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コンバインド 明大2人入賞/全日本学生選手権(コンバインド部門)
スキー 2023.02.24インカレもいよいよ3日目に突入。アルペン、クロスカントリーの他、ジャンプとクロスカントリーの複合競技であるコンバインドが行われ、小舘冬歩(政経3=花輪)が成田健太(政経1=花輪)の2人が入賞した。 ◆2・22~26 第96回全日本学生選手権(花輪スキー場)▼コンバインド 小舘――4位 成田――6位 西方――12位 松沢――13位 中村――20位 辻――21位 ジャンプとクロスカントリーから成るコンバインド。ジャンプでは成田が5位、松沢大翔(政経4=白馬)が6位、中村愛斗(政経4=飯山)が9位で小舘が10位と、20人以上の参加者の中で明大からは4人もの選手が入賞圏内に食い込むことができた。「得意なジャンプを自分なりによくできてよかった」(成田)。コンバインド前半戦、明大は好スタートに成功した。 続く後半戦のクロスカントリーでは気温の上昇による雪のコンディションが悪化する中で、小舘が圧倒的な実力を見せ2位を獲得。ジャンプの10位を覆し4位入賞へと躍り出た。「優勝を狙っていただけに悔しいがクロスカントリーで順位を上げることができて安心した」(小舘)と安堵の表情。一方、成田はクロスカントリーを8位でゴールし、6位入賞に落ち着いた。1年生ながら目覚ましい活躍を見せるが「結果に満足はしていない」(成田)とその熱いプライドが成長を期待させる。 コンバインドに6人エントリーし、入賞したのは2人。事前の取材で成田収平監督は「コンバインドでは3人入賞は確実」(成田監督)と答えていたが、雪という自然に左右されるスポーツの特性に苦しめられその予想は外れることに。「来年こそは優勝を目指したい」(小舘)。来年度の冬の跳躍に向け、明大スキー部は前進し続ける。 [藤井直也] 試合後のコメント成田――競技を終えていかがでしょうか。 「表彰台に立つことを目指していましたが、自分のクロスカントリーの実力が不足していたように思います」 ――来年度に向けてどのようなされますか。 「今年度で寮でのライフスタイルなどが掴めたので、なるべく空いている時間を使って日々練習に取り組みたいと思います」 小舘――今日までに準備してきたことなどございますか。 「練習と食事の栄養バランスについてはかなり意識してやってきました」 ――成田さんも調子がよかった用に思います 「彼もジャンプの調子が上がってきていたのと、夏にクロスカントリーも走れていたのでいいライバルだと思っています」 READ MORE -
死闘アルペン千秋楽 高木は連覇ならず/全日本学生選手権(アルペン部門回転)
スキー 2023.02.24大会3日目の24日はアルペン回転、クロスカントリー、コンバインドの3種目が開催され、アルペン部門では種目連覇を狙った高木柊吾(政経3=日大山形)が3位と、大会初日のアルペン部門大回転に引き続き好成績を残した。 ◆2・22~26 第96回全日本学生選手権(花輪スキー場)▼アルペン部門回転 高木――3位 深澤――19位 野本――記録なし 青木――記録なし 宮島――記録なし 中島――記録なし 得意のジャンプ部門で苦しんだ明大だが、好調の高木を軸にこの種目でのポイント獲得を狙う。1本目を終えた時点で高木が2位、野本和愛(政経1=関根学園)が7位、青木理恩(政経2=日大山形)が10位と3選手が入賞圏内に。しかし2本目はバーンの変化に苦しんだ。気温の上昇により雪が解け始め、転倒者が続出。種目エントリー84選手中2本とも完走した選手は25名と、悪条件での滑降を強いられた。野本、青木らが雪の変化に苦しんだ一方、高木は「監督からもとにかく完走するように指示された。内脚に乗らず、とにかくゴールすることを考えた」(高木)と苦しみながら2本目を48秒82、合計タイム1分35秒85にまとめ、表彰台を確保。大学ラストレースとなった深澤竜之介(商4=白馬)は1本目こそ出遅れたものの、2本目を52.44秒、合計タイム1分48秒22で完走し意地を見せた。 大会初日のアルペン大回転と合わせ、高木の活躍が目立ったアルペン部門。試合後のミーティングでは「高木に頼り過ぎた」と声が上がった。総合順位の向上には今大会で経験を積んだ青木、野本らの成長が不可欠だろう。来期が最終学年の高木。悔しい思いはもうたくさんだ。 [上瀬拓海] 試合後のコメント高木――大会を終えた感想をお願いします。 「アルペン大回転と同じでとにかく悔しいです。前回大会で優勝を達成できていることもあり、苦手なコースではありませんでした。ポイントを取ることができたのはうれしいですが、1位の切久保選手(法大)とは技術の差があると感じました。フィジカル、技術の両面を向上させて来年優勝したいと考えています」READ MORE -
30キロクラシカル 関4位で健闘も課題残る/全日本学生選手権(クロスカントリー部門)
スキー 2023.02.24例年明大にとって鬼門となっているクロスカントリー部門。明大からは6名が全日本学生選手権(以下、インカレ)30キロクラシカルと10キロフリーに出場した。2年生エースである関綜一郎(政経2=十日町)は30キロクラシカルで4位入賞の走りを見せ、ポイント獲得に貢献した。 ◆2・22~26 第96回全日本学生選手権(花輪スキー場)▼1部男子 10キロフリー 関――14位 成澤――38位 星川――41位 柴田――43位 千野――64位 田村――68位 ▼1部男子 30キロクラシカル 関――4位 成澤――39位 柴田――43位 星川――50位 千野――64位 田村――70位 2月23日に行われたのは男子1部30キロクラシカル。初日にポイントを獲得したアルペン部門に続くため、明大勢は積極的なレースを進める。優勝候補が集まる先頭集団に食らいついたのは関。安定したラップを刻み、時には果敢に集団を引っ張る場面もあった。最後転倒してしまう場面もあったが「思い描いていたレースができた」(関)と、攻めの走りで4位入賞。7ポイントを獲得し、チームに大きく貢献した。 24日は男子1部10キロフリーが行われた。前日に行われた一斉スタートのクラシカルと違い、一人ずつのスタートとなるフリー種目。「時間差スタートになるので、(勝手が)違う」(成田収平監督)と同じクロスカントリー部門でも戦い方は大きく変わる。前日4位入賞の関はいい流れでレースに臨んだが「攻めることができなかった」(関)と、うまく走りを組み立てることができず14位でフィニッシュ。悔しい結果に終わった。またクロスカントリー部門では唯一の4年生である千野竜河(営4=飯山)がこれでラストレースに。「『これで引退か』と寂しい思い」。過密日程の中2レースをこなし、4年間の大学生活を懸けて挑み続けたインカレに別れを告げた。千野竜河(営4=飯山) 昨年度に続き、入賞圏内が遠かった明大。だが収穫もあった。関は2年生ながらすでにクロスカントリー部門をけん引する存在だ。「(大学4年次に)FISU冬季ワールドユニバーシティーゲームズ出場したい」(関)。苦しむ時期が長かった部門だが、今まさに新たな流れが生まれ始めている。来年度以降の明大クロスカントリー部門のさらなる躍進に期待したい。 [菊地隼人] 試合後のコメント千野――今日のレースを振り返っての率直な感想をお願いします。「30キロというタフなレースで、けっこう序盤から体が疲れてきてしまいました」 ――タフさを求められるレースに臨むにあたり備えてきたことはありますか。「自分の中でやっていたのは寝る前のストレッチであったり、イメージトレーニングとして、スタートからの30キロの間でどういった滑りをするかなど、どういったことをしていくかを頭の中で考えるようにしてました」 関――今シーズンを通してのコンディションはいかがでしたか。 「インカレまではなかなか苦しくて思うようなレースはできなかったのですが、ここで自分の思うようなレースができたので、今シーズン頑張ってきたことを発揮することができたのではないかなと思います」 ――今シーズンを通して取り組んできたことはありますか。 「今までは練習時間にとらわれて量をこなすという感じだったのですが、今年度からは質にもこだわってきました。技術面でさまざまなことを意識しながら練習したり、ポジションなどをとても意識しながら練習してきて、夏も結構ランニングも速くなったりなど今年度は結構質にもこだわってやってきました」READ MORE -
スペシャルジャンプ 鈴木が8位で入賞/全日本学生選手権(ジャンプ部門)
スキー 2023.02.23インカレもいよいよ2日目に突入。なかでもスペシャルジャンプでは、明大から6人ものメンバーが出場し、鈴木寛太(営1=白馬)が8位となり表彰台入りを果たした。 ◆2・22~26 第96回全日本学生選手権(花輪スキー場)▼ジャンプ部門スペシャルジャンプ鈴木――8位中村――12位松沢――13位成田――13位辻――16位小舘――18位 エントリーメンバーでは上級生が多い中、表彰台入りを果たしたのは今年度入学の鈴木だ。高校時にはインターハイで上位を記録することもあった実力派だが、緊張に負け「体が固くなってしまった」(鈴木)と今日を振り返る。「もっと実力をつけ優勝を目指したい」と期待の新星らしい未来を見据えた意気込みを見せた。 次点の主務・中村愛斗(政経4=飯山)は12位という結果に「4年間で最も頑張った競技でこの結果は悔しい」(中村)と大きく肩を落とした。高校までは主にコンバインド競技を専門としていた中村だが、高校2年生時にジャンプ専門に転向した経緯がある。そんな彼にとって原点となる3日目のコンバインドをもって、競技人生に幕を下ろす。自身も「最後にコンバインドで終われるというのは嬉しい気持ち」と笑顔を見せた。最後の競技となるコンバインドで彼の見る景色はどう映るのか。3日目も目が離せない。 大会3日目はアルペン回転、コンバインド、クロスカントリー10キロが開催される。種目が多い分大きな順位変動もあり得るどの大学にとっても山場の日だ。総合の暫定順位は7位。少数ではあるものの、着実に入賞者を出している今大会。上位への躍進のために多くのポイント獲得を目指す。 [藤井直也] 試合後のコメント鈴木――競技を終えていかがでしょうか。 「ジャンプは一瞬の勝負なのでその時のメンタルや集中力で結果がすぐ変わってしまうものなので、それも含めてこれから実力をつけていきたいです」 中村――今回の結果についていかがでしょうか。 「体調を含めコンディションが悪かったように思います。最低限入賞は目標にしていたので届かなかったのは悔しいです」 ――4年間を振り返っていかがしょうか。 「本当にOBの方々のおかげでここまで来られたと思います。本当にお世話になりました」 READ MORE -
晩冬インカレ 大回転で高木が入賞/全日本学生選手権(アルペン部門大回転)
スキー 2023.02.232月22日、第96回全日本学生選手権(以下、インカレ)が開幕。初日はアルペン部門大回転に明大から6人が出場した。島田一希主将(文4=長野日大)らが中位にとどまった一方、高木柊吾(政経3=日大山形)が8位入賞を果たし、3ポイントを獲得。大会2日目の23日はクロスカントリー、ジャンプが行われる。 ◆2・22~26 第96回全日本学生選手権(花輪スキー場)▼アルペン部門大回転 高木――8位 島田――23位 中島――28位 深澤――33位 宮島――記録なし 青木――記録なし 秋田県鹿角市、氷点下に冷え込む花輪スキー場で96回目のインカレが開幕した。昨年度アルペン部門回転で優勝を達成している高木は、今季好調の大回転でエントリー。1本目を50.53秒にまとめ好位置につけるも、2本目が51.81秒と伸び切らず最終的に8位。「攻めることができたかそうでないか。最後に焦りが出た」(高木)と8位入賞も笑顔はなかった。大学ラストレースとなった島田は、入賞こそ逃すも中位に収め、涙のラストレースを演じた。 大会初日明大が獲得したポイントは3、総合は暫定8位につける。今年度主務を兼任した中村愛斗(政経4=飯山)は2日目ジャンプ部門でエントリー。早大、東海大ら上位校に食らいつきたい。 [上瀬拓海] 試合後のコメント島田――レースを振り返っていかがですか。 「大会初日ということでチームに勢いをつけたかったのですが、1本目は体が思うように動きませんでした。小学校4年生から続けてきたでのラストレースなので、2本目はとにかく悔いが残らないように楽しく滑ることを考えました。10番以内の入賞を狙っていましたが叶わず、チーム全体としても高木に頼りすぎたと感じています」 ――主将として臨んだ今季はどのようなシーズンでしたか。 「一昨年度からコロナ禍で寮生活ができなかった時期もあり、チームとしてのまとまりが全くないところから、大会で勝負できる状態を作るのは難しかったですが、最終的には手応えがありました。スキー部を引っ張る経験は貴重な体験でした」 高木――入賞を達成できた要因を教えてください。 「もともとゴールさえできれば入賞は狙えると考えていました。2本目は今大会のコースの形状に対応できずミスをしてしまったのですが入賞することができ、成田収平監督からも労いの言葉をもらいました」READ MORE -
仲俣ラストの滑走 涙の引退/全日本学生選手権(アルペン部門)
スキー 2020.02.26大会3日目はアルペン種目の回転が開催。おとといの大回転では大逆転で3位入賞を果たした仲俣一樹(文4=北部)だったが、今回は13位で入賞入りはかなわなかった。今回で人生最後の滑走。仲間に囲まれ、泣き笑いでラストを飾った。 ◆2・23~27 第93回全日本学生選手権(花輪スキー場他)▼1部男子 回転 仲俣――13位 内川――42位 野川――43位※深澤、松浦、島田は記録なし▼2部女子 回転※菅谷は記録なし 現役最後の試合は最初から攻めの滑りを貫いた。アルペン部門の最終競技である回転は、1本目を15位の46.22秒で折り返すと、2本目では46.72秒とし全体13位で終幕。半数以上が転倒する難しいコースにも物怖じせずに滑り切り、2本目で順位を二つ上げてみせた。おとといの逆転劇の再現とはならなかったが「悔いのないように」(仲俣)。4年間の思いを込めたラストを有言実行で締めくくった。滑り終えた後には多くの仲間から水をかけられ、もみくちゃに抱き合った。苦楽を共にした仲間からねぎらいの言葉をもらうと、自然に涙があふれた。「よくここまで復帰した」(仲俣)。ケガに悩まされた1年間。最後に流した涙には、その苦労が詰まっていた。 女子は今大会、明大唯一の一般部員である菅谷真悠子(営3=桐蔭学園)が参戦した。2本目の滑走で転倒し、滑り切ることはできなかったが「攻めた結果。納得している」(菅谷)と振り返った。 [中野拓土] 試合後のコメント仲俣――今日の試合の感想をお願いします。 「人生ラストのレースだったので悔いのないように滑りました。結果は13位でしたが、よくここまで復帰できたなと感じます」 菅谷――今日の試合を振り返っていかがですか。 「回転を今シーズン4日しか練習できていなくて不安でしたが、その割には良い滑りができたと思います。2本目はアウトしてしまいましたが、攻めた結果なので納得はしています」 ――インカレにはどのような目標で臨みましたか。 「大回転は入賞したかったですけど、今日の種目は練習できていなかったので20位以内には入れればいいなと思っていました」READ MORE -
クロスカントリー入賞者出ず 来年度に期待/全日本学生選手権(クロスカントリー部門)
スキー 2020.02.26毎年厳しい戦いを強いられるクロスカントリー部門。明大からは、昨年度10キロクラシカルで10位入賞を果たした渡邉万葉(政経3=中野立志館)を含め4人がエントリーするも、入賞者は出ずに終わった。 ◆2・23~27第93回全日本学生選手権(花輪スキー場他)▼1部男子 10キロフリー渡邉――13位杉田――43位糸乗――50位千野――62位▼1部男子 30キロクラシカル渡邉――26位杉田――32位糸乗――47位千野――61位 ジャンプ部門の勢いには乗れなかった。10キロフリーでは、渡邉が入賞圏内まであと20秒と惜しい結果に終わり、エントリー選手全員での巻き返しを図り、臨んだ30キロクラシカル。序盤は渡邉が先頭集団に位置づけ、快調の滑り出しを見せたが徐々に失速。「ペース配分がうまくいかず一定のペースで滑ってしまった」(渡邉)とその後逆転叶わず26位でゴールした。他の3人も結果は振るわず、今年度クロスカントリー部門は入賞者無しで終了した。 「悲観的には思っていない」(渡邉)。望む結果には至らなかったが、その目は前を向いていた。結果を出し続けることの難しさを痛感した渡邉は「周りはもっと練習して努力している」ことを再認識。この大会で得た経験を来年度への糧としたい。 4年生の糸乗佳太(商4=中野立志館)は今試合をもって引退となるが、渡邉をはじめ、努力家の杉田有生(文3=鶴来)、バイタリティーあふれる千野竜河(営1=飯山)ら主力になりうる選手もいる。来年度のインカレに向けて全員が練習を積み、成長した姿で再び鹿角の地に降り立つ。 [金内英大] 試合後のコメント渡邉 ――今日の競技の反省点をお聞かせください。 「テクニック面で課題がありましたね。雪のコンディション面でも難しいところはありましたけど、それは皆同じですので。総合優勝に貢献するという意味では、少し申し訳ないレースをしてしまいました」 ――クロスカントリー全体の反省点はありますか。 「総じて言うと弱いランナーで、発展途上ではあります。今回はトレーナーさんを呼ぶ機会があっていろいろ指導してくださって、みんな前よりは滑りもテクニックも格段に成長していたと思います」 ――4年生になるうえで、どうチームを支えていきたいですか。 「学年は違いますけど、違うなかでも皆が同じ方向を向いて、練習したり生活したりすることが総合優勝につながると思います。私生活とかは各セクション、特にランナーは見直していかないと貢献もできなければ目標も達成できないと思います」 ――この先の1年をどう過ごしていきたいですか。 「あと1年しかないので頑張っていきたいです。結果が良かろうが悪かろうがスキーが好きなので最後まで楽しんで終わりたいです」READ MORE -
アクシデントに泣く 厳しい2日目に/全日本学生選手権(コンバインド部門)
スキー 2020.02.26 大会2日目に行われたコンバインド。優勝候補の三ヶ田泰良主将(政経4=盛岡中央)がアクシデントもあり10位に終わるなど入賞者は2人のみに。総合優勝が遠のく2日目になってしまった。 ◆2・23~27 第93回全日本学生選手(花輪スキー場他)▼1部男子 コンバインド 松沢――4位 三ヶ田――10位 古谷――13位 永峯――17位 中村――19位 横川――23位 ▼2部女子 コンバインド 村上――1位 ジャンプ部門とクロスカントリー部門で行われるコンバインド。ジャンプで2位と好スタートを切った三ヶ田。ライバルとなる小林(慶大)、傳田(早大)からの逃げ切りを図る。「1周目で離してそこから自分のペースに」(三ヶ田)。しかし、後続との差を離して迎えた2周目にまさかのアクシデント。道具のトラブルにより転倒してしまい「3分以上ロスをしてしまった」(三ヶ田)と厳しい展開に。それでも近くにいたOBに板を借りてレースに復帰。最後まで前を追い続け「どうにかポイントを取るため死ぬ気で走った」(三ヶ田)となんとか入賞に滑り込んだ。 女子部門では村上優空(政経2=盛岡中央)が「いつもよりフォームが崩れなかった」と自身も納得の走りで優勝に輝いた。来シーズンは自身最大の目標である世界選手権出場に向けてさらなる飛躍を誓った。 来年度に向けて期待の選手も現れた。松沢大翔(政経1=白馬)はクロスカントリーで1位に輝くなど明大トップの4位入賞。「今後につながる理想の結果」(松沢)と来年度に向けて手ごたえを感じる大会となった。 [入野祐太] 試合後のコメント三ヶ田――試合を振り返っていかがですか。 「なんとも言えない悔しい試合になりました」 ――アクシデントがなければという自信はありましたか。 「そうですね、転ぶまでは後ろとの差を離していましたし、タラレバになってしまいますが、自信はありました」 村上――今後に向けた課題はインカレを通して学びましたか。 「ジャンプはもっと飛べるようにしていかないといけないですし、走る方ももっと速く走れるようにどっちももっと頑張らないとダメだなと思いました」 松沢――次のインカレに向けてどう過ごしていきますか。 「ジャンプもクロスカントリーも修正点はあるので、そこは技術力を向上させていきたいです。春から2年生になるのでお手本になる人になりたいです」READ MORE -
永峯が準V! 入賞5人で好発進/全日本学生選手権(ジャンプ部門)
スキー 2020.02.25競技初日に行われたスペシャルジャンプ。永峯寿樹(政経4=飯山)、三ヶ田泰良主将(政経4=盛岡中央)がそれぞれ2、3位に入るなど計5人が入賞し、総合優勝に向けて好スタートを切った。 ◆2・23~27 第93回全日本学生選手(花輪スキー場他)▼1部男子スペシャルジャンプ 永峯――2位 三ヶ田――3位 中村――4位 栗田――6位 松沢――10位 渡部――17位 しっかりと期待に応えた。下級生の頃から結果を残してきた4年生が迎える最後のインカレ。「全部が良いジャンプ」(永峯)。「ジャンプがそろえられた」(三ヶ田)とそれぞれが持っている力を発揮し、両名共に表彰台入り。また中村優斗(営4=長野県立飯山)も「ベストのジャンプが飛べた」と見事4位に輝いた。 先日行われた国体で3位に輝いた永峯。「ジャンプをそろえられなかった」と振り返るが世界で戦う選手たちに善戦。「インカレに向けて自信になった」。勢いのままに迎えた今大会では自信をつけることで今シーズン苦しんできた、メンタルの部分での成長を見せた。 女子選手もしっかりと結果を残した。村上優空(政経2=盛岡中央)は女子2部、ミディアムヒルで2位に輝いた。それでも「点数よりも内容」(村上)。明日以降の試合に向けてしっかり反省することを忘れない。 大会2日目はコンバインド部門が開かれる。昨年度多くの入賞を果たしたこの競技。初日の勢いをつなげるためにも「明日は優勝したい」(三ヶ田)と意気込む。総合優勝を目指して、高得点を狙う。 [入野祐太] 試合後のコメント三ヶ田――試合を振り返っていかがですか。 「結果からしたら上出来というか出来過ぎたところがあるかなと思いますが、ジャンプが2本ともそろえられたので良かったかなと思います」 永峯――2位という結果についてはどう捉えていますか。 「本当に良いジャンプをして、2本そろえられてそれはかなり自分の中で評価していますが、何せ運がなかったのでぶつけどころがなく悔しいです」 中村――メダルまで4.3点届きませんでしたが、どこに差を感じましたか。 「いろいろ条件等はありましたけど、1本1本飛べないと意味がないと思っているので自分の実力不足と受け止めて今後の練習に励みたいと思います」 村上――明日に向けての意気込みをお願いします。 「明日はしっかりと良いジャンプして自分の走りを慌てないで、しっかり走りたいと思います」READ MORE -
仲俣 3位入賞で流れをつくる/全日本学生選手権(アルペン部門)
スキー 2020.02.25 今年のアルペンも快調な滑り出しを見せた明大スキー部。仲俣一樹(文4=北部)が最後のインカレで大回転3位を獲得し表彰台に立った。ジャンプ部門での好成績もあって明大は総合3位で初日を終了。勢いをつかむことに成功した。 ◆2・23〜27 第93回全日本学生選手権(花輪スキー場他)▼1部男子 大回転 仲俣――3位 野川――44位 深澤――53位※内川、島田、松浦は棄権▼2部女子 大回転 菅谷――15位 2回の合計タイムで順位を競うアルペン種目。「守り気味な滑りをしてしまった」(仲俣)。仲俣の1回目は55.47秒で16位とやや不安を残す結果となった。「2本目はイメージを切り替えて滑った」(仲俣)と攻めの滑りに切り替え2回目をスタート。コース上部ではイメージ通りの滑りができたものの「最後の斜面でミスをしてしまった」(仲俣)とゴール後に懸念を残した。それでも前半の攻めが功を奏し2本目の滑走はトップで巻き返した。 全ての選手が滑り終え、3位で表彰台に上がることが決まった仲俣。16位からの大逆転劇に「ジャンプ部門のみんなが喜んでくれて、とてもうれしかった」(仲俣)。仲間の笑顔を見て喜びは爆発。その手にメダルを持ちながら、初日が幕を閉じた。 まだまだインカレは始まったばかり。この後には総合点数を大きく左右するコンバインドも控えている。悲願の総合優勝達成のためにはクロスカントリーでの入賞も必要だ。仲俣もまだアルペンの回転を控える。油断せず万全を期してインカレを戦い抜く。 [金内英大] 試合後のコメント仲俣 ――今日の結果が出た時のお気持ちをお聞かせください。 「うれしいというよりはびっくりでした。まさかここまで上がれるとは思っていなかったです」 ――コンディションはいかがでしたか。「合宿の疲れもありましたが、トレーナーの方にマッサージもしっかりやってもらったので、コンディション的には良い状態で臨めたのではないかと思います」 ――明後日のアルペンへの意気込みをお願いします。「明後日が最後なので自分にとって最高のパフォーマンスができたらいいなと思っています」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
スキー部は1925年に創設されて以降、全日本学生選手権(インカレ)で幾度となく、総合優勝を遂げてきた。また、札幌五輪で冬季五輪史上日本人初の金メダリストとなった笠谷幸生氏(昭42営卒)をはじめ4名の五輪メダリストを輩出している名門だ。ジャンプ、コンバインド、アルペン、クロスカントリーの4部門で構成され、特にジャンプ、コンバインドの2部門は大学スキー界トップクラスの選手層を誇る。ソチ五輪の複合で日本代表監督を務めた成田収平総監督(昭62政経卒)の指導の下、インカレでの総合優勝を目指し練習に励んでいる。