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エース・工藤、Ⅴリーグで躍動/V.LEAGUE DIVISION1
バレーボール 2024.02.19全日本大学選手権後からVC長野トライデンツ(以下、VC長野)に合流している工藤有史(政経4=清風)。代々木第二体育館で行われた対東京グレートベアーズ(以下、東京GB)戦では、内定選手ながら前日に引き続きフル出場を果たした。サーブレシーブはチーム最多の43本、サービスエース2本と攻守にわたり活躍を見せた。 ◆10・14~3・31 V.LEAGUE DIVISION1▼2・18 VC長野対東京GB戦(代々木第二体育館)VC長野1{25-23、20-25、23-25、33-35}3東京GB〇 観客数2749人と会場はほぼ満席となった今試合。VC長野にとってはアウェーであったが、多くのVC長野ファンが駆け付けた。ウォーミングアップ中から主将の池田颯太選手(令3営卒=現VC長野トライデンツ)など、チームメートと積極的にコミュニケーションを取る姿も見られた。 第1セット最終盤には、東京GBのラファエル・アラウージョ(ブラジル)をブロックで仕留め、工藤の連続得点でセットを先取した。第1セット中盤に続き第3セットにもサービスエースを繰り出し、サーブでもチームを勢いづかせる。大事な場面でサーブが回ってくることも多かったが「『決めたろ』とは思っていたが、いい意味でリラックスしていこうとも考えていた」。 (写真:工藤(左)と藤原奨太) 30点を超えるデュースとなった第4セット。途切れない緊張感の中、工藤はネット際での押し合いを制するなど攻守共に活躍を見せた。しかし最後の数点を取り切れず、33―35で東京GBの勝利となった。「4セット目の中盤から終盤はスパイクも決まって手応えはあったが、それ以上に相手の柳田さん(将洋)などは勝負どころの点の取り方を知っているなと感じた。やっぱりまだトップの人との差を感じた」。 試合を通し、流れが悪い時は一番声を出してチームを盛り上げた。内定選手ながら、すでにチームの主軸のような働きを見せた工藤。今後の活躍にさらなる期待がかかる。 [上原朋子] 試合後インタビュー――試合を振り返ってみていかがですか。 「全体を振り返ると、昨日よりかは全体的にどのプレーも良くなってましたし、昨日よりもいい場面が多くあったんですけど、やっぱりどのセットも最後の点を取り切れなかったっていうのが一番の敗因かなと思います。もちろん最後は個人技なんですけど、自分も最後サーブを打ち切れなかったのが勝てなかった要因ではあるかなと思います」 ――スパイクやサーブなど全体的に活躍されていましたが、具体的に手応えを感じた部分があったら教えてください。 「4セット目の中盤から終盤はスパイクも決まって手応えはあったんですけど、それ以上に相手の柳田さんであったりが、勝負どころでの点の取り方っていうのを知ってるなって感じました。手応えを感じたのはあるんですけど、やっぱりまだトップの人とは差があるなっていうのは感じました」 ――サーブで狙われがちだったと思いますが、ご自身ではどのように思われますか。 「4セット目の終盤ぐらいからは安定して返せてたんですけど、2、3セット目は崩されてたんで、試合を通して安定しないといけないですし、試合の中で修正していけるようにしないといけないかなと思います」 ――昨日、今日とフルでの出場でしたが膝の調子はいかがですか。 「まあ動く分には全然問題がないので。痛みがないわけではないですけど、大丈夫です」 ――次の試合に向けて一言お願いします。 「来週も上位のチームに当たるので、しっかり対策を練りながらも、自分たちのバレーをすることを第一に考えていいバレーをして勝ちたいなと思います」READ MORE -
Vリーグ内定インタビュー③/澤口将太郎
バレーボール 2024.01.23卒業後、V2の北海道イエロースターズ(以下、イエロースターズ)に内定が決まった澤口将太郎(法4=札幌藻岩)。明大バレーボール部での4年間を力に変え、地元・北海道での飛躍を誓う。今回は明大からVリーグに内定した3選手にインタビューを行った。第3弾はイエロースターズに内定した際のインタビューをお届けする。(この取材は11月25日に行われたものです) ――内定が決まった今の気持ちを教えてください。 「親だったりとか学生時代から応援してくれていた人とかもいるんでその人たちからおめでとうの声をもらえてうれしいです」 ――イエロースターズを選んだ理由は何ですか。 「一番大きいのは、地元のチームっていうので高校生の時に練習試合の相手をしてもらったりとかっていうのもあったんで地元に貢献できればなと思ったのが理由です」 ――明大での4年間を振り返っていかがですか。 「まずはコロナでやっぱりうまく練習もできずっていう環境があった中で、その中でももちろんイエロースターズに声かけてもらったっていう経緯もありますが、まあ総じて苦しい4年間だったなと思います」 ――大学4年間で印象に残っている試合はありますか。 「3年の春リーグ(春季関東大学1部リーグ戦)の中大戦なんですけど大学で自分が初めてスタメンで出て勝てた試合なんでその試合が一番印象に残ってます」(写真:秋季リーグ対日大戦 サーブを打つ澤口) ――バレーボールを始めたきっかけを教えてください。 「自分の母がママさんバレーをやってて、それで一緒に練習についてったりしてバレーやろうかなって思った感じです 」 ――バレーボールの魅力を教えてください。 「やっぱり高い選手とかスパイクが強い選手がいるチームが勝つわけじゃなくて、背がちっちゃい選手でも頑張ればその背が高いチームにも勝てるっていうところがバレーボールの魅力なんじゃないかなと思います」 ――バレーボールをやめたいと思ったことはありますか。 「バレーやめたいなは思ったことないです。バレーボール好きなんで(笑)」 ――ご自身のプレーの特徴を教えてください。 「やっぱり守りの部分ではチームに貢献できたのがちょっとあります」 ――大学生活を通して学んだことはありますか。 「高校時代はあんまり全国大会とかの大きい大会に出られなかった選手なので関東に出てきて、周りがやっぱ全国大会それこそ春高とかで活躍してる選手ばかりで、その選手たちから学べる技術とか、そういう刺激がいっぱいあったので、それが一番自分の成長につながったんじゃないかなと思います」 (写真:秋季リーグ対中大戦 溝井健太(商4=洛南)と澤口)――尊敬する選手はいますか。 「山本智大選手(パナソニックパンサーズ)っていう北海道出身の選手がいるんですけど自分の中学校のOBでもあって何度か練習相手とかしてもらってるので尊敬する選手です」 ――卒業後は同期の武田大周選手(政経4=松本国際)、工藤有史選手(政経4=清風)がライバルになりますがいかがですか。 「まずは同じ舞台に立てるように。やっぱV1とV2で違うので、2人に追いつけるように頑張りたいと思います」 ――どのような選手になっていきたいですか。 「やっぱ自分としては地元の北海道のバレーボールを盛り上げるっていうことが結構自分の中で大事にしてる部分であるので。地元を盛り上げられるような選手になりたいなと思います」 ――今後の目標を教えてください。 「Vリーグっていうステージになるんですけど一つでも多く試合に出れるように頑張りたいなと思います」 ――ありがとうございました。READ MORE -
Vリーグ内定インタビュー②/工藤有史
バレーボール 2024.01.23ケガにより6月から欠場が続いていたものの、全日本大学選手権(以下、全カレ)初戦・至学館大戦には間に合わせ、サービスエースでチームに追い風を吹かせた工藤有史(政経4=清風)。卒業後はV1のVC長野トライデンツ(以下、VC長野)に入団することが内定している。全カレ後チームに合流し、1月6日の対東レアローズ戦では内定選手としてピンチサーバーで試合に出場。そこでは、同期の武田大周主将(政経4=松本国際)との対戦も果たした。また1月21日の対サントリーサンバース戦では得意の守備でチームに貢献。今回は明大からVリーグに内定した3選手にインタビューを行った。第2弾は工藤がVC長野に内定した際のインタビューをお届けする。(この取材は11月5日に行われたものです) ――VC長野に内定した心境を教えてください。 「素直にうれしいですし、まずVリーグでやらせてもらえるということに、すごく感謝しないといけないです。一つの夢でもあったので、良かったなって感じです」 ――入団に至る経緯などがあったら教えてください。 「2022年の冬も行かせてもらって、そのままって感じです」 ――2022年の冬に入団するまでの経緯を教えてください。 「その時はまだ何も決まってなかったんですけど、2年生の冬にも(VC長野の)練習に参加させてもらいました。3年生の時に声をかけていただいて、いろんな話とかしてもらって、魅力的に感じました」 ――ご自身のどのようなところが評価されたと思いますか。 「言ってもらったのは、やっぱり『ディフェンスの部分がいい』ってことでしたね」(写真:全カレ対東亜大戦 喜びを爆発させる選手たち) ――入団に際して、同期や家族、周りの方の反応はいかがでしたか。 「(VC長野から)声をかけてもらった時に、家族とかには言って、いろいろ一緒に相談して決めたので家族は知っていたんですけど。友達とかからは『おめでとう』って感じでした」 ――VC長野を選んだ理由は何でしょうか。 「ちょっとですけど他チームからも声かけてもらっていて。いろいろ話を聞かせてもらったり、練習に参加させてもらったりもしたんですけど、なんていうか一番自分に雰囲気が合っているなと思ったのが一つです。後はやっぱりどのチームでも行くからにはやっぱり試合に出たいので。自分が一番出場できる可能性があるチームに行きたいなと思っていたので、その二つが大きいかなと思います」 ――一緒に入団する3人の同期(※11月5日時点)との関係性はいかがですか。 「天理の中島くん(中島健斗)は中学校のJOCの大阪の選抜で一緒にやっていて、しかも小学校からも知っているのでまた一緒にやれるのは嬉しいです。東海の子(佐藤隆哉)も日体の子(安原大)も知り合いなので。しかもみんなうまいし、すごく心強いです」 ――山口誠監督(清風高)の「応援される選手に」という言葉がございますが、応援される選手になるためには何が必要だと思いますか。 「プレーができるのもそうなんですけど、それ以前にやっぱり人として尊敬されるような人にならないと。やっぱりバレーができても、人としてダメやったら応援したくなるような人にはなれへんと思うし。だから私生活とか、バレー以外の部分でもちゃんとできるようにならないと、応援してもらえないと思うんで。『バレーだけじゃないぞ』っていうのはずっと言われてたので、それを忘れずに頑張りたいです」 ――バレーボールはお好きですか。 「バレー、好きですはい(笑)」 ――どういうところがお好きですか。 「やっていて好きって感じるよりかは、楽しいなって感じる方が多いです。練習はあんまり好きじゃないし、バレー難しいなと思うことの方が多いんですけど。やっぱり練習してきたことを試合で出せたり、長いラリーになった時に最後自分に託してもらえた時に決められたり、みんなが喜んでいるのを見たりしたらすごくうれしいなって思うんで。そういう場面でやっぱりバレーっていいなって思いますね」 ――バレーボールをやめたいと思ったことはございますか。 「小学校入る前ぐらいからずっとバレーをやってきて、まあ何回もあります。いろんな指導者に『お前はだめだ』とかずっと言われてきて、特に高校生の時とかはもう毎日怒られていました。僕もわがままだし負けず嫌いなんで(笑)。『もう嫌や』ってなったのは多々あるんですけど、でもバレーを嫌いになったことはないって感じですかね」(写真:東日本大学選手権 武田からメダルをかけられる工藤) ――1年目の目標はございますか。 「シーズンの途中からの合流になるんですけど、まずケガ明けなのでしっかりケガする前の状態に戻すこと。後はやっぱりこれからまたケガしない体づくりとか。もちろん試合に出て活躍するのもそうですけど、これからVリーグで戦えるような体をつくるのが一番の目標かなと思います」 ――Vリーグではどのような活躍をしたいですか。 「自分はディフェンスを評価してもらえていたので、やっぱりディフェンス面で活躍したいです。攻撃面もそうなんですけど、やっぱり安定感のある選手を目指しているので、いろんな人から『工藤は安定感あるな』と思ってもらえるようなプレーができればいいかなと思います」 ――Vリーグへの意気込みや抱負をお願いします。 「まあ1回経験させてもらっているので、初めての時よりかは緊張はないです。すごく楽しみだし、そんなすぐに通用することは絶対ないので、自分がどれだけできるのかというのを見るのもすごく楽しみです。W杯とかに出ていた人たちとコートを挟んで試合できるのもすごく嬉しいし、世界のレベルを肌で感じるのがすごく楽しみなので、ちょっとでも試合に絡めるように頑張りたいなと思います」 ――ありがとうございました。READ MORE -
Vリーグ内定インタビュー①/武田大周
バレーボール 2024.01.23今年度主将として明大バレーボール部を支えた武田大周主将(政経4=松本国際)。卒業後はV1の東レアローズ(以下、東レ)に入団することが内定している。全日本大学選手権(以下、全カレ)後チームに合流し、1月6日の対VC長野トライデンツ戦では内定選手としてスタメンで試合出場し、試合で最も活躍した選手であるVOM(V―leaguer Of the Match)獲得を果たした。また1月20日には、日本代表選手を多く有するタレント集団・パナソニックパンサーズとの対戦も経験。今回は明大からVリーグに内定した3選手にインタビューを行った。第1弾は武田が東レに内定した際のインタビューをお届けする。(この取材は10月8日に行われたものです) ――バレーボールを始めたきっかけを教えてください。 「元々お母さんがやっていて、お姉ちゃんが2人いるんですけど、お姉ちゃんがバレーを始めた影響で体育館に行くようになって、自分も始めたって感じです」 ――バレーボールの好きなところはどこですか。 「シンプルに相手が打ってきたボールを上げたり、落としちゃいけないっていうのが一番の魅力だと思います。ギリギリのところでカバーするというのは、真剣にやらないとできないと思うので、それが魅力かなって」 ――これまでの競技人生で挫折はありましたか。 「2回ありましたね。小学校では結構厳しいところでやっていたんですけど、それでちょっと燃え尽きちゃって。その後地元の中学校(銀座中)に行ったけど、やっぱり強いところでやっていた分ギャップがすごくて。周りは初心者ばっかりだし。『そんなところでやりたくない』ってなっちゃって『転校して違う中学に行きたい』とかまで思って、親と喧嘩していたぐらいで。プレーとしての挫折じゃないですけど、気持ちとしてはそこで1回切れちゃったって感じです。2回目は、高校に入って、中学の頃とはすごく違うし今まで教わってきたバレーとは違うバレーをやっていました。今までのバレーを全部否定される感じだったので、なんかもうどうすればいいのか分からないし、何を求められているのかも分からなくなりましたね」 ――そのように落ち込んだ時に、どうやって自分を奮い立たせていましたか。 「やっぱり早大の荒尾(怜音)もいるし、東海大の高木(啓士郎)もいるので。自分が落ち込んでいるとか、自主練習していないとか、練習ちょっとで終わったりしていた時に『いやでもあいつらは自分がこうなってる状態でも練習しているし、しかも自分よりうまい。なのに自分がこんなんじゃ超えられないし、目標の日本代表にも入れるわけない』って思っていたので、それが一番の燃料でした」 ――普段の練習で心がけていることはありますか。 「やっぱり満足しないというのが一番です。いいプレーが出たらそれはそれでいいんですけど、安定してできているわけじゃないし。今言ったように『ライバルたちはそのレベルでバレーをやっていない』という考えで常にやらないと、あいつら以上にはなれないなと思ってるんで、練習で満足したことはないです」 ――やはりライバルは荒尾選手(早大)と高木選手(東海大)ですか。 「いっぱいうまいリベロはいるんですけど、あの2人をまず超えないと。世代で注目されているし。2人が注目されているのに、自分はただの明治のリベロって思われていたら俺もダメだと思う。そうですね、まずはあの2人ですね」(写真:東日本インカレ対早大戦 近藤蘭丸(文2=東福岡)と武田) ――バレーボールを続けていく上で、心の支えになっていることはありますか。 「一番は日本代表に入るという自分の気持ちです。この気持ちが一番強いので、まずそれが一つ。後はやっぱり今まで応援してくれた人とか、教わった先生とか。その人たちに『日本代表に入る』と言ってきたので、その人たちの応援に応えたいです。家族もそのためにいっぱいお金も使ってくれているし、家で支えてくれている部分があるので、家族を背負って応援してくれている人たちの気持ちを背負ってというのも支えになっています」 ――バレーボールをやっていて良かったと感じる時はありますか。 「やっぱり結果が残るということ。高校だったらインターハイ(での優勝)、あとセンターコートで試合したこととか。明治に入ってやっと4年目で東日本(東日本大学選手権、以下東日本インカレ)でベスト4という結果が残せました。今もどんな試合であれ、勝てたらいいと思うし、満足はしないけど、結果がついてきたらやっていて良かったなと思います」 ――バレーボールをやめたくなったことはありますか。 「それはないっすね!意外と(笑)。地元の中学行った時も、別にやめようとは思わなかったし、バレーは好きだから関わりたいなと思っていて。『やめたいな』は1回もないです」 ――小川智大選手(令1政経卒・現ウルフドッグス名古屋)からアドバイスをもらったことはありますか。 「あの人はアドバイスくれないです(笑)。明治のOBの市川さんという80歳ぐらいのおじいちゃんがいて『その人を大事にしろ』って言われるくらいですね」――明大バレー部の同期との関係性はいかがですか。 「俺は勝手に仲いいと思ってる(笑)。みんなはどう思ってるか分かんないけど(笑)。結構みんなと喋るし、バレーを知っている人間がほとんどなので『ブロックはどういう練習した方がいいかな』って聞くし、聞いたらちゃんと答えてくれる。試合を見て『これはもうちょいこうした方がいいね』って言ってくれたり、俺が聞いたら答えてくれる。結構信頼はしてますよ」(写真:春季リーグ対専大戦 円陣を組む選手たち) ――東レ内定の心境を教えてください。 「まあうれしくはあるんですけど、そこが目標ではないのでって感じです」 ――入団に至る経緯についてはいかがですか。 「3年生の時の東日本インカレの時に、東レの方からお話をもらいました。監督やコーチとか、自分の親にも相談して決めました」 ――ご自身のどのようなところが評価されたと思いますか。 「やっぱり一番はサーブレシーブかなと自分では思っています。サーブレシーブは得意だし、自分のサーブレシーブからこのチーム(明大バレー部)ができていると考えているので、一番はサーブレシーブが評価されたかなって。2番目に挙げるとしたら、これも自分の強みなんですけど、1本目にセッターが取ったときに2本目をセッターと同じようなテンポで上げられるということですね」(写真:全カレ対順大戦 トスを上げる武田) ――東レを選んだ理由を教えてください。 「何ていうのかな、東レさんもリベロが少ない状況だったので、できるだけ早く(入団するか否か)決めてほしいというのもあったんですけど。内定の話をもらって、去年の年末に練習に参加させてもらった時に、やっぱりバレーに対して真面目な人たちがいっぱいいたし、自分の理想とする環境でした。試合を見に行っても、当たり前ですけどアップをちゃんとしたりとか、荷物の整理整頓も含めて、そういうことはできていないとダメだなと自分は思っているので。そういう面も見て、この環境が一番自分に合っているなって思ったので、東レに決めました」 ――一緒に入団する2人の同期との関係性はいかがですか。 「早稲田の山田(大貴)は高校の時から知ってはいたけど、そこまで喋る仲ではなかったので、ちょっと喋るようになったのは大学に入ってからですね。だからそこまで親密な関係では(笑)。国際武道の小野寺(瑛輝)は高校のインターハイの決勝で対戦したんですけど、別に面識はなくて。2人とはこれからですね」 ――1年目の目標はございますか。 「まずスタメンを取ること。個人的な目標としては日本代表に入るということがあるので、やっぱり試合に出ないと見てもらえないし、出場機会がないと難しいところだと思うので。やっぱり一番はスタメンを取るということです。」 ――Vリーグではどのような活躍をしたいですか。 「1年目だからこそ見てもらえるというのもあると思うし、注目してもらえるというのはあると思います。『あいつほんとに1年目か』って思ってもらえるようなプレーをしたいし、そういうプレーをできるようにしなきゃいけないと思います。うまいリベロがいたら、そこには打ちたくないとスパイカーは思うだろうけど、そうなっても拾わないと仕事にならないので、抜けてきたボールは必ず拾う。これは明治でも変わんないですけど、サーブレシーブでチームを支えられるようなプレーをしたいなと思っています」 ――ありがとうございました。READ MORE -
全日本大学選手権 試合後コメント②
バレーボール 2023.12.01武田大周主将(政経4=松本国際)――本日の試合を振り返っていかがですか。 「自分がチームを支え切れなかったなと。下級生はよくやってくれたしよく打ち切ってくれたので、あと1個自分がパスを返したり1個拾えたらまた流れが来てこっちの展開になると思っていたんですけど、そこで自分は拾い切れなかったからチームを勝たせてあげられなかったなと思います」 ――順大はどのような相手でしたか。 「攻撃に関しても守備に関してもいいチームです。やっぱり普通のプレーとか普通の雰囲気とかでやっていても勝てないというのは分かっていたことなので、雰囲気だったり、プレーに関しても頑張って少しでも仕掛けにいくとか、そういうところをいつも以上にやろうと話していました。攻撃に関しても守備に関しても相手の方が今日は上だったので、やりたいバレーができなかったという感じです」 ――主将として過ごした1年間の振り返りをお願いします。 「去年のチームのまんまだったらやっぱりおとといの法政戦で終わっていたと思います。去年2回戦でまた負けて、もうこんな思いはしたくないという気持ちで過ごしてきたので、練習態度だったり挨拶だったり荷物の置き方とか。そういうところを含めてチームから変えていこうという話をしてやってきました。正直他人にいろいろ強く言うのがあんまり好きではないですけど、そこはキャプテンとして自分が犠牲にならないといけないと思いました。こういう結果で終わっちゃったけど、ベスト4行くためにメダル取るためにという思いでやってきて、それにみんな着いてきてくれてたので1年間ですごくチームが変わったと思います。実際バレーの結果にも着いてきてるし、周りからも『明治変わったね』と言ってもらえることが多くなって。チームとしても成長できた1年間だったかなと思います」 ――昨年度よりいい結果を残しました。 「そうですね。ただやっぱり目標のベスト4に届かなかったのが。それは順天堂の方が形になっていて、それだけの努力をしてきてるわけだと。自分たちがそれ以上のことがまだできてなかったかなと思うので、ちょっと悔しいですね」 ――試合の後は何を話されましたか。 「3年生の3人(岡本、金田、坂本)が得点源だったので、やっぱりあの3人が負い目に感じているところが結構あると思うんですけど、勝たせられなかったのはキャプテンの俺の責任だし、4年生の責任だと思います。そこは3年生のせいだと思わずに『もう俺の責任でいいからさ』と。そこは次につなげてほしいし、1年間こうやっていろいろ変えてきた中で厳しく言ってきたんですけど『こんなキャプテンだけど着いてきてくれてありがとう』と言いました」 ――下級生へメッセージをお願いします。 「いい意味でこの後1本のところで結果が出ないというのを自分もできたし、後輩にも経験させてあげれたので。やっぱりもっと詰めていかなきゃいけないし、普段の練習でも一日一日がどれだけ大事かというのもこれでもっとよく分かったし、その詰めの甘さがこういう場面で出ないように。試合で相手がどうであろうとちゃんとできるチームにならないと結果は残らないというのは、東日本(東日本大学選手権)でも経験しているわけだから、しっかりこの1年の経験を踏まえて、今日勝てなかった分、チームとして、人間として、成長して頑張ってほしいなと思います」(サーブを打つ工藤) 工藤有史(政経4=清風)――試合を振り返っていかがですか。 「昨日までは内容のいいセットも多かったんですけど、今日はやっぱり1、2セット目は相手が強かったのもあるんですけど、全然自分たちの力を発揮できずに終わっちゃって、やっと3セット目の半ばぐらいからは良くなり始めたんですけど……でも最後みんな頑張ってくれてたので、個人的にはすごく満足しています」 ――何が勝負を分けたと思われますか。 「この四つを懸けた戦いはもう実力だけじゃなくて、勢いとか気持ちの部分というのがいつもの試合より大きくなると思います。そういうところで自分たちが攻め切れなかったことがやっぱり1番の敗因かなと思います」 ――ずっと3年生の3人が『4年生のために頑張る』と仰っていました。 「僕もですけど4年生はほとんど試合に出ていなくて、下級生に頼ってばっかりで。その中でもあの3人がずっとコートで引っ張ってくれていたので、1年間通してありがたかったし、その分やっぱり最後準決勝、決勝で試合をやらせてあげたかったなという思いはすごくあります」 ――特に金田選手に慕われていらっしゃったと思います。 「ずっと練習以外でも一緒にいることが多かったので、バレーだけの話じゃなくていろんな話をして、ほんまに弟みたいな感じやったんで。すごく頑張ってくれてありがとうという気持ちと、やっぱり自分が全然貢献できてなくて申し訳ないという気持ちが大きいです」 ――試合の後は何を話されましたか。 「まずはみんなにありがとうというのと、今年個人的にほとんど貢献できていなかったので申し訳ないという思いを伝えました。後はこれだけいいバレーができても勝てないというのは、まだ何か足りないものがあると思うので、3年生以下はそれを探しながら来年またリベンジできるように頑張ってほしいということを話しました」 ――4年間を振り返っていかがでしょうか。 「4年間結果が出なくて、ここに来て正解だったのかとかも考える時期はあったんですけど、学生主体だからこそできる経験というのはあったと思います。結果はついてこなかったですけど、結果以上にいろんなものを得れた4年間でした。勝って終わりたかったですけど、大周(武田)や下級生が最後の1点必死に頑張ってくれたのを見れて僕はすごく満足だったので、僕としては悔いなく終われて良かったなと思います」 ――下級生へメッセージをお願いします。 「まずはやっぱり3年生の3人には特に感謝しているし、その分申し訳ないという気持ちもすごく強いしすごく寂しいですけど。彼らは多分今年以上の成績を残してくれると思うので、今日の負けを何か少しでもプラスにしてくれれば、僕らも少しは何か残せたんじゃないかなと思います。彼らが1番悔しいと思うんですけど、しっかり労ってあげたいです」 ――ありがとうございました。READ MORE -
全日本大学選手権 試合後コメント①
バレーボール 2023.12.01岡本知也(政経3=五所川原工)――本日の試合を振り返っていかがですか。 「全体的に明治が主導権を握るっていう場面があまりなくて追いかける状況が多かったです。ただ苦しい展開で自分たちの守りに入ってしまって、あまり思うようプレーができなかったところが負けた原因かなって思います」 ――順大はどのような相手でしたか。 「秋季リーグ戦(関東大学男子秋季リーグ戦)も負けてる相手で、やっぱり高さとかパワーに加えてスピードもあって安定したチームでした。秋季リーグで負けているのでちょっと苦手意識はあったんですけど、それでもしっかり対策してきたので自信を持って臨むことはできましたが結果勝てなくて悔しいです」 ――具体的にどのような対策をしてきましたか。 「順天堂大学さんだけに限ったことじゃないですけど、試合前のミーティングで弱点とかスパイクコースやブロックのシステムとかをしっかりで話してきたので対策はできたんですけど、ちょっとかなわなかったです」 ――第3セット終盤の粘りに関してはいかがでしたか。 「そこはもうやっぱり4年を引退させたくない気持ちが1番で自分がエースだって思って近藤蘭丸にもトスを持ってくるようにって言ってたんですけど、やっぱ最後決め切れないのが何本かあってその数本で勝敗が分かれたかなって思います」 ――今大会全体を振り返っていかがですか。 「楽に勝てる試合が全然なくて。やっぱり4年が最後っていうのもあってどのチームも必死にやってくるので、楽な試合っていうのはなくて。去年、おととしの記録は超えたんですけど全国制覇に届かなかったのは、やっぱりちょっと難しい大会かなって感じます」 ――1年間の戦いを振り返っていかがですか。「結構1~3年は4年に頼ってた部分がとても大きかったので、その分のびのびやらせてもらっててそれでも苦しい時期もあったんですけど東日本インカレ(東日本大学選手権)で成績を残したりこれまでやってきたことは間違いではなかったと思います」 ――具体的にどのようなところが成長したと思いますか。 「個人的には攻撃力は結構磨いてきて。工藤有史さんのケガとかあって、自分がエースにならないといけないって思ってやってきたんで。そういう面では近藤にトスをあげるように言ったり、頼んだり。最後打ち切るという力は昔よりはついたかなって思います」 ――試合後のミーティングはどのような話をしましたか。「全部4年のせいだからっていうのは言ってくれてて。やっぱり背負わせてしまっていた部分が大きかったのかなって思いました。でも来年は全国制覇をしてほしいとのことで、自分がキャプテンとしてチームを引っ張り全国優勝します」 ――来年度はどのようなチームにしていきたいですか。 「やっぱり1年間やってきてやってきたことは大事なんですけど、やっぱ来年から新1年も入って新しい戦力も加わるので、あまり型にとらわれずに自分たちの新しいバレーというのをまたつくって今年よりも団結力のあるチームしていきたいです」 金田晃太朗(政経3=駿台学園)――本日の試合を振り返っていかがですか。 「秋リーグで負けてる順天堂さんで、序盤から流れをつかめないで、3セット目までずっとずるずるいかれる展開で、最後は3年生が踏ん張り切れなかったと思います」 ――今大会全体を振り返っていかがですか。 「トーナメントは全日連戦で一発勝負。負けられないのはもちろんなんですけど、やっぱり初戦から3回戦でいかに楽に勝つかっていうのが準決勝、決勝ってなったときの体力の温存など、そういうのも戦略としてしっかりやんないといけないんで。昨日おとといとフルセットになった時点でトーナメント慣れしてないですし。そういったところ、特に昨日はストレートで終わらせられなかったので、そこが自分たちの弱さだと思います。」 ――昨日の試合を終えて本日までに意識したことは何かありますか。 「さすがに気持ちだけはあっても体が疲れてくれるのがあるんで、昨日ほどのパフォーマンスが出なくても、なんとか点を取って、全員がつないで1点を粘って取るっていう気持ちでやってきました」 ――順大は戦ってみてどのような相手でしたか。 「キャプテンの人が自分の高校の先輩である染野さん(染野輝)が中心のチームで、守備も攻撃もピカイチで、そういうチームが自分たちが苦手とするチームなんですけど、なんとか食らいついていきたかったのですが、順大さんのがブロックも攻撃も上でした」 ――3セット目からワンタッチが増えた印象を受けました。 「1セット目は結構弾かれるなと思って、序盤は結構クイックにコミットしたりしたんですけど、中盤から相手も分かってきてサーブ中心の攻撃になってたんで、それはもう自分がサイドにすぐシフトチェンジして、なるべく両サイドにブロック2枚つけるようにっていう結果で最終的にはワンチが取れるようになったので、そこは良かったかなと思います」 ――来年度の目標を教えてください。 「まず春リーグ優勝を目指して頑張るのと、全カレは先輩たちの取れなかったメダルを取りたいと思ってるのでそういった練習をしていきたいと思ってます」 坂本雄大(政経3=市立尼崎)――今日の試合を振り返っていかがですか。 「自分はあまり決まらなくてチームに迷惑かけてたんですけど、終盤になってちょっと上げてきたんですけどでもそれはちょっと遅かったなって思います」 ――3セット目終盤の粘りに関してはいかがでしたか。 「とりあえずもう自分らは2セットを取られてて、もう攻めて勝つしかないだろうって思いました」 ――今大会全体を振り返っていかがですか。 「いいとこもあったんですけどダメな部分が多いと思うのでそこを来年に向けて改善していけたらと思います」 ――今後どのようなチームにしていきたいですか。 「今年のチームにさらに加えたディフェンスとかサーブとかを徹底していけたらなと思っています」 ――4年生にメッセージをお願いします。 「自分ら下級生主体のチームでやっててもちろん4年生をセンターコートに連れていきたいという気持ちがあったんですけど、自分らが力不足できなかったんで、本当申し訳ないと思ってます。また来年自分らがセンターコート行けるように頑張るんで、4年生に応援してほしいなと思います」 近藤蘭丸(文2=東福岡)――本日の試合を振り返っていかがですか。 「一言で言うと、やっぱり自分の力を出せなかったなっていうのがあります。4年生最後の試合という大事な場面で力が出ないってことは、普段の練習から試合を想定してした練習ができてないということで、やっぱり甘いところはあったかなって思います」――勝負を分けたのは何だと思いますか。 「シンプルに多分力的に向こうの方が上で、そこをやっぱり覆せる勢いだったり、ブロックとディグの関係だったりそういうのが向こうとの差かなと思いました」 ――ずっとブロックとディグの関係を練習されていたと思いますがまだ足りませんでしたか。 「ブロックとディグの関係の練習をしてるんですけど、やっぱりブロックの上から打たれたり、そういった自分たちの対応のまだ上をやってくることに対しての対応ができなかったので、相手は対応してきたのに対して自分たちはその対応への対応ができてなかったと思います」 ――最後の方はパイプ攻撃が決まっていた印象を受けました。 「知也さん(岡本)のことだと思うんですけど、やっぱり知也さん本人からも持ってこいっていうのがあったんで、そこは自分も信頼してブロックつかれてもいいからっていう思いで決めてほしいって思ってあげました」 ――最後4年生から話されたことは何ですか。 「今年1年自分1人でセッターをやり続けてプレッシャーとかもあっただろうけどありがとうってことを伝えられて、自分を信じてくれて出してくれて自分も4年生に対して使い続けてくれてありがとうってことを伝えました」 ――4年生にメッセージをお願いします。 「去年2回戦で負けて、そこから這い上がろうっていう気持ちで4年生が頑張ってて、自分たち下級生も食らいついて頑張ってたんですけど、やっぱり最後4年生へ恩返しができなかったっていうのがすごく心残りです。試合が終わった後に、絶対来年はこのベスト8の壁を破ってベスト4に行けってことを伝えられたので来年は必ずベスト4行こうと思うのでこれから頑張りたいです」――ありがとうございました。試合後のコメント②はこちらREAD MORE -
全カレベスト8 センターコートはお預け/全日本大学選手権
バレーボール 2023.12.01全日本大学選手権(以下、全カレ)準々決勝では順大と対戦。守備のいい順大に対応し切れず第1、2セットを落としてしまう。第3セットではワンタッチの回数が増え、そこから切り返して得点することも増えた。怒涛(どとう)の追い上げを見せるも逆転はかなわず、準々決勝敗退となった。 ◆11・28~12・3 全日本大学選手権(大田区総合体育館他)▼12・1 順大戦(立川市泉市民体育館)明大0{17―25、18―25、23―25}3順大〇 <スターティングメンバー>(ローテンション順)OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、S近藤蘭丸(文2=東福岡)、Li武田大周主将(政経4=松本国際) 第3セット黒澤⇄山田美雄(政経2=東福岡) ベスト4を懸けた準々決勝の相手は、関東大学秋季リーグ戦ではストレート負けを喫した順大。序盤から高い守備力を持つ順大に何度もスパイクを拾われてしまい、簡単には得点できない状況が続く。中盤の5連続失点から悪い流れを断ち切れず、主導権を握り切れないままセットを献上した。続く第2セットでは金田のクイックを中心に攻め込み、逆転を試みる。しかし序盤につけられたリードを詰められず、このセットも落とした。 後がなくなった第3セット。だんだんワンタッチの回数が増え、順大の強烈なスパイクを拾うことが多くなった。ブロックの上から打たれることの多かったスパイクにも適応し始め、序盤はサイドアウトを取り合う展開に。「知也さん(岡本)からトスを持ってこいと言われた。自分も信頼してブロックにつかれてもいいから決めてほしいという思いで上げた」(近藤)。セット終盤、エース・岡本に本数が集まる。金田を囮にした岡本のパイプ攻撃が決まり、14-18に。その後前嶋悠仁(法2=日本航空)がピンチサーバーとして起用され、金田と岡本のブロックで順大のエース・花村和哉(順大)をシャットアウトすると一挙5点を獲得し19-19と同点に引き戻した。 そこからブレークを許し、21―24と順大のマッチポイントに。第4セットからコートに入った山田と近藤がブロックポイントを生む。何度も攻め続け、最後は山田がダイレクトを決め次のラリーも制した。しかしいまだ相手のマッチポイント。大きく弾いた順大のスパイクを武田がベンチに倒れ込みながら上げる。最後の1点まで勝利を諦めず、選手全員が必死にボールをつないだが、惜しくも得点にはつながらず。明大は準々決勝敗退となり、センターコートは来年度にお預けとなった。 スタメンの大半が3年生以下で構成される明大。大会中、選手たちは繰り返し「4年生のために勝ちたい」「4年生のために最後は気持ちで」と口にしていた。勝利にかける思いがプレーに表れることも多くあり、復帰後わずかでベンチにいた工藤有史(政経4=清風)は「勝って終わりたかったが、大周(武田)と1~3年生が最後の1点を必死に頑張ってくれたのを見て満足した。僕としては悔いなく終われた」と振り返った。来年度こそは日本一へ。頂への挑戦がまた始まる。 [上原朋子] 試合後のコメント①はこちらREAD MORE -
ベスト8進出! 東亜大にフルセットの末勝利/全日本大学選手権
バレーボール 2023.11.30全日本大学選手権(以下、全カレ)3戦目は東亜大と対戦。1、2セット目は明大が大きくリードし、好スタートを切る。しかしその後は相手の高いブロックに阻まれ3、4セットを連続で落としてしまう。フルセットまでもつれ込むも、最後は明大が制しベスト8に輝いた。 ◆11・28~12・3 全日本大学選手権(大田区総合体育館他)▼11・30 東亜大戦(エスフォルタアリーナ八王子)○明大3{25―19、25―18、22―25、20―25、15―11}2東亜大 <スターティングメンバー>(ローテンション順)OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、S近藤蘭丸(文2=東福岡)、Li武田大周主将(政経4=松本国際) 第4、5セット佐々木⇄前嶋悠仁(法2=日本航空)黒澤⇄山田美雄(政経2=東福岡) 序盤から勢いに乗った明大。第1セットでは、岡本の攻撃が光り、着実に得点を重ねた。相手の打点の高い攻撃にもうまく対応し、ボールをつないでいく。「上から打たれるケースを想定してやってきたので試合で上から打たれても準備はできていた」(金田)。25―19と大きく点差を付け、第1セットを先取した。続く第2セットも、勢いそのままに金田のクイックで点差を離していく。後半は、明大の多彩な攻撃で4連続得点し、21―14と大きくリード。最後は岡本のスパイクが決まり、25―18と危なげなく第2セットも制した。 迎えた第3セット。相手の高さのある攻撃に押され、互いに点を取り合う展開に。明大のミスも重なり、じわじわと点差を付けられる。果敢に攻撃をするもブロックで阻まれ、相手にゲームの主導権を握られてしまう。「ミスを出すのが早かったし、そこで食い止めることができなかった」(武田)。そのまま点差を縮めることができず、第3セットを相手に献上してしまう。第4セットは悪い流れを断ち切りたいと挑んだ明大。前嶋も加わり「まずは雰囲気を良くしてそこから自分の役割として、守備からの攻撃につなげた」(前嶋)。しかし、序盤から相手の勢いに飲まれ、苦しい展開が続く。「打ち切る能力が高いし、高さがあるチームで少し怖かった」(武田)。連続でセットを落とし、セットカウントを1―1と追いつかれてしまう。 勝負の最終セット。「最後は気持ちなので。3年生3人が絶対チーム引っ張るぞという気持ちで」(金田)。坂本、岡本、金田ら3年生が攻撃で得点を重ね、明大がリードする。「最後はスパイカーを信じてトスを上げて、決めてくれてよかった」(近藤)。見事フルセットを制し、ベスト8へと駒を進めた。 次戦の相手は順大。秋季関東大学1部リーグ戦でストレート負けを喫した相手だが「やっぱりここまで勝ち上がってきたことを自信持ってやるしかない」(近藤)。この勢いのまま、勝利をつかみたい。 [坂内咲月] 試合後のコメント武田――前日のミーティングではどんなことを話しましたか。 「高さがあるチームなので、抜けたところはしっかり拾ってブロックレシーブの関係や、サーブで誰を狙って崩れた時もどう対応するかを話していたので1、2セット目はうまくはまってよかったです」 金田――全カレでここまでの成績を残していかがですか。 「ずっと2回戦敗退で情けない思いをしてきました。今年度はそんな情けない思いをしたくなかったし、しないための練習もしてきました。なんとかベスト8まで行けてよかったです」 近藤――今日の勝因は何でしょうか。 「気持ちだと思います。多分、力は五分五分くらいだったので、やっぱり勝ちたいという気持ちが強く、上級生が頑張ってくれたと思います」 前嶋――東亜大と対戦してみていかがでしたか。 「背が高いので、高いところから来るボールをどう対処するか一番苦労しました」READ MORE -
4年ぶり2回戦突破! 法大との死闘制す/全日本大学選手権
バレーボール 2023.11.291回戦を快勝し、迎えた2回戦は来年度から関東1部昇格が決定している法大との対戦。幸先よく第1セットを獲得するも、その後は日本代表・高橋慶帆率いる法大の打点の高いスパイクに対応することができず2セットを連続で落としてしまう。それでも試合は徐々に明大のペースとなり、第4セット、最終セットを連取し逆転勝利を収めた。 ◆11・28~12・3 全日本大学選手権(大田区総合体育館他)▼11・29 法大戦(エスフォルタアリーナ八王子)○明大3{25―22、21―25、23―25、25―20、15―12}2法大 <スターティングメンバー>(ローテンション順)OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、S近藤蘭丸(文2=東福岡)、Li武田大周主将(政経4=松本国際) 第3、4、5セット佐々木⇄前嶋悠仁(法2=日本航空) 第1セットは中盤まで互いに点を取り合う展開が続く。18―18となったが、ここで坂本のサーブが光り3連続ポイントを獲得。先に20点台に乗ると相手のミスも絡み、そのまま第1セットを先取した。勢いに乗りたい第2セットだったが、序盤から6-9とリードされる。黒澤のブロックや金田のクイックなどで負けじと食らいついていくが、なかなか点差が縮まらない。終盤勝負に持ち込ませたかったが「緊張もあって思うようなプレーができなかった」(岡本)と勝負所でのミスが目立ち、セットカウント1-1とされてしまう。切り替え挑みたい第3セット。岡本のバックアタックや3枚ブロックなどが決まり序盤から10―5と大きくリードした明大だったが、法大の高い壁に阻まれじわじわと点差を詰められてしまう。21―21と終盤に追いつかれ、その後も踏ん張ることができなかった。 1セットでも落としたら試合終了という絶体絶命の状況で迎えた第4セット。それでも「自分たち3年生3人が絶対に4年生を引退させないという気持ちでやってきた」(金田)と金田を中心にブロックを組み立て、法大の高いスパイクに触れる場面が増える。さらに「抜けたボール、ワンタッチしたボールはしっかり後ろが拾うという役割分担を試合中に話して実践することができた」(武田)と徐々に本来の調子を取り戻し、好守備を連発。先に20点台に突入した明大はピンチサーバーとして投入された山田美雄(政経2=東福岡)のサービスエースでマッチポイントを握ると、勢いそのまま第4セットをもぎ取った。 運命の最終セット。「やれるだけのことはやってきた。気持ちで負けないように。自信を持ってやろうと話した」(武田)。序盤から坂本と岡本のサービスエースが飛び出し8-5と試合の主導権を握る。その後も法大のスパイクを何度も拾い長いラリーを制していく。「悔しい思いはもう絶対にしたくないと思った」(坂本)と果敢に攻め続けた明大は15―12とフルセットの死闘を制し、3回戦に駒を進めた。 おととし、昨年度と2回戦で敗退し涙をのんできた明大だったが「1部として、4年生としての意地を見せられた」(武田)と重圧をはねのけ、見事勝利を果たした。次戦の相手は東亜大。「自分たちは優勝を目標にしている。その通過点だと思ってしっかり勝てるように頑張りたい」(坂本)。まだ見ぬ舞台に足を踏み入れた明大だが、目指す場所はただ一つ。チーム一丸となって頂の景色を見に行く。 [七海千紗] 試合後のコメント武田――終盤に調子が上がってきた印象を受けました。 「ここまで追い詰められてもう後がない状況だったので『引いたところでやられるに決まってる、強気でいこう』と話していました」 岡本――次戦の意気込みをお願いします。 「法大と同じく高さのあるチームで3年生が多いチームなので勢いで負けたくないです。これまで練習してきたブロック、切り返しからのコンビを上手くやればしっかり勝ち切れる相手だと思うので、まずは雰囲気づくりから気負わずにやれたらと思います」 金田――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。 「個人的にはクイックの決定率が良く、要所要所で決められたのが良かったです。しかしブロックポイントやワンタッチを仕掛ける本数が少なかったので、そこは次戦に向けて修正していきたいと思います」 坂本――サーブを振り返っていかがですか。 「いい方だったと思うのですが、まだAパスを結構返されていたのでもう少し崩せるようなコースに決めないといけないなと思いました」READ MORE -
全カレ初戦 至学館大にストレート勝ち/全日本大学選手権
バレーボール 2023.11.28全日本大学選手権(以下、全カレ)初戦の相手は至学館大。序盤で主導権を握り第1セットを先取すると、勢いそのままに第2、3セットも連取する。3セットともに一度もリードを許すことなく勝利し、開幕初戦で好スタートを切った。 ◆11・28~12・3 全日本大学選手権(大田区総合体育館他他)▼11・28 至学館大戦(エスフォルタアリーナ八王子)〇明大3{25-13、25-16、25-17}至学館大0 <スターティングメンバー>(ローテンション順)S近藤蘭丸(文2=東福岡)、OH佐々木駿(商2=土浦日大)、MB黒澤孝太(政経2=明大中野)、OP坂本雄大(政経3=市立尼崎)、OH岡本知也(政経3=五所川原工)、MB金田晃太朗(政経3=駿台学園)、Li武田大周主将(政経4=松本国際) 「前半は自分たちが理想とする形のバレーができた」(武田)。金田、岡本、坂本の強烈なブロックが決まると3連続ポイントを重ねて6―3と得点差を広げた。ここで試合の流れをつかむと、そのまま攻撃の手を緩めることなく得点を重ねる。「時間差攻撃に対応するためにブロックとサーブを攻める対策をした」(坂本)。相手に合わせて対策を練ったことが功を奏した。その後も坂本の強烈なサーブで敵陣を切り崩すと金田と岡本がスパイクを決め、一気に4連続ポイント。そのまま危なげなくこのセットを25―13で終えた。 続く第2セットは序盤から相手のミスに助けられる場面が目立った。それでも全カレに向けて精度を高めたブロックを黒澤と近藤が決めて相手を圧倒する。攻撃面では坂本や岡本がスパイクを決めて4連続ポイントを取り、25―16でこのセットも取った。ストレート勝ちを果たしたい第3セット。序盤から坂本や佐々木がフェイントを仕掛けて相手のスキを突き一気に5連続ポイントを獲得。相手に1点も与えない〝攻めのプレー〟を見せる。その後は相手の反撃を受け6―5と一点差に迫られるが冷静に得点を重ねた。またこのセットではメンバーの入れ替わりが相次いだ。「明日のために会場慣れしてもらわないと困るし、一つの経験としても多くのメンバーを使いたい」(武田)といったチームとしての狙いがあったという。そのまま相手に一度もリードを許すことなく25―17で勝利した。 「ストレートで勝てたことは次の試合に向けての自信にもなるが、内容的には自分たちのミスもあったので改善しないといけない」(岡本)。結果に一喜一憂することなく選手たちは次を見据えていた。「どのチームが相手になっても自信を持ってやって次につなげたい」(近藤)。昨年とおととしは共に2回戦で敗退を喫している。5年ぶりの表彰台に全員で立つために。これまでの雪辱を果たしたい。 [田上愛子] 試合後のコメント武田――ご自身のプレーはいかがでしたか。 「雰囲気もつくれていなかったし、相手のミスが多かったのもあるけど自分たちが理想としている形のバレーが、前半の何点かしかできていなかった部分は改善点だと思います」 岡本――ご自身のプレーはいかがでしたか。 「サーブレシーブは比較的返球できて良かったと思いますが、コンビが多い相手チームに対してのブロックがうまくできなかったので、それを金田晃太朗(政経4=駿台学園)にも聞いて、すぐ修正できるようにしないといけないなと感じました」 坂本 ―― 初戦突破の今のお気持ちはいかがですか。 「勝ててうれしかったですが、去年やおととしは次の試合で負けているので明日勝てるようにしていきたいと思います」 近藤――次戦の意気込みをお願いします。「五分五分の試合になると思うので、そこで粘って気持ちで負けないようにしたいです。やってきたものは多分自分たちの方があると思うので、自信を持ってまずは1勝して次につなげたいと思います」READ MORE
特集記事 SPECIAL
部の紹介 INTRODUCTION
昭和8年創部の伝統ある部だ。関東大学リーグでは1部に所属しており、高校時代から実績ある選手が多く在籍している。2013年の東日本インカレ制覇以来、優勝からは遠ざかっているが、チームの爆発力はリーグでも屈指。またリーグ戦では個人タイトルを獲得する選手もおり、選手個人のポテンシャルは非常に高い。高さはそれ程あるわけではないが、ブロックとリベロが連携した拾ってつなぐバレーがチームの武器だ。粘り強いバレーで目標である「日本一」を手繰り寄せる。