最新記事 RECENT ENTRIES
-
接戦制しリーグ優勝! 3年ぶりの2部復帰へ王手/関東大学3部リーグ
ボクシング 2022.07.18ついに迎えたリーグ戦決勝。明大からはフライ級の堀太虎(商2=花咲徳栄)、バンダム級の田中優輝(商3=保土ヶ谷)、ライトウェルター級の渡辺健心(文2=黒沢尻工)の3人が試合に臨んだ。堀と田中が勝利、渡辺は惜しくも敗れたが大東大の結果を受けて優勝が確定。2部昇格へ入替戦への切符を手にした。 ◆5・15~7・23 第56回関東大学3部トーナメント戦(神奈川県立スポーツセンター)▼7・17 決勝(神奈川県立スポーツセンター)▽フライ級◯堀(判定)小野寺(大東大)▽バンタム級◯田中(判定)枡澤(東海大)▽ライトウェルター級渡辺(判定)川西(早大)〇 目標としていた2部昇格に向け、決勝に臨んだ3選手。まずは優勝を争う大東大との直接対決となった堀が登場した。「絶対に落とせない試合だったのでプレッシャーはあった」(堀)と語るが、落ち着いて試合を進め得意の左フックを当てていく。試合を通してペースを握り続けた堀がチームを勢いづける勝利を挙げた。続くバンダム級では田中が登場。試合は1Rにダウンを奪われ暗雲が立ち込める展開に。それでも「心拍数を上げるトレーニングをしてきた」(田中)と体力で相手を上回り3Rまで気迫の打ち合いを見せた。結果は3-2と接戦の判定勝ち。最後まで諦めない気持ちが貴重な1勝をもたらした。最後のライトウェルター級には渡辺が登場。準決勝までは岡村魁星(文3=奈良朱雀)が出場していたが、準決勝で岡村が負傷。それまでライト級で戦っていた渡辺が出場することになった。「体格差があったのでやりにくかったと思う」(西尾忠久監督)。相手の長いリーチに苦戦を強いられる展開に。2R以降は流れを引き寄せ始めたが、惜しくも判定負け。3階級での優勝とはならなかった。だが、大東大が他の階級で敗戦。それにより明大の優勝が決まると選手たちからは安堵(あんど)の笑みがこぼれた。 4年生は決勝を戦うことができなかったが「4年生を優勝させたいという思いがあった」(堀)と下級生が奮闘。チーム全員で3部優勝、そして入替戦への挑戦権をつかみ取った。優勝の喜びもつかの間。1週間後には2部最下位となった平成国大との運命の入替戦が待っている。3部では5階級で戦っていたが、入替戦では2部のレギュレーションに合わせて7階級で行われる。総力戦となるが「1年間目標にしてきたので、何とか成し遂げたい」(西尾監督)。3年ぶりの2部昇格に向け、紫紺の戦士たちが最後の戦いに挑む。 [井澤怜音] 試合後のコメント西尾監督――3部優勝を成し遂げましたがいかがですか。 「うれしいですし、選手たちが1年間頑張ってきたことが結果として実ったのでホッとしています」 堀――入替戦に向けて意気込みをお願いします。 「ようやく2部に昇格するチャンスをつかんだので、このチャンスを逃さないように絶対勝ちたいと思います」 田中――試合を振り返っていかがでしたか。 「1Rの早い時間でダウンしてしまい焦る部分がありました。それでもパンチは効いてなかったので、自分のペースで進めて、勝って2部昇格しようという気持ちで頑張りました」READ MORE -
3階級で決勝進出 2部昇格への望みをつなげる/関東大学3部リーグ
ボクシング 2022.07.10ここまで無敗でトーナメントを勝ち上がってきた明大。勝ち数で並んでいる大東大との直接対決を勝ち越して、優位な状況で決勝に向かいたかったが、結果は1勝2敗と厳しい結果に。それでも、フライ級の堀太虎(商2=花咲徳栄)とライトウェルター級の岡村魁星(文3=奈良朱雀)が順当に勝ち上がり、3人が決勝へと駒を進めた。 ◆5・15~7・23 第56回関東大学3部トーナメント戦(神奈川県立スポーツセンター)▼7・2 準決勝(神奈川県立スポーツセンター)▽フライ級◯堀(1回・RSC)杉本(東大)▽バンタム級◯田中(3回・判定)山口(大東大)▽ライト級渡辺(2回・RSC)大野(大東大)◯▽ライトウェルター級◯岡村(3回・判定)長嶋(青学大)▽ウェルター級稲葉(3回・判定)田下(大東大)◯ 勢いに陰りが見られた。ここまでの勝ち数が同じ大東大と3人が直接対決を迎えた。2部昇格に向け、勝ち越して決勝に向かいたい明大。まず、大東大との直接対決に挑んだのはバンダム級の田中優輝(商3=保土ヶ谷)。1回戦に出場した立花拳斗(文4=出雲工)の状態が万全ではなかったため、今シーズン初の公式戦となった。「ここ1週間は緊張で、寝ていても何回も起きてしまった」(田中)と、4年生の代わりというプレッシャーを感じていた。しかし、序盤からボディーを中心にペースをつかむと、第2R中盤に顔面への連打が決まり、スタンディングダウンを奪う。その後は相手の積極的な攻めもあり、乱打戦となるが判定で勝利を収めた。次の直接対決は、ライト級の渡辺健心(文2=黒沢尻工)。田中の勝利に続きたかったが「1Rは頑張ったけどトータルでは完敗だった」(西尾忠久監督)と、第2Rで立て続けにパンチを受ける。最終的にはレフェリーが試合を止め、悔しい敗戦となった。最後に登場したのはウェルター級の稲葉翔(商4=日大山形)。「4年生として優勝でポイントを取ろうという責任感があった」(西尾監督)と、ここで勝って大東大に勝ち越し、優勝に大きく近づきたかった。しかし、相手にペースを握られてしまい苦しい展開に。終始果敢に攻めたが判定負けという結果に終わった。 「直接対決を一つしか取れなかったので、結果は良くなかった」(西尾監督)と、決勝へ優位な状況を作ることはできなかった。それでも、フライ級の堀とライトウェルター級の岡村は順当に勝ち上がり、3人が決勝へと進むことに。「決勝でなんとか二つ以上取って優勝をもっていきたい」(西尾監督)と、2週間後の決勝戦に向け練習を重ね、3部優勝をつかみ取りたい。 [倉田泰] 試合後のコメント西尾監督――決勝までの残り2週間は、どのようなことを意識しますか。 「技術的に大きく伸ばすのは難しいので、戦術的な話などです。気持ちや取り組み方が変わるだけで試合でのパフォーマンスがグッと変わるので、そこに期待するという感じです」 堀――決勝に向けて意気込みをお願いします。 「2部昇格っていう部の目標があって、それを実現させるためにも絶対に落とせない試合だと思う。課題はあるのでそこを修正して絶対勝ちたいと思います」 田中――決勝に向けて意気込みをお願いします。 「決勝の相手は日本ランキングに入っているかなり強い人なので、自分から挑戦する気持ちで頑張っていきたいと思います」 渡辺――これからの目標をお願いします。 「基礎体力で相手と大きな差を感じたのと、緊張して動けなかったというのもあるので、どのようにして緊張をほぐしていつも通りパフォーマンスができるかを次の試合に向けてがんばりたいと思います」 岡村――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「全然ダメだったので、決勝までしっかり体力つけて自分が優勝して引っ張っていきたいと思います」 ――あと2週間、決勝に向けてどのようなことを取り組んでいきますか。 「とりあえず体力をつけて、自分のボクシングをできるようにしたいです。決勝の相手は、高校の頃インターハイで戦って勝っている相手なので、リベンジさせずに自分が勝って優勝に導きたいと思います」READ MORE -
初日に続き好調キープ 危なげなく準決勝へ/関東大学3部トーナメント戦
ボクシング 2022.06.02初日を3連勝と、順調なスタートを切った明大。この日も、そのままの勢いで、ライトウェルター級で岡村魁星(文3=奈良朱雀)が、RSC勝ち。ウェルター級でも稲葉翔(商4=日大山形)が、ABD勝ちと、危なげなく準決勝に駒を進めた。 ◆5・29 1回戦(神奈川県立スポーツセンター)▽ライトウェルター級〇岡村(2回・RSC)林(防衛大)▽ウェルター級〇稲葉(1回・ABD)二瓶(東海大) 相手を終始圧倒した。最初にリングに上がったのは、ライトウェルター級の岡村。「自分の距離で戦えて、カウンターがきれいにできて良かった」(岡村)と、積極的に距離を詰めてくる相手のパンチをかわしながら、カウンターをいくつも決めていく。そして、2R中盤。右ストレートをかわしながら、がら空きになった相手の顔面に、岡村の右フックが痛烈にヒット。この一打でダウンを奪い、そのままRSC勝ちとなった。(写真:RSC勝ちを収めた岡村) 1Rで試合を決めた。次に登場したのは、ウェルター級の稲葉。「最初パンチをもらって、これならパワーで勝てるなという感じだった」(稲葉)と、序盤から相手を全く寄せ付けなかった。開始早々、相手をコーナーに追い詰めると、細かく連打をヒットさせる。さらに、相手の体が大きくのけぞる右ストレートを顔面に決め、スタンディングダウンを奪う。その後も、上のガードを固める相手に強烈なボディーを決めるなど、積極的に攻めていくと、東海大陣営からタオルが投入され、ABD勝ちを収めた。(写真:ABD勝ちを収めた稲葉) 今シーズン、5戦5勝と、好調を見せる明大。「チームの雰囲気も、技術的な面でも3部の中では負けない」(稲葉)と、自信をうかがわせる。明大は、次の準決勝で勝ち数が同じ、大東大と3人が対戦する予定だ。「3試合で最低2つ勝って、少しでも優位な状況で決勝を迎えたい」(西尾忠久監督)。目標の2部昇格に向け、チーム一丸となって勝利を目指す。 [倉田泰] 試合後のコメント西尾監督――今シーズンが始まる前は、どのようなことを考えていましたか。 「目標は3部で優勝して、2部に昇格です。昨年度もそういった目標を立てて、果たせなかったので、新しい代が始まった時もそれを絶対最低限の目標としていました」 ――今シーズンの5人はいかがですか。 「良いと思いますね。みんなが昨年度から力を上げ、今年を迎えているのですごくいい状態だと思います」 岡村――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「かなり手応えがあった試合で、自分は大学に入って初めての試合で、緊張していたのですが(勝てて)良かったです」 ――試合が初めてというのは、なぜですか。 「1年生の時はコロナで試合がなくて、昨年度は肩の脱臼で手術をして出られなかったからです。高校3年生の夏以降初めての試合だったので結構久々でした」 稲葉――今日の試合を振り返っていかがでしたか。 「しっかり1Rで倒して、チームに貢献できたので良かったと思います」 ――準決勝に向けての意気込みをお願いします。 「大学1年生の時からこのトーナメントに出ていて、チームにはあまり貢献できていないので最上級生となった今、自分がチームに貢献してしっかり優勝して、チームを2部に上げられたらなと思います」READ MORE -
2部復帰に向けて好調な滑り出し 3勝を収める/関東大学3部トーナメント戦
ボクシング 2022.05.18◆5・15~7・23 第56回関東大学ボクシングトーナメント戦(神奈川県立スポーツセンター)※無観客試合で実施 4年連続3部で迎える今シーズン。創部100周年となる2024年をいい形で迎えるために、今年度は2部に昇格したいところだ。初戦では、フライ級、バンタム級、ライトウェルター級の3試合で勝利を収め、2部昇格に向け順調なスタートを切った。 ▼5・15 1回戦(神奈川県立スポーツセンター)▽フライ級 ◯堀(3回・RSC)磯村(早大)▽バンタム級 ◯立花(1回・RSC)森井(東大)▽ライトウェルター級 ◯渡辺(不戦勝) シーズン初戦、最初にリングに上がったのはフライ級の堀太虎(商2=花咲徳栄)。1Rから積極的に力強いボディーを決めるなど、一進一退の攻防が続く乱打戦だった。3Rでは、堀は強力なストレートを磯村(早大)の顔面に打ち付け、ダウンを取る。試合を通して、堀の力強さが光り、RSC勝ちとなった。 続けてリングに上がったのはバンタム級の立花拳斗(文4=出雲工)。序盤から攻撃的なボディーを連続で決め、セコンドからも「ナイスボディー!」の声が繰り返し上がった。「コーチがたくさんアドバイスしてくれたので、ボディーを狙うことができた」(立花)。立花は終始、パンチ力の差を見せつけ、1RでのRSC勝ちを決めた。 渡辺健心(文2=黒沢尻工)の不戦勝もあり、今シーズン初戦を3戦3勝と、順調なスタートを切った明大。2部昇格のためには、23日に行われる次戦が肝となる。次戦も勝利を重ね、4年間苦杯を喫してきたトーナメント戦を勝ち抜きたい。 [森口絵美理] 試合後のコメント立花――今日の試合を振り返っていかがですか。 「率直に1Rで勝てて、次の試合につなげることができて良かったです。あと、このコロナ禍で大会が開催されて良かったと思っています」 ――意気込みをお願いします。 「優勝を目指していますが、まずは一戦一戦しっかりと勝って、いい形で優勝したいと思っています」READ MORE -
2勝するも優勝逃す 3部残留が決定/関東大学3部トーナメント
ボクシング 2019.07.13準決勝で2部復帰に向けて望みをつなげた明大。決勝に進んだ2階級を制すも3部優勝を逃し、 入替戦に駒を進められずシーズンを終えた。 ◆5・19~7・13 第54回関東大学3部トーナメント戦(駒大玉川キャンパス他) ▼7・13 決勝(後楽園ホール) ▽フライ級 〇立花(3回・判定)森本(東大) ▽ウェルター級 〇入澤(1回・RSC)藤井(防衛大) 最後の望みをかけて戦った。決勝戦に挑んだのはフライ級の立花拳斗(文1=出雲工)とウェルター級の入澤心太(商2=崇徳)。1番手に登場した立花は、攻めの気持ちで試合に臨んだが「追い込みが足りなかった」(立花)。試合を決める一発こそは決まらなかったが、3Rを終え判定勝ちを収めた。続く入澤は「ここで負けたらいけない」と強い覚悟でリンクに上がる。開始直後は相手にペースを乱されたが「右ストレートで手応えがばっちりだった」(入澤)。相手にダメージを与えると、1R2分にRSC(レフリーストップコンテスト)で白星を飾った。しかし、3階級決勝に進出していた大東大が2勝し、明大はポイント差で準優勝。3部残留が決まった。 悔しさの残る結果となった。シーズン最初からチームの目標であったのは「3部優勝、2部昇格」(星野隆監督)。目標達成に向けてトーナメントに挑んだが、個々の戦力はあるものの部員数の少なさをカバーすることができなかった。メンバーの少なさが歯車を狂わすもととなり、惜しくも準優勝で閉幕。昨年度3部に降格し、なんとしても2部復帰を果たしたかったが入替戦への道は閉ざされた。チーム一丸となってトレーニングを重ね、一年後こそ3部優勝を果たしたい。 [中澤美月] 試合後のコメント 星野監督 ――今日の試合を振り返っていかがですか。 「立花にしても入澤にしても、本当に明治のボクシングをやってくれたので、そこが満足かなと思います。あとは個人戦にたくさん出場できるように頑張ってもらおうと思っています」 入澤 ――どのような気持ちで試合に挑みましたか。 「ここで負けたらいけないと思ったので、勝つぞという気持ちでした」 立花 ――今後の課題はありますか。 「コーナーとかに逃げられないよう追い詰めるように、足の運びをしっかりしたいです」 READ MORE -
2部復帰に黄色信号 痛恨の2連敗/関東大学3部トーナメント
ボクシング 2019.06.011回戦を5階級中4勝し、満を持して迎えた3部トーナメント準決勝。2連敗したものの立花拳斗(文1=出雲工)の不戦勝、入澤心太(商2=崇徳)の勝利で2部昇格へ何とか希望をつないだ。 ◆5・19~7・13 第54回関東大学3部トーナメント戦(駒大玉川キャンパス他) ▼6・1 準決勝(東農大世田谷キャンパス)▽フライ級〇立花 不戦勝▽バンタム級 笹谷(3回・判定)山口(大東大)〇 ▽ライト級 小島(3回・判定)姜(朝鮮大)〇▽ウェルター級〇入澤(1回・RSC)可児(東海大) 痛恨の2連敗になった。トーナメント1回戦を快勝して迎えた準決勝。1番手のフライ級の立花は不戦勝になり、迎えた2番手のバンタム級の笹谷建公主将(文4=弘前工)は2ラウンドの途中で負傷。「1ラウンド目は相手に取られていたので、事実上相手に判定で普通に負けた」(笹谷)と敗北を喫した。3番手にはライト級の小島大河(法3=新潟南)が登場。階級を下げてきた相手に苦しい戦いを強いられ、悔しくも判定負けとなった。 2部昇格へ後がない状況だ。2連敗と絶望的な状況で迎えた4番手の入澤。序盤から押されていたが「打ったところに相手がいた」(入澤)と渾身の右ストレートでRSC(レフリーストップコンテスト)。「自分が勝たないと望みが残せないということを彼は知ってたから、頑張った」(星野隆監督)と、監督も納得の勝利だった。立花の不戦勝と合わせて2勝目をあげ、2部に返り咲くために望みをつなげた。 これにより7月13日の決勝戦で二人が勝利し、大東大の2敗が2部復活への道である入れ替え戦への最低条件に。3部優勝、2部昇格に向けて崖っぷちの状態だ。 [菊池登志紀] 試合後のコメント星野監督――今日の試合を振り返って感想をお願いします。「主将が負けてしまって、優勝の可能性が少し薄まってしまいました。残念なのは、うちは大東大と直で対決がないことです。大東大が2勝してしまったら優勝はできないです。もう優勝は他力ですね」 ――相手は強かったですか。「強かったです。あとはライト級の小島が、ライトウェルターの選手が下げてきて明大を潰しにかかってきて、結局はライト級が負けてしまったということです」 笹谷――試合を振り返って感想をお願いします。「結果としては良くなかったです。自分が勝ってたらもっと楽な状況にできたと考えると悔しいです」 ――次の試合について。「不戦勝で勝った橘と入澤が決勝戦で優勝して、大東大が2人負けてくれれば、入れ替え戦があり、チャンスがあります。後輩に頼ってしまう形で本当に情けないのですが、主将として試合が無くてもサポートできるように、チーム全体で2部に戻るんだという目標をしっかり持って練習に励みたいです」 READ MORE -
2部復帰に向けて好スタート 4勝を収める/関東大学3部トーナメント戦
ボクシング 2019.05.20昨年度惜しくも3部に降格し迎えた今シーズン初戦。全勝こそ逃したもののライトウェルター級を除く4階級で勝利し、2部復帰に向けて好調な出だしとなった。 ◆5・19~7・13 第54回関東大学3部トーナメント戦(駒大玉川キャンパス他) ▼5・19 1回戦(駒大玉川キャンパス)▽フライ級〇立花(3回・判定)高橋(東海大)▽バンタム級〇笹谷(3回・判定)中村(東大)▽ライト級〇小島(3回・判定)井上(早大)▽ライトウェルター級 稲葉(1回・判定)田下(大東大)〇▽ウェルター級〇入澤(3回・判定)宮路(青学大) シーズン開幕戦を白星で飾った。チームの目標である「3部優勝、2部昇格」(星野隆監督)を実現するため、全力で挑んだ。1番手はデビュー戦となったフライ級の立花拳斗(文1=出雲工)。第3Rまで戦い判定勝ちを収めると、2番手にはバンタム級の笹谷建公主将(文4=弘前工)が登場。「パンチをガードで受けてしまう癖」(笹谷)が試合で出てしまい苦しい試合展開となった。しかし第3Rの2分経過後ストレートがいい形で決まると、ラスト30秒でボディを連発し判定勝ち。その後はライト級とウェルター級でも白星を挙げ、4勝で次戦につないだ。 悔しさも残る試合だった。4番手に登場したライトウェルター級のルーキー・稲葉翔(商1=日大山形)は格下相手だったが、第1Rの1分30秒に強烈なストレートを受け目頭から流血。惜しくも判定負けを喫した。 次戦に進めるのはライトウェルター級を除く4階級。「全部勝てるように頑張りたい」(星野監督)。2部リーグに返り咲くために勝つのみだ。 [中澤美月]試合後のコメント星野監督――今日の試合を振り返っていかがですか。 「今日の試合は実は5つ勝てると信じて向かったんだけど、いくら3部とはいえ、そんなに甘くなかったというのが振り返りですね」――課題はございますか。 「課題はもう少し手を出すことです。今日は運も良かったです。今日4つ勝てたのも運が良かったというのがあります」 笹谷――今日の試合を振り返っていかがですか。 「元々、自分の中で相手のパンチをガードで受け過ぎないというか、自分のガードで受けてしまう癖を直すという課題があったのですが、その癖がまた試合で出てしまいました。結果的に言うと内容は全然ダメな感じで、もっと上手く戦えたはずだったのですが、渋い試合になってしまいました」 立花――デビュー戦はいかがでしたか。 「絶対勝ってやろうという気持ちでやりましたね」 READ MORE -
善戦するも日体大に敗北 運命の入れ替え戦へ/関東大学2部リーグ戦
ボクシング 2018.07.15最終戦は日体大との一戦。明大はライトフライ級が不在の中、フライ級の山本響己(文2=北科大高)、小島大河(法2=新潟南)がリーグ戦初勝利を挙げ、敗戦こそしたが入替戦に弾みをつけた。◆5・12~7・14 第71回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)▼7・14 対日体大戦(後楽園ホール) 明大2─5日体大○▽ライトフライ級 (不戦勝)佐野〇▽フライ級〇山本(3回・判定)高島▽バンタム級 笹谷(2回・判定)近藤○▽ライト級○小島(3回・判定)櫻井▽ライトウェルター級 犬島(1回・RSC)堀尾○▽ウェルター級 入澤(1回・RSC)小松○▽ミドル級 高梨(3回・判定)藤村○ 良い流れで入れ替え戦に臨みたい中でのリーグ最終節。ここまで白星を挙げることができなかった2年生山本と小島が躍動。今回1番手で試合に臨んだのはフライ級の山本。「1番手はチームに勢いをつけるためにも絶対勝たないといけない」と試合序盤から距離感を意識し、的確にパンチを狙い判定勝ちを収めた。またスポーツ推薦生がほとんどの明大では珍しい一般入部の小島。「いいのを持ってる」(星野隆監督)と指導陣からも評価される右ストレートをいい形で浴びせ判定勝ち。「普段練習で取り組んでいることが出せて良かった」(小島)とうれしさをにじませた。 試合を重ねるごとに、自分の良さを出せるようになってきた。今日の試合は、主将の工藤洸弥(文4=弘前工)、久保田辰寛(文1=伊勢崎工)と主力選手が欠場したものの、入替戦の前哨戦という意味合いもあり部員全員が気迫のある試合を繰り広げた。 入替戦の相手は専大。明大は昨年惜しくも敗れた相手であり、リベンジの絶好の機会となる。「今回勝って自分の中で勢いが付いてきているので、良いところは磨いて、悪いところは修正して残留に向けて絶対に勝ちたい」(小島)と入替戦に闘志を燃やしている。明大は選手のケガのアクシデント、リーグ最少の部員数など厳しい状況ではあるが、全身全霊をかけて2部残留へ挑む。[高井正明]試合後のコメント星野隆監督――入れ替え戦への意気込みをお願いします。 「チーム一丸となって2部残留を目指して頑張りたいと思います」山本――試合を振り返っていかがですか。 「前回は緊張してアップアップになっていたんですけど、今回はクレバーさを意識して戦うことができたので冷静に勝負を見分けることができました」小島――初勝利ですが。 「自分は一般入試で入ってきて、周りはみんな推薦で入ってきた人たちなので、その中で試合に出て勝てたことはうれしかったです」READ MORE -
2部残留に黄色信号 立大に敗戦/関東大学2部リーグ戦
ボクシング 2018.06.23リーグ4戦目、相手は昨年勝利した立大との一戦。1番手の久保田辰寛(文1=伊勢崎工)が勝利を収め幸先の良いスタートを切った。だが流れは続かず2─5で敗戦。残り1試合を前に2部残留へ険しい道のりとなった。◆5・12~7・14 第71回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)▼6・23 対立大戦(後楽園ホール) 明大2─5立大○▽ライトフライ級○久保田(3回・判定)田嶋▽フライ級山本(3回・判定)増田○▽バンタム級○笹谷(2回・RSC)吉住▽ライト級 小島(3回・判定)宮西○▽ライトウェルター級 犬島(3回・RSC)木戸口○▽ウェルター級 入澤(3回・RSC)松永○▽ミドル級 松田(3回・判定)荒木○ ポイントゲッターが躍動した。2試合連続1RでTKO(テクニカルノックアウト)勝ちを重ねてきた久保田。今回はフットワークと相手との距離感を意識しながら相手を翻弄(ほんろう)。「ビデオで相手を研究したことが試合で生きたと思う」(久保田)。課題であるスタミナも「スタミナがない中でも、良い立ち回りができた」(久保田)と、残留に向け大事な一戦での勝利にガッツポーズを見せた。 悔いの残る試合内容だ。法大戦、平成国際大戦と敗戦こそしたが、気持ちの入った試合を展開してきた明大。今回も初勝利を目指すべく、立大との一戦に全力を注いだ。工藤洸弥主将(文4=弘前工)がケガで不在の中、久保田が判定勝ち、バンタム級の笹谷建公(文3=弘前工)がTKO勝利を収めたが、その後は続けず。目の前の勝利をつかむことができなかった。 最終戦の相手は3部から昇格してきた日体大。残留へ向けて〝勝利〟の二文字が重くのしかかる。他のチームに比べると選手層が薄い明大。厳しい戦いが想定される。しかし「次の試合までにいい練習をして、試合で勝てるよう頑張りたい」(星野隆監督)。少数精鋭でチーム一丸となり、気持ちを入れ替えて2部残留に望みをつなぐ。[高井正明]試合後のコメント星野監督――試合を振り返っていかがですか。 「今日は本当は勝たなきゃいけない試合だったんだけど、最初の久保田が今までいい勝ち方をしてきたんだけど、今日はあまりいい勝ち方じゃなくて。だけどそれなりにいい試合をしました。残念だったのは次の山本(響己・文2=北海道科学大)。あれは1Rは取ってたと思うんだけど、3R目で大きめのものを食らっちゃって、ほとんどダメでしたね。次の笹谷はそれなりの試合をしましたけどね。負け惜しみにはなるけど試合を重ねるごとに内容は良くなっているのでいい試合をして頑張りたいと思います」 久保田 ――今日の試合を振り返ってください。 「相手は2試合前の試合で対戦相手を3ラウンド目に倒していたので、気をつけないとなというところがあって、ビデオを見て勉強していたことが試合で生きたと思います」 ――今回、判定勝ちでの勝利ですが、スタミナの方はどうでしたか。 「最初に力みすぎて最後の方はスタミナが切れてしまったんですけど、スタミナのない中でうまく見せるじゃないですけど、いい立ち回りはできたんじゃないかなと思います」 ――最終戦に向けてお願いします。 「日体大は強いんですけど、本当に勝つしかないので、全力で臨みたいと思います」READ MORE -
平成国際大に一歩及ばず 次につながる敗戦/関東大学2部リーグ戦
ボクシング 2018.06.09反撃の兆しが見えてきた。相手は昨年1―6と完敗の平成国際大。ライトフライ級の久保田辰寛(文1=伊勢崎工)とフライ級の工藤洸弥主将(文4=弘前工)が勝利し意地を見せるも、後に続くことができなかった。◆5・12~7・14 第71回関東大学2部リーグ戦(後楽園ホール)▼6・9 対平成国際大戦(後楽園ホール) 明大2─5平成国際大○▽ライトフライ級〇久保田(1回・TKO)宗形▽フライ級〇工藤(3回・判定)籠谷▽バンタム級 笹谷(3回・判定)矢代〇▽ライト級 小島(3回・判定)住吉〇▽ライトウェルター級 犬島(1回・RSC)千田〇▽ウェルター級 入澤(1回・RSC)落合〇▽ミドル級 松田(3回・判定)西邑〇 右フックがさく裂した。前回の法大戦でも右フックの一撃を食らわせた久保田。「体にたたき込むよう練習していた」(久保田)と、1R1分で右フックを決めダウンを奪いTKO(ノックアウト)勝利を収めた。続く2番手の工藤も、3R途中で酸欠のアクシデントもあったが試合を優位に進め今季リーグ戦初勝利。しかし、その後は2連勝の良い流れに乗れず初勝利を飾れなかった。 試合内容は著しく良くなっている。今回、工藤とバンタム級の笹谷建公(文3=弘前工)は相手に負けじと普段は行わないクリンチワークを試み、泥臭く勝ちにいく気持ちを前面に押し出した。また、ミドル級の松田拳栄(商2=日大山形)が体格の大きな相手にも判定まで持ち込むなど、全選手が闘志あふれる姿勢で白熱した戦いを展開。「試合を重ねるごとに選手たちは良い形に伸びている」(星野隆監督)。初戦の敗戦からスイッチが入り、格上の相手にも申し分のない試合を繰り広げた。 次戦は立大戦。リーグ戦終盤に差し掛かり、2部リーグ残留へ向けての大事な一戦となる。「3部リーグとの入れ替え戦を避けるためにも自分が勝って流れをつくりたい」(久保田)。2部リーグ残留、そして一つでも順位を上げるため、全身全霊で挑む。[高井正明]試合後のコメント星野監督――試合を振り返っていかがですか。 「内容としては良かったので、結果は負けてますけどまた次の立大戦に良いステップになったと思います。選手たちも試合を重ねるにつれてピッチが上がってきているから、いい形になってるかなというのが現状です」――次戦に向けて意気込みをお願いします。 「1試合1試合重ねるごとに選手たちは良い形で伸びてきている。全精力を注いで勝つという気持ちです」松田――試合を振り返っていかがですか。 「1戦目、2戦目と負け続けて勝ちたかったんですけど、明治はマネジャーが1人しかいないので、サポートしてくれるマネジャーのためにも勝ちたかったんですけど、勝てなくて。ミドル級で強い相手だったんですけど、良い経験になりました。次は勝ちます」久保田――試合を振り返っていかがですか。 「前回倒したということもあって、あまり大ぶりにならないようにやっていたのですが、大ぶりになってしまったところがあったので改善しないといけないと思います」――次戦に向けて意気込みをお願いします。 「勝たないと入替戦になるかもしれないので、絶対取りたいと思います」READ MORE
部の紹介 INTRODUCTION
1923(大正14)年に日本で3番目に創部された大学ボクシング部である。OBには日本フライ級王座、東洋太平洋バンタム級王座に就くなど輝かしい活躍を見せ、またヨネクラボクシングジムの創設者である米倉健司氏(昭32営卒)をはじめとした著名なボクサーを輩出した大学ボクシング界の古豪。他大と比べ控え選手が少なく、部員数がハンデとなるが〝少数精鋭〟をモットーに、どこよりも強いチームワークを武器に戦う。目標はリーグ優勝。古豪復活へ、日々拳を鍛えていく。