最新記事 RECENT ENTRIES
-
山梨学大に一歩及ばず リーグ戦7連敗/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.09.21関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)で思うように結果が出ない明大。何とかして勝利をつかみたい山梨学大戦は序盤から一進一退の攻防が続く。大きく点差が開くことなく試合は進み、3点リードで前半を折り返す。第3Qは山梨学大のペースに連続で13得点を許すなど一気に主導権を奪われた。終盤に4点差まで追い上げたものの迎えた第4Qでは勢いに乗った山梨学大を止められず7連敗となった。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(大田区総合体育館他)▼9・20 対山梨学大戦(大田区総合体育館)明大74{19-17、18-17、21-28、16-25}87山梨学大○ スターターはPG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF武藤俊太郎(政経1=開志国際)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園) 1勝6敗と苦しい結果が続く中で迎えた山梨学大戦。試合は入りから目が離せない接戦となった。山梨学大の得点から始まった第1Qだが、開始3分近くに伊藤とSF田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)が連続で3Pシュートを決めるなど得点を重ねる。一方で山梨学大は中と外の合わせがうまくいき、コンスタントに得点。両チームともに流れをつかむことなく19-17で第1Qを終えた。続く第2Qも展開は変わらない。終盤には3Pシュートを許して同点になる場面があったが、田邉がバスケットカウントを決めるなど3点リードで前半を折り返した。 第3Qは「自分たちがミスしたところで雰囲気が悪くなった」と言うように山梨学大に流れが傾く。開始直後は点の取り合いだったが、残り時間5分45秒で3Pシュートを許すと、一気に山梨学大のペースに。3Pシュート3本を含む連続13得点を許す。それでも、諦めない明大はQ終盤に積極的にシュートを放ち、詰め寄る。田邉の3Pシュートや平松の連続得点などで4点差とし、逆転勝利に望みをつないだ。運命の第4Qは突き放しを図る山梨学大のオフェンスを止められず、徐々に点差が開いていく。何とか追い上げたい明大だったが最後まで流れを引き寄せることはできず、14点差で悔しい敗戦となった。 試合終盤の課題を突き付けられる結果となった。後半の展開については「いいプレーもありましたが、途中諦めてしまった部分があったのでチーム全体で修正しないといけない」(武藤)と振り返る。今試合で明大は7連敗となり、目標としている上位リーグ進出はかなり厳しい状況に。それでも「残りの試合を全部勝ち切るつもりで戦っていきたい」(平松)とチームは前を向く。今後の明大の戦いぶりに注目だ。 [松田遥歩] 試合後のコメント平松――この試合の反省点を教えてください。 「ターンオーバーが多くて、それがそのまま得点につながっていたのでそこが反省点でと思います」 ――今後同じような展開で勝ち切るにはどのようなことが必要になると思いますか。 「やはりリバウンドやターンオーバーの修正、そして出ている選手が雰囲気を盛り上げるような行動をコート内でもコート外でもやっていけたらと思います」 武藤――山梨学大の印象は何かありましたか。 「1人エースがいて、そこを自分とか越田さんがしっかりついて止めるっていう策はあったんですけど、 思ったより周りの選手で点取られてしまって、そこが敗因かなと思います」 ――次戦への意気込みをお願いします。 「白鴎大も今日みたいに、厳しい試合になると思うんですけども、負けてはいられないので、あと10日間いい準備をしてしっかり勝ちにいきたいと思います」READ MORE -
好調子見せるも大東大に勝利かなわず/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.09.11大東大を相手に迎えて臨む、関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)7戦目。ここまで悔しい結果の続く明大にとって、連敗を断ち切りたい一戦。第1Q序盤、ディフェンスでうまく相手の攻撃を阻み、流れをつかむ明大。その後調子を崩して点差が開き、前半を終える。後半には調子を取り戻し追い付く場面もあったが、点差を突き放され試合終了。試合中の流れはつかめたものの、惜しい試合となった。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)▼9・10対大東大戦(白鴎大大行寺キャンパス)明大67{20-21、14-26、20-16、13-16}79大東大○ スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF鬼澤伸太郎(国際1=福岡大大濠) 1次リーグの折り返しとなる7戦目。昨年度リーグ戦4位の大東大を相手に迎えた。「相手が得意としている形をやらせなかった」(平松克樹・情コミ3=福岡大大濠)と好調のディフェンスを発揮して相手の攻撃を阻み、残り時間4分ごろまでは相手の得点を一桁に抑えた。オフェンスでも越田の3Pシュートなどを含めた連続得点を見せ、6点差にまで突き放す。しかし、相手は強豪・大東大。チームファウルが5回に達し、フリースローを含めて着実に得点を重ねられてしまう。そこから互いに一進一退の展開を繰り広げ、1点差で追いかける展開で第1Qを終えた。しかし、その後迎えた第2Qでは「交代などで、きっかけがあった時に流れが悪くなって」(越田)しまい、調子を崩した明大。オフェンスでは多くの3Pシュートを決めるものの、相手の怒涛の連続得点を止めきれずに、13点差にまで広げられてしまう。 それでもこのままの悪い流れではいかないのが明大。ハーフタイムで「プレーの話ではなくて、ここで折れたらダメだとか、しっかり切らさないでついていくという、チームでやることをやろう」(平松)ということを確認し、後半に挑む。第3Q開始1分足らずで、伊藤による2連続得点を決めて勢いづいた明大は、調子を上げていく。ディフェンス面で積極的にスティールを狙い、第3Qのみの得点では大東大を上回る展開に。点差を9点差に縮め、逆転の兆しが見え始める。勢いに乗り、最終Qでは明大からの得点で始まった。多くの3Pシュートが決まり、追い付けそうな場面もあったが、前半に開いた差を埋めきれずに敗北を喫してしまった。 現段階でリーグ戦順位は下位の状態。上位に入るために、「1個も(試合を)落とせない状況」(越田)の明大。この試合での悔しさを糧に、連敗に歯止めをかけることに期待だ。 [中川美怜] 試合後のコメント平松――試合を振り返ってみていかがですか。 「東海大との試合結果が少し悪くて監督からしっかりしようという話があって、それを受けてみんな集中して試合入ることができていました。しかし、欲しいところで自分たちのシュートが入らなかったり、留学生の簡単なところで失点したりというところがだめだったと思います」 ――自身のプレーを振り返っていかがですか。 「リーグ戦を通して、今3Pシュートの確率は結構いいと思うので、そこは良かったと思います。学生コーチとかにも拾ってもらったり、シュート打ち込んだりしているので、そこは自信持ってこれからもやっていきたいと思います」 越田――実力的に負けていなかったことについてはどう思われますか。 「大東大とは春季トーナメントでもたくさん試合をやっているので、自分たちの本来の力を出せば、そんなに力の差はなく、(得点の)チャンスはあると思います。けれど、やはり負けの原因が自分たちにあり、その原因が結局今日も出てしまったと感じます」 ――自身のプレーを振り返っていかがですか。 「自分は3Pシュート2本と、あとはドライブを多めにやって、リバウンドも今日は意識して入っていきました。それでも、ターンオーバーを4個くらいしてしまいました。試合している中でしょうがないのかもしれないです。しかしそういうところを変えないといけないと思います」READ MORE -
点差を縮められず東海大に敗北/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.09.09関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)6戦目の相手は東海大。現在、関東の大学の中で3位に位置する強豪だ。前半から試合の主導権を相手に握られ、苦しい戦いを強いられるが、相手の攻撃スタイルに合わせたディフェンスや、積極的にリバウンドに飛び込むことで必死に食らいつく。後半では攻守において流れをつかむ場面が増えるものの、点差を縮めることはできなかった。シュートを決め切ることができない場面が目立った明大。今リーグ戦で5敗目を喫した。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(日体大世田谷キャンパス他)▼9・9対東海大戦(専修大学生田キャンパス)明大48{9-24、18-20、11-20、10-15}79東海大○ スターターはPG山内龍也(国際4=土浦日大)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、PF鬼澤伸太朗(福岡大大濠) 6戦目を連敗の中で迎えることとなった明大。何とか勝利をつかみたい今試合だが、そこに立ちはだかるのは強豪・東海大。試合開始直後から東海大のリズムで試合が進んでいく。結城智史(営4=土浦日大)も「相手の3Pがだいぶ入ってしまったので、そこで流れにのまれた」と語るように、連続で3Pシュートを沈めて勢いづく東海大。越田が体を張りながらボールを運び2点を返すも、なかなか点の入らないもどかしい時間が続き、第1Qは15点差で終了。続く第2Qも東海大の得点から始まる。しかしすぐに塚田大聖(政経1=土浦日大)が2点を決め返し、簡単には流れを渡さない。体を張ったディフェンスやリバウンドで必死に食らいつく明大。第2Q終盤は両チームとも積極的にシュートを打ち合う激しい試合展開となった。終わってみれば第2Qでの得点差は2点という熱戦を繰り広げ、試合は後半へ。 第3Qは明大の得点から始まった。鬼澤は「結構点差もついてしまって、ここでやらないと勝ち目がないと思った」と相手のブロックをかわしてシュートを決め、フリースローを獲得。その後も積極的なプレーで明大を勢いづかせた。さらに全員でリバウンドを取りに行き、速い展開の試合に持ち込む。後半からは「ゾーンディフェンスが効いていた」(結城)と振り返るように、東海大の動きを止める場面が多く見られるようになった。ゴール下での粘りも見せて得点を積み重ねるが、26点差つけられた状態で最終Qへ。スティールや速攻などでここでも積極的な攻撃を仕掛け、ゴールを狙い続ける。最終局面でも互いのプライドがぶつかり合い、激しい攻防戦が繰り広げられた。試合終了のブザーが鳴る瞬間まで奮闘するも、最終的には48―79で東海大に敗北を喫した。 明大のリーグ戦での目標は、上位で全日本学生選手権に進むこと。そのためにもここからは勝利を重ねたいが、次戦の相手も強豪である大東文化大。もちろん簡単に勝てる相手ではないものの、選手たちは次戦に向けての準備を始めている。「リーグ戦の中でも相性は良い方だと思うので、最初からエナジー全開で試合に入れるようにしたい」(鬼澤)。今試合ではディフェンスやリバウンドで良い点も見られた明大。連敗を止めるべく、チーム一丸となって戦う姿に期待がかかる。 [春田麻衣] 試合後のコメント結城――チームとして良かった点と反省点を教えてください。 「最初の入りが悪くて結構点差を開かれたのですが、そこで(気持ちを)切らさずに最後まで戦えた部分は成長したと思います。反対に最初の入りが悪かったのが反省点かなと思います」 ――今日の1番の敗因は何だと思いますか。 「相手は3Pが当たっているのにそれを打たせ続けてしまったことと、オフェンスリバウンドを取られてしまったことだと思います」 ――大東文化大との試合は何を意識して臨みますか。 「フィジカルが強いチームだと思うので、そこは今日以上にこっちも強気で戦いたいです。明日は留学生がいるのでそういうところの対策もしっかりしていきたいと思います」 鬼澤――本日の振り返りをお願いします。 「東海大は留学生がいない日本人主体のチームで、リバウンドだったりディフェンスだったりで勝負できるところが多かったのですが、そういったところで相手の方が一枚上手だったというのが正直なところです」 ――反省点はありますか。 「このリーグ戦を通してずっと第1Qの入りが課題なので、そこでどれだけ勢いをつけて自分たちの流れに乗れるような試合ができるかが大事だと思います」 ――スターターとしての出場が増えていますが、どのような意識で臨んでいますか。 「1年生としてスタートで出場させてもらっているので、チームを優先するプレーというよりはまずは自分のプレーをやるようにしています。もしミスしても先輩たちが助けてくれる部分が多いのでまずは100%で自分のプレーができるように意識しています」READ MORE -
善戦むなしく 王者・日体大に敗北/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.09.09関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)5戦目の相手は日体大。今年度、関東大学選手権で王者に輝いた実績を持つ。明大は前半からチームバスケットで猛攻を仕掛け実力校相手に互角の戦いを繰り広げる。それでも後半は相手の高さとフットワークを生かしたディフェンスに苦しめられ惜敗。開幕戦以来の勝ち星とはならなかった。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(日体大世田谷キャンパス他)▼9・6対日体大戦(駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場)明大68{22-16、8-25、23-15、15-27}83日体大○ スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PF塚田大聖(政経1=土浦日大) 今試合からスターターに抜擢された塚田が躍動した。相手の留学生の特徴を利用したチーム戦術を敷いた明大は塚田の3Pシュートが軸となる。195㎝のルーキーは206㎝の上からシュートを沈めるなど期待に応える活躍を見せた。塚田の作った勢いそのままに猛攻を仕掛け、6点先行で第2Qへ。リードを保ちたかった明大だが日体大の効率の良いオフェンスに苦しめられ11点差で前半を終えた。第3Qに入ると越田とPG平松克樹(情コミ2=福岡大大濠)の3年生コンビが覚醒。リーグ開幕から好調の長距離砲が炸裂しこのQだけで合わせて6本の3Pシュートを決めた。その後もSF田邉太一主将(情コミ4=福岡大大濠)と伊藤の連携から得点するなど粘り強く戦った明大だったが相手の高さに圧倒され逆転ならず。68―83で敗北し開幕戦の白星以降4連敗となった。 今シーズン主将としてチームを引っ張る田邉は明大を「全員が何でもできるチーム。」と語る。そして「昨年度は積極的に点を取ろうとしていたが、今年度は周りを見て臨機応変に対応している」と献身的な姿勢を見せそれはプレーにも表れている。ここまでのリーグ戦で田邉はチームトップの26アシストを残しており、1試合平均は5.2アシストとSFながらPG顔負けの数値だ。 4連敗と負けが続いている明大。目標であるリーグ戦6位のためにも負の連鎖を断ち切りたいところ。次なる相手はスーパースターがそろう東海大。主将がゲームを支配し、チームを勝利へ導く姿を期待したい。 [島田五貴] 試合後のコメント田邉――試合を振り返ってください 「やってること自体は良かったですし、前半は互角に戦えていたと思うんですけど、後半に相手のやりたいバスケットをやらせてしまったのが反省点です」 ――次戦への意気込みをお願いします 「東海大は組織力が高くてチームバスケットで戦ってくる相手なので、、いつも以上にスカウティングをしっかりして臨みたいと思います」READ MORE -
筑波大に惜敗 延長持ち込む熱戦も一歩及ばず/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.09.05関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)4戦目の相手は筑波大。連敗中と負けられない中での試合だったが、序盤はリードを許す展開に。それでも、第2Qはディフェンスで流れをつくり一気に逆転に成功。しかし、後半には筑波大に粘り強さが見られ第4Qには再逆転を許してしまう。その後追いついて延長に持ち込むも最後は5点及ばず。接戦を制することはできなかった。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(日体大世田谷キャンパス他)▼9・3対筑波大戦(日体大世田谷キャンパス)明大73{17-25、22-8、18-18、11-17、5-10}78筑波大○ スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠) 序盤は一進一退の展開。お互い着実に得点し、点差が開くことなく試合が進んでいった。しかし、第1Qの残り4分近くで流れが筑波大寄りに。12―12から3連続で得点を許し、明大はすかさずタイムアウト。それでも大きく展開は変わらず、8点ビハインドで第1Qを終えた。第2Qは一転、終始明大のペースに。開始直後、PG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)の得点でチームが勢いづくと、越田が3Pシュートを決めるなど得点を重ねていき、逆転に成功。「ゾーンディフェンスが生きて流れをつくることができた」(越田)とディフェンス面でも失点1桁に抑える。終わってみればこのQは22-8と圧倒し、6点リードで前半を折り返した。 迎えた第3Qは筑波大の連続得点から始まる。それでも流れは渡さず我慢の展開を続ける明大。点差を縮められる瞬間もあったが、終了間際でSF田邊太一(情コミ4=福岡大大濠)が決め、点差変わらず運命を左右する第4Qに。「個人の力やチーム力の差が出てしまった」(田邊)と語るようにゴール下のシュートやフリースローの精度に差が出て、ついには逆転を許してしまう。その後は離されたら食らいつく展開が続く。最終盤で同点から3Pシュートを決められ厳しくなるもタイムアウト後、残り21秒でPF結城智史(営4=土浦日大)が3Pシュートを決め返す。その後もなんとか筑波大の攻撃をしのぎ、試合は延長戦に。それでも、連続で得点を許すなど苦しい状況からのスタート。平松の3Pシュートなどで追い上げをを見せるも最終的には5点及ばず悔しい敗戦となった。 これでリーグ戦4試合が終わり1勝3敗と苦しくなった明大。チーム目標の6位以内に向けて苦しい状況と言えるが試合後のミーティングでは「勝たないといけない試合が増えて落ち込んでいる暇はないというのをチームで話した」(田邊)と前を向く。今試合では内容が良い場面も多く見えただけに、今後の明大の戦いぶりに期待がかかる。 [松田遥歩] 試合後のコメント田邊―― 今日の反省点について聞かせてください。 「プレータイムが増えてくる中でフリースローやゴール下での合わせのシュートのところをポロポロ落としてしまったのは反省点だと思います」 ――次戦に向けての意気込みをお願いします。 「やはり留学生のところをどれだけ抑えられるかというのがキーポイントになってくると思うので、そこにしっかりフォーカスして明日、明後日と準備していきたいです」 越田――今日の試合を振り返っていかがですか。 「内容はずっと悪くなかったのですが、最後の筑波大の粘り強さに負けてしまったかなという感じです」――途中流れが良くなった要因はどこにありますか。 「チームとしてスカウティングして練習した部分がしっかり出せたところかなと思います」READ MORE -
意地を見せるも日大に敗北/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.09.03関東大学1部リーグ戦(以下、秋リーグ)3戦目の相手は日大。留学生を有する相手に2連戦となったこの試合。序盤、ディフェンスから得たチャンスで積極的に攻撃をしていくが、得点を決めきれずにリードを許してしまう場面が続く。終盤に巻き返しを図るものの、差を埋めることができずに敗北を喫した。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)▼9・2対日大戦(日体大世田谷キャンパス)明大54{7-20、21-22、10-19、16-15}76日大○ スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、SG針間大和(情コミ2=福岡大大濠)、PF鬼澤伸太郎(国際1=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成) リーグ戦もいよいよ3戦目。今回の相手も留学生を中心としたチームの日大。「専大戦はリバウンドで負けるケースが多かったのでリバウンドに全員参加して、そこからは得意のやアウトナンバーの速攻につなげられれば」(越田)と前回の試合を踏まえて臨んだ。第1Q序盤から相手にブレイクされてしまう。シュートを打つ場面も多々あったが、「日大のプレッシャーに負けてしまった」(越田)と中々シュートが決まらない。13点の差を縮めるべく第2Qでは田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)が3Pシュートで先制。すぐさま得点を返されたが、ここは第1Qとは違う明大。塚田大聖(政経1=土浦日大)の「パスをもらってすぐにシュートを打つ練習をしてきた」(塚田)と練習の成果を発揮し徐々に点を取っていく。点差は縮められなかったが、相手に流れを渡し切らなかった。 第3Qの立ち上がりは越田による3Pシュートで点を取るものの、相手からの連続得点にタイムアウトを取る。タイムアウト明けもシュートを決められるが、平松による2連続得点で対抗する。ここから攻守のリズムをつかみ点を取り合う展開に。そして迎えた第4Q終盤、タイムアウトで「諦めるんじゃなくて、とりあえず点を取りに行って、差を縮めるように」(塚田)と話をした後、フリースローも含め5連続得点と意地と粘りを見せた。 序盤の不調を拭いきれない結果となってしまった今試合。しかし、流れの良い場面も見受けられ、チームとしての根元にある強さを示すことができた試合でもあった。2連敗と負けが続いてしまっているが、リーグ戦上位という目標のため切り替えて臨んでいきたい。次戦の相手はエリート集団の筑波大。連敗を断ち切り流れに乗っていきたい。 [中川美怜] 試合後のコメント越田――シュートが入らない中で越田選手のドライブからの得点が多くありましたが、意識していましたか。 「プレッシャーが強い相手にはドライブはしないといけないので狙っていました。しかし、やっぱり最初の入りが自分もチームも悪かったので、改善したいです。」 ――次の試合に向けて越田選手自身はどのようなことを意識していますか。「スリーポイントは継続して狙い続けたいです。(筑波大は)日本人チームなんですけどエリートの集まりというかすごい選手ばかりなので、まず気持ちで負けないようしたいです。」 塚田――留学生をマークする場面が多かったですが、意識をしていたことはありますか。 「留学生はとにかく大きいので、それに負けないように(意識していました)。練習したり、対策したりとかはしてないんですけど、とにかく押され負けないようにしていました」 ――チームとして対策してきたことはありますか。 「専大戦では、留学生相手にディフェンスはちゃんと守れていたんですけど、リバウンドが全然取れてなかったので、そこの部分をしっかり対策してきました。日大の留学生はディフェンスからオフェンスにかけて、とにかく走ってボールを貰おうとするので、少し早めに戻ってディフェンスすることを意識しました」READ MORE -
(8)田邉太一/関東大学1部リーグ戦事前インタビュー
バスケットボール(男子) 2023.08.30ついに開幕する関東大学1部リーグ戦。例年とは異なった開催方式のため1次リーグでどれだけ勝利を重ねられるかがカギとなる。主将でエースでもある田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)を中心に目標のリーグ上位へ。今回は勝負の時を待つ選手のコメントをお届けする。 第8回は田邉太一のインタビューです。(この取材は8月22日にオンラインで行われたものです) ――今季これまでの試合や練習を振り返っていかがでしょうか。 「新人戦もあってだいぶ試合に慣れてきていて、今年は下級生の勢いがとても良いです。1、2年生も中心になる時間帯もあるので、今季やってきていいところかなと思っています」――リーグ戦でのチーム目標を教えてください。 「リーグ戦は6位以上をチームに目標としています」――個人目標はいかがでしょうか。 「チームのキャプテンとして、4年として、しっかりチームを勝てる方に引っ張るためのプレーができればなと思っています」――今年度からリーグ戦の開催方式が少し変わったと思いますが、そのことについてどう思いますか。 「昨年は同じ相手と2回ずつ試合ができ、1巡目にケガ人やいないメンバーがいて、出だしをミスしてしまっても、後半でなんとかして取り返そうとできました。しかし、今年はやはり1次リーグで上位リーグ入りが分かれてしまうので、入りからしっかり100パーセント出せるようにというのは心がけて練習しています」――自分がチームにどのように貢献したいと考えていますか。 「試合をやっていく中で、1年生の頃から他の選手に比べて、飛び抜けて突出した才能があるわけではないので、試合によって必要なプレーや、今3Pシュートが入っていないから積極的に狙うとか、失点が多いからディフェンスを頑張るとか、そういったことが自分にできることなのかなと思っています」――主将としてここまでやってきたと思われますが、その中で苦悩などはありましたか。 「ただプレーすることと、チーム全体のことを考えながらプレーすることでは全然違います。(主将になる前は)自分のプレーにフォーカスして、いかに自分のため、チームのために何ができるかということを考えればよかったのですが、(主将になってからは)このチームの運営や練習メニューも学生コーチと話しながら決めています。バスケット以外の時間帯でも考えることが多く、チームをまとめると大変だなと思いました」――他の4年生に支えてもらったエピソードはありますか。 「やはり練習中の雰囲気作りやチームとして何か新しいことをやろうとした時に、同級生には先にこういうことをやりたいと話しておくようにしています。例えば、最近チームの声が少ないから、練習の雰囲気を上げるためにも積極的に声を出してほしいということで、一緒にチームを引っ張ってきました」――4年生同士で何かリーグ戦前に話したことはありますか。 「4年生はどうしても就活などがあって、練習になかなか来られない時期があり、その一時期、自分の将来のことでバスケットに100パーセントフォーカスできない時期がありました。ある程度みんなの就活が終わった時期に、もう1回そのバスケットにフォーカスして、あと残り少ないから気合入れて頑張ろうというようなミーティングはしました」――昨年度のチームと今年度のチームを比較して、今年度のチームの特色が何かあれば教えてください。 「昨年の4年生がほとんどシューターのようなポジションが多く、自分がアタックして周りにさばいて3Pシュートが中心のチームでした。しかし今年は3Pシュートは全員打てるのは変わらないのですが、全員リングにアタックしていき点が取れるようなチームで、全員がオールラウンドなプレーができるので、そこが昨年とは少し違うのかなと思います」――田邉選手が期待している選手は誰かいたら教えてください。 「そうですね。平松(克樹・情コミ3=福岡大大濠)、越田(大翔・政経3=仙台大明成)、武藤(俊太朗・政経1=開志国際)には頑張ってほしいなと思っています」――具体的に練習とかを見てそう思っている感じですか。 「武藤は代表の活動行っていて、いろいろな経験もあります。平松と越田に関してはプロを目指して一番練習に真面目に取り組んで、練習時間外も自主練などを一生懸命頑張っているので、そういった選手にしっかり試合で活躍してほしいなと思います」――先ほどチーム目標をお伺いしましたが、達成できる自信はありますか。 「今年のチームは誰をベンチメンバーに入れるか、とても悩みました。もう本当に誰が(ベンチに)入ってもおかしくない、誰が外れてもおかしくないという状況で練習の緊張感があり、昨年より質がいい練習ができています。その点でやはりリーグ戦6位以内というのは全然狙えるのかなと思っています」――リーグ戦への意気込みをお願いします。 「自分にとっては最後のリーグになるので、その目標である6位以内に入ってしっかりインカレにつなげたいです。そしてやはり後輩たちのためにも、なるべく勝って、下級生もたくさん(試合に)出して、来年につながるようなリーグにできればなと思っています」――ありがとうございました。READ MORE -
専大に惜敗 熱戦を繰り広げる/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.08.30リーグ戦第2戦目は強豪・専大と対戦。序盤から両チーム一歩も譲らない試合展開となった。前半から3Pシュートを高確率で沈めるなど流れを引き寄せ、食らい付く姿勢を見せた明大。後半に入っても拮抗した試合運びをするも、相手の高さのあるプレーの前にあと一歩及ばず。70―78で惜しくも敗戦となった。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)▼8・27対専大戦(日体大世田谷キャンパス)明大70{25-19、15-22、14-16、16-21}78専大○ スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、PF伊藤治輝(政経3=桐光学園)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠) 「出だしはとてもいい形で入れた」(伊藤)。昨年度の1部リーグ戦2位の強豪相手に、チームの強みを存分に発揮した。第1Q、山内のドライブインからの得点や針間の3Pシュートが決まり幸先良くスタート。ベンチも大いに盛り上がる。その後、相手にオフェンスリバウンドを多く許す時間帯もあったが、粘りのプレーを続けた。第1Q残り2分の場面では、「3Pシュートを決め切らないと勝てないという意識で臨んでいる」と話すPG平松克樹(情コミ3=福岡大大濠)が精度の高い3Pシュートを連続で沈め、相手に流れを渡さなかった。また「チームを勢いづける3Pシュートを、全員が思い切って打てた」(伊藤)と振り返るように、どこからでも積極的に狙うチーム全体の意識が功を奏した。競った展開の中でも得点を重ね、このQを25―19の6点リードで終える。第2Qも序盤からドライブで果敢に攻め込んだ。しかし高さのある相手にインサイドで得点を許す場面が増え、徐々に僅差にもつれ込む。互いに主導権を握らせない白熱した試合展開となった前半は、40―41で折り返した。 先に自らのペースに持っていきたい第3Q。序盤は速攻を絡めた専大ペースで進み、開始5分ごろまで次の得点が奪えない苦しい状況が続く。その中でもリードを広げさせなかった。越田が3Pシュート、続けてパスカットからの速攻でレイアップを沈め、54―51と一時逆転に成功する。しかし、すぐさま専大がタイムアウトを取ると、その後は再び専大優勢に。同点に追いつかれると、終了間際の残り5秒で3Pシュートを決められ、54―57と再度逆転を許してしまう。続く第4Qでは相手のペースとなる。「高さで勝てず、リバウンドを取られてしまった」(伊藤)と、上手く対応しきれない部分が目立ち始め点差が広がった。PF結城智史(営4=土浦日大)や伊藤のシュートで最後まで追い続けるも、あと一歩及ばず。専大との一戦は70―78でゲームセットとなった。 次戦は日大との対戦が控えている明大。引き続き手ごわい相手との試合だが、「土日で連戦になりますが目の前の試合に集中していきたいです」(平松)。選手たちのさらなる活躍に期待したい。 [橋本太陽] 試合後のコメント伊藤――1年生も多く試合に絡んでいましたが、連携などはいかがでしたか。 「スプリングトーナメント、新人戦と今までやってきて1年生が素晴らしい活躍をしてくれていると思います。自分たちが1年生の時も言われていた通り、勢いよく、失敗を恐れずにやるということを彼らには言っていて、気持ちよくシュートを打たせてあげたり、 ハッスルプレーっていうのを期待して試合に一緒に臨んでいます」 平松――次戦に向けて個人として意識しいていくことはありますか。 「僕としては3Pシュートが当たっているので、どんどん打っていこうと思います。また、オフェンスが止まってしまう場面があるので、パスやドライブで周りを動かしていきたいです」READ MORE -
(7)結城智史/関東大学1部リーグ戦事前インタビュー
バスケットボール(男子) 2023.08.30ついに開幕する関東大学1部リーグ戦。例年とは異なった開催方式のため1次リーグでどれだけ勝利を重ねられるかがカギとなる。主将でエースでもある田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)を中心に目標のリーグ上位へ。今回は勝負の時を待つ選手のコメントをお届けする。 第7回は結城智史(営4=土浦日大)のインタビューです。(この取材は8月29日にオンラインで行われたものです) ――最近の調子はいかがですか。 「シュートのタッチもいい感じなので、うまくリーグ戦に合わせて入れたのではないかなと思います」 ――今季の試合や練習を振り返ってみていかがですか。 「結構選手主体で考えていくことが多かったと思っていて、だからこそ自分たちの納得のいく内容で練習に取り組めていたので、課題とかを明確にできたのではないかなと思います」 ――チームとして1番の課題となるのはどこですか。 「二つあると思っていて、オフェンス面で言ったら3Pシュートのところ、ディフェンス面で言ったら留学生とかを止めるところが課題だと思っています」 ――それらの課題はどのように対策をしていますか。 「オフェンスの3Pシュートの部分ではシューティングであったりとか、オフェンスの形の確認というところは結構やりましたし、ディフェンス面で言ったら、ディフェンスのバリエーションであったりとか、留学生にボールが入ったときにどうやって守るかという練習を結構やりました」 ――リーグ戦のチームとしての目標は何ですか。 「上位リーグに入って6位以内に入るというのが目標です」 ――個人の目標はいかがですか。 「個人としては、得点にならないプレーというのもいつも通りやりつつ、得点も積極的に狙っていきたいと思います」 ――今年度のリーグ戦への自信はいかがですか。 「メンバー的にも全然上位のチームともやっていけそうな能力のある選手がそろっていると思いますので、自信を持ちすぎるのも良くないですけど、自分たちをあんまり過小評価しないで試合に臨めたらと思います」 ――最高学年としてどのような思いで今大会に臨みますか。 「下級生の選手がいる中で今年の結果というのが、ここ2、3年の明治がどうなっていくかというのを決めると思っているので、つらい時間帯とかもあると思うんですけど、最上級生として、下級生たちをしっかりとまとめながら結果を残していきたいと思っています」 ――今年度からリーグ戦の開催方式が変わりましたが、そのことについてどのように考えますか。 「去年と違ってより1巡目が大事になってきているので、去年は1巡目の試合がそんなにうまくいかなかったので、去年と違って1巡目しっかり戦っていかないと思うような結果は残せないのかなと思っています」 ――結城選手はどのようにチームに貢献したいですか。 「リバウンドやディフェンスはもちろん、要所要所の3Pシュートとかそういうところでも貢献していきたいと思います」 ――今年度のチームの特色を教えてください。 「去年とは違って得点源が一人に集中しないというところが去年との違いであり、いいところでもあると思うので、多くの選手が満遍なく点を取って、相手の対策がしにくいようになっているのがチームのいい所かなと思います」 ――チーム内で期待する選手はどなたですか。 「伊藤治輝(政経3=桐光学園)ですかね。去年からずっと主力でやってきていて、プレーでチームを引っ張っていってくれているというのはすごい感じますし、今年はいろいろ代表に入ったり、国際大会の経験とかも積んでいると思うので、そういう経験をチームに還元してくれると思っています」 ――最後に、リーグ戦への意気込みをお願いします。 「今年の結果がこれから2、3年の明治がどうなるかを決めると思うので、自分のプライドのためにやるのもそうですけど、後輩たちのためにもしっかり今年で結果を残して、結果にフォーカスしてやっていきたいと思っています」 ――ありがとうございました。 [清水優芽] READ MORE -
早大と白熱の戦い! リーグ戦好発進/関東大学1部リーグ戦
バスケットボール(男子) 2023.08.27長きにわたる戦いの火蓋が切って落とされた。初戦の相手は、昨年度のリーグ戦で敗北を喫した早大。序盤から熾烈(しれつ)な点取り争いが繰り広げられた。点差を広げながら試合後半を進め、見事初戦を白星で飾った。 ◆8・26~11・3 第99回関東大学1部リーグ戦(国立代々木競技場第二体育館他)▼8・26対早大戦(日体大世田谷キャンパス)○明大95{29-23、19-18、22-19、25-17}77早大 スターターは、PG山内龍也(国際4=土浦日大)、SG針間大知(情コミ2=福岡大大濠)、SG越田大翔(政経3=仙台大明成)、SF田邉太一(情コミ4=福岡大大濠)、PF鬼澤伸太朗(国際1=福岡大大濠) 今回の相手である早大に「苦手意識はあります」(結城智史・営4=土浦日大)と言うものの、今年度の関東大学1部リーグ戦(以下、リーグ戦)は例年よりも負けられない。開催形式の変更により、1次リーグで上位チームと下位チームに分かれる仕様になったため、1次リーグの重要性がより一層増すこととなった。その中で迎えたリベンジ戦。第1Q、出だしは双方ともに3Pシュートを決め合う激しい点の取り合いとなった。互いに差の開かない展開となるが、ここで粘り強さを見せた明大。ゴール下からのシュートやフリースローを越田や鬼澤が確実に決め続け、6点差で第1Qを終える。第2Qでも攻守の入れ替わりが激しい展開が見られたが、点差を9点に広げて終えた。 明大の流れが来ていた。このまま勝ち続けるために、ハーフタイムでは「オフェンスは自分たちのやりたいことを継続してしっかり点を取りながらも、(ディフェンスでは)相手のやりたいことをやらせずに失点を抑えれば点差が開くこと」(田邉)を再確認し、後半に挑んでいく。第3Q最初の得点は明大が先取。しかし前半同様、互いに得点の決め合いとなるが、前半よりもファウルが増えて試合は激しさを増した。コート内の選手の声も次第に大きくなっていく。攻撃面では「リバウンドや速攻での得点、3Pシュートも決められた」(結城)と語る結城の連続得点が目立ち、その点差は10点に。第4Qに入ると、早大の巻き返しによって、追い込まれる場面もあったが、すぐさま3Pシュートで返して流れを取り戻した。その後、早大のタイムアウトが入るものの、勢いを落とさない明大は伊藤治輝(政経3=仙台大明成)のダンクシュートを含めた4連続得点を決める。最後までリードを保ち、勝利を収めた。 リーグ戦初戦という大事な試合で、かつて2連敗した早大を破った明大。「自分たちが結構やってきた3Pシュートのところは、チーム全体で沈めることができた」(田邉)と練習や対策が上手く発揮される結果となったが「1対1のところでやられたところが多かった」(田邉)と課題も見つかった。次の相手は、昨年度リーグ戦2位の専大。留学生を有する相手に対し「ある程度やられるのはしょうがないので、やられた後のリスタートなどを意識してやっていきたい」(結城)と意気込んだ。系統の違う相手との連戦となるが、この勢いを落とさずに目指すは開幕2連勝だ。 [中川美怜] 試合後のコメント田邉――本日の試合を振り返っていかがでしたか。 「オフェンスに関しては、前半から自分たちがやりたいバスケットボールをずっとできていて、 前半の課題だったディフェンスも後半で修正することができて、しっかり点差が開けて勝つことができたので、そこはすごく良かったなと思います」 ――チームへの声掛けの場面が多く見られましたが、意識されていましたか。 「一応チームの中心として声出すようには心掛けていました。やはり伊藤が学生選抜で海外に行っていて、まだ合流して1週間も経ってないことと、あと結城が病気から復帰して2~3日目で、あまりチームに馴染めてないところがあり、そこはコミュニケーションを取ってチームとしてやらなければいけないというのがあったので、今日は特にそれを意識していました」 結城――本日の試合を振り返っていかがでしたか。 「昨年度のリーグ戦で勝てなかったチームと最初のゲームだったので、このゲームを取れるか取れないかで、リーグ戦の良し悪しが決まると思って臨みました。結果的に苦しい時間帯もありましたけど、しっかり我慢して再度点差をつけられたので良かったと思います」 ――次の試合に向けての意気込みをお願いします。 「留学生がいるチームにしっかり勝っていかないと上位リーグに食い込んでいけないので、最初から勝つ気持ちというのは持ってやっていきたいなと思います」READ MORE
特集記事 SPECIAL
-
【バスケットボール部(男子部)】RESTART
新ユニホームに身を包み高みを目指す。昨年度は関東大学1部リーグ戦10位、インカレでは8位と満足いかない結果に終わったバスケットボール部(男子部)。今年度は佐々木真司新監督、鍵冨善宏新HCを迎え、新体制で上位進出を狙う。本企画ではそんな生まれ変わったバスケ部の再始動を追う。READ MORE -
【バスケットボール部(男子部)】Break Through
新体制が始動した。昨年は、最初の公式戦である関東トーナメントで11位と出遅れると、続くリーグ戦では10校中7位。集大成のインカレもベスト16で幕引きと、あと一歩届かない試合が多かった。就任2年目の濱西康一監督の下、今年こそ日本一の称号を手にする。本特集はそんなバスケットボール部の1年を追いかける。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
バスケットボール部(男子部)は1925年に設立された。全日本大学選手権(インカレ)では1960年に初優勝を飾ると、それ以降計9度の優勝を果たした実績を持つ。また、中東泰斗(平27文卒・現名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)や齋藤拓実(平30営卒・現アルバルク東京)をはじめ、多くのプロ選手を輩出してきた。モットーである堅守速攻で、関東大学選手権、関東大学1部リーグ戦、全日本大学選手権の3大会制覇を目指す。