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(3)ジャンプ団体2連覇に黄色信号?!チームの抱える壁とは
スキー昨年度インカレでは個人、団体ともに優勝を果たした明大ジャンプ陣。その華々しい活躍は人々に古豪復活を強く印象づけた……。その夢舞台からはや1年。今年もスキーのシーズンがやってくる。今年も強豪健在!! 今年度チームを形成するのは、澤谷主将(政経4)、山本(政経4)、丸山(政経2)の3選手。そろって名門・余市高出の彼らの実力は、前大会個人3位入賞の山本を筆頭に折り紙付きだ。個人2連覇を果たした遠藤友晃(平21年政経卒・現雪印乳業)からのたすきをつなぐ自力は十分にある。気になる団体戦は しかし、団体戦となると話は変わってくる。3選手の合計得点で競う団体戦では、控え選手の存在が大きな鍵を握る。選手はジャンプ台との相性や微妙な感覚のずれなど、大会当日まで好不調の激しい波に苦しめられる。そのため、リスクを回避するという点で、控え選手の不在はときに致命傷ともなる。 明大ジャンプ陣には団体出場人数ぎりぎりの3選手しかしない。いくら実力選手ぞろいとはいえ、誰か一人でも調子を落とせばその時点で団体2連覇の夢は途絶える。また、優勝メンバーとして団体出場経験があるのは山本ただ一人という気がかりもある。この厳しい状況下で、3選手がいかにベストコンディションを維持するか。団体2連覇に向け、一人も欠けることは許されない。READ MORE -
(4)未来を担うルーキー特集
スキー①マイブーム②スキー以外に好きなスポーツ③好きな女の子のタイプ④チャームポイント⑤自分のスキーで見てほしいところ⑥大学生活を一言で表すと⑦今大会での目標⑧フリースペース(何でもいいです!)<クロスカントリー部門>杉沼聖平すぎぬましょうへい政経1 北村山高出 168cm・57kg①昼寝②スポーツ全般的に好き③北川景子みたいな人④特にないです⑤頑張ってるところ⑥新しい事だらけでした⑦とりあえず実力を出し切る事⑧学生チャンピオンで1年の三浦くんチャンピオンなりました!三浦史敬みうらふみひろ営1新庄北高出166cm・58kg①ライトノベル②スポーツはあまりたしなみません③黒髪美女④二の腕⑤体の動きのキレ味⑥大変⑦個人種目入賞⑧体育会系ですが、二次元も大好きです<アルペン部門>高橋陽伸たかはしはるのぶ政経1角館高出172cm・70kg①一人でゆったり時間をすごすこと②バスケ、サッカー③好きになってくれる人④どれがチャームポイントかわからないです⑤頑張るところ⑥楽しい⑦表彰台あるいは入賞⑧特になし國分達也こくぶんたつや商1東奥義塾高出170cm・66kg①睡眠②ラクロス③明るくて、少し性格が男っぽい女の子④けっこうデカイ目⑤無駄のない無駄な動き⑥無理⑦優勝⑧頑張ります。齋藤佳弥さいとうよしや政経1山形中央高出182cm・82kg ①早寝、早起き②野球、格闘技③笑顔がかわいい、眼鏡が似合う④目、身長(?)⑤失敗するんじゃないかというハラハラ感⑥息抜き⑦入賞、ポイント獲得⑧まだまだ慣れない事が多いですが頑張ってます!応援などなどよろしくお願いします!READ MORE -
(5)夢の二冠へ!エース山本の挑戦
スキー感涙にむせぶ選手たちの中で、山本は一人笑顔だった。昨年度の純飛躍団体戦。4年ぶりの優勝にチームは喜びを爆発させた。しかし最高ポイントをマークし、優勝の立役者ともいえる山本は、泣くことができなかった。 団体戦の前日に行われた純飛躍個人戦。1本目で2位につけ、王座は射程圏内だった。しかし先輩である遠藤友晃(平21年卒・現雪印乳業)が90mのビックジャンプで首位に躍り出、優勝をかっさらった。結果、3位。自身初の個人表彰台となったが、顔を曇らせたままメダルを受け取った。 「優勝しか狙ってなかった。翌日の団体戦でこそ勝てたけど、やっぱり自分の気持ちが大きかったから。一人泣けなかった」。次こそは二冠――。その思いが、今年度の山本を支えた。 学生生活ラストイヤー、「人生を変えてくれた明治のために何か残したい」という思いも芽生えた。恩返し、それはやはり優勝という形で。実業団入りも決まった。それに恥じない成績を残したいと例年以上に自らを追い込む。シーズンインの出来は、ジャンプを始めてから一番良い感触だという。「やっぱり明治がナンバーワンでしょ。優勝、しますよ」。 昨年度の分まで喜び、泣くつもりだ。◆山本健太 やまもとけんた 営4 北海道余市高出 175㎝・65kgREAD MORE -
(6)越智、リベンジでポイント奪取だ!
スキー「去年はコンディション作りに失敗した」。最下位に終わった昨年のインカレを越智は冷静に分析した。 そもそも、コンバインドという競技をご存じだろうか。コンバインドとは、まずジャンプを行い、その成績順でクロスカントリーをスタートさせるという競技で、高い身体能力を必要とするものだ。そのため、この種目の世界チャンピオンは”キング・オブ・スキー”と称され、まさにスキーの中のスキーと言った競技である。 そんなコンバインドを高校入学前から取り組み、そして「もっとスキーが巧くなりたい」と大学でも続けることに決めた越智。しかし、突きつけられたのは厳しい結果。インカレ最下位。とても悔しい大学生活1年目となった。 シーズンが終わり、東京に戻ってきてからは、冬に向けてウエイトや走り込みを徹底した。「(コンバインドは)夏の練習の成果が出やすい」からだ。 昨年のインカレでは調整ミスで実力を出し切れなかった。だが、同じ過ちはもう繰り返さない。悲願のポイント奪取へ。越智の真価が問われる。◆越智 英 おちすぐる 政経2 北海道余市高出 165cm・61kgREAD MORE -
(7)澤谷悠造――ラストシーズンに懸ける思いとは
スキー「団体戦で飛びたかった……」。団体メンバーが発表された夜、澤谷は重々しく口にした。個人4位と好成績を残した一昨年度のインカレでは、自身の健闘むなしく団体2位に終わる。そして覇権奪回を目指した昨年度は、まさかのメンバー落ち。頂を目指す挑戦権すら与えられない。澤谷にとってこれほど残酷なことはなかった。「全員がメンバー入りを目指して頑張ってきた。一緒にやってきたメンバーだし納得もできる。団体戦ではサポートに徹したい」。団体戦では誰よりも応援し、サポート役に徹し、そして最後までジャンプチームを支えた。みんなで勝ち取った優勝――。しかし、その団体優勝の喜びも、自信のふがいない成績に歯がゆく思う気持ちを払しょくすることはできなかった。そして今年度、主将として選手たちを引っ張る澤谷は新たな思いを口にした。「明治としてチームとして勝ちたいという気持ちが、以前よりも強い。勝ってみんなに恩返しをしたい」。目標と掲げるは、個人での表彰台、そして団体優勝。 澤谷のラストシーズンが、もうすぐ幕を開ける。◆澤谷 悠造 さわやゆうぞう 政経4 北海道余市高出 173cm・60kgREAD MORE -
(8)ジャンプ団体優勝へのキーマン、丸山とは
スキー今年度のジャンプ団体においてキーマンとなるのが、丸山(政経2)。前大会では1年生にしてジャンプ個人12位とまずまずの成績を残した。今大会では、個人入賞も含め期待が持てる。 しかし、団体戦にはいくつかの不安要素を残す。まず、前大会で団体戦に選手登録されておらず、今大会が大学生になって初の団体戦であるということ。ほかの二人は団体戦出場経験があり、かつ結果も出しているだけに、丸山がどこまで経験不足をカバーできるのかがポイントとなる。 そして今回は、団体戦出場人数ぎりぎりの3選手でジャンプチームが形成されるという現状が、丸山に更なる追い討ちをかける。前大会終了後、「団体優勝は刺激になったけど、来年(メンバーに)3人しかいないと思うとプレッシャー」と、早々と今後を心配していたことからも、その重圧のほどをうかがい知ることができる。 だが、「早く上に追いつきたい」という自身のやる気はもとより、「身体能力は抜群に高いから」(政経4)と周囲からの評価も悪くない。 経験不足、そして人数不足というプレッシャーに耐えきることができるか。丸山が自分自身に打ち勝ったとき初めて、明治に「優勝」の二文字が見えてくる。◆丸山 直人 まるやまなおと 営2 北海道余市高出 176cm・60kgREAD MORE -
(9)ポイント奪取へ!アルペン長井
スキー「大学入学して初めてたっぷりと練習量を確保できた」。この冬、一人イタリアに赴いた長井(政経3)。久々のアルペン部門ポイント獲得へ、誰よりも早いシーズンインとなった。 昨年11月、3週間滞在したイタリア。現地では高地トレーニングを中心に行い、日本では考えられないほどの標高で肺活量・運動量をアップさせた。初滑りに近かったため基礎練習から始めることとなったが、合宿後半には応用トレーニングで手応えをつかんだ。自分の滑りを見てもイメージに近い滑りをすることができたり、感覚も良くスキーの楽しさを実感することができた。また同じゲレンデでトレーニングしていた日本トップクラスの選手とも、30秒コースながら互角に戦えたという。「目に見える結果で、自信になった」。 常に目的意識を持ち何のためにやっているのか、どうすればいいのか、“頭を使うこと”を学んだ。「今まで何となくやっていた気がする」と、新境地を開いたようだ。「日本に帰ってもこの遠征で得たこと、パフォーマンスをできるよう頑張りたい。調子はいいですよ」。クールな表情の裏に、自信が見え隠れしている。 「今年の目標は何としてもポイントを取ること」。1年次、大学のレベルの高さを知った。2年次、きん差でポイント獲得を逃した。三度目の正直というチープな表現は使わないが、3年となった今年リベンジを誓う。◆長井 深志 ながいしんじ 政経3 富山一高出 187cm・78kgREAD MORE -
(10)インカレ直前!クロスカントリー部門を徹底分析
スキーまず明治にとって幸いと言えるのが、去年のリレーメンバーが全員在籍しているということ。スプリントで6位入賞を果たした下司(政経4)をはじめ、リレー経験者たちは確かな実力を持っている。特に大竹(政経3)は、先日行われた第24回全日本学生チャンピオン大会の15㎞フリーで8位を記録。インカレに向け順調な仕上がりを見せている。リレー経験者が一人でも多いことは、チームにとってもプラスとなるだろう。 そして忘れてはならないのが、強力なルーキーたちの存在である。インターハイで10㎞クラシカル4位という好成績を収めた三浦(営1)は、先日のチャンピオン大会では15㎞フリーで優勝。自分の実力が大学でも通用することを証明して見せた。そしてもう一人のルーキー杉沼(政経1)も、同大会同種目で7位入賞と快走し、インカレでの走りにも注目が集まる。 今年は特に、長距離に強い選手の数が目立つ。一人走行距離が10㎞という過酷なリレー競技でも耐えうる力と忍耐力は、どの選手たちも申し分ないだろう。 現戦力に加えルーキーの期待以上の活躍もあり、メンバー争いはますます加熱すると予想される。近年まれに見ぬし烈な部内競争を勝ち抜いたメンバーなら、優勝も夢ではない。 全10回に渡って連載した「ゲレンデリポート シーズン3」いかがでしたでしょうか?1月11日から大会が始まります。大会結果についても随時アップして参りますので、ぜひ目をお通しください。ご愛読ありがとうございました☆READ MORE -
アルペン部門7年ぶりにポイント獲得/全日本学生選手権
スキー大会初日、クロスカントリー部門1.2kmスプリントとアルペン部門大回転の競技が行われた。伊藤は自身初の準決勝進出を決め8位入賞。また西村はアルペン勢7年ぶりとなる10位入賞を果たし、ポイントを獲得した。 近年ジャンプ部門頼りとなっていた明大スキー部だけに、初日からポイントを獲得できたことは躍進といえる。総合3位以内を目指し、士気を高めた。READ MORE -
明治惨敗にチームのムード重く/全日本学生選手権
スキー凍えるような寒さの中、迎えた大会3日目。時折起こる強い吹雪は明大の行方を暗示していたのだろうか。 レース終了後、チームを包む重々しい雰囲気が今日の結果を物語っていた。成績は三浦(営1)の19位がやっと。一昨年、スプリント3位入賞で、活躍の期待がかかっていた下司(政経4)は39位に終わった。年明けにインフルエンザにかかり調整がうまくいかなかったことが悔やまれる。しかし勝負の世界で言い訳は許されない。今まで明大アルペン陣を引っ張っていた下司だけに「4年間やってきて一番悪かった」(下司)と悔やんでも悔やみ切れない結果となった。 だが、失敗は成功より得るものが多いものだ。幸いにも、次のレースは30㎞フリー。今年の学生チャンピンで優勝した三浦をはじめ、明大には本来、長距離が専門の選手が多い。今日の悔しさを胸に明大の意地を見せてくれ。READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
スキー部は1925年に創設されて以降、全日本学生選手権(インカレ)で幾度となく、総合優勝を遂げてきた。また、札幌五輪で冬季五輪史上日本人初の金メダリストとなった笠谷幸生氏(昭42営卒)をはじめ4名の五輪メダリストを輩出している名門だ。ジャンプ、コンバインド、アルペン、クロスカントリーの4部門で構成され、特にジャンプ、コンバインドの2部門は大学スキー界トップクラスの選手層を誇る。ソチ五輪の複合で日本代表監督を務めた成田収平総監督(昭62政経卒)の指導の下、インカレでの総合優勝を目指し練習に励んでいる。