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 「出だしが悪いことが多いが、今日は割と良かった」(溝井)。このあとの流れを決める重要な第1セット。難しいボールを得点につなげるなど、試合の流れをつかんでいく。中盤の長いラリーでは何度もリバウンドを取るなど粘りを見せ、セットカウントを1-0とした。続く第2セット。序盤で長いラリーを落としたが、その後もきっちりとサイドアウトを取りペースを乱されなかった。「第2セットの半ばぐらいからは自分たちのリズムで試合を進められた」(工藤)。安井のサービスエースや威力のある坂本のサーブで相手を崩してブレークを取り、逆転を許すことなくこのセットも奪った。 勢いに乗って臨んだ第3セット。相手のミスもあり序盤からブレークを取る。「パスやチャンスボールが帰ってきたときにしっかりミドルで決め切れた」(安井)。ミドルブロッカーの安井・溝井がチャンスをモノにし、着実に勝利へと近づいていった。最後は神園がツーアタックで決め、これが最終セットとなり試合終了。終始リードを保ち、リーグ戦初の連勝を飾った。 来週2試合の相手は順大と青学大。「ここの2つは重要だと思うので、勝ち切れるように頑張りたい」(溝井)。2連勝の流れに乗り、さらなる勝利を期待したい。[上原朋子]試合後のコメント安井――試合の勝因を聞かせてください。 「キャッチがどうしても乱れていたときにオポジットの雄大(坂本)や有史(工藤)あたりが決めてくれました。いいパスやチャンスボールが帰ってきたときにしっかりミドルで決め切れたことがあまり相手を乗らせず、(勝利という)結果につながったのかなと思います」溝井ーーご自身のプレーの出来はいかがでしたか。 「ちょっとまだ合ってないところが多いのでもうちょっと詰めていきたいですね。まだできると思います」工藤――来週の試合までに修正したいことはありますか。 「やはりブロックとレシーブの関係がまだまだ曖昧な部分が多いので今週1週間で少しでも精度を上げれたらなと思います」READ MORE -
春季リーグ5戦目 中大にフルセットの激闘の末初勝利/春季関東大学1部リーグ戦
バレーボール 2022.05.08リーグ戦5回戦の相手は中大。第1セットは圧倒された場面も多かったが第2セット中盤からチームの雰囲気が変わり、試合の主導権を握る。その後第3セットを接戦で落とすと、第4セットは意地を見せ、30点超えの熾烈(しれつ)なラリー戦を制した。最終第5セット。両者譲らない展開となったが、最後は3連続ポイントで試合を締め、フルセットの激闘を制して春季リーグ初勝利を挙げた。 ◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)▼5・7 対中大戦(会場名非公開)〇明大3{15―25、25―20、23―25、31―29、15―13}2中大 <スターティングメンバー> (ローテーション順)OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP西崎康真(文3=清風)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際) 3セット目OP西崎⇄OP坂本雄大(政経2=市立尼崎) 先取したい第1セットは相手の勢いに押され落としてしまう。続く第2セット。序盤はリードを奪われる展開となったが「自分が途中から入って雰囲気を変えられた」(坂本)。連続ポイントが増え、その流れのままセットを取り返すと、第3セットは終盤にブレイクを奪い、一時は5点まで開いた点差を一気に縮める。しかしサーブミスが目立ち、セットを奪われてしまった。 後がない状態となった第4セット。「試合前から『やってやる』という気持ちが強かった」(工藤)。粘りを見せ、長いラリーを何度も制す。またこの試合初のサービスエースやブロックポイントを決めるなど好プレーを連発。最後はデュースが続いたが工藤や坂本の思い切ったプレーで、フルセットに持ち込んだ。迎えた最終セット。「自分たちは攻めるしかないと思った」(安井)。一進一退の攻防が続くも終盤にブレークを決め、一気に勝利を手繰り寄せた。 次の相手は慶大。「今日の勝利をいい流れにして、浮かれずしっかりやっていきたい」(工藤)。今季リーグ戦初の連勝に期待だ。 [七海千紗] 試合後のコメント安井――山田選手、坂本選手が入って試合の雰囲気が変わりました。下級生に対する評価はいかがですか。 「日頃の練習から声を出す選手たちなので気を遣わないで思い切ってプレーしてほしいです。自分たちのプレーに集中すればもっといいパフォーマンスが出来ると思います」 工藤――工藤選手の活躍が目立った試合でした。ご自身で振り返っていかがでしたか。 「自分は最後に頼られるポジション。決められるところもありましたが、ミスも多かったのでそこを修正してミスの少ない選手になりたいです」 坂本――今日の試合から見つけた課題はありますか。 「サーブミスが多かったのでサーブの練習を中心に行いたいです。サーブを安定させ、試合で決められるように頑張ります」READ MORE
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部の紹介 INTRODUCTION
昭和8年創部の伝統ある部だ。関東大学リーグでは1部に所属しており、高校時代から実績ある選手が多く在籍している。2013年の東日本インカレ制覇以来、優勝からは遠ざかっているが、チームの爆発力はリーグでも屈指。またリーグ戦では個人タイトルを獲得する選手もおり、選手個人のポテンシャルは非常に高い。高さはそれ程あるわけではないが、ブロックとリベロが連携した拾ってつなぐバレーがチームの武器だ。粘り強いバレーで目標である「日本一」を手繰り寄せる。