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雨天の中全選手がタイムを残し鈴鹿への切符をつかむ/全関東学生ジムカーナ選手権
自動車 2023.05.29◆5・13 全関東学生ジムカーナ選手権(富士スピードウェイ)▼男子団体の部 明大――8位▼男子個人の部 坂井――12位 菅谷――23位 田中――44位 今大会は雨天の中、パイロンの設置されたコースを走行しタイムを競うジムカーナ形式で行われた。コンディションが刻一刻と変化する中で明大は出走した3人がタイムを残し、全日本学生ジムカーナ選手権(以下、全日本ジムカーナ)への出場権をつかんだ。 コース上に水たまりができるほどの難しい路面状況の下で行われた今大会。悪天候に加え、複雑なコース設定も相まって各大学でミスコースをする選手が多く見られた。その中でも明大の先陣を切った菅谷洋雄(商3=日大藤沢)は1走としての役割を果たしてみせた。「タイムを残し、少しでもタイヤを温めつつ車や路面の状況を後続の選手に伝える」。その言葉通りミスコースなく堅実な走りを見せた。2走の田中寛人(商4=桐蔭学園)はミスコースにより記録を残せなかったものの、3走を務める坂井遼主将(法4=東邦大東邦)がエースとしてこの日チーム内トップのタイムをたたき出した。 主将の好走で勢いづいた明大は午後のアタックでも安定した走りを見せる。菅谷が1本目から大幅なタイムアップを果たすと、田中は1本目のミスコースもあり「タイムを縮めることを意識できなかった」と悔やみながらも冷静な走りで完走。坂井はパイロンタッチによるペナルティがあり思うようなタイムを残すことはできなかったが出走した3人のタイムが出そろい、団体8位の成績を収めた。入賞こそ逃したものの、8月に鈴鹿サーキットで行われる全日本ジムカーナへの出場権を獲得。次なる戦いへと望みをつなげた。 今後に向けた意気込みを「いずれかの大会で団体入賞個人入賞を目指すことと、未来の大学生にも自動車部を魅力的に思ってもらえるように頑張りたい」と語った坂井。昨年度越えられなかった入賞の壁を打ち破り、強い明治を取り戻すという決意が揺らぐことは決してないだろう。集大成となる全日本ジムカーナに向けてチームはさらにアクセルを踏み込んでいく。 [松原輝] 試合後のコメント菅谷――今後に向けて強化したい点はありますか。「車両自体が入賞した学校と比べて劣る部分があるので、そこは予算を組んで改造するなどして本番に向けて自分たちの技術ももっと成長させて全日本ジムカーナで入賞できるように頑張っていきたいです。個人としては先輩方よりもいいタイムを出して結果が残したいのですが、基本的には団体のために整備と運転の技術を磨いていくために頑張りたいです」 田中――今後に向けてどんな点を改善していきたいですか。「スキルとしては変なところで減速し過ぎしないとか、コーナーでスムーズな運転ができるように気をつけていきたいと思います」 坂井――路面がウェットコンディションの中でどのようなことを意識しましたか。「横方向に力がかかるとどうしても車が滑りやすい分スピンしやすいので、いかにまっすぐ減速してコーナーを小さく曲がってすぐ加速できるかというライン取りを慣熟歩行の時から意識していました」 READ MORE -
2年連続の団体入賞とはならず 車の不調に泣く/全日本学生ジムカーナ選手権
自動車 2022.08.24障害物が設置されたジムカーナ(舗装路)を走りタイムを競う今大会。全国から32校がモータースポーツの聖地である鈴鹿に集結し、ハイレベルな戦いを繰り広げた。明大は惜しくも2年連続の団体入賞とはならなかったものの、最後まで激しい入賞争いを演じた。 ◆8・21 全日本ジムカーナ選手権(鈴鹿サーキット国際南コース)▼男子団体の部 明大――9位▼男子個人の部 常盤――16位 坂井――31位 田中――55位 昨年度の同大会で団体6位入賞を果たした明大。今年度も団体入賞を目標に準備を進めてきた。しかし、大会直前の練習で思わぬトラブルが起こる。減速とシフトチェンジのタイミングにミスが生じ、ミッションと呼ばれる変速機の歯車が割れてしまったのだ。急きょ、ダートトライアル用のミッションに交換したが、本来使用するはずだったジムカーナ用のものに比べて加速性能が劣る不利な状況に立たされることに。また、カーブの時に左右のタイヤの回転数を調整するジムカーナ用のLSDが入っていないためコーナリング性能にも課題を抱える。そんな状況でも運転技術で劣勢を盛り返すべくレース前にコース取りやシフトチェンジのタイミングなどを選手間で共有し、本番に備えた。 午前と午後で3人の選手が1本ずつ走り、それぞれの速いタイムの合計で団体順位を競う。明大は田中寛人(商3=桐蔭学園)、坂井遼(法3=東邦大東邦)、常盤啓太主将(法4=北園)の3人がハンドルを握る。迎えた午前の第1ヒート。1走の田中は前日からの雨で路面がぬれ、滑りやすい状況でもスタートから順調にレースを進める。だが、コース中盤の比較的長い直線を抜けた後に位置する、半径15メートルのコーナーが牙をむく。高速域からのブレーキングでフロントに荷重がかかり過ぎたことで後輪が滑り、スピンしてしまう。その後なんとかレースには復帰したものの大幅なタイムロスにつながった。2走の坂井は天候が回復し、路面が乾きつつある中の出走となった。「レース前は吐きそうなくらい緊張した」と語るも、パイロン(障害物)との接触やミスコースなどのミスをすることなく1分18秒69を記録し、確実にタイムを残す。各校のエースが集う3走には運転技術に関して部員からも信頼の厚い常盤がエントリー。4年間の集大成として臨んだ今大会は、あと一歩のところで個人入賞に及ばなかった昨年度の雪辱を果たすべく、強い決意で臨んだ。スタートから素早く加速すると高速コーナーやサイドターンの連続する区間も難なくクリアし、1分15秒91でゴール。一時は暫定トップに躍り出るほどの好タイムだった。パドックに戻る途中、集まった部員に常盤が力強いガッツポーズを見せる場面も。エースの走りで流れを引き寄せた明大は勢いもそのままに午後の第2ヒートへと突入した。 雨の予報が外れ、日差しが強くなった午後。路面は完全に乾き、午前よりも攻めた走りができるコンディションが整った。しかし、この天候の変化は田中にとって不利に働く。「午前と路面の状態がかなり違ったので思うように修正し切れなかった」(田中)と悔やむも大きなミスをすることなく走り切り、1分19秒51をマーク。今年5月に行われた全関東学生ジムカーナ選手権ではスピンしてしまいなかなかタイムを残せてこなかったが、今大会は「最低限の結果は残すことができた」と次戦に向けて手応えをつかんだ。坂井は1本目でタイムを残したこともあり、2本目は「1分15秒台に入ること」を目標に掲げて挑んだ。目標には届かなかったものの、全体を通して安定したレース運びを見せ、1分17秒18を記録。この時点で暫定団体7番手に位置する明大の入賞争いの命運は、最終走者の常盤に託された。1本目で得た感覚を基に「少し一か八かの攻めをしようと思った」と序盤から積極的な走りでタイムを狙う。パイロンの密集する区間ではサイドブレーキを引く時間を最小限にし、素早く車の向きを変えることでタイムロスの少ない走りを意識。快調な走りで前半を折り返す。しかし、カーブから立ち上がった後の長い直線区間で悲運が襲った。直線上に置かれた2つのパイロンをすり抜ける場面で車とパイロンが接触したという判定を受け、5秒のペナルティが課せられることに。この結果2年連続の団体入賞とはならなかった。それでも、主将としてチームをけん引してきた常盤は個人入賞こそ逃したがチーム内トップのタイムを記録し、エースの意地を結果で示した。 入賞ラインである6位の同大とは2.23秒の差がついた。1人あたりに換算すると約0.74秒。1秒にも満たないタイムを削り出す厳しい戦いの現実がそこにはあった。明大のゼッケンである106番をつけた車がトップチェッカーを受けるその日のために。自分たちに足りないものを見つめ直し、前を向いて進み続ける。 [松原輝] 試合後のコメント常盤――1本目で1分15秒91をマークされましたが、チームに与えた影響はどんなものがありますか。 「車両に厳しい面があるのと、1走2走ともに経験が少なかったのですが、3人が遅いタイムに沈むよりは士気も上がりますし、チームを引き締めるような効果があったと思います」 ――今大会を通して、主将として後輩たちに残すことができた点はありますか。 「今年度に入ってから、ダートトライアルなどの大会が苦戦続きで上位争いの緊張感をあまり得られなかったので(今大会、入賞争いを演じたことで)団体個人ともにパドックやドライバーも緊張感を持って戦うことで、大会に臨む心構えを学んでもらえたと思います」 坂井――結果を振り返っていかがですか。 「個人は同じ状況、同じ車で走った先輩から1秒ほど遅れているので、来年に向けてその差を縮められるようにしたいです。団体に関しても昨年度は入賞したので、今年も団体入賞をすることで卒業される先輩に花を持たせてあげたかったです」 ――常盤選手の走りをご覧になっていかがでしたか。 「他大学に比べて車の戦闘力は劣っているのですが、その中からポテンシャルを引き出して無駄のない走りをしている点を、自分の運転にも生かしていきたいです」 ――ご自身で感じた課題はありますか。 「まだ全体的にペースが遅いところがあったり、逆に無理にスピードを出そうとしてロスになってしまったりするので、そのような細かなミスをなくせるようにしていきたいです」 田中――今大会を振り返ってみていかがですか。 「1本目がなかなか思うように走れず、団体入賞に届かなかった部分が残念でした。それでも2本目で最低限の結果は残せたと思っています」 ――コースで気をつけたところはありますか。 「パイロンが密集している区間で無駄にアクセルを踏んでしまったり、大回りをしてしまったりすることがないように気をつけていました」 ――ご自身で感じた課題はありますか。 「天候の変化への対応と、もう少しサイドターンがうまくできれば小回りがきいてタイムを縮められるといったところです。それと、ライン取りは常盤さんの方が出走前の慣熟歩行でコースのライン作りがうまかったので、その点が自分に足りない部分だったと思います」READ MORE -
2年ぶりの出場 入賞は逃すも手応えをつかむ/全関東学生ダートトライアル選手権
自動車 2022.06.22ダート(未舗装路)のコースを走りタイムを競う今大会。明大からは3人の選手が出場した。車の不調を抱えながらもチーム一丸となって戦い抜いた。ミスコースも見られたが出場した全ドライバーが記録を残し、次戦に向けて明るい材料となった。 ◆6・19 全関東学生ダートトライアル選手権(丸和オートランド那須)▼男子団体の部 明大――7位▼男子個人の部 須澤――20位 田中――22位 藤井――23位 2年ぶりに出場した今大会。明大は「来年度以降上位争いができるように経験を積む」(常盤啓太主将・法4=北園)という目標を掲げ、2、3年生がドライバーとしてレースに臨んだ。しかし、前日に悲運がチームを襲う。本来よりもエンジンの回転数が上がらずにパワーが落ちてしまうという大きなトラブルだ。器材の不足などから会場では十分な整備を行うことができない。その中でも「ブレーキを直前まで踏まないで速度を落とさず走る」(須澤遼・法3=東邦大東邦)といった工夫をするなど車の状態に合わせて各ドライバーが奮闘した。 1走を務めたのは初めてダートトライアル公式戦に出場した藤井健太(経営2=淑徳巣鴨)。1本目は安定した走行を見せ、1分34秒95をマーク。カーブを曲がる際「しっかりと減速して外側に行かないように」(藤井)とタイムロスを生まない走りを意識した。しかし、高速度で走行する状況下では一瞬のミスが命取りになる。2本目はスタート直後にミスコースをしてしまい、記録を残せなかった。不本意な結果に終わったが、初めての出場を通して得たものは大きいはずだ。 2走の田中寛人(商3=桐蔭学園)は1本目にミスコースをしてしまう。「コーナーを曲がったタイミングで姿勢を崩してしまった」(田中)ことを反省点に挙げた。後がなくなった2本目、ミスコースをしないことを意識しながら「今の技量の中ではかなりいい走りができた」と1分34秒427でゴール。今年度5月に行われた全関東学生ジムガーナ選手権ではスピンしてしまい、記録を残せなかったが今大会では1本目のミスを修正してみせた。さらなる記録更新にも期待がかかる。 3走には部内選考会で一番の成績を残した須澤が選ばれた。「明大の看板を背負っている分、恥ずかしい走りはしない」(須澤)。その言葉通り2本ともチーム内トップの記録でチェッカーフラッグを受けた。ダートと舗装路が連続する区間では「ダートで乱れた姿勢を舗装路でリセットして次のコーナーへの足掛かりにした」(須澤)と路面状況の変化にも巧みに対応。2本目の後半区間でエンジンの不調から思うような加速ができなかった点を悔やむも、チームの最後を飾るにふさわしい見事な走りだった。 今大会はダートという過酷な条件下のために走行中に横転して途中棄権したり、車が故障してコース上で停止したりしてしまうチームも見られた。しかし、明大は車の不調を抱えながらも最後まで大きなトラブルなく走り切った。主将の常盤も「来年度以降につながる試合ができた」とチームの成長に自信を見せる。今大会で得た経験や反省を洗い出し、今後の大会ではさらなる好成績を目指したい。上位で勝負できるチームになるため、これからも走り続ける。[松原輝] 試合後のコメント宮鍋正幸監督――今大会に出場した目的はありますか。 「経験を積ませるためというのが大きな目的です。ダートは練習場所が限られていて、車への負担も大きいため出場しない学校もあります。ただ、明大はジムガーナ、ダートトライアル、フィギュア(運転技術を競う部門)の3種目の総合点で争う総合杯の獲得を目指しています。そういった理由もあり出場を決めました」 ――選手に伝えたことはありますか。 「いつも、1本目だけはミスコースをせずにゴールするように伝えています。1本目でタイムを残すことができれば2本目で勝負をかけられるためです」 常盤――下級生の走りはいかがでしたか。 「ダートトライアルの練習を始めたのが5月末ごろということで練習時間は短かったのですが経験の少ない中でもいい走りをしてくれたのではないかと思います」 ――主将として意識していることはありますか。 「下級生がコロナの影響で経験を積む機会が少なく、このまま部を引き継いでしまうと来年度以降を戦っていく上で苦しい状況になると予想されます。そのため、自分が結果を狙うだけでなく、整備、車両トラブルの直し方、運転技術などの面で自分がやってきたことを下級生に引き継いでいけるように意識しています」 須澤――今日の走りを振り返っていかがでしたか。 「車のエンジンの調子がかなり悪かったので満足はしていませんが、大会の雰囲気や状況の変化をつかめたので経験を得ることはできたと思います」 ――2年ぶりのダートトライアルの公式戦はいかがでしたか。 「2年ぶりなのでみんな手探り状態でした。主将が来年度自分はいないからということで僕たちにドライバーをやらせていただきました。主将には選手ではない中でも車の整備などをしていただき、大変助かりました。後輩の技術の習得という面ではダートトライアルは車の整備方法が少し異なるので経験できてよかったと思います」 ――今後に向けて収穫はありましたか。 「今回の大会で不安定な所を走ることができたので、もしジムカーナ(舗装路)が雨だったりした時の対処方法などを学べたと思います。あとは車の調整や走行動画を見返して問題点を洗い出したいです」 READ MORE -
個人・団体で入賞ならず 新たな成長へ大きな一歩/全関東学生ジムカーナ選手権
自動車 2019.05.29舗装されたコースを走りタイムを競う今大会。課題の残る結果となった。安田弘樹(情コミ3=橘学苑高)が1走目にいい走りを見せるも2走目ではマシントラブルで記録が出せず、入賞を逃す。チーム全体を見ても細かいミスが目立ち、個人・団体ともに入賞を逃す手厳しい結果となった。 ◆5・26 全関東学生ジムカーナ選手権(富士スピードウェイ)▼男子団体の部 明大――10位▼男子個人の部 安田――8位 俣野――31位 矢島――40位 決められたコースをいかに早く走るかを競うジムカーナ選手権が富士スピードウェイで行われた。複雑で細かい操作が求められた今試合。「ジムカーナにおいて大切なサイドターンを練習はしていたが、全体をみるとまだまだ力不足だと感じた」(俣野耀太郎・商3=開智未来)。普段のコースより複雑なコースとなった分、大会を通してミスコースが続出。その中でも安田は絶妙なハンドブレーキ操作で、サイドターンをうまく使い、第1走目では全体で5位と好成績を残す。しかし、2走目にはマシントラブルによって途中リタイア。「ミスがなければ入賞できたと思う」(安田)。スコアにはつながらなかったため、チームとしても成績は伸びず。個人・団体で入賞を逃し、多くの課題を残したレースとなった。 チームは前を向き続ける。「ライバル校に負けないように、安田を中心として全体の底上げをやっていきたい」(俣野)。安田は技術面でチームを引っ張っていく存在だ。3年生を主力とした新体制。今試合の反省点を上手く成果に転化できるかは、彼らの向上心に懸かっている。次の試合は那須で行われる全関東学生ダートトライアル選手権。ジムカーナとは全く違うフィールドで成果が出していけるように、課題を一つ一つ克服し、その先に見える彼らの強くなった姿を楽しみに待ちたい。 [内山嶺] 試合後のコメント俣野――今大会を振り返っていかがでしたか。 「自分にとって初めての、ジムカーナだったのですが、とりあえずミスコースでタイムが出ないことは一番気にしていました。なのでタイムが残せたのは良かったと思います。他大と比べてまだまだ差があるなと思ったので、課題を見つけて修正していきたいと思いますね」 ――次戦に向けて意気込みのほどお願いします。 「次の試合はダートトライアルで、自分はダートの方が好きなので、とりあえず選手に選ばれて入賞を狙っていきたいですね」 安田――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「午前中は落ち着いて運転できて、午後はリラックスできたと思います。午後のミスがなければ入賞ができたと思うので、惜しいですね」 ――効果のあった練習は何ですか。 「本番を意識した実践的な練習ですね。本番と同じように朝から練習したのが良かったと思います」READ MORE -
新チーム始動 団体入賞ならず/全関東学生運転競技選手権
自動車 2019.03.11新チームの初陣となる全関東フィギュアが行われた。団体は8位と入賞に届かなかったが、小型乗用の部では矢島泰雅(情コミ2=明大明治)が2位、小型貨物の部では俣野耀太郎(商2=開智未来)が3位入賞。新チームとしては収穫のあるスタートを切った。 ◆3・10 全関東学生運転競技選手権(府中運転免許試験場)▼男子団体の部 明大――8位▼男子個人の部 小型乗用の部東コース 矢島――2位、西コース 俣野――3位▼男子個人の部 小型貨物の部東コース 秋山――4位、西コース 村崎――11位 応用力がカギを握った。当日にコースが発表された今大会。走行順が早い方が圧倒的に不利な状況だった。それでも第1走者の秋山真宏主将(情コミ2=明大明治)は「イメージ通りに走れた」と迷いのないハンドルさばきで初見のコースを好走。第3走者の俣野も前の選手のいい走りを自分の走りに生かし、高い順応力を見せつけた。団体では悔しさが残る結果となったが今後に向けた大きな経験を得られた。 今年は新3年生が主体の若手チームとなる。他大学に比べると新4年生がいない分圧倒的に経験不足で不安要素も多い。それでも「とてもコミュニケーションが取れている」(俣野)とチームの雰囲気はかなり良好。主将の秋山を中心にまとまったチームが既にできあがっている。しかし仲が良いだけでは試合に勝てない。今大会の結果も踏まえ「厳しさも取り入れてレベルアップできるチームにしたい」(秋山)。2年間かけてつくり上げられる今年のチーム。最終目標は全日本の総合杯優勝だ。初々しい選手たちがこれから様々な経験を通してどのような成長を遂げるのか目が離せない。[大橋未来]試合後のコメント秋山――団体を振り返っていかがでしたか。 「昨年の全日本フィギュアでは準優勝だったので、今年は優勝を目標に結構頑張っていたんですけど、8位で結果が振るわなかったのがすごく悔しいです」俣野――レベルアップにつながることは何ですか。 「新2年生は圧倒的に練習が足りていない部分があります。基礎的な練習は結構してきたんですけど、大会みたいなコースはあまりやっていなかったので、より実戦に近い形式で練習が必要なのかと思います。新3年生はタイムだけを求めるのではなくて、減点を少なくする走りを目指していけばもう少しいい順位が取れるのかなと思います」矢島――今後の意気込みについてお願いします。 「今大会で他の大学の人の走りを見て、フィギュアでは自分より早い人が3、4人いてライバルを見つけることができたので、その人に勝てるような走りができるように頑張りたいです」READ MORE -
瀬戸口・岸田がW優勝 団体は準優勝で最高の引退/全日本運転競技選手権
自動車 2018.11.18今季最後の大会となる、全日本フィギュアが行われた。細かい運転技術が求められるフィギュア部門。小型乗用の部では岸田裕斗(法3=天百)・瀬戸口凱(営4=明大中野)がダブル優勝。小型貨物の部では児島捷太主将(営4=明大中野)が3位と、目覚ましい活躍で団体2位に輝いた。◆11・18 全日本運転競技選手権(日通自動車学校)▼男子団体の部 明大――2位▼男子個人の部 小型乗用の部Aコース 岸田――1位、Bコース 瀬戸口――1位▼男子個人の部 小型貨物の部Aコース 児島――3位、Bコース 秋山――7位 最上級生が集大成を見せた。岸田・瀬戸口・児島にとっては最後の大会。岸田は2年次に入部したため、他の同級生とは1年分のハンデがあった。それでも得意のスラロームを強化し、その差をカバー。努力が1位という結果で報われた瞬間だった。上位3選手がポイントで並んだ小型乗用の部Bコース。「ひたすら練習した」(瀬戸口)と細かいミスなく、タイムの差で勝利をつかんだ。「最後の最後で優勝できて良かった」(瀬戸口)。児島は、自己ベストを記録。3位という結果に「自分の最大限だと思う」(児島)。それぞれが、最後の舞台で最高のパフォーマンスを披露。とびきりの笑顔で有終の美を飾った。 優勝は次の代に託された。団体優勝の慶大とはポイント数で並んだ明大。しかし、総減点数の差で、悲願の団体優勝まであと一歩届かなかった。「団体2位は、次につなげるための2位だ」(瀬戸口)。次の主将は2年の秋山真宏(情コミ2=明大明治)。今大会では「先輩たちが良い結果を残せたのに、自分は7位で終わって本当に悔しい」(秋山)。この悔しさを原動力に、来年度のさらなる躍進に向けて走り出す。[大橋未来]試合後のコメント宮鍋正幸監督――岸田と瀬戸口が乗用の部で1位になりました。 「めったにないことだからうれしいし、よくやったと思います。特に岸田は2年生入部なので、部では3年生でもこれで引退です。2年生入部だから3年間しかやってきてないけど、それで優勝できたというのは、たいしたもんだと思います」児島――4年間を振り返っていかがでしたか。 「4年生がやはり濃密で色んなことがありました。何より学んだことが多くて、主将という立場についてチームをまとめる難しさや、施策を作ってもそれを続けていく難しさなど、学ぶことが多かった1年でした。でも本当にいい仲間に囲まれて同期も後輩もそうですけど、幸せな大学生活だったと思います」瀬戸口――後輩たちに伝えたいことは何ですか。 「現3年生が1人しかいなくて、現2年生が主体的に動くことになりますので、かなり厳しい年にはなるとは思います。でも、私たちもできる限りのサポートをしてなるべく引き継ぎをしっかりして、またいい順位を取ってもらえればと思います」秋山――総減点数の差で2位になりました。 「監督に、俺があと1位上だったらとか、もうちょっと減点が少なければって言われました。自分がかなり減点を増やしてしまったので、優勝できなかったのは自分のミスがかなり大きかったなって反省しています」READ MORE -
団体4位入賞 新チーム好発進/全関東学生運転競技大会
自動車 2018.03.26新チームの初陣となる全関東フィギュアが行われた。明大からは小型乗用の部に瀬戸口凱(営3=明大中野)と岸田裕斗(法2=天百)、小型貨物の部に児島捷太主将(営3=明大中野)と秋山真宏(情コミ1=明大明治)が出場。瀬戸口が小型乗用の部で3位入賞を果たした。団体でも4位入賞となり幸先のいいスタートを切った。 精密さとの戦いだった。細かい運転技術が求められるフィギュア部門。瀬戸口は運良く最後から2番目の出走順に選ばれる。「他の選手の走りを見ることができた」(瀬戸口)とそれを基にレースを分析した。本番では障害物の距離感覚を把握したレースを展開。ミスを最小限に抑え見事に3位入賞を果たす。「個人の目標としてはクリア」(瀬戸口)と自身の過去最高の成績を叩き出した。 リベンジとして今大会を迎えた。昨年の同大会で壁への接近より惜しくも失格となった児島。今大会のためにフィギュア練習の合宿を行った。「基本的な動作をしたのが良かった」(児島)と練習前のハンドル回しや固定化したボックス内での動きを繰り返し練習。見事に個人で5位に食い込み団体4位入賞に大きく貢献した。 収穫のある初陣となった。新チームの真価が問われるレースとなった今大会。初めての大会となった1、2年生も多い中「良い結果に傾いた」(児島)。後輩育成が団体制覇へのカギとなる。「団体で4位なのでもっと高みがある」(児島)と貪欲に優勝を追い続ける。 [木田諒一朗]児島「途中のスラロームまではいい感じでいけたんですけど最後これじゃ勝てないなと思って気持ち変えたところを少し雑なところが出てしまってミスが出たという感じでした。でも表彰台は登りたかったですけどそこまで大きな失敗ではなかったので良かったと思います。個人の順位は不甲斐ないですね。瀬戸口が3位に入ってくれて僕が3位とかになっていれば団体の順位がひとつ上がっていたかもしれなかったです。後輩で出ているのが秋山で2年生のわりに頑張ってくれてとても感謝しています。団体の順位は本当にいいスタートが切れているなと思います。次につながるものだと捉えています。(昨年の同大会と比べて)昨年は個人だと失格になっていてその中から今回タイムを残すことを重視して走って3年生が抜けているのもあって2年生を起用したのもあるんですけどそこから団体4位を出せて満足しています。今回は良い結果に傾いたのかなと感じています。(今大会の意気込み)ちょうど4年生が抜けて15人になってレースのスタッフなどで抜けてメンバーが少ない中で一人一人が役割を果たして動いてくれて良かったと思います。(チーム状況)みんないろんな意見を言ってくるので叶えてあげたいところはあるんですけど先輩後輩気を使わず話してくれることが多いと感じて結構気に入っています。(反省点)各々伸びてくれているとは思うんですけど缶とかせつとか減点がある項目があったのでそこを極めていきたいです。一発で決めるという一連の動作ができるようになればいいかなと思います。(今大会のために取り組んだこと)ハンドル回しを練習前に取り入れるようにしてそこが良くなりました。固定化したボックス内での決まった動きを毎日毎日とっていってそこは基本的な動作をしたのは良かったかなと思います。(今後に向けて)団体で4位なのでもっと高みがあると思うので各々が力を発揮していいチームになってくれればいいと思います」瀬戸口「大会としては過去最高の成績だったので自分としてはすごく満足しています。でも少しミスをしてしまいそれがなければ2位にいけたので次回に生かしたいと思います。良かった点は、まず運が良く出走順が遅く他の選手の走りを見ることができてそれを参考にレースを組み立てていきました。反省点は、いつもならできるところをミスしてしまったので大会の緊張感にやられたかなと思います。(レース展開は)ミラーでは車が綺麗に止まっていたんですけど車体が少し斜めに止まっていてもう少ししっかり確認していれば良かったかなと思います。(今大会の意気込み)表彰されたいと思っていたので個人の目標としてはクリアしたかなと思います。(今大会のために取り組んだこと)この競技を始めて次で4年目になるのでだいぶ練習方法とかも確立されてきてあとは積み重ねるだけです。それを積み重ねながら後輩をしっかり育ててきたので今回団体4位だったんですけど良かったと思います。(今後に向けて)ここから1年間、フィギュアが始まってダート、ジムカーナなど他の競技も始まるので全てで入賞できて総合杯を取れたらなと思います」岸田「スラロームを抜けたところにある缶をまたぐんですけどそこで少しミスをしてしまってそこが大きなミスになってしまいました。それがなかったらもっといい結果になれたと思いました。そこ以外は結構早くできたんじゃないかとS字のスラロームとかは得意なので相手と差をつけられたと思います。そのミスがなければもっといけたので悔しいですね。タイム的には1位のタイムと1秒差で2位だったので本当に悔しいです。(今大会への意気込み)他のジムカーナやダートの選手になれないのでフィギュアで優勝するつもりで頑張ってきたんですけどこんな結果で非常に残念に思います。(今大会のために取り組んだこど)乗用車だとボックスで左前が見えないので何度も車を止めて降りてどの位置にいるのかを確かめてその感覚を養いました。(今後に向けて)次に全日があるのでそこではいい結果を残せるようにと思います」秋山「いいタイムが出せたんですけどコースの枠に触ったりして減点が多くて順位はそこまでよくなかったので悔しい結果になりました。良かった点は結構イメージ通りにいっていたところでした。逆に反省点はイメージ通りでしたがちょっとした5cmくらいの差でコースの枠に触れてしまったところです。今大会の意気込みは今回初めての大会だったので順位より思いっきりやって出せる結果を出そうというのが目標でした。(今大会のために取り組んだこと)ボックスからスラロームに入るつなぎ目のところが結構難しく、そこの流れとかをいろいろ確認したり集中的にやりました。(今後に向けて)これから新入生も入ってきて教えながら自分も成長していければなと思います」READ MORE -
和泉ガレージでの練習取材 新旧主将がチームを語る
自動車 2017.10.30和泉ガレージでの練習取材 新旧主将がチームを語る 和泉ガレージで行われた練習を取材しました。今回の取材では和泉ガレージでの自動車の整備や部員たちの様子を見学することができました。また現主将の吉田潤主将(商4=鶴嶺)に今年の総括と次期主将の児島捷太(経営3=明大中野)に来年の展望について伺いました。大会に出場することができなかった今年。「自分たちの力を最大限に発揮できなかった」(吉田)と悔しさをにじませた。しかしそれだけ4年生が乗る分を1年生に回して後輩育成に励んだことは「無駄にはならない」(吉田)と来年以降の成績に期待している。1年間主将としてチームをけん引したことは「大変なことが8割」(吉田)と大学の名を背負うことにプレッシャーを感じていた。それでも自動車部の特徴でもある他大学とのコミュニティが吉田の励みになった。練習場が限られている和泉ガレージ。広い場所が必要となるフィギュアの練習では他大学の練習場を借りることで他大学の部員とつながりができた。アクシデントが予想される大会でもコミュニティが生かされる。ほとんどの大学が同じ自動車を扱っているためアクシデントが起きても部品の貸し借りを他大学と行う。「社会人において必要なことを車を通して学べた」(吉田)と競技だけではなく人間としての成長をさせてくれた自動車部。人生最後の部活動を糧にして社会へと羽ばたいていく。 代替わりが始まる。大会に出られずに悔しい思いをしてきたこの1年間。3月に行われる全日本学生選手権が初陣となる。4年生が1年間我慢してきてくれた分を無駄にすることはできない。OBからも期待が懸かる大会となるが「気負うよりは楽しくかつみんな人間的に成長してもらえればいい」と話す児島。万全の準備をして1年越しの大会に全力を尽くしにいく。[木田諒一朗]選手のコメント吉田「今年1年としてはやっぱり大会に全部出れなかったので自分たちの力を最大限に発揮できなかったことが一番悔しいところでした。良かった点とすればそれだけ4年生が乗る分を1年生に回せることができたので来年以降いい成績にしてくれたらのかなと感じております。(今後の自動車部について)自分の1年間やってきたことでやっぱり1年生が指示を待つ前に自分から動いて自発的に行動してほしいということが重点を置いてきました。今年ができたけど少し足りない部分があるのでまたそれを来年につなげてくれればなとあとは楽しくやってもらうのが一番かなと思いますね。(主将をやってみて)大変なことが8割ですかね。やっぱり大学の名を背負って対外の大会にいって他の大学の自動車部と競うことにすごくプレッシャーを感ました。でもその分だけ他の大学との知り合いもできたりとか今日も慶応大学と練習をしたのでそういうつながりができたのが主将をやってて良かったことかなと感じます。(他大とのつながり)大体どこの大学も使ってる車は同じなので持ってくるパーツが同じなんです。そのためもし大会の時にパーツが壊れたりしたら結構他の部活とかはわからないですけどみんなで助け合って大会を迎えようというのが伝統的に自動車部としてはあると思います。毎年なんかしらどこかの大学が横転したり大会の前日の練習会で壊れたりします。そこで他の大学の人が駆け寄ってきて欲しい部品あるかなどその逆もあるのでお互いをけ落としてやろうというのは一切ないですね。戦う時は本気でやるんですけどお互いいい大会にしようみたいなっていうのは自動車部の一番の特徴なのかなと思います。大会の本番一緒に頑張れるために自分たちも力を貸すよみたいなというのはすごくありますね。他の大学と一緒に大会に向けて練習することもあるので本来なら相手の練習時間を少なくした方が自分は勝てるかもしれないけどお互い練習できないからフェアにやろうみたいなところがあります。フィギュアという競技は場所がすごく必要なのでうちの大学は見た通り土地が全然ないので敷地のある中央大学さんとか慶応とか青学とかに行って一緒に練習して仲良くなったりしてそれを毎年続ける努力はしています。みんなレンタカー屋でアルバイトをしているので車は安く借りれるのでそこでいいギブアンドテイクはできてるのかなと思います。(4年間の総括)この部活の一番の目標として大会に勝つのはもちろんなんですけど人間として社会人としての教わるところを大学生が最後だと思うので人間的にも成長できたし判断力や決断力などの社会人において必要なことを車を通して学べたかなと思いますね。」児島「規模は小さいのですけど他の体育会と遜色なく努力してもらって1、2年生の後輩には大学生活を充実させるひとつの術としてなればいいかなと思っています。(自動車部の存在)確かに体育会だから就活とかに有利というのはあるけどOBや同期とのつながり大学でちゃんと最後に部活できるいい空間だと思います。(来年に向けて)今年はいろいろと事情があって大会に出れてなくて、それでOBも期待してるとは思うんですけどそこはあんめりみんなには意識してほしくないです。たくさん失敗してもらって全然大丈夫なので結果にこだわり過ぎて気負うよりは楽しくかつみんな人間的に成長してもらえればいいかなと思います。」READ MORE -
喜多が個人1位 団体は入賞ならず/全関東学生運転競技大会
自動車 2017.03.26新体制のスタートとなる全関東フィギュアが行われた。明大からは小型乗用の部に小畑晴熙(政経3=順天)と瀬戸口凱(営2=明大中野)、小型貨物の部に喜多洋行(商3=鎌倉学園)と児島捷太(営2=明大中野)が出場。喜多が小型貨物の部で個人優勝を果たした。しかし、他が振るわず団体の部は入賞とならなかった。 集中力を切らさず走り切った。運転技術を競うフィギュア種目。威勢のいいあいさつで小型トラックに乗り込んだ喜多。車を巧みにコントロールし、総減点0という完璧な走りを披露した。「新4年生は就活があって、僕自身今回、一番練習できてなくて」(喜多)。自らの練習不足を解消するべく個人的に他大学の練習に出向いた。多忙の中でもひたむきな努力が実を結び優勝をつかみ取った。 団体の部優勝を狙った今大会。児島が惜しくも失格となり2年ぶりの優勝は来年度に持ち越しになった。「この結果なのでこのままじゃ卒業はできない」(小畑)。リベンジの舞台は11月の全日本フィギュアだ。自前の練習場を持たない厳しい環境の自動車部。各部員が工夫を凝らし全日本フィギュアでは団体の部優勝を狙う。 悔しさを乗り越える。「団体優勝は狙っていたから今回の結果は悔しい」(吉田潤主将・商4=鶴嶺)。最大の目標は全日本総合杯の年間王者だ。悲願達成に向けてノーブレーキで走り続ける。[柏崎涼介]喜多「(振り返って)あまり慣れない車両だったんですごい緊張はしたんですけど、焦ったら負けというのが心の中にあったので、集中力切らさずに焦らずやろうというのがありました。ちゃんとミスせず走り切れたかなと思います。狭路はトラックに対して幅が広いので、本当だったらすっと入ってすっと戻る感じだったんですけど、ちょっと微妙に入っていなくて、そこが納得いかなかったかなと。僕ちょっと他の人に比べてハンドル回すのが遅いので、そういう細かいところで見ると、結果的にはタイムも一番早かったですが、他のライバルと比べると足りない部分はあるのかなと思います。(コンディションは)悪くはなかったです。体調悪いとかはなく、ましだったかなと。(意識していたことは)絶対に慌てないということを意識していました。2位の青学の奥山と親しくて、いわゆる本当にいいライバルで、昨日とかおとといからずっと「お前倒すから」といやらしいこと言ってきてたんですけど(笑)。そういうのもあったんでなおさら負けたくない、流されまいというのはありました。(同乗判定員がOBでしたが)知ってる先輩というのは、変な緊張はなかったです。終わった後に顔を見たら、険しい顔で何も言わなかったので心配でしたね。でも結果何もなかったのでよかったです。(監督から)大したもんだなと。あんまりそういうの言われたことなかったのでうれしいです。(部内選考は)大会が当初3月4日で、急きょ今日になって、なので選考は2月の頭くらいでした。最初の合宿の2日目か3日目くらいでしたね。選考はOBの先輩が来られた時は、横の同乗の審判をお願いして、いなければ部内の誰かにお願いしたりして決めています。(貨物に乗ることになった経緯は)トラック面白そうだなという思いで。乗用と違って、箱がついていない平ボディのトラックだとミラーで四つのタイヤが見れるので、ならトラックの方がいいかなって。(練習は)他の大学と違って、自前で練習できるところがなくて、海岸だったり中大さんや青学さんをお借りして、日頃平日練習する上ではそういうところ行かなければならなくて、これから僕ら新4年生は就活があって、僕自身今回、一番練習できてなくて。ずっと説明会に行っていたので、そういうのがあるというのは分かっていたので、僕だけ他大学の人にお願いして、他大学だけの練習の時に少し混ぜてもらってました。(4年生が抜けて)今までと違って、フィギュアという競技は下級生も大会に出るのでいいんですけど、スピード競技は僕ら特に経験が少なくて、大会に出たのはほとんどなくて。経験がないので、上が抜けてしまったことで不安ですね。特に去年は車のトラブルも多く、ちゃんとした車で練習できなかったので、そういうのもあってなおさら思うことはありますね。(目標は)2017年シーズン、個人で優勝できたのでこのまま勝ち続けて総合杯、全関東全日両方勝ち続けたいなというのがあります。せっかく選手としてやっていくので一番としてはそれですかね」小畑「駄目でしたね。100点満点でいったら10点くらい。2カ月ぐらいフィギュアに向けて練習していて、やってやるぞという気持ちでした。これまでの練習を生かせなかったのは悔しいです。腹の虫が収まらないというか。他大学との合同練習でうまい人の走りと自分の走りを比べて優勝を狙える位置にいたと思います。自信があっただけに今回の結果は悔やまれる。もう競技を始めて3年目なので特別なことをやるというより、今まで積み上げたものにさらに磨きをかけていくということを意識して練習していました。今更、特別何かをやって突然うまくなるというのは無いと思うので。基礎的なことを確認するみたいな感じです。僕が公式の大会に出れるのはこのフィギュアだけ。ジムカーナとダートは全然走れない。だから出られる試合はこれしかない。だからこそ、フィギュアは勝たないといけないなと思っていたので、モチベーションはすごい高かったです。(ミスの原因は)僕の前にうまい人が走っていて、その人の走りを参考にしようとしました。そうしたら、その人がミスってどうしたらいいのか分からなくなった。迷いが生じてイメージしていた走りができなかったです。今回、この結果なのでこのままじゃ卒業はできない。自分にムカついているし、同期の喜多が優勝で後輩の瀬戸口も僕よりも順位が上で部内でも負けたというのがある。11月の全日本は勝ちにいきます」瀬戸口「(振り返って)もうちょっといけたかなと思っています。表彰3位以上がよかったですね。他大学が上手かったです。青学さんの方とか、一緒に練習していたのでライバル的存在はいました。ほぼ練習と同じような感じだったんですけど、ちょっと練習通りにはいかなかったところがいくつかありまして、そこが差になってしまいました。ルール的にペナルティ無しで帰ってくるというのを意識していました。(90秒間の調節は)ミラーの調節や椅子の高さ、あと席の前後、ブレーキの踏む感じで足が変わっちゃうので。(部内選考は)合宿がありまして、その時にタイム計って決まりました。(乗用になった経緯は)貨物と両方乗ってみたんですけど、乗用の方が合うかなと思いまして乗用にしました。(今までの大会出場経験は)去年、新人枠で出場して、正選手は初でした。緊張しましたね、大学を背負っているということで。(先輩からは)あまり気を張らずにいけよという感じでした。(監督からは)よかったんじゃないかという声かけはいただいたのでうれしかったです。監督は思ってくれることを言ってくださるので、駄目な時は駄目と。なのでうれしかったです。(目標は)全日本フィギュアで表彰台にのります」児島「悔しいです。試合になるとミスが多く出るタイプなので直していかないといけないです。練習では良いタイムが出ていた。練習のときの力を発揮できなかったのは、もったいないことをしましたね。失格になったのは壁に近づき過ぎてしまったから。(特別な練習は)トラックのハンドルは重いので、腕立てをしました。筋力は意外と重要です。合宿は基礎練習を中心にやりました。目標は、また出る機会があれば喜多先輩を超えるようなタイムを出して順位残したいです」READ MORE -
最後まで力出し切り男子団体4位入賞 総合杯は4位/全日本学生運転競技選手権
自動車 2016.11.21今季最後の大会となる全日本学生運転競技大会が日通自動車学校で行われた。車をコントロールする技術で競うフィギュアで、男子小型乗用の部に小平勝也(商4=巻)、榎並敬太主将(法4=東洋)、男子小型貨物の部に中山凱史(理工4=春日部共栄)と喜多洋行(商3=鎌倉学園)の4名が出場。タイム減点が響き、昨年の団体3位を下回る団体4位入賞となった。この結果、全日本総合杯は4位入賞となった。 期待していた賞状とは違った。昨年から期待されていた今年度のチームの結果は団体4位入賞。「もう少し上の賞状が欲しかった」(榎並)と満足のいく結果ではなかった。ミスのない運転を心掛けて臨み、出場した4台のうち3台が減点無し。しかし、コースの難易度が下がったことで相対的な成績の伸びに欠けた。「正直優勝は狙えると思っていたのでかなり悔しい」(中山)。この結果、全日本総合杯は4位に終わった。 それでも、やれることは全てやった。今回初めての試みで、大会2週間前から明大野球部“内海・島岡ボールパーク”の駐車場を借りて練習に励んだ。他の大学が練習場所を確保する中、明大はここ1年間フィギュアの練習場所がなかった。そこで宮鍋正幸監督自ら「駐車場を貸してほしい」と硬式野球部の善波達也監督に電話をかけ、約束を取りつけた。監督の親心に部員も応え、全員が寸暇を惜しんでグラウンドに向かった。「空いた時間が1時間でもあれば、30分しか練習できなくても府中に行っていました」と榎並主将。集大成へ、ベストを尽くした。 最後は悔いなく走り切って3位だ。榎並は目標の4分に、1分オーバーとなるもノーミスでまとめた。「不思議と後悔はないです。気持ちよく走れました。やっと終わった。長かった」(榎並)。後輩思いの主将だ。勝つ喜びを味合わってほしいという思いが強く、後輩を勝たせてあげたいと時には厳しく接した。「賞状をもらっている姿を見て後輩たちが追いかけてくれればいいと思う」(榎並)。高校まで違うスポーツをしてきたが「最後は自分の好きなもので終わらせたいと思っていた」と門をたたいた自動車部。4年間を振り返って「幸せでした」と笑顔を見せた。 昨年2位で一番優勝に近い存在であった中山は3位。昨年の1位から3位が今年も表彰台で揃い、実力が拮抗していた中での勝負だった。惜しくも優勝は逃したが「4年間やり切った」(中山)とすがすがしい表情だった。 優勝は後輩に託された。部内の選手選考を勝ち抜き、唯一の3年生として出場した喜多は、大きなミス無く、タイムも4分23秒と好調な走りを見せた。「今後、代表的な選手になると思うが、今日はその第一歩を踏み出した」(榎並)と後輩に期待が懸かる。来年度の全日本総合杯優勝に向けてアクセルを踏む。[臼井美理亜]試合後のコメント榎並「練習通りにはできなかったんですけど、ミスなかったですし、その時の状況に合わせた走りができたので、不思議と後悔はないです。気持ちよく走れました。やっと終わったと思いました。長かった!と。あとは貨物の喜多がいいタイムを出してくれたので来年につながるレースができたかなと思います。(主将として)苦しいことはなかったです。ただ勝ちたかったので、その分下の子たちに負担をかけたなというのが自分の中にあって、最後やっぱり勝って気持ち良さを味あわせてあげたかったのでそれが心残りですかね。(後輩は)喜多が今回いい走りをしてくれました。今後代表的な選手になっていくでしょうから、今日はその第一歩を踏み出したと思います。(中山選手は)やはり多少プレッシャーを感じていたのかなと思います。フィギュアの選手の中で一番優勝に近い存在だったので。(3位入賞について)賞状をもらえてうれしいっていうのもあるんですけど、今になるともう少し上の賞状が欲しかったかなと思います。人生において、色々な大学と一緒に競って、自分の好きなことで全力をかけるということはないです。自分の好きなことで優勝することはなかなか無いことです。(主将として)後輩に勝つ喜びを味合わせたい思いが強かったです。来年以降は僕とは違った方針でやっていくと思います。僕自身、先輩たちが賞状をもらっている姿を見て、頑張ろうと思えていました。なのでこうして賞状をもらっている姿を見て後輩たちが追いかけてくれればいいと思います。反復して、負けても他の人のせいにせず、自分の中で反省して次につなげることが大切です。2年生の時に全日本に出させて頂いて、ぼろ負けして、今までの練習ではだめだったってことですし、チームの看板も背負っているので、日々の練習を積み上げようと思いました。ちょっとした努力でも結果に繋がると思います。『継続は力なり』と後輩に伝えたいです」小平「タイム的には早く帰ってこれたのでそれは良かったです。ただ、大会のルール上早いだけでは意味がなく、そこで減点をしてしまったので、悔いが残る大会だったと思います。タイヤがガムテープにさわってしまい、缶も飛ばしてしまいました。ライバルの中大はいつもだったらスピード勝負をして、減点が少しあるかなというイメージなんですけど、今回はミスをした僕の走りを見て、冷静な走りに切り替えていて、ミス無くまとめて無難に優勝しました。やっぱりそこが差だったのかなと思います。(初のフィギィアは)スピード競技以外でこの大会に出るのは初めてでした。とにかく減点のないように戻ってこようという作戦だったんですけど、他の大学の走りを見て自分の中に焦りがでて、ちょっと無理をしてしまったかなというのはあります。(出場の経緯は)大会の2週間前に選手選考があって、試合形式のコースをつくって成績上位の二人を出すという毎回のルールがあって、それで上から2番目に入ったので出られました。一発勝負なので緊張感があります。(練習は)自分が出て足を引っ張りたくないという思いもあって、この大会には懸けていました」中山「正直優勝は狙えると思っていたのでかなり悔しいです。でも4年間やり切ったなというのが大きいと思います。4年間の練習の成果を出し切りました。4年生だから結果を残さないといけないというプレッシャーはありましたが、何回も出ている大会なので、そこまでプレッシャーに押されることなく、自由に走れたかなと思います。成績悪い時もみんなで乗り越えてやってこれたというのはかなり自分の中で大切な宝物にしたいと思います。他大学との合同練習でも手ごたえは感じていましたので優勝しか考えていなかったです。自分の実力を見ながら中大との合同練習に臨んでいました。日々の練習でもライバルを意識していました。どれだけ自分の行きたいところにいけるかが大切な競技です。ですが入ろうと思って修正して直すというのを2回ほどやってしまいました。それがタイムの面で敗因になったのかなって。12月に引退ですがこれからは後輩の指導を頑張ります」喜多「練習の時うまくいかないことが多かったのですが最後少しミスをしただけでそれ以外は大きなミスなく終われました。うまくいけてよかったです。競技前はとても緊張して不安だったんですけど、最初の確認で一発でいれて、狭路でも一発で決めてから、気持ちが楽になりました。緊張がとけて最後甘くなってつまらないミスをしてしまいました。そういう小さいミスをしたので後悔はあります。でも大部分は成功したのですっきりして終われたかなと思います」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
昭和5年創部と長い歴史を誇る自動車部。非舗装のコースを走るダートトライアル、舗装されたコースを走るジムカーナ、車をコントロールする技術で競うフィギュアの3競技を中心に活動している。その他にも硬式野球部の東京六大学リーグ戦にトラックを出し、優勝パレードでは運転を任されるなど明大には欠かせない存在である。和泉キャンパスには和泉ガレージを構え、普段から自動車の整備を行い大会へと備えている。部員は全員一般入部生から構成されており、根からの自動車好きが集まっている。日々自動車と向き合い全日本総合杯での優勝を目指している。