森下10K完投で胴上げ投手に 佛教大下し38年ぶり春の日本一/第68回全日本大学選手権

 悲願達成だ。初優勝を狙う佛教大(京滋大学野球連盟)との決勝は3回に3点を先制すると、先発の森下暢仁主将(政経4=大分商)が力投。9回に1点を失うが、10奪三振完投勝利でチームを日本一に導いた。同大会の優勝は1981年以来、38年ぶり6度目。最高殊勲選手賞と最優秀投手賞には大会通算18回1失点で2勝を挙げた森下、首位打者賞には13打数7安打で打率5割3分8厘の北本一樹内野手(文4=二松学舎大付)が選ばれた。 ◆6・17 第68回全日本大学選手権(神宮球場)▼決勝 対佛教大○明大6―1佛教大 123456789計明大0030000036佛教大0000000011(明)○森下―西野(佛)●中山塁、丸山、福森、木村―坪倉【安】(明)5(佛)7【二】(明)添田(3回)、喜多(9回)(佛)八木(9回)、野嶋(9回)(明)◇犠打2 丸山(1回)、清水頌(4回) ◇併殺1 ◇残塁11 ◇盗塁2 陶山(2回)、内山(9回) ◇失策0 最後は誰よりも高く飛んだ。9回2死二塁、外角の直球で空振り三振。マウンド上の森下は駆け寄ってきた西野真也捕手(政経4=浦和学院)に合わせて大きくジャンプ。「前回(春季リーグ優勝時)は受け身になってしまったので、とりあえず飛ぼうと思っていた(笑)」(森下)。抱きかかえられたまま、何度もナンバーワンのポーズを繰り返す。日本一達成の喜びを全身で表現した。六大学の代表にふさわしい横綱相撲だった。3回表に相手のミスから3点を先制するが、その後は4回から救援した福森建(佛教大)の前に追加点が遠い。佛教大は準決勝までに3度0―3から逆転勝利を挙げており、ビハインドの展開には慣れている。徐々に相手に流れが傾くかに思われた。しかしエース・森下はみじんのスキも見せない。4回以降は毎回走者を出すが、150キロ台の直球でねじ伏せる。「終盤の弱さは課題だったので、とにかく気持ちを出して投げた」とピンチを切り抜けるたびに雄たけびを上げた。その姿にバックも無失策、捕手の西野も盗塁阻止で応える。湿っていた打線も9回に喜多真吾内野手(法4=広陵)の適時二塁打で待望の追加点を奪い、勝負あり。「焦らずに試合を進められた」(西野)と落ち着いた試合運びで挑戦者を一蹴した。 大会を通して投手陣は4試合で4失点。六大学でチーム防御率1位の投手力をいかんなく発揮した。打線も四死球や犠打を絡めて得点を重ねる泥臭い野球を展開。春季リーグで形にした〝明治の野球〟は全国の舞台でも通用した。「チームで勝ったことは自信にしてほしい」(善波達也監督)。イノシシ軍団の次なる目標は春秋連覇、そして秋の神宮大会制覇。大学野球史上5回しか達成されていない〝四冠〟の偉業も視野に入ってきた。戦うごとに成長してきたこのチーム。まだまだ歩みは止めない。[楠大輝]井上崇通部長――今のお気持ちを教えてください。「生活面でもこの1年ずっとしっかりやっていますし、基盤となっている過ごし方や礼儀なども野球に反映されていると思います。4年生がしっかりしているので、それに下級生もついてきたことが優勝につながったと思います」善波監督――率直な感想を教えてください。「4年生は最終学年ということで、そこがまとまって勝てたということは非常に喜びを感じます。多くの方に支えていただいたので恩返しができて良かったです」森下――今日の投球を振り返っていかがですか。「みんなが決勝までつないでくれて、先制点も取ってくれたので勝つしかないと思って投げました」喜多――優勝までの道のりを振り返っていかがですか。「新チーム当初から春の日本一をずっと目指してきて、4年生を使い続けてくれた監督はじめ首脳陣にはとても感謝しています」北本――今のお気持ちを教えてください。「グラウンドが新しくなったり、イノシシのワッペンが付いたり今年は変化の年でした。正直、プレッシャーもあり、リーグ戦も苦しい試合ばかりでしたが、最後に日本一という形で報われたのは最高です」
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立大に快勝!有終の美を飾る/春季オープン戦

 春季オープン戦第7戦、勝って秋に弾みをつけたい明大は第1Q、先制のTD(タッチダウン)を許すも、その後は安定した守備で無失点。オフェンス面でも確実に点を積み重ね、快勝。最終戦を勝利で締めくくった。◆4・14~6・16 春季オープン戦(アミノバイタルフィールド他)◆6・16 対立大戦(アミノバイタルフィールド)○明大26{7-7、7-0、3-0、9-0}7立大  秋につなげるべく望んだ立大戦。「一番の反省は最初の入りの部分」(LB#1徳茂宏樹・国日4=関西大倉)と最初の相手の攻撃で、TDを許してしまう。しかし、先制された直後の攻撃で、WR#7渡邊圭介(営4=日大三)が60yd弱を独走。見事パントリターンTDに成功した。続く第2QではWR#12坂本隼樹(商4=神奈川県立横浜緑が丘)がTDを決め、14―7と逆転に成功。前半をリードして折り返して迎えた後半も勢いは止まらない。第3QにK#3埓見拓也(商3=明治学院)の42ydのFG(フィールドゴール)、第4Qではセーフティと坂本のこの日2度目のTDでリードを広げ、26-7で勝利。許した点は最初のTDのみ。ディフェンス面でも安定したパフォーマンスを見せた。  オープン戦で敗北を喫したのは関西学大の逆転勝利直後に行われた5月28日の桜美林戦のみ。「桜美林大に負けた悔しさを思い出してこの一週間練習しろと言い続けた」(OL#56北村主将・総数4=関西大倉)と強豪校に勝利した後の慢心はチームの課題だった。だが今試合は違った。昨年の関東王者・早大に勝利しても気が緩むことはなく、価値ある1勝を収めた明大。「強豪校に圧倒的な大差をつけて勝てるように、夏は死ぬほど辛い練習をしたい」(徳茂)。秋に向けて戦いはすでに始まっている。[市瀬義高] 試合後のコメント北村主将――チームの目標「OVER」。春のできはどうでしたか。「ケガ人が多くて、できなかった部分も多かったですが、1、2年生のレベルアップとしてはOVERできたと思います。下級生の底上げはチーム全体の底上げにつながるので大きいです。ケガ人の部分も修正して違うことをチャレンジできたことは大きかったです」 ――秋への意気込みをお願いします。「学生日本一です。必ず、全勝でとります」 坂本――2つのTDを決めました。「もちろんうれしいですが、西本がいいところに投げてくれて、それを僕がとっただけです。まあ慢心せずですね」 ――最後の春シーズンを終えました。「自分が試合に出始めたのは4年生からで、今までの春シーズンは悔しい思いをしてきたのですが、今回TDをとることが出来てうれしいです。ビックプレーを起こす実力はまだ自分にはないので秋にはもっと精進していきたいです」
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春季制覇 最終節・日大相手に貫禄勝ち/関東大学春季大会

 今季リーグ戦を全勝優勝で終えた。関東大学春季大会Bグループの最終戦は外国人選手を筆頭にフィジカルを武器とする日大。前半からタフなプレーが光り大量得点、後半に入っても主導権を握り続け、地力で圧倒した。最終スコアは66-19、完勝で終局を締めくくった。  ◆6・16 関東大学春季大会Bグループ(八幡山グラウンド)▼対日大戦 ○明治66{33-12、33―7}19日大   タフな試合運びで圧倒した。前半4分、右ロック武内慎(商1=石見智翠館)のラインブレ―クを起点に大外までボールを運ぶと、最後は左ウイング山﨑洋之(法4=筑紫)が落ち着いてフィニッシュ。幸先よく流れを作ると、その後もキックを多用しない「タフなチョイス」(左センター小椋統平・文4=京都成章)で、果敢に相手陣内に攻め込んだ。前半終了間際には、密集のわずかなスキを突いてターンオーバー。「どこからでもアタックする」(右センター石川貴大・政経3=報徳学園)積極的な仕掛けと速いテンポの連携で、ダメ押しの追加点を奪って見せた。風下で劣勢の状況下でも、得点機をしっかり沈めた前半。33得点の大量リードを奪い、折り返した。後半に入っても主導権は譲らなかった。相手を寄せ付けない猛攻で、怒涛の5連続トライ。ディフェンスでも慎重に守り抜き、失点を7点に抑え抜いた。集中力ある攻守で66―19の完勝。昨年度王者のプライドを見せつけ、今季リーグの最終節を白星で飾った。  「冬からの積み上げがしっかり結果に結びついた」(フッカー武井日向・商4=国学院栃木)。地道な練習と選手同士の刺激が今回の優勝に結実した。筑波大戦や拓大戦で見せたチームディフェンスや、攻撃時のサポート。今季を全勝で勝ち進んできた裏側には、徹底された下積みが大きく影響しているようだ。「何に関しても対応力がついた」(田中澄憲監督)と指揮官もチームの成長に声を弾ませる。 常勝軍団の勢いは止まらない。「連覇するという強い気持ち」(石川)がチームの原動力になっていることは言わずもがな。ここから次なる目標に向け、新たなスタートを切る。再び秩父宮が紫紺の歓喜の渦であふれるように。ペガサス集団が大学ラグビー史に名を刻む日が待ち遠しい。 [内山嶺] 試合後のコメント武井――試合を振り返っていかがですか。  「どこからでもアタックができるチームになりつつあると思います。継続してトライを取り切ることができたので良かったと思います。後半はそこまで流れは持っていかれなかったというのが良かったところですね。修正する能力というのが今回の試合は良かったことだなと思います。それ以前の段階で主導権を相手に握られないように、トライを取った後にすぐトライを奪われたりしていたので、そういうところをもう少し突き詰めていかないといけないと思いました」 小椋――試合を振り返っていかがですか。 「今日の試合はタフにやろうというのをテーマにしていました。ペナルティーは蹴らずにそのままランするなどタフなチョイスができたと思います」 ――ここまでのシーズンを振り返っていかがですか。 「昨年と比べると、確実に練習の水準も上がって、良いプレーができていると思います。A、B問わず、チーム全体として良いプレーができていると思います」 スタンドオフ齊藤誉哉(文1=桐生一高)――試合を振り返っていかがですか。 「まだまだ早めに指示を出したり、細かい部分の精度を上げられたりすると思うので、これからもっと練習を重ねていきたいです」 ――初スタメンでした。 「試合前には緊張とか不安があったんですけど、試合中は80分間、自分ができる100パーセントを出し切れたので良かったです」
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女子団体 SBRで日本新記録を叩き出し総合優勝! 男子は悔しさ残る3位/関東学生春季大会

 もはや明大に敵はいない。女子団体はSBR(スモールボアライフル)で日本新記録となる3457点をマークし、2位の日大に大差をつけて総合優勝。一方の男子は3位に終わった。 ◆6・13~16 関東学生春季大会(長瀞総合射撃場)▼男子総合 明大――3位▼女子総合 明大――1位  力の差を見せつけた。昨年度、日大に一歩及ばず2位に終わった女子団体。「今まで結果を出してくれていた先輩方に恩返しをしたい」(森本怜花・商3=日大櫻丘)。AR、SBR両種目で団体優勝を果たし、完全優勝を達成した。SBRでは日大と明大がタイで有していた日本記録の3419点を38点も上回る3457点をマーク。2年連続で敗れていた日大に大差をつけて勝利した要因は「合宿で選手同士のミーティングを新たに導入したこと」(平田しおり・政経2=金沢伏見)。話し合いを徹底し、意思疎通を行うことで女王の座を確固たるものにした。他の力を寄せ付けない真の強さを見せつけ、〝先輩への恩返し〟はこれ以上ない形で達成された。 一方、男子団体は1位に64点の差をつけられ3位。しかし、大場仁千弥(農1=西武学園文理)が自己ベストを更新するなど新戦力の活躍も目立ち、今シーズンのアベック優勝達成に期待を持たせた。  絶対的エースが輝きを見せた。女子総合優勝の担い手の一人である平田は、ARとSBRの両種目に唯一出場。2月にニューデリーで行われたワールドカップで7位入賞を果たした平田。「世界での経験を経て、緊張をコントロールできるようになってきた」。その言葉通り、落ち着いた射撃で明大を優勝へと導いた。今シーズンの目標は全種目でのメダル獲得。国内にとどまらない世界での活躍に期待だ。 [前田彩貴] 試合後のコメント森本――今大会を振り返っていかがですか。 「SBRに関しては初めてのレギュラーということで、少し緊張感もありました。しかし自分が今まで練習してきたことを、やるべきことだけを考えて撃ちました」 ――日本学生選抜大会へ向けた意気込みをお願いします。 「日本学生選抜大会は関東だけでなく関西の強い選手たちも出場します。その中で明大としてベストを尽くせたらいいなと思います。そこでも変わらず1位を目指します」 平田――今大会を振り返っていかがですか。 「SBRは自分がトップバッターでした。まだまだできたところはありましたが、その時の自分の力は出し切れたと思います」 ――日大に大差をつけての勝利です。 「ARもSBRもいい感じで撃てていたので、インカレ連覇を目指せるような良い結果でした」 大場――今大会を振り返っていかがですか。 「実力は出し切れなかったです。これからもっと練習を積んでいかないといけないと思いました。自分が頑張ることによって団体の順位もより良いところにいけるように頑張ります」 ――明大に入学してここまではいかがですか。 「大学に上がって射撃のレベルは高校時代とは比べ物にならないくらい高いです。このレベルの中で自分の射撃の型というものをまずは見つけたいです」
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無念の2回戦敗退 龍谷大に敗れ連覇逃す/全国大学選抜選手権

 大会連覇は果たせなかった。5人制で行われた今大会。初戦は甲南大に5―0と圧倒したが2回戦の相手は今年度西日本学生選手権を3連覇した西日本の覇者、龍谷大。一本を決め切れない甘さで1勝2敗2分と龍谷大の勢いの前に屈した。 ◆6・16 第32回全国大学選抜選手権(東京武道館)▼明大——2回戦敗退   第1回戦 〇明大5―0甲南大第2回戦 明大1―2龍谷大〇先鋒〇田畑正貴 2―0●小和野晃槻1―2次鋒〇福岡莞太 1―0●小森彪楽 0―2中堅〇小和野晃槻2―0△深町雅也 0―0副将〇太田 創 2―1○木村柊也 2―0大将〇佐藤力哉 2―0△佐藤力哉 0―0 第15回全国ブロック対抗女子学生団体戦▼明大——1回戦敗退 第1回戦 明大0―3関西学大〇先鋒●久芳桃子 0―2中堅●永岡里沙子0―2大将●小野塚萌 0―2 初戦は見事なストレート勝ちだった。甲南大に許した一本は僅かに一つのみ。テンポよく進んだ試合を大将である佐藤力哉主将(文4=桜丘)が会心の面突きで締めくくる。  大会のヤマ場はやはり龍谷大戦だった。昨年度の府立(団体インカレ)で明大は龍谷大相手に代表戦までもつれ込む死闘となった決勝戦を制した。その敗北が龍谷大を駆り立てたのか、先鋒・小和野晃槻(法4=青翔)、次鋒・小森彪楽(文3=桜丘)が猛攻を前にして立て続けに倒れ、流れを掴めない。中堅の深町雅也(法2=朝倉)が引き分け、背水の陣で迎えた副将戦。「完全に自分の土俵で戦った」とルーキー・木村柊也(文1=関西福祉科学大学)。開始9秒で一本を決めると、直後相手を引き倒し面突きでもう一本。持ち味のスピードを生かし、ものの13秒で試合を決めた。勝って代表戦につなげたい大将戦。「気持ちの弱さが出てしまった」(佐藤主将)。惜しい打撃が続くがなかなか一本を決め切れない。互いに譲らずそのまま0―0で引き分け、明大の敗北が確定した。  脳裏に浮かぶのは2年前の同大会。準決勝で中大に惜敗し、今大会と同じく2連覇を果たすことも、グランドスラムの夢もついえてしまった。だが「あのときは負けてから一段とチーム力は上がった」と小森は振り返る。常勝軍団だからこそ遠く離れていた〝敗北〟の2文字。この悔しさを胸に刻み、2週間後の矢野杯に向けてまい進していく。 [田崎菜津美] 試合後のコメント佐藤主将——龍谷大との差はどこにあると思われますか。「技術的なことがあるかもしれないですけど、やっぱり気持ちです。でもこの負けを知ったので次戦う時は絶対にこの悔しさ、そして負けたことを忘れずにリベンジするという気持ちしか今は持っていません。そこを今後の試合に向けて強化していきたいですね」 小森——今日の試合を振り返っていかがでしたか。「相手が強いというのはわかっていたのですけど、ここまで実力の差を見せつけられると…。素直に悔しいですね」 ——龍谷大は大会前から意識していましたか。「そうですね。僕自身先のことより龍谷大との試合のことだけを考えていたので、そこがヤマ場だなとは感じていました」 木村——今後の意気込みをお願いします。「これからも負けなしでいきたいです。まだ団体戦しか出場していませんが、個人戦でも勝ち上がって名前を残していくつもりです。明治が団体でもどんどん勝ち進めるように、自分がどこに置かれても勝てる選手になりたいです」
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